~2023年9月
このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)
徒然なる日記
連日の真夏日。
2023-04-20
昨日今日と連日の真夏日になりました。予報だと明日も同じような天気になりそうです。
まだ4月中旬ですが、気温だけを見ると既に夏の気温ですね。朝晩の気温差がなかなか大きな日が続きます。
気温差が大きいと我々も少々疲労感が出て来ます。・・・となると、利用者さん達は・・・
今日の利用者さん達は全員一日眠気が強かったです(^-^;普段日中は余り寝ない利用者さんまでうたた寝です。その利用者さん、朝のお迎え時は軽い拒否がありました。恐らくちょっと疲労感があったのではないでしょうか。
気温差や天気の不安定さは利用者さん達の体力を消耗させます。この気候に体が付いて行けないのだと思います。
それでも水分や食事はしっかりと摂取して頂かないといけません。特にこれからの季節は熱中症にも気を付けないといけないので、水分摂取は重要な介護の一つと言えます。
数年前からとても良い水分補給飲料を手に入れました(^-^)介護施設向けに作られたもの。水分と電解質が効率よく摂取出来るそうなのです。スポーツドリンク風味とリンゴ風味の二種類。
現在は水分摂取はこの飲み物を中心にしています。ナトリウム・カルシウム・カリウムも摂れるイオン水だそうなのです。実は福祉用具の会社が開発したそうで・・・
と、話しを戻しますが(笑)
暑くなると食欲も低下しがちです。食欲低下でも食べ易いメニューやさっぱりしていても栄養価が高いメニューを考えなければなりませんね。
しっかりとエネルギーを補給して、気候の変化や暑さ寒さを乗り越えなければなりません。
効率の良い水分摂取と栄養価の高いメニューで皆さんの健康と体力を維持させるように努めたいと思います。
今日は皆さんねむねむの日。
きっと急な暑さが体力を削ってしまったのかも知れません。それでも・・・朝晩は4月らしい気温になるので上手に着衣なども考えたいですね。
気温差が大きな今日この頃。皆さんもご自愛ください(^-^)
良い季節になりました。
2023-04-19
寒い時期、朝なかなか起きられない利用者さんがいました。独居の為、お迎えの約一時間前に電話で起こして支度をして頂いていたのです。
もちろん今でも続けていますが(^-^)もう習慣になったので、これからずっと朝は一本電話をしてからのお迎えになりそうです。
4月に入って大分暖かくなりました。今日は特に日中は真夏日。暑いくらいです。
朝は爽やかでした。
今日もお迎えの前に一本電話をしようと思っていたら・・・
突然ろまん亭の電話が鳴ります。営業前に電話は珍しい。
はて、誰だろうと思って出てみると・・・何と独居の利用者さんでした!!
「朝電話を待っていたのだけど、なかなか来ないから電話をしてみたんだよ!」と。
「あ~、今丁度電話をしようと思っていた所です。いつもより少し早いからびっくりしました!」そうお伝えすると、
「もうほとんど支度が出来ているんだよ!」
あぁ、暖かくなって来て朝はしっかり起きられるようになったのだなぁと、少し嬉しくなりました。しかし、時間はある程度同じ時間にして習慣付けにしておかなければなりません。なので、
「支度が出来ていて良かったです!お迎えはいつもの時間なので、それまで待っていて下さい。今はいつもより早い時間だから、ゆっくり待っていてね!」
と、電話を切りました。
さて、お迎え。独居利用者さん宅に到着してみると、何と外で待っています。
「時間があったから、そこら辺をぐるっと散歩していたんだよ。」と。
う~ん、暖かい季節になったのだなぁ(笑)
朝しっかり起きて支度が出来ているのは嬉しい事です。とは言え独居です。毎回朝起きられて支度が出来るとは限りません。やはり朝の一本の電話は必要でしょう。
それでも時々こうして早起き出来て支度が整えられているのは嬉しい知らせ。それだけ季節が良くなって来たと言う事でしょう。
寒い冬から暖かい春。そして初夏へと向かいます。
寒い時期は出来なかった事が暖かくなると出来るようになったりします。動き易くなるのでしょうね。
良い季節になって来ました~♪♪
予感的中!!
2023-04-18
ギリギリセーフ!!あわや大惨事でしたが、予感が的中して事なきを得ました(笑)
要介護5の利用者さん。排泄の訴えはありません。ただ、何となく違和感があるかなぁと言う時に誘導すると、意外とビンゴだったりします。
先日の事。その日まで約5日間排便が無かったそうです。今の所、3日から4日間くらいで排便を予定しているのですが、これがなかなか上手く行きません。
もちろん服薬して排便を促します。一時大分長い期間便秘で大変な事がありました。主治医に相談したら、少し強めの薬を処方されたようです。
今はその薬を使うとほぼ確実に排便があるそうです。
強めの薬なので、排便予定の日は半分を服用するのですが、半分では余り効き目が無さそうです。予定した日に半錠服用しましたが排便無し。その翌日にも半錠服用も無し。
そして5日目。朝から一錠服用させますと、申し送りあり。これはほぼ確実に出る可能性があります。
食欲旺盛な利用者さん。朝昼夜としっかり食べられています。5日分だと・・・かなりの量になりそうです。これは失禁だけは防ぎたい所です。
ろまん亭に到着した時は落ち着いていました。水分摂取して頂き、しばらく様子見です。
そして10時半頃。突如落ち着きが無くなりました!!要介護5です。会話は難しく、様子からは焦っているのか怒っているのか分かりませんが、明らかに何かありそうです。
ここぞとばかりにトイレ誘導。
すると・・・既にパットに水便がしみていました。こんな時にパットを外して座らせようとすれば、ともすると座る前に便が出てしまうかも知れません。
パットでお尻を押さえながら便座に座って頂く直前にパットを引き抜きます。
ナイスタイミング!!
座った直後にしっかり排便。流石に薬を服用しただけあって、やや下痢気味のようなしっかり形があるような便でした。
量はしっかり出ています。お腹もすっきりでしょう(^-^)
便の状態を見て、予感が的中して良かった~!!と、安堵しました。
もしあのタイミングでトイレ誘導していなかったら、きっと大惨事!入浴しないとならない状況だったと思います。幸い出始め位だったので陰洗で十分でした。
訴えが出来ない利用者さん。そんな方の場合は周囲が察知しないといけません。普段と何か違うような気がしたら、例え外れでも誘導する価値があります。
もし出なければ次にまた誘導すれば良し。もし出ればラッキー的な感じでしょうか。
今回は5日分の排便、しかも軽く下り気味。失禁すればなかなかの惨事だったと予想できます。
予感的中で即誘導出来て良かったです(^-^)
本人もすっきりしたのか、その後は眠気が強めでした。食欲も変わらずしっかり。
しっかり食べてしっかり出して。とても大切な事ですね♪♪
介護技術って。
2023-04-17
資格の有無に関わらず、介護技術はやればやるだけ身に付くものだと思います。まぁこれはどんな職業でもそうかも知れませんが・・・
現在帰宅前に紙パンツからフラット式のオムツに交換して欲しいと希望があった利用者さんがいます。
日中は紙パンツとパット使用。夜はフラット式のオムツにパットです。ご自宅で家族がオムツ交換するのに少々負担があると言う事で、デイ利用時は帰宅前にオムツ交換です。
デイサービスって基本的にフラット式のオムツの方は少ないです。日中動いたりするので、失禁が心配な方は大抵紙パンツ。尿量が多い場合にはパットを使用しています。
なので、これまで余りフラット式のオムツ対応はありませんでした。
今回の依頼は良い経験になりそうです。
ベッドに横になって頂いてオムツ交換。通常失禁の際は紙パンツを破いて交換しますが、汚れていなければ脱がせてから交換です。
おむつの位置、パットの位置をしっかり確認。オムツの場合、よくあるのは足の付け根の辺りの隙間から尿漏れしてしまう事。
オムツ装着の際は足の付け根にしっかりとフィットしているかどうかを確認します。
利用者さんを左右に姿勢を変えて位置を確認してしっかりと装着。その依頼を頂いて約3ヶ月。数回漏れてしまったそうで、色々と工夫をしながら交換して来ました。
慣れないオムツ交換でしたが、やはりやればやるほど「なるほど」と思う事も多く、とてもよい経験になっています。
オムツのマジックテープの装着位置にも工夫し、パットの密着感もどうすればフィットするのか考えたり、利用者さんの体の位置にもひと工夫しながら対応します。
三か月もすると、もう手慣れたもの。今では自分なりに納得のオムツ交換が出来るようになりました(笑)
介護技術は繰り返しやる事で向上して行きます。
そう考えると・・・ご自宅で介護しているご家族の皆様はある意味でプロフェッショナルです!!ご自身で考えたりして日々の介助で手慣れています。
我々もご家族から教えて頂く事も多くあります。
介護は先が見えないもの。ご家族と我々としっかりタッグを組んで向き合えれば良いなぁと思っています。その中で、ご家族の皆さんは休める時は我々にお任せ頂いてしっかり休んで頂けたらと思います。
家族介護の負担軽減は我々のモットーの一つです。
これまでの経験、これから経験して行く事を活かしてお手伝いして行けたらと思います(^-^)
二人羽織り風で(笑)
2023-04-15
トイレ介助です。便座に座る前にズボンにズボン下、紙パンツにパットを下ろします。上げる時は便座から立って頂いて、それぞれを上げます。
さてさて、利用者さんは立位が不安定な方も多くいます。足に力が入らない場合は二人介助が安全ですし、二人介助でなければ対応が出来ません。
しかし足に力が入るけど、バランスが取れない方は何とか一人介助で対応出来るケースがあるのです。
足に力が入れば、とりあえず立った状態は保てます。しかしバランスが取れないので、前や後ろ、左右に傾いたりします。
通常ならばバランスを崩せば立て直そうとするのですが、介護度が高めの利用者さん達は立て直せません。バランスが崩れた方へそのまままっしぐら!!放っておけば普通に倒れます。
先ほども書きましたが、足に力が入っていればとりあえず立った状態には出来ます。では、バランスはどうやって取るのか。
ここで登場するのが二人羽織り風の介助です。
どうやるのか。
便座を背にし頂き、自分は利用者さんの側面に立ちます。その際は体を密着させて、自分に寄りかかるように仕向けて。自分に寄りかかった状態で先ずはズボン等を下げて便座に座って頂きます。
下ろして座る動作は割と簡単に出来るのですが、立ち上がった状態で上げる動作は少々コツが必要です。特にパットを付けている方の場合、しっかりとお股にパットを装着しないと漏れ出てしまう可能性があります。
便座から立って頂き、やはり自分は側面に密着して立ちます。自分の体に寄りかからせて先ずはお尻側から紙パンツを上げます。半分上げたところでパットをしっかりとお尻にフィットさせます。
フィットしたらお尻側だけ紙パンツをしっかり上げて次の段階。
ここで二人羽織り風に。
側面から利用者さんの真後ろに密着して立ちます。この時も自分に寄りかからせて。この状態、意外と安定するのです。少し自分の膝を折って軽く座れるような姿勢を取ると利用者さん更に安定します。
その状態で両サイドから手を伸ばして前側のパットを整えて紙パンツを上げるのです。
この方法で介助をしていると、いつも「二人羽織りっぽいなぁ」と笑ってしまうのですが、この方法はかなり有効だと思っています。
この介助が上手く行く条件はただ一つ。足に力が入り続けている事です。
バランスを崩しても自分の体に寄りかかっていたり膝に座るような状態なので、保つ事は出来ます。もし万一転倒しそうになれば、そのまま抱きしめて便器に一緒に座れば大丈夫。
現在この方法でトイレ介助を一人介助で出来るようになった利用者さんは二人います。二人とも足に力は入るのですがバランスを保てない方。
二人羽織り介助でトイレ介助を一人で出来るのです。
状況的に二人介助にしないといけないような方々ですが、工夫次第では一人介助でも可能。一人介助が可能であると言う事が分かれば、緊急な時でも対応が出来ます。
二人介助だけをしていると、いざと言う時に困ってしまいます。一人介助も出来る・・・そんな状況を常に作っておけると安心ですね。
もちろん利用者さんの状況や状態によって、二人介助のみと言うケースもあります。
一人介助が可能かどうかを常に確認しながら対応すると、いざ!!・・・と言う時でも慌てずに対応出来ると思っています。
無理をしてはいけませんが・・・(^-^)
二人羽織り風の介助。意外とイケます☆