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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

家探しからの~(笑)

2023-02-07
 先日家探しをして何も見つけ出せなかった利用者さん。

 今日は時間が取れそうなので、健康保険証の再発行から受診までを午前中に済ませようと思います。何の受診かと言うと、先週末に熱発しました。抗原検査では陰性でしたが、この時期はインフルエンザの可能性もあり。

 既に熱発の翌日は解熱しましたが、万が一を考慮して利用は中止。受診をして問題ない事が分かるまでは利用を控えて頂いているからです。

 既に体調は戻っているのですが、万が一。他の利用者さんやスタッフを安全に過ごしてもらう為には必要な措置だと思っています。

 しかし親族が対応出来ず。担当ケアマネージャーさんも動かなそう。一人での受診は無理。誰かがやらねばなりません。

 ・・・と言う事で僕が支援する事になりました。

 先ずは朝一昼食の仕込みをしました。ほぼ盛り付けるだけの状態にして、午前中に他の利用者さんの送迎と入浴介助。排泄介助をしてから健康保険証の再発行の手続きに公民館へ同行します。

 残念ながら身分証明証が全く無かった為、週末に郵送となりました。「紛失してしまうかも知れないので、出来れば別住所で・・・」とお願いしたのですがNGでした(^-^;

 融通が利かない⤵⤵まぁ仕方ないので、とにかく再発行手続きをしました。そして受診予約をしていた医院に連絡。とりあえず実費で支払い、後日保険証を持って返還して頂く流れにしました。

 解熱したとは言え、一度熱発をしています。発熱外来での受診。この利用者さん、12月下旬にコロナ陽性となっているのし、熱発時の抗原検査では陰性だったのでコロナの可能性は低いですが・・・・やはり万が一。もしくはインフルエンザの可能性もあるので、安心材料が欲しい所。

 状況を説明すると、やはりコロナの可能性はかなり低いと主治医から判断。インフルエンザの検査を行いました。

 結果陰性!!

 これにてデイサービス再開です!!

 コロナ禍となり、熱発時は受診して陰性の確認が出来ないとデイの利用は難しいです。しかし本人は独居。デイサービスがお休みだとフラフラとお出かけしてしまいます。

 早急にデイサービス再開にしたかったので、コロナもインフルエンザも陰性と分かり、そのままろまん亭へ直行です。

 これにて利用者さんもスタッフも本人も全員が安心安全に過ごせます。

 昼食の調理にもギリギリ間に合いました(^_^)v

 独居利用者さんの対応は難しい一面があります。ご家族や親族がマメに対応して頂ければ良いのですが、それが出来ない場合。

 誰かが救いの手を差し伸べないと、維持出来るはずの在宅生活が出来なくなってしまう可能性が出て来ます。

 ろまん亭で可能であれば、支援しますが・・・

 本人・ご家族や親族・担当ケアなメージャーさんからの了承を得て、本人の在宅生活に介入する事は少々危険を伴いますが、信用して頂いて出来る限りの対応をしてあげられると良いなぁと思います。

 安心して住み慣れた地域に長く住まう事の支援。

 簡単そうですが、実は難しい一面もあります。どれだけそこに協力出来るのか。様々なケースを皆さんと連携して支援出来る社会になる事を願って。

 でも、一番は利用者さんが「ありがとう!助かったよ!」と満面の笑みで喜んでくれる事。

 その笑顔で明日へと繋がるパワーになります(^-^)

家探し(^-^;

2023-02-06
 「独居利用者さんあるある」なのですが・・・

 認知症があると、色々なものが無くなってしまいます。本人が探して出てくる事もあれば、そのまま紛失と言う事もあります。

 また、出て来ても再び行方が分からなくなってしまう事も多くあります。

 二度くらいかなぁ・・・二度三度と大事なものが紛失してしまう場合、担当ケアマネージャーさんや親族の方の了承の下、ろまん亭で預からせて頂く事もあるのです。

 これは信頼関係をしっかりと保たないといけないので、よくよく注意をしてお預かりさせて頂くのですが・・・

 最近健康保険証と通帳が無くなってしまったと訴えがありました。担当ケアマネージャーさんと親族に連絡をして、一旦は見つかったようなのですが、再度紛失。

 まさに「独居あるある」になってしまいました(^-^;

 先週少し時間が取れたので、独居利用者さん宅にお邪魔しました。そこで一緒に家探しをする事に。

 この方とは大分信頼関係が強く保てているので、スムーズに家探しを承諾して頂けました。良かったです。

 ・・・が。

 探せど探せど一向に見つかりません!!本人が主に過ごしている居間と寝室を探しました。書類が沢山あって、一つずつ確認しますが・・・それらしきものは出て来ません。

 実はすぐにでも一度受診をして頂きたいので、せめて健康保険証だけは見付けたいのですが・・・ない!!

 先週木曜日の時点ではあったと言う事です。家探しは土曜日。つまり木曜日の夜から金曜日にかけてどこかにしまってしまったのだと思うのです。

 そんな短期間にしまうのだから、すぐに見つかるだろうと思ったのが間違い(^-^;なかなかの強者ですね(笑)

 書類の山を確認し、タンスの中を確認し。仏壇の引き出しから金庫から・・・ありそうな引き出しは殆ど探しましたが結局出て来ませんでした。

 健康保険証は再発行が良さそうです。通帳は・・・すぐに使う用事は無いと言う事で、引き続き本人に探して頂く事にしました。

 う~ん、どこにしまったのか。

 以前無くなってしまった時は下駄箱から出て来ました。物を仕舞い失くしてしまう方の場合、「え~!こんなところに~!!」と言う場所にあったりするものです。

 普通に探したら見つからない場所。それだけがヒントかも知れません。

 健康保険証に介護保険証、通帳に印鑑・・・大切なものは繰り返し失くしてしまう独居の方の場合、誰かが保管しないと永遠に繰り返してしまいます。

 その都度市役所や銀行に通うのは独居の方の場合難しいです。毎度毎度親族が手伝ってくれるとは限りません。

 今回受診が控えているので、健康保険証だけは早急に再発行して頂く事にしました。

 独居の方の家探し。

 時々不思議なものも見つかったりしますが、重要なものになればなるほど見つからなかったりする不思議。

 独居利用者さんの「あるある」です(笑)

実体験しなければ分からない事。

2023-02-03
 介護度が高い利用者さん達への支援です。介護度が高くなると色々な訴えが出来なケースが増えて来ます。

 暑い・寒い・痛い・気持ちいい・・・などなど。我々が何気なく過ごしている日常ではそう言った感覚を自然と受けて、調整して快適な状態にしています。

 しかし介護が必要で訴えが出来ない方々は与えられた環境内で過ごさなければなりません。

 介護者が「これで大丈夫。」と思っていても、実は利用者さん達には余り快適では無かったりする事は多々あるのではないでしょうか。

 例えば入浴。

 夏はまだ良いのですが、秋から冬、そして春先まで。脱衣所や浴室は寒く感じてしまいます。もちろん暖房を入れたり浴室はシャワーを出して温めたり。色々と工夫をしています。

 入浴時は大抵先に洗身・洗髪をします。この時。熱めのシャワーをしっかりかけて少しでも温まって頂いてから・・・と思うのですが。。。さて、利用者さん達はどう感じているのか。

 そんな疑問が出た時は、実際自分が行っている介助方法と同じように自宅の浴室で入浴してみるのです。すると気付く事が意外と多くあったりします。

 浴室に入って洗身時に足湯をしておくと温かさが保てたりするし心地よく感じて頂けます。

 浴室に入ってシャワーをかける時の最善であろう方法や洗身時にどのようにすれば温かさが保てるか・・・などなど。自分で実体験してみないと分からない事が多くあったりします。

 先日利用者さんの送迎時。ご家族からこんな事を言われました。

 「普段(利用者さん)ここに寝ているのですが、実は先日自分がそこに寝てみたのです。そうしたら、意外と寒いんだなぁと感じました。ベッド柵はこっちにあると布団が動かない事も分かりました。掛け布団ももう一枚必要だったようです。」と。

 そうです。まさに介助者が良かれと思って行っていても実際それが快適かどうかは分からないのです。何せ利用者さんは訴えが出来ないのですから。

 それをたまたま利用者さんと同じ環境で寝てみたら、気付く事が多かったと、ご家族が話して下さいました。

 「そうなんですよ~!実際自分が同じ状況を体験してみないと分からない事は沢山ありますね。」

 本当にそう思います(^-^)そのご家族さん、「良い経験をした。」とある意味喜んでいました。

 排泄時もお尻の拭き方ひとつとっても色々な拭き方があると思います。どの方法がどの利用者さんに合っていて、どのようにすると快適に介助出来るのか。

 訴えが出来ない方々の場合、その都度リアクションを見ながら判断しなければなりません。

 良かれと思っていた支援も、実は利用者さんにとってはそれ程でも~なんて事は、意外と多いかも知れませんね。

 一つの方法に囚われず、柔軟に対応して利用者さん達が少しでも快適に介助を受けられるように心がけないといけません。

 その為にも。

 実体験は必要な事なのかも知れません(^-^)

様子を見ながらの介助。

2023-02-03
 先月の上旬に圧迫骨折をしてしまった利用者さん。要介護5です。基本的に安静と言う事でしたが、昨日ショートステイから帰宅しました。

 今日から在宅。サービス利用再開です。
 その初日。

 お迎えに伺って様子を見ると、ショートステイ前よりも痛みの反応が少なく感じました。しかし圧迫骨折ですから、そんなに早く治る事はありません。

 受診してから約2週間少々。少しずつ動く事も必要になって来る頃合いです。

 ベッドから車いすへの移乗や送迎車の乗降、座位やトイレ誘導などなど、それぞれの動きの際に表情を確認します。

 要介護5の為、自身の状況が話せません。なので周囲で気付かないといけないのです。

 どんな動きならOKでどんな動きはNGか。立位は保てるのか、歩行はどのくらい足が出るのか。

 一回の利用では全て正しく判断できませんが、分かる範囲でチェックします。在宅ではご主人と二人住まい。ご主人の介助の方法なども、アドバイス出来ればと様々なシーンでチェックを入れます。

 移動やトイレ、食事の時以外はまだベッドで安静を保つようにしています。コルセットを装着しているとは言え、無理は禁物。

 先ほども言ったように痛みの訴えが出来ません。体の反応を見たり表情で判断です。

 僕の知っている限りでは、以前ろまん亭の利用者さんが圧迫骨折をしてしまった時は約2か月入院でした。つまり実はそれ程時間がかかるものなのです。

 痛みの訴えが無いとは言え、痛みの感じ方も鈍くなっているかも知れません。とにかく慎重に、しばらく様子を見ながらの介助となります。

 幸い完全脱力では無いので、重みはかかって来ますが支えで立位はある程度保持できます。これならばトイレも二人介助で対応可能です。便座に座るのも痛みは然程ない様子。

 圧迫骨折が判明した当初は便座にも座れず、ベッド上でおむつ内での排泄でしたが、その点は少し改善されそうです。基本的にトイレ誘導すれば失禁は殆ど無かった方です。できればそれを維持したいと思っています。

 在宅でもトイレで出来る方が介護負担が軽くなります。

 しばらくは様子見の介助。

 負担なく支援出来るように、しっかりと様子を把握して行きたいと思います。

怒涛の午前中(笑)

2023-02-02
 曜日によって・・・ではありますが、今日は怒涛の午前中でした。

 送迎→入浴→送迎→トイレ介助→調理。

 一番初めの送迎が終わってすぐに入浴介助です。終わればまた送迎。その後排泄介助をしてから調理を始めるのですが・・・

 入浴と排泄介助は要介護5の利用者さん達です。

 特に問題なく進められればそれ程タイトなスケジュールではないのですが、ちょっとしたハプニングがあると、さぁ大変!!

 時間が押してしまいます(^-^;

 上記の流れの中で一番ハプニングが起きやすいのは入浴です。

 要介護5の方の入浴介助、立位・歩行とも不安定ながらもなんとか一人介助で対応出来ています。女性利用者さんですが、体格がよくて女性スタッフでは少々危険な為、僕が入っています。

 さて、入浴時のハプニングとは。

 最たるものは排便です(^-^;

 ここしばらくは入浴時に排便がありませんでした。午後のトイレで排便が出来ていましたが、今日は・・・ズボンを下ろした瞬間に排便の予感がしました。

 そしてビンゴ!!

 洗身していざお尻を洗おうと思ったら・・・既に出始めています。スルッと出る便なら良いのですが、こんな時に限って粘土質な便。

 立って頂いた状態での排便ですが、半分摘便。片手でお腹を押しながら片手で摘便。出て来た便を紙袋に破棄しながら進めます。

 何と今日はゆるゆると出続けます。結果二回分くらいの排便がありました。メインの便が出終わったと思ったら、今度は残りの便がなかなか拭き終わりません!!

 う~ん、時間がかかる・・・

 許容範囲で拭き終わり、洗髪して終了。更衣をしてドライヤーはスタッフに任せました。僕は浴室の掃除及び消毒です。

 時計を見ると・・・あ~!!次の送迎の時間が迫っています!!

 全力で浴室清掃と消毒を終え、サササッと着替えて送迎へ。何とかギリギリお約束の時間に間に合いました。

 入浴時のハプニングは時間との戦いにもなります。

 二回目の送迎が終わり、排泄介助。今日は便の日。

 ん?便の日。・・・入浴時の便対応と便の日の対応。二度ある事は三度ある・・・かも知れない~!!

 と、心の中でクスッと笑いながら排泄介助。無事に終わってさぁ調理です。食事提供もいつも通りに出来ました。

 いやはや怒涛の午前中。

 タイトな時間の場合は頭の中で常に段取りを組んで動いています。どの段取りも一つではなく、〇〇の場合は〇〇して・・・とか、ハプニングが起こってもスムーズに対応出来るようにシミュレーションをしています。

 大抵の場合は段取り通りに進むのですが~(笑)

 毎日が怒涛ではありませんが、週に数回このような動きの日があります。そこに起こるハプニングが曲者(^-^)

 一つ一つの支援を的確に迅速に行い、スケジュール通りに進むように段取りを付ける事。

 支援が重なりそうな時は、段取りとシミュレーションが大切になって来ますね。

 ただ排泄だけは・・・その時の状況次第。利用者さんのお腹次第。

 時間がかかるかどうかは便次第のところもあります(笑)
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