~2023年9月
このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)
徒然なる日記
全身を使って。
2023-09-30
介助をする時は自分自身の体もフルに使って行うと割とスムーズに出来たりします。
移乗や立位保持、歩行に更衣などなど。
特に腿を効率良く使うと体への負担も少ないように感じます。
例えば移乗介助。ベッドから車いす、車いすから送迎車への乗降。利用者さんを腕だけで支えようとするとかなり負荷がかかります。腕だけではなく背中や腰にも負荷が。
なので、利用者さんの股の間に自分の足を入れて腿に軽く乗せるようにして行うと割と楽に感じます。
送迎車の乗降でも腿に利用者さんを乗せて乗車。後者の際は腿を利用者さんの股に挟むと転倒の危険性を回避し易くなると感じています。
腿って大事(笑)
立位保持の際も利用者さんのお尻を腿に軽く乗せてバランスを取ってもらうと意外と安定したり。
もちろん使い方によりますが、僕は腿を効率よく使うようにして一人介助を行っています。
他に気を使っているのはテコの原理。利用者さんが後ろに反ってしまうなら、こちらは力だ支え過ぎずに体重を利用者さんと逆の方向にかかるように心がけます。腕は支えるだけ。自分の体重を利用者さんと逆方向にかける事によって余り力を使わないでも支える事が可能になります。
立ち上がりも同様。自分の腕は利用者さんの脇に入れて固定。後は自分の体重を後ろにかけながら立ち上がって頂きます。
この時手首は外側に向けると更に楽~♪♪
手首を内側にして利用者さんを掴むような態勢は実はちょっと負荷がかかり易いのです。手首を外側にする事によってより軽い力で固定できるのです。
まぁ上記の方法はそれぞれの介助者によって違うかも知れませんが、僕なりに身体介護をする上で気を付けている所です。
先日ある利用者さんの送り出しのヘルパーさんと介助の際に使う体の話になりました。やはりヘルパーさんも腿を効率よく使っているとの事、同様な方法を行っていると聞いてちょっと嬉しくなりました(笑)
介助に慣れていないと、どうしても腕力に頼ってしまうと思うのです。特に男性が介助する場合。
利用者さんって実は小柄でも状態によってはかなり重たかったりするのです。脱力系の利用者さんはそれに該当。多少体に力が入ったり、こちらに掴まれる方ならある程度重めの方でも比較的スムーズに支える・抱えられるのです。
脱力系の方の場合は支えていてもクニャ~と腕の間から零れ落ちてしまいそうになるので、注意が必要。腕の間からすり抜けないように、自分の腕の間隔を考慮します。
身体介護は介助者に負荷がかかり易く、体も痛めてしまう可能性が高いです。
なので、日々身体介助をしている時に自身の体に負荷がかからないような体制やバランスを考えながら行うようにしています。
転倒の危険等を察知した時は別ですが。
危険を察知した時は腕力に頼る事もしばしば。抱え上げられないようならば、ゆっくりと下に降ろすようにしています。
極力腕力に頼らずに、自分の体も駆使しながら。更にはテコの原理等を上手に使って身体介護に向き合いたいと思っています(^-^)
お尻の痛み、再び。
2023-09-29
要介護1の利用者さんです。以前お尻のかぶれで肛門周辺に痛みが出てしまい、便秘に。この便秘は自発的な便秘です。何故ならば肛門が痛くて排便を自力で抑えてしまっていたからです。
肛門周辺のかぶれ用の市販薬を買って来て塗布し、痛みが治まるとスムーズに排便が出来るようになったのですが・・・
まぁそのかぶれの原因はパット内にトイレットペーパーを敷いていたからです。軽い失禁があり、それが続いて少しずつかぶれに繋がっていたようなのです。
その痛みが治まってからはトイレットペーパーを敷く事が無かったのですが、実は最近またトイレットペーパーを敷き始めてしまったのです。
「また痛くなってしまいますから、絶対にしかないで下さい!」と何度も促すも空返事。結局お尻の痛みが出て来てしまい、今日は「またお尻が痛くなっちゃったんよ。」と言う事で、便秘がスタートしました(^-^;
朝一お尻を確認すると、既に肛門の辺りに便が下りて来ています。前回と同じような状況。そのまま摘便をすれば出そうなものの、本人が断固拒否。
仕方なくかぶれ用のお薬を塗布しました。
一日通して調子はイマイチ。トイレに行くたびにお尻を確認させて頂きましたが、やはり肛門出口付近には固めの便が下りています。
摘便したい・・・
そんな衝動に駆られる状態です(笑)
痛みに過敏な方。そうなると摘便は難しいですね(^-^;軽く痛みが出ないように肛門周辺をマッサージして排便を促すも出ません。
しばらくはお尻の痛みが続きそうな様子です。
ただ今回は早めにかぶれ用の塗布薬を使用したので、直ぐに効いてくれれば大事にならずに済むかもしれません。
果たして・・・
そして今回も「もうトイレットペーパーは敷かないで下さいね!」と、耳にタコが出来るほどお伝えしました。本人も「そうだいね。」と納得。
まぁしばらくは敷かないでしょうけど。。。
忘れた頃に敷き始めるだろうなぁと思いつつ、今は痛みを取り除けるように対応したいと思います(^-^)
お尻の痛み、再び・・・です(笑)
ガス臭~い!!
2023-09-28
朝ろまん亭に出勤すると・・・
ん?何だかガスくさいのです。
お湯を沸かしたり麦茶を作るのでガスを使っています。まぁその時の臭いかなぁと思ったのですが・・・
ガスを止めても臭いが残っています。う~ん、これはまずい。
そこですぐにガス会社へ連絡し、直ぐにガス漏れチェックをして頂きました。
窓を全開にして風通しを良くします。
ろまん亭の居室内にはガスストーブが二台。その二台ともろまん亭が開設前から設置してあるもの。かなりの年代物ですね。
もしかしたらそれかな~と思ったら。
ビンゴでした!!
ガスストーブのスイッチが何らかの原因で少しだけ開いていたようなのです。すぐにしっかりオフにして点検。万一も考えて全体的にチェックをして頂きましたが、どこからもガス漏れは無いと言う事で、原因はガスストーブと言う事になりました。
実際スイッチが少しだけ開いていて、それをオフにしたらガスの臭いも消えました。
まぁかなり古いものなので、これを機に取り外す事にしました。
今年の冬はファンヒーターを購入しようと思います(^-^)
そして良い機会だったのでスタッフと節約について話し合いました。
例年夏と冬、特に冬場に光熱費がグッと上がります。電機ではホットカーペット、ガスではガスストーブが原因。
なので、今年はガスストーブを取り払いファンヒーターに。ホットカーペットについては皆さん座椅子に座っているので、コタツを上手に利用して暖を取ろうと言う事になりました。
ファンヒーターであればダクトを付けてコタツ内に温かい空気を送り込めば一石二鳥!!
お~!これなら節約も可能かもしれません!!
皆で話し合ってみるものですね(笑)
まだまだ残暑厳しい日中です。暖房を使うのはもう少し先ですが、今日のガス臭騒ぎをきっかけに節電対策のミーティングが出来て何ともラッキーでした。
ガス漏れも無くてひと安心♪♪
実は臭いに敏感な介護職(笑)
嗅ぎ分けるのは排泄臭だけではありません(^-^)
何度でも何度でも(笑)
2023-09-27
要介護5の利用者さんです。こちらの方も全介助。ただし立位保持や手引き歩行は可能です。時々負荷が重かったりもしますが(笑)
排泄はサインがありません。なので定期的にトイレ誘導をして排泄をして頂いています。
紙パンツにパットを付けていますが、それでもやはり失禁は防ぎたいところです。パット内では無くてトイレで排泄。それが可能であるならば、出来る限りトイレ誘導をしてトイレで排泄をして頂きたいと思っています。
基本的に自分で立ち上がったり歩こうとする事はありません。座位のままほぼ動かず。横になれば寝返りせずに眠ってしまいます。
つまりほぼ動かない状態。・・・となると、筋力や体力の低下が気にかかります。認知症で要介護5です、リハビリ的な事は難しい。
そこで生活リハが活きて来ます!!
まだまだ立位や立位保持、手引き歩行が可能であれば何かにつけて動かせます。トイレ誘導はその最たる介助。
居間のイスから立ち上がらせて手引き歩行でトイレまで。ズボンやパンツを下ろす間に立位保持。排泄後は立ち上がらせてズボン等を上げる間の立位保持からの居間への手引き歩行。
意外と行う動作はあります。
先ほども書きましたが、極力失禁はさせない。僕はそう思って介助をしています。
排泄のサインが全く無くなってしまったので、定期誘導と怪しげな動作や発語があったら即誘導しています。
今日は朝のお迎え時にご家族と送り出しヘルパーさんから情報を頂きます。朝5時におむつ内で排尿あり。送り出しの時間(9時半頃)は排尿無し。
つまり午前中に一回トイレで排尿の可能性が高いと言う事です。送り出し時に排尿がある時は午前中の排尿はほぼ無しなので。
午前中は失禁させない為に頻回にトイレ誘導しました。それでも排尿は無くて・・・・
何度も何度も誘導しましたが、結局排尿があったのは15時近く。
今日は一日トイレと居間の間を何往復もしました(笑)これって意外と良い運動なのです。
失禁を防ぎつつ運動も兼ねて。
この利用者さんに対しては一石二鳥の介助なのです。
15時頃の排尿が終わってから帰宅までは小休止タイム。疲れたのか、うたた寝をしていました(^-^)
介護度が高いと排泄のサインが無いケースは多くあります。出来れば皆さん失禁しなくて済むのであれば、誘導できる範囲で何度でも誘導したいと思っています。
もちろん介護度が高ければ誘導も少々負荷が大きいですが・・・そこはデイサービスと言う事で。
時間と状況が許す限り、何度でも何度でもトイレ誘導しようと思います。
生活リハも兼ねてですが~(笑)
定着したようです(^-^)
2023-09-26
要介護5の利用者さんです。
日常に関する事は全介助です。ろまん亭利用の日は入浴があります。
さて、ご自宅では排便がほぼありません。これはご家族にとって少し楽な状況だと思っています。要介護5の為、排泄介助、特に排便は自宅での家族介護では少々厄介です。
なので、出来るだけろまん亭利用時に排便を促すようにして来たのですが、最近ろまん亭での排便が定着してきているように思うのです。
これまでは入浴時の浴室内での排便だったり午後のトイレ誘導での排便だったりしたのですが、どうも入浴時の排便が定着のようです。
入浴時にお尻は出来るだけ丁寧に洗うようにしています。常時失禁の為、臭いも付いてしまいます。入念に洗うのですが・・・特にお尻には排便を促す事も含めて入念に洗います。
洗う際に肛門周辺を刺激しながら。
念の為、肛門の出口付近をチェックすると・・・大抵便が出口まで降りて来ています。状況的に午後のトイレ誘導でも大丈夫そうですが、便失禁は避けたい所。
なので便が下りて来ていたら摘便をするようにしています。
軽く肛門辺りを刺激すると、そこからはほぼ自力で出て来ます。腹圧をかけながら、出てくる便をキャッチ。少しずつ引き出すようにして、残便が無いかを確認しながら摘便をします。
このパターンが最近の定番。
二日に一回の利用なので、二日に一回の排便です。便の量も安定しています。
食事は基本的に刻み食。ご自宅ではお粥や雑炊などを食べているとの事。主治医からイノラス(栄養剤180ml)を一日3パック処方されています。
柔らかい食べ物を食べている割にはしっかりした便の形。なので摘便も比較的楽に出来ています。
カッチカチの便や軟便だと摘便も少々厄介なのですが、しっかりと形があればスムーズなものです(笑)
ただ・・・形がしっかりしていてもご自宅での排便若しくは便失禁は介助としてはとても大変です。やはりデイサービスでの排便が望ましいですね。
現在はろまん亭での入浴時の排便が定着している様子、ちょっと安心です♪♪生活のリズムを保ちつつ、排便も定期的に出来るように習慣付けたいところです。
入浴時、浴室内での排便なので処理も簡単♪♪毎回しっかりと排便があり、ひと安心です。
今のリズムを崩さないように、定期的な排便を促して行きたいと思います(^-^)