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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

大成功ではあるものの。

2023-01-20
 新規の紹介の方。現在介護認定の結果待ちなので、介護度は不明です。

 先週紹介があったのですが、一回目は拒否。なので、その日の夕方に訪問し少し世間話をして顔を覚えて頂こうと思いました。

 翌日も時間があったので、お伺い。その日も世間話をして退室しました。

 そして今日、再度お試し利用の挑戦です。

 何度か訪問してお話をしている中で、「じぃじ(ご主人)と一緒ならいいですよ。」と言って下さっていたので、今日のお試しはご主人も一緒に来て頂きます。

 さてさて結果は・・・

 なんとスムーズに出る事が出来ました!!これまでの訪問時、コタツから一度も出て来なく、立った姿を見た事なかったのですが、今日はご主人も一緒と言う事もあり、素直に立ち上がり、即座に送迎車に乗って下さいました。

 しかも僕の事を覚えていて下さったようです(^-^)いやはや有難い♪♪顔を覚えて頂けると割と何事もスムーズに進められる可能性が高くなります。

 デイサービスの利用拒否が強い方の場合は面識を持って少し時間をかけながらお誘いするのが良いと感じます。

 何故デイサービスを拒否するのかを見極めて対策を練らないと誘い出せません。今回は「じぃじと一緒なら」と言うセリフを何度も言っていたので、出る気にはなっているように感じたので、お試しの日にご主人も一緒に来て頂いたのです。

 それが大成功!!・・・ではあるものの。

 お試し利用中は楽しく皆でワイワイお話をしていましたが、所々ご主人に会話内容を頼る一面が見られました。もしかしたらまだまだ一人で連れ出すのは難しいのかも知れません。

 こんなケースの場合はやはり時間をかけて進めるのが一番です。

 長い目で見て最終的に定期的な利用が出来るように努めたいと思います。そして更に先に入浴も目標で。長期目標として考えていますが、先ずは定期利用が出来るようになる事が先決。

 焦らずに少しずつお互いの信頼関係を構築出来ればと思っています。

 お試し利用は大成功でしたが・・・まだまだ課題はありそうです。大成功ではあるものの、継続した利用が出来るまではあの手この手と工夫しながらお誘いしてみようと思います。

 次回はじぃじ無しでの利用を目指してみます!!

久々にキタ――(゚∀゚)――!!

2023-01-19
 要介護5の方の入浴介助です。

 昨年秋頃は入浴時に毎回排便がありました。しかし暮れになるとパタッと止まり、むしろトイレでの排便となりました。

 入浴時の排便が無いのは有難いです。スムーズに進められるし、終わってからの消毒も必要ありません。

 ・・・しかし。

 やはり突然やって来ます。

 今日はその方の利用日。もちろん入浴があります。

 午前中、いよいよ入浴のスタートです。ろまん亭に到着してから特に便臭はしていないので、今日も便はトイレで出来るかなぁと思いました。

 ・・・が。脱衣所で紙パンツを下ろすと・・・便臭がします!!しかもこれは確実に排便がある臭いです!!

 久々にキタ――(゚∀゚)――!!

 取り急ぎ先ずは洗身。全身を洗い、最後にお尻を洗うのですが・・・お尻を洗うのに立って頂くと・・・既に便が出始めています(^-^;

 すぐに再度座って頂き、入浴中の排便時用の準備をします。準備が整ったらいよいよ排便のスタートです。

 浴室の洗い場での排便。この方の場合は立った状態での摘便です。既に出ている便を取り除いて、いざ摘便。どうも大分詰まっているようです。

 片手でお腹に圧をかけながらもう一方の手で摘便です。立位保持が少々不安定なので、自分の上半身で支えながらの支援です。

 すると出るわ出るわ。これだけ出ればすっきりでしょう!!・・・と、叫びたくなる程出ました。

 浴室内ですので、摘便が終われば即洗えます。これは助かります。その後何度お尻を拭いても便は付着して来ません。恐らく今回の分は全て出し切ったのだと思います。

 久しぶりの入浴時の排便。

 何となく嬉しいような気になりました(笑)

 トイレでの排便も良いのですが、この方は体格がよくて便座に座っての摘便はなかなか難しいのです。肛門の位置がイマイチ分かり辛いのです。

 その点浴室内での摘便は立位でもあり、割と的確に摘便できるのです。しかも排便後にシャワーで流せるし、再度洗身も出来ます。

 保清の面でも浴室内は、この方にとっては良い空間なのです。

 他の方の摘便はトイレがやり易い。便座に座っても肛門の位置が確実に把握できます。しかも洗浄から清拭までトイレ内で十分対応可能なのです。

 それぞれの利用者さんによってやり易い場所があるのです。

 昨年秋頃からしばらくぶりの入浴時の排便。介助は少し大変ではありますが、何故かちょっと嬉しい気持ちで便対応させて頂きました(笑)

 ちょっとしたハプニング的な入浴時の便。保清の面では有難いので、今後も時々入浴時に排便があると良いなぁと思ってしまいます。

 入浴介助後はもちろんハイターで消毒。

 ひと手間はかかりますが、割と対応し易いケースでもあります(^-^)

ちょっとしたお手伝い♪

2023-01-18
 先日ご自宅で転倒して圧迫骨折してしまった利用者さんがいます。基本的に安静。現在ろまん亭利用時はベッドで横になるようにしています。

 ただ、お食事は座位を取らなければなりません。必要時の座位は担当医からOKが出ています。そしてデイサービス利用もOKとの事。

 移動の際の移乗や車の乗降は二人介助で行うようになりました。

 二人介助の移乗や乗降とは・・・一人が上半身を、もう一人が下半身を抱えて移動させるのです。状態が並行のまま移動できるので、腰の負担が少ない介助なのです。

 福祉車両がある事業所さんでしたら、車いすのまま乗降できますが、ろまん亭は普通車。乗降時はどうしても二人がかりとなってしまいます。

 しかし二人がかりでの介助だと痛みは然程ない様子。顔をしかめる事なく移乗や乗降が出来ています。

 まぁデイサービス利用だとスタッフが居るので、大抵の介助は問題なく出来ます。

 ・・・が。ご自宅ではそうは行きません。

 今回の利用者さんは夫婦二人暮らし。ご主人が主介護者となっています。

 ご主人も介護で腰を痛めています。そんな状態でご自宅内での移乗や行為は難しい。

 そこで!!今回は緊急事態で期間限定と言う事もあり、夜の支援に入る事にしました(^-^)これは仕事ではなく、あくまで個人的なボランティアで。

 これまでも独居利用者さんに対してボランティア的な支援をして来ました。なので今回も独居ではありませんが、少しの支援があれば乗り越えられそうなので、ほんの少しのお手伝い。

 デイサービスから帰宅し、夕食を終える頃に伺い、清拭と更衣、ベッドへの移乗のお手伝いです。時間にして20分から30分。まぁその位のボランティアは許容範囲内ですね。

 ヘルパーさんを利用すると言う方法もありますが、この方要介護5で、毎日デイサービスと送り出しのヘルパーさんや時々ショートステイも利用しているので、限度額オーバーになってしまうのです。

 ほんの少しの時間の支援ですが、毎日だとオーバー分は十割負担となり、なかなかの負担になってしまいます。

 ボランティアで入れば無料!!(笑)

 緊急性と期間限定と言う事を踏まえて提案させて頂きました。

 ほんの少しの支援があれば在宅生活を少しだけ安全・安心して送れるのです。やる価値はあると思いました。

 自分自身のほんの少しの時間を割けば対応出来ますし、2~3週間の間の支援。その位はボランティア出来そうです。

 ご主人のホッとしたような、安心したような表情を見て、それが報酬です(^-^)

 利用者さん自身の状態が悪いと不安なものです。二人住まいですし。

 圧迫骨折の痛みが軽減してある程度動けるように回復するまでは、時間の許す限りお手伝いさせて頂こうと思います。

 さて、今日もそろそろ伺う準備♪♪

 心配してモヤモヤしているくらいなら、いっそボランティアで入った方が自分のすっきりします。

 ほんのちょっとのお手伝い。それで在宅生活が維持出来るなら、ささやかながらお手伝いさせて頂きます♪♪

揃い踏み(笑)

2023-01-17
 今日は一人臨時利用の方が居ました。要介護5の方です。

 火曜日は他に要介護5の方が二人います。・・・と言う事は、今日は要介護5の方が三人揃い踏みです!!

 要介護5なので当然介護量は多い日になりました。

 三人の内、二人はこれまで手引きで歩行が出来ていたのですが、今では残念ながら手引き歩行も難しくなっています。

 もちろん食事介助も必要。

 何をするにも介助が必要なので、なかなか忙しい日になりました。

 要介護5と言っても三者三様。色々な要介護5のケースがあるのだなぁと感じながら支援しました。もちろん要介護5に関わらず、それぞれに介護度によって様々なケースがあります。

 ただ、要介護5の方が三名同日利用するのは珍しい日でもあるので、色々と勉強になります。

 入浴介助に食事介助、排泄介助や口腔ケア。水分摂取に静養対応。一つ一つの日常動作に支援が必要です。

 段取りをしっかりと組み、スムーズに支援出来るようにしなければなりません。

 要介護5の方々。これまでは要介護5であっても多少支援がし易い面がありましたが、現在は「やはり要介護5なのだなぁ」と実感するくらい状態が変わりました。

 状態変化によって少しずつ対応方法や見方も変えなければなりませんね。柔軟な対応、臨機応変な対応が必要とされます。

 今日は要介護5の利用者さんが揃い踏み!!移乗や抱え上げなども含まれて、なかなかハードな一日になりました(^-^)

 介護度が高くても安心安全に利用出来るように、スタッフと一緒に対応して行きたいと思います♪♪

気が付かないのかなぁ(^-^;

2023-01-16
 今日は要介護1の方のお話です。介護の量を考えると、普段は要介護5の方のお話が中心になってしまいますが、たまには介護度が低い方のお話で(笑)

 要介護1・・・軽い認知症があり、体の動きもやや不安定。排泄は「ほぼ」自立。

 この「ほぼ」と言う言葉がなかなか厄介でもあるのです。

 要介護1ですから、大体の事は自身で判断できるし、ある程度しっかりしています。

 今日の利用者さん。食事後に歯磨きの為に脱衣所へ誘導します。ご自身で義歯洗浄。無事に終わって居間に戻ったのですが・・・

 ・・・あれ?

 何故か床に濡れた染みが出来ています。義歯洗浄の時に水がこぼれたのか・・・にしては、ちょっと不自然。まさか失禁の尿かなぁ・・・と思いつつも、洗剤を使ってキレイに拭き取ります。

 そして先ほど義歯洗浄した利用者さんをトイレ誘導で声掛けします。声掛けに応じて頂き、トイレへ。

 ・・・あ!!

 立ち上がった後姿を見て、お尻の辺りに染みが出来ている事に気付きます。すぐさま付き添いのスタッフに目配せ。座布団も少し濡れているようなので即洗濯。新しい座布団を用意します。

 トイレまで付き添ったスタッフも着替えの準備。流石にそのままでは新しい座布団も濡れてしまうし、何にしても冷たくなって不快なはずです。

 排泄を済ませた頃合いを見て、更衣を促します。

 すると・・・恐らく遠慮でしょうか、軽い拒否。それでも失禁してしまっているので、何とか更衣して頂きます。無事更衣も終わり、スタッフとの会話を聞いていたら・・・

 「こんなの乾くから大丈夫ですよ。」と。

 着衣が尿臭する方です。恐らくご自宅で失禁しても「乾くから」と、着替えないのだと思います。寒いし面倒と言う事もあると思いますが、まさか外出先でも「乾くから大丈夫」発言とは・・・(^-^;

 どれだけ面倒なのでしょうか!!

 なるほど、そういった発想で着替えずに済ましてしまうのですね~(笑)それは着衣も尿臭がしてしまう訳です。

 気付かないのではなく、気付いているけどそのままコタツ内で乾かそうと考えているのですね。。。

 これは参りました(^-^;

 ろまん亭でしたら着替えは出来ますが、ご自宅だと・・・失禁しても着替えるのはなかなか難しいかも知れません。

 他にも・・・介護度が低めの利用者さんで時々尿臭がする方が居るのですが、居室をチェックすると、どうも同じような考えで着替えずにコタツ内で乾かしている様子なのです。

 皆さん面倒になると、そうなって行ってしまうのでしょうか・・・(^-^;

 出来るだけ衛生的に、濡れてしまったら着替えて頂きたいのですが・・・実はこのケースの利用者さん達に紙パンツを穿いて頂くと・・・

 紙パンツから溢れてしまうまで穿き続けてしまうのです(笑)それはそれで不衛生。定期的に交換出来るような環境を作らないといけないのです。

 そこが難しい所。

 介護度が高い利用者さんだと必然的に交換して衛生面を保てるのですが、介護度が低い方々だとある程度自身の意思があったりするので難しい一面もあります。

 汚れたり濡れたりしたら着替える。

 当たり前の行為かもしれませんが、その「当たり前」が少しずつ難しくなっていくのかも知れません。

 出来るだけ失禁を防ぎ、保清を保てるように声掛けや誘導をして行かねばなりませんね。

 しかし・・・

 堂々と「乾くから大丈夫です。」と言い切ってしまうところが少々笑えますね~(^-^)

 一理ある考えです(笑)
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