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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

まさかの展開。

2023-02-14
 要介護5の利用者さん。今朝のお迎え時にご家族から「朝こぶし大位の便が出ました。」と申し送りを受けました。

 この方の排便量から言って、もしかしたら今日はもう少し出るかも知れません。

 「では今日はもう少し出るかも知れませんね。様子を見て見ます。」そう言ってろまん亭に到着です。

 入浴時・午後一のトイレでも排便の様子は全く見受けられません。

 「う~ん、最近の食事量から言えばこぶし大位で十分なのかな。」そんな会話をスタッフと交わしました。

 食事は刻み。水分はとろみを付けて。

 とろみを付けた水分で予想以上にしっかりと摂取出来ているので安心していました。

 午後一のトイレでは既にパット内に排尿。しかも多量です。この方は定期的なトイレ誘導なので、次は15時前後なのですが・・・

 午後一のトイレから15時前後のトイレはちょっと感覚が短いかなぁと最近思い始めました。・・・と言うのも、15時前後のトイレでは排尿の確率も少ないしパット内に出ている事も少ないのです。

 だったら帰宅前くらいにトイレ誘導してパット等をキレイにした方がご家族としては良いのではないか・・・

 そう思い、今日は16時前後のトイレ誘導に切り替えてみました。

 すると・・・

 パット内には排尿無し。しかしトイレで排尿あり!!このパターンが良いかも知れません。やはり13時半から15時前後のトイレでは感覚が短すぎるのかも知れません。

 とろみを付けた水分で摂取量も多くなったので、帰宅前に排泄もしくはパット交換した方が夜の介助が楽かもしれません。

 ・・・今後は16時前後のトイレ誘導にしようかな・・・

 そんな風に思っていたら。

 プス~!

 かすかにガスが出る音がしました。しかも一回だけではなく二回三回と出ます。

 もしや!!

 そう思ってお尻を拭くと・・・少しだけ便が付着します!!

 まさかの排便です!!朝のご家族との会話を思い出しました。やはり今朝の残りの排便がまさに始まったようなのです。

 ただ・・・スルッと出るような感じがありません。これは摘便で排便を促さないといけません。16時過ぎ、帰宅までは30分少々しかありませんが、出すものはしっかりと出して頂かないと。

 軽い摘便で肛門を刺激したら・・・しっかりと出ました!!

 いやいや、今日午後の二回目のトイレ誘導を16時にして良かったです。感じから言うと15時頃に誘導していたら、出なかったかも知れません。そうなれば残りの便は自宅で・・・

 そう考えると、今日は時間を遅めに変更してみて良かったです。

 まさかの展開(笑)

 送迎時にご家族にも良い報告が出来ました。

 今までは朝の入浴前に一回、食後に一回、15時頃に一回の計三回のトイレ誘導でした。そのタイミングに余り違和感を持っていなかったのですが、水分摂取が不安定になった頃から15時前後のトイレ誘導で不発が多くて。

 ちょっと時間を考えてみたら、午後一と15時の感覚が短い事に気付いて良かったです。

 今後はしばらく16時前後のトイレ誘導で様子を見て見ようと思います。

 今日は怪我の功名とでも言いましょうか。時間を変えた事によって無事にトイレで排便がありました。

 毎回上手く行くとは限りませんが、帰宅直前にトイレ誘導すればきれいさっぱり真っ新な状態で送る事が出来ます。

 一つの方法に囚われずに、状況に応じて変化させる事は大切ですね。ついつい「今までと同じ」方法を継続していましたが、利用者さんの状態が変わって来たらより良い方法を考えなければいけません。

 臨機応変な対応。

 常に心掛けたいと思います(^-^)

ルーティンは守りたい??

2023-02-13
 利用者さん達の世代は日々のルーティンは守りたい方が多いと感じます。

 例えば・・・現在ろまん亭を利用している方、午後になると外をお散歩したくなってしまいます。もちろん天気が良い日は散歩に出ますが、今日のように雨が降っていても散歩に出たがるのです。

 先週の降雪時もあの雪の中、散歩に出たがるのです。

 雨や雪なら傘をさしてもよいのですが、安全の為に散歩は推奨していません。出来れば中止にしたい所。

 しかし・・・利用者さんは何としても外を散歩したり気持ちが強く・・・

 「玄関まで行って外を見てみよう。」と、玄関まで一緒に行って外を眺めて・・・「ちょっとそこまで行ってみない?」と、何としても歩こうとします。

 しかし雨が降っている事を感じると「雨が降っているから駄目だね。」と、諦めて下さいます。

 う~ん、実体験しないと納得しないのだなぁ・・・と、しみじみ感じます。

 実際外を散歩しなくても、散歩が出来ない理由を納得して頂かないといけないのです。これは意外と何事にも通じる事でもあると思います。

 言葉で説得しても納得しないと収まらない。

 日頃のルーティンだけではなく、自身の思い込みも実際に実体験して納得しないと収まらない事が割とあるのです。

 散歩に関しては、雨や雪が降っているのであれば、一緒に玄関まで行って実際外を歩けない事を納得して頂くようにしています。

 一度納得して下されば・・・その後は大丈夫(^-^)

 ただし、少しずつ認知症が進んでいくと、何度も繰り返し実体験して頂かないといけなくなるかも知れませんね。

 もちろんそれぞれの性格にもよりますが、割とルーティンを守りたい利用者さんは多いような気がします。

 皆さんきちっとした性格の方が多いのだと思いますが~。

 やはり雨の日や雪の日のお散歩は、諦めて頂けると幸いです(笑)

降雪⛄

2023-02-10
 今日は朝から雪が降り始めました。雪の状況でもしかしたら早めの帰宅になるかなぁとも思ったのですが、降り続いた割に幸い道路は余り積もらなかったので、通常通りの営業としました。

 これほどしっかりと雪が降るのは久しぶりです。ろまん亭の庭も雪景色。枯れ枝に花が咲いたように見えて、利用者さん達からは何度も「キレイに花が咲いているね。」と言われました。

 利用者さん達は本気で言ってます(笑)

 「いえいえ、あれは雪ですよ~♪」とお答えすると、「そうかい!花が咲いているように見えるんよ。」と。そして一緒に笑って。

 そんなやり取りを何度もさせて頂きました。

 雪景色は久しぶり。縁側のイスに座って庭を眺めたり、玄関先まで行って雪を眺めたり。

 普段と違う景色に皆さんどことなく嬉しそうな様子です。

 「昔は雪が降ると雪だるまを作ったり雪合戦をしたり・・・」など、雪にまつわるお話が沢山出ました。子供の頃の雪の日の思い出。

 たまには良いですよね~♪そして実際これ程雪が積もると昔の懐かしい思い出もしっかり蘇るようです。

 きっとこの雪も明日には溶けてしまうでしょう。

 一日だけの雪の思い出話し。何となくノスタルジーな雰囲気で我々スタッフも昔話が沢山出て来ました。

 滅多にない雪景色。

 白い世界に包まれて、昔の懐かしい思い出に華が咲くろまん亭でした(^-^)

 皆様、移動の際は十分にお気を付けて下さい♪♪

切り替えのタイミング。

2023-02-09
 利用者さんの状態は日々変化します。もちろん急に変わる事もありますが、少しずつ変化する事も多くあります。

 介護度が高くなれば高くなるだけ様々な面が低下してしまいます。それまで出来ていた事が出来なくなってしまったり。

 急に出来なくなるのではなく、始めは「あれ?今日は出来ないのかな。」くらいから。それが頻回になって来て「出来なくなりつつある。」と言う認識に至ります。

 それでもどこかで「まだまだ出来る」と言う思いが残ってしまうので、どうしても頭を切り替えるのが難し事もあるのです。

 今ろまん亭では「飲食」に関して様々な変化が起きています。

 これまでは普通に水分が摂取出来ていた方。少しずつ飲み込みが悪くなり危険と判断。とろみ付けでの対応になっています。

 食事も固形物が大丈夫だったのに、咀嚼はするもののしっかりと噛み砕けていなくて詰まってしまったり誤嚥の可能性が高くなってしまった方。刻み食に変更です。

 この「変更」するタイミングが意外と難しいのです。

 出来ないからすぐに変更する・・・と言う訳ではありません。出来る限りそれまでの状態を維持出来るように介護するのですが、どれだけ工夫しても難しくなり危険が伴う可能性を感じられたら変更するのです。

 出来ないならサッと切り替えれば・・・と思う方も多いかと思いますが、在宅での家族介護を考えると出来る限りの工夫をする必要はあると思います。

 それでダメならとろみ付けや刻み食のように変更するのです。

 ご家族も日々の介護の中で出来なくなりつつある現状を感じていると思いますが、ではどうすれば良いのか・・・と言うところが分からなかったり、出来無くなればもう在宅は難しいのか・・・と思ってしまうケースも多くあります。

 そんな時に様々な方法をアドバイス出来れば良いなぁと思うので、やはりデイサービス利用時は工夫をしてより良い介助を提案できるようにしなければならないのです。

 「食事は刻み食にした方が良いかも知れません。」

 口で言うのは簡単です。しかし刻み食なんて作った事が無いご家族にしてみれば、どうすれば良いのかが分からない。そんな時はろまん亭で提供している写真を見て頂いたりします。

 大体このくらいの刻みならスムーズに食べられています。とか、とろみ付けなら〇〇mlに大さじ〇杯くらい。等々。

 具体的な方法を提案し、ご家族に試して頂くようにしています。

 介護度が高い利用者さん達は「維持」する事が大切です。「向上する事」は難しい。年齢的・認知症の進み的に凡そ低下する方が普通なのです。

 向上を目指すのではなく維持を目指して。あわよくば向上すると良いなぁと言うくらいの心持が良いかも知れませんね。

 これまでの介助が難しくなって来たら・・・少しずつ「出来ないのであれば、次はどのように対応して行くか」を検討して行くと良いかも知れません。

 きっとその状態に合った介護方法があると思います。

 介護方法を切り替えるのはちょっと心配な面があろうと思いますが、一緒に考えて工夫して、お互いが良い方法を見出せれば良いなぁと思っています。

 住み慣れた地域に長く住まう。

 皆で協力しながらその生活を守りたいと思います(^-^)

家探し・・・そして完結(^-^)

2023-02-08
 今回の家探しが完結します(笑)

 珍しく同じテーマが三日続きましたが~。連日家探し・・・失くしものを探したり再発行の手続きをしたり。そして今日も軽く家探しです。そして完結します。

 独居の利用者さん。連日家探しをさせて頂いています朝お迎えに伺います。すると、まだ支度が整っていません。上がらせて頂き、電気のスイッチを切ったりして出かける準備をしますが、着替え中に「ちょっとだけ探させて頂いても良いですか?」と聞くと、

 「いいですよ~!」と。

 早速探します。通帳・印鑑・健康保険証がまとまっているだろうポーチを。

 先日探したところを再度探してみます。

 すると・・・・ありました~!!!!

 先日一緒に探したはずのタンスの引き出しの中にあるではありませんか!!

 「〇〇さん、見て見て~!あったよ~!!」

 そう声を掛けると、「本当だ~!そこはこの前見たよね?」

 確かに見ました。でもその時はありませんでした。う~ん、となると、どこからか出て来たポーチを引き出しにしまったのかも知れません。そしてその事を忘れて知るのかも知れません。

 いやいや、どちらでも良いです。とにかく探し物がありました。中身をチェックすると、通帳・印鑑・保険証が全て揃っています。

 盆と正月が一遍に来たような気持ち!!何故か僕も嬉しくなってハイテンションです!!

 「あったあった♪♪」

 即スタッフにも連絡します。皆で大騒ぎだったので、見つかった事をいち早く知らせたかったのです。本当に見つかって嬉しい♪♪

 支度も終わり、出かける際に「このポーチは肌身離さずにバックに入れておいて下さい。」そう言って普段持ち歩くバックにしまいました。

 もちろん親族と担当ケアマネージャーさんにも連絡。そして手持ちの現金が少なくなっていたので、銀行へ連れて行って無事に引き出す事が出来ました。

 保険証は・・・再発行の手続きをしてしまったので、新しい保険証を待つ事に。

 先ずは一件落着。

 そして次の問題です。それは「保管」に関して。

 保険証は親族と担当ケアマネージャーさんに相談し、ろまん亭で預かる事にしました。では通帳と印鑑は・・・

 ご本人から「これも預かってくれない?」と。

 う~ん、通帳と印鑑か・・・これはちょっと悩みます。いずれ何かのトラブルの元になり兼ねないモノです。

 しかし。このまま持たせていてもまた紛失してしまう可能性もかなり大きいです。これは親族と担当ケアマネージャーさんに相談です。

 すると二人とも、

 「是非ろまん亭さんで預かって下さい。」との事でした。

 安心して良いのかどうか(^-^;しかし両者から許可が出たので、とりあえず一式お預かりする事にしました。本人には何度も繰り返し伝えます。

 「いいですか、通帳と印鑑はろまん亭で預かります。必要になったらすぐに言って下さい。心配になったらすぐに言って下さい。即手元にお持ちしますので。」と。

 しかし本人は気楽なもので、「預かってもらっていた方が安心なんだよ~。ありがとねぇ。」と。とてもホッとしたような表情でした。その顔を見たら・・・責任重大ではありますが、お預かりする事にしました。

 これにて家探しシリーズは完結します(笑)

 大事な物、失くすと困るものは全てろまん亭で管理。現在手元にあるもので無くなると困るものは財布と小銭入れでしょうか。その二つはいつも肌身離さずにバックに入れてあるので然程心配は無さそうです。

 通帳からの引き出しも本人の自宅から遠いので、必要時はろまん亭で送迎する事にしました。

 それで本人更に安心した様子。

 独居で紛失物が増えている事を実感しているような雰囲気。安心して任せられる場所があって良かったようです。そして今後安心して任せ続けられるようなろまん亭でなければなりません。

 やはり責任重大(^-^;

 ともかく・・・今回の家探しは無事に終了。全てが揃って万々歳!!今夜は独居さん、ゆっくり休めるのではないでしょうか。

 因みにもう一つ失くしてはならないものがありました。それは金庫の鍵。ご本人からは「この鍵も預かって」と言われ、一式と一緒に預かる事にしました。もちろんその事も親族と担当ケアマネージャーさんの了承の下。

 今回は三日続けてのシリーズになりましたが、無事に解決。解決までにどんな動きをしていたのかを知って頂ければと思いました。

 たまにはこんな徒然日記も良いのかなぁ(笑)
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