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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんの風~徒然日記

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

重力に逆らって(笑)

2024-04-27
 要介護5の利用者さんです。立ち上がりや歩行は全介助。自身で立ち上がったり歩行は不可です。

 数か月前までは手引き歩行は比較的安定していました。しかし最近では手引き歩行が難しくなり、抱えるような感じで支えて歩行しています。

 ろまん亭以外に二か所のデイサービスを利用しています。他のデイサービスでは転倒防止の為に車いすを使用したり二人介助で対応していると聞きました。

 しかしろまん亭では一人介助で車いすは必要時以外は使用しません。あくまで自身の足で立ち上がり歩いて頂いています。

 手引き歩行が難しくなったので、現在は歩行の際は男性スタッフが中心になっています。その中でも僕がメインで付くようにしています。

 やはりある程度は転倒の危険性があるので、他のスタッフに任せるより自分自身で対応して行こうと思ったからです。何かあれば責任は取るつもりです。

 さてさて。

 眠気があると歩行も厳しくなります。歩行時に左に傾いてしまうのです。

 傾いてしまうと言っても、ほぼ斜めの状態で歩くのです(笑)

 支えている手を放せば、確実に転倒します。全体重を左にかけて来るのですから(^-^)

 重力に逆らって歩いています。

 時には僕自身に寄りかからせながら。時には腕の力だけで支えながら。どんな状況であっても、支えて歩行して頂いています。

 「歩く」と言う動作が少なくなりつつある利用者さん。もちろんご自宅では転倒の危険があるので、ご家族には「無理せずに車いすを使用して下さいね。」とお伝え。

 せめてろまん亭内では自身の足で歩いて頂きたい。送迎時も車いすは少し遠めに置いて、そこまでは支え歩行で対応しています。

 重力に逆らっていますが、支えられない程の重みではありません。しっかりと抱えて、危険を感じたら抱きしめて。体を密着させてバランスを取ります。

 重力に逆らうのですから、それ相応の重みがかかります。自分の体勢を間違えると自身の体も痛めてしまうかも知れません。

 なので、この利用者さんの対応をする際は細心の注意を払いながら。焦らずに、しっかりポジショニングを確認しながら。

 生活を送る中でのリハビリ。

 車いすを使うのは簡単です。二人介助も可能です。しかし、まだまだ我々の努力で自身の足で歩いて頂けるのですから、その機能を残して継続して行ければと思っています。

 少しでも歩ければ家族の介護負担も違うと思うのです。

 これまでも重力に逆らう利用者さんは多く居ました。その方々の時も同じように出来る限り自身の足で歩いて頂くようにして来ました。

 「これはもう不可能かも・・・」と思えるまでは、対応し続けようと思っています。

 無理をしてはいけませんが、無理になるギリギリまでは対応する必要があると思っています。

 大切な家族をお預かりしているのです。我々が出来る限りの事をし続ける事は当然ですね(^-^)

 そうそう、もう一つ大切なのは、楽しんで介助する事。苦しい顔はしない事。「重いよ~!」とか「まっすぐ立って~!」と声掛けしながら笑いながら。重力に逆らう歩行は負荷が大きめですが、その中でも明るく楽しく介助出来れば良いなぁと思っています。

 そんな我々を見て他の利用者さん達も応援して下さったり感心して下さったり。

 「何があっても大丈夫!!我々がしっかりとお手伝いするからね~!!」と、感じて頂く介助が出来るといいなぁと思っています♪♪

運営推進会議を開催しました!!

2024-04-26
 今日はろまん亭の運営推進会議の開催日でした。

 運営推進会議とは、地域の役員さんや地域包括の職員さんを招いての運営報告です。どのような運営をしていて、どのような事をしているのかを報告します。

 内容を皆さんに報告する事で、より開かれたデイサービスを目指す・・・と言う目的の会議です。

 ろまん亭では、地域の民生委員さんや自治会長、シルバークラブの会長に声を掛けさせて頂いています。地域包括の職員さんを入れて全部で9名・・・のはずでしたが、お一人体調不良で急遽欠席。総勢8名での会議でした。

 今回は自治会長とシルバークラブの会長も出席して頂けました!!自治会長は前年度から新しい方が就任して、お会いするのは初めてです。シルバークラブの会長も同様。

 民生委員さんは前回から変わらずのメンバーです。

 ろまん亭の運営推進会議は上半期と下半期に分けて開催しています。今回は令和5年度の下半期の会議。都合により年度をまたいでしまいましたが、無事に開催出来ました。

 後は議事録を前橋市の介護保険課に提出するのみです。

 さてさて、今回は自治会長とシルバークラブの会長が初参加。実は自治会長はとても忙しい方だそうで、今後は開催の二か月前に連絡が欲しいと言われました。スケジュールも見せて下さったのですが、確かに。二か月先までびっしり埋まっていました(^-^;

 自治会長もシルバークラブの会長も気さくな方で、とても感じの良い方々で安心しました(笑)民生委員の皆さんも変わらず気さくで、会議の進行もそれ程緊張感無く進められました。

 午後からは大利根町のふれあいサロンを開催予定だったので、普段の会議よりも短めの時間設定。一時間でまとめました。

 40分くらいで運営報告、残り20分で皆さんからの意見や感想、その他気付いた点などをお話しいただいたのですが、それが意外と盛り上がったりして。

 本来ならば、皆さんのお話をもっと掘り下げて行きたかったのですが残念ながら時間が・・・

 次回の開催では時間にゆとりを持って、皆さんのお話をしっかりと掘り下げながら進めたいと思います。

 年に二回ほどの開催ですが、皆さん毎回「内容がよく分かります。」と仰って下さいます。有難いですね。「ろまん亭さんを利用している方は幸せですね。」とも(^-^)

 嬉しいお言葉です♪♪

 小規模だから出来る介護、密接で家族的で。

 利用者さん達が安心して過ごせる環境の提供、ご家族の介護負担が少しでも軽減出来るお手伝い。

 これからもスタッフ一同で精進したいと思います(^-^)

新しい対応方法。

2024-04-25
 介護に関しては「これで正解!!」と言う事は意外と少ないと思います。相手は人生の大先輩。日によって違う事もあるし、必ずしも一辺倒な対応が良いとも限りません。

 常々「もう少しこうした方が良いのかなぁ・・・」と言う気持ちを持ちながら、利用者さん達と向き合うのが正解だと思っています。

 様々な対応方法を考えているうちに、より良い方法が見つかったりする事もあるのです。

 さて、現在少々困難なケースの利用者さん。要介護3です。

 全体的に介護拒否が強め。それでも何とか対応していますが、午後になると結構な確率で挙動不審になります。その原因は、「眠気」のようなのです。

 午前中に入浴し、食事を食べて・・・眠気が襲っている様子です。一応本人に「ここで寝られますよ!」とおススメするのですが、なかなか横になりません。

 言い方を変えて「ここでゴロン出来ますよ!」と言ってもダメ(笑)先に横になる仕草を見せても釣られて来ません(^-^;

 でも、明らかに眠そうなのです。

 眠気があると会話も不明瞭になるし、周囲の言葉を聞き入れてくれなくなります。そして挙動不審に。イラつきも出る事もあるし、良い事は一切ないのです。

 そんな中、何がきっかけかは分かりませんが、時々ベッドで横になるのです。横になって30分から一時間。寝起きが心配でしたが、そこは問題ありませんでした。頭もすっきりするようで、上機嫌になります。

 やはり午後は一度寝てもらった方が良さそうなのです。

 しかし・・・先ほども書いた通り、なかなか誘導出来ないのです。

 そこでスタッフ一同で考えました。完全に寝る体制を整えてみよう・・・と。

 静養室では二人までは横になれます。前回は一人先に寝ている方が居ました。なので今回はこの利用者さんだけを横にして室内も暗くしてみるのです。意外と周囲の目を気にする一面があるので、この方法は行けるかも知れません。

 早速やってみると・・・ビンゴです!!割とスムーズに横になりました!!寝付くまではスタッフが一人付きましたが、それでも割と素直に寝始めたのです。寝付いたのを見届けて付添いスタッフがそっと退室。様子を見られるように扉は少し開けておきました。

 大成功!!約一時間ほどぐっすり休めたようです。起きてからも混乱などの問題はありません。起きて来て居室に入ると「皆さんおはようございます!・・・あ、遅ようございますかなぁ。」と、ちょっと照れ隠しのような冗談を言いながら着座します。

 座ってからも「宜しくね~!」と上機嫌。

 今後はこの方法でしばらく様子を見てみる事にしました。

 何事もやってみる事が大切です。成功する事は少ないかも知れませんが、より良い対応方法を見付けて行く事はとても大切です。

 挙動不審になったり、言動にイラつきがあったりすると他の利用者さん達の印象にも関わって来ます。出来るだけ全員がお互い良い印象を持ち続けて欲しいと思っています。

 その為には、どうしたら良いのか。

 それを考えて行く事も大切な対応なのです。

 今回の方法が継続して成功するかどうかは分かりませんが、定着すればとても有難い事です。

 通り一遍等にならずに、常に「〇〇したらいいかなぁ。」と考えながらの対応。

 介護の現場にとって、とても大切な事だと思っています(^-^)

臨機応変に(^-^)

2024-04-24
 要介護5の利用者さんです。今日利用の予定でしたが、歯科受診があるのでお休みとなっていました。

 しかし・・・昨日から雨降りです。しかも朝の時点では結構本降り。流石にご家族の本降りの中、歯科医院に連れて行く事が厳しく感じたようで、受診は中止になりました。

 そして一本の電話が鳴ります。

 「〇〇ですが、今日は雨が降ってしまって歯科受診は中止にしました。今日は利用させてもらえますか?」と。

 返事は勿論「大丈夫!!」です(^-^)

 電話のタイミングが丁度良く、次の送迎の合間に迎えに行けそうです。急遽お休みだったのが利用となりました。そして無事一日利用♪♪

 ご家族の皆様には常々「当日でも変更などは大丈夫です。」とお伝えしてあります。急なお休みや急な利用でも対応するようにしています。

 もちろん時間等に関しては希望通りに出来ないかも知れませんが、極力希望に沿って対応出来るように努めています。

 今日は朝のお迎えが30分置きに一件ずつありました。丁度一人お迎えに行って戻った時の電話だったので、即対応出来たのです。

 このフットワークと小回りの利き加減が小規模ならではだと思っています(^-^)

 今回に関しては、当初の予定は半日利用→利用中止→降雨で通常利用希望・・・と言う三段階の変更でした。それでも大丈夫。時間もタイミングが良かったので即対応。

 あと10分から20分時間がズレていたら、お迎えは50分後くらいになったかも知れません。何せこの利用者さんのお迎えは僕しか行けないのですから。

 送迎時に車いすを持参しています。他のスタッフの車では対応が出来ないのです。なので場合によっては即対応不可の事もあるのです。

 いやいや今日は対応出来てラッキーでした。

 ご家族は「時間はいつでも構いません。」と言って下さいますが、やはり少しでも早く対応出来るようにしたいと思っています。

 折角の利用です。一日を有意義に過ごして頂きたいのです。

 臨機応変さはろまん亭の売りであり、ろまん亭「ならでは」の対応だと思っています。

 その分バタバタしますが、それもまた一興。スタッフ一同でフォローし合いながら、対応しています。

 とにかく。

 何かあれば、先ずはご相談ください!!皆で工夫して、より良く対応出来るようにして行きますので~☆

強引な時もあります(^-^;

2024-04-23
 介助をしていて拒否が強い利用者さんが居ます。大抵の場合はなんだかんだ言いながら、その気にさせて誘導するのですが、どうしても拒否をして介助が出来ない時は強引にする事もあるのです。

 ある要介護3の利用者さん。全体的に介助の拒否が強い方。

 失禁もあり。

 先日は便失禁でした。既にパンツの中に排便してしまっていて、交換しなければなりません。

 しかし・・・毎度の事ながら強い拒否です(^-^;

 それでも大抵は一人介助で出来るのですが、その時は一人介助では対応が難しい程の拒否でした。

 そんな時は二人介助で行います。

 一人が両手を持ち、その間にもう一人がズボンやパンツを下ろして交換するのです。

 この利用者さん、なかなか抵抗を諦めません。暴言は勿論の事、手を振り払おうと暴れます。そして噛みつこうとします。

 だからと言ってそのままにはしておけません。何せ既に便失禁をしているのですから。

 今回は僕が利用者さんの手を持ちましたが、暴れる暴れる。腕は引っかかれ暴言を言われつつ、噛みつかれそうなのを何とか回避。

 その間もう一人のスタッフが手早くズボンを下ろして汚れたパンツを外します。

 「助けてくれ~!死んじゃうよ~!!」

 騒ぎますが、「大丈夫、パンツを交換して死んだ人はいません!!」と、訳も分からないようなやり取りをしながらの介助です。

 そんな時でも怒った顔はしません。ちょっと笑いながら「大丈夫、大丈夫!」と繰り返し。しかし本人は必死の形相。

 「噛みつくぞ~!」と言い続けるので、「じゃぁ僕も噛みついちゃうぞ~!」と言い返したら・・・一瞬怯みます。

 ここぞとばかりに便座に座らせて一件落着。ここまでくればある程度抵抗しても更衣は可能です。幸いパンツ内だけの汚れだったので、お尻を拭いて新しいパンツを穿かせて任務完了です。

 「全く大騒ぎして恥ずかしいよ!」と、我々に言いますが・・・

 ・・・いやいや、騒いでいたのはあなたですよ(笑)・・・

 そう思いつつ、「ごめんね~、でもキレイになっかたら良かったね!」と、居間まで誘導。

 着座後は別のスタッフが対応します。何故ならば、あれだけの拒否を強引に介助を進めたので、印象が悪くなったら大変です。別のスタッフで少しずつ気持ちをなだめます。

 幸いな事に、この利用者さんは短期記憶がかなり曖昧。だとしても、印象に残ってしまいそうなほどの抵抗なので少し様子見です。

 数分後に横に付いてみると・・・

 「しばらくぶりだね~♪」と、いつもの状態に戻っています。

 ・・・あの騒ぎは何だったのだろう・・・

 そう思う程、すっかり抜けているのです。もう一人の介助スタッフにも「宜しくね~!」と、普段の様子で話します。

 トイレでの更衣介助の事は遠く遠くへ飛んでいったようです。こんな時は短期記憶が曖昧なのは大変ありがたいです。

 どうしてもやらなければならない介助に関しては、時に強引んに進めなければならない事もあります。もちろん強引な介助になる前までは色々と手を変え品を変えて誘導するのですが・・・

 今回流石に便失禁をしたままには出来ません(^-^;

 介助後は引っかかれた腕の消毒です(笑)

 これまでも眼鏡が飛ばされたり頭を叩かれたりする事もありました。でも、それも一過性。少し間を置けば元に戻ります。

 本当に短期記憶が曖昧で助かります(笑)

 拒否が強いのですが、時には「ありがとね~!」と、感謝の気持ちを伝えてくれる事もあるのです。

 憎めないですよね(^-^)

 拒否時は少々厄介ですが、何とかそうならないような対応をスタッフと共に工夫したいと思いますが・・・

 何せ認知症で要介護3。

 一筋縄では行きませんね。。。
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