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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

素手じゃなければ分からない??

2023-05-17
 身体介護や排泄介助の時は必ずグローブ(手袋)をします。特にコロナ禍になり、一層グローブを付ける事が必須になりました。

 5月から5類になり、少し緩和しても良いと思いますが、基本はグローブ着用で介助をします。

 しかし。グローブをしていては分からない事も時にはあるのです。

 今日の利用者さん。排泄介助に入ります。自分の利き手にはグローブ。もう片方の手は素手での介助。

 いつも通りズボンとズボン下、紙パンツとパットを下げます。その時はグローブ付きの利き手で介助をしたので気付かなかったのですが、介助後のズボン等の上げる時に左手で介助をすると・・・

 何となくズボン下と上の肌着が湿っているのです。ズボンと上着はその湿りの為に軽く湿っている感じ。勘違いかなぁと思い、再度確認すると、確かに湿っています。

 一瞬、失禁かな?と思ったのですが、パットも紙パンツも濡れていません。便器にも排尿の形跡はないし、排尿の音もしていないので間違いなく出ていません。

 ・・・となると。

 恐らく朝の着替え時に濡れている事に気付かなかったのかも知れません。

 要介護5の為、朝はほぼ毎回失禁状態。大き目のパットと紙パンツで対応し、送り出しのヘルパーさんを利用しています。そのヘルパーさんも基本的に両手にグローブを着用しているので、湿っている事に気付けなかったのかも知れません。

 実際僕ももし両手にグローブを付けていたら気付かなかったかも知れません。

 まぁどちらにしても気付けて良かったです。

 そのまま湿った着衣は洗濯しました。今日は真夏日になる予報、帰宅までには乾くと思います(^-^)

 先にも書きましたが、身体介護では基本的にグローブ着用です。ただ、僕は利き手のみの着用。もちろん必要と感じれば両手に着用しますが・・・

 実はグローブ越しだと分からない事が意外とあるので、僕は片手の着用を基本としています。素手の感触のほうが正確に判断できる事は多くあります。

 今回の湿りもそうですし、肌荒れなども感じ取れます。実は入浴時もグローブ越しだとシャワーの温度が分かり辛く、必ず一度素手で確認してからグローブを着用して介助に入ります。お湯の温度はグローブ越しだとぬるく感じてしまい、その感覚で湯温を設定すると、熱めになってしまうからです。

 今回のお湿りは余りに微妙過ぎてグローブ越しだと確実に分かりません。グローブ着用での更衣介助のヘルパーさんが感じなかったのも無理はありません。

 その分デイサービスで確認して対応出来たので、良しとしましょう(^-^)

 そうです、完璧を目指す事も大切ですが、所々抜けていても全くOK。抜けたところを他の介助者がフォローすれば良いだけの事。

 お互い様ですね(^-^)

 夕方には洗濯した着衣はパリパリに乾きました!!
 着替え終えたら利用者さん、気持ち良さそうでしたよ~(笑)

 早い時間帯に気付いて洗濯出来て良かったです。

 余談ではありますが、今日も一日失禁無く過ごせたのも良かったです♪♪

 グローブを着用する事はとても大切ですが、素手でなければ分からない事も意外と多くあるものです。

 素手から伝わる情報はほぼ間違いありませんので~(^-^)

う~ん、それは・・・(笑)

2023-05-16
 現在入浴後にお尻に塗布薬を付けている利用者さんがいます。床ずれ予防の為です。要介護5の利用者さん。

 着脱や洗身・洗髪は一人介助で出来るのですが、塗布薬は補助が居ないと付けられません。また、入浴時に時々排便もある利用者さん。

 しかし今日は排便の予兆はありませんでした。

 さて、入浴後。脱衣所で着衣を着た状態でいざ塗布薬です。今日の補助はケアマネージャーです。立位保持が不安定なので、僕が立位補助。体格がよい利用者さんなので、ケアマネージャーでは少々危険です。

 僕が支えてケアマネージャーが塗布薬。患部の様子も見られるので、週一回は塗布薬時にケアマネージャーを頼みます。

 患部の状態をチェックして、パットとパンツを上げようとした時、フッとケアマネージャーが声を上げます。

 「あら~、顔を出しているよ!!」

 皆さんはこの場合の「顔」って何だと思いますか??

 そう、出している顔とは・・・便です(^-^;

 パットとパンツを上げる時にお尻もチェックしたら、どうも便が顔を出していたようなのです。今入浴を終えたばかり、また脱がして入れるのは少々時間がかかります。

 なので、一旦パットとパンツにズボンを上げてトイレ誘導。便が顔を出していると言う事なので、状況によっては摘便でしょうか。

 スルッと出る様子がないので摘便する事にしました。準備を整えて、さぁ摘便です!!

 ・・・・?・・・・ん?・・・・あれ??

 摘便をしようとしたのですが、どうも便が下りて来ていないようなのです。

 「おかしいな。便は下りていないし出てもいないみたいです。」

 確かに便は下りて来ていないし拭いても便が付着しません。そしてピンっと来ました。

 ケアマネージャーが見た出している顔とは・・・

 それは痔でした!!

 この利用者さん、痔持ちです。体格がよい方、手を奥まで入れないと摘便できないので、摘便の際、目視で確認できずいつも痔と便の区別が難しいのです。

 割とポッコリ出ている痔。摘便の時も便と間違ってしまいそうな程出ています。

 「う~ん、さっきの顔を出しているのは・・・痔だね(笑)」

 ケアマネージャーにそう伝えると、ケアマネージャーも納得した様子。

 「それは失礼しました~(笑)」と、事務所の方へフェイドアウトして行きました。

 摘便しても指に便付着せず、指に便が当たる事も無く。明らかにまだ便のタイミングではありません。そのままお尻をキレイに清拭して終了。

 入浴からトイレ誘導まで、少々時間がかかってしまいましたが、無事にお尻に塗布薬も付けられたし便の確認も出来たので良しとしましょう(^-^)

 当の利用者さんが一番迷惑だったと思いますが・・・ごめんなさ~い!!

 まぁ痔だと思っていたら便だった・・・よりも、便だと思っていたら痔だった・・・の方が良かったのでしょうね。

 利用者さん、大変失礼しました~(^-^;

生活リハです。

2023-05-15
 ろまん亭では生活動作をメインにした生活リハを中心にしています。

 民家を使ったデイサービス。バリアフリーではありません。段差もあるし電気のコードもあちこちに。畳敷きなので畳の縁も存在します。

 そんなろまん亭内を移動する時は、介護度が高かろうと低かろうと、必ずスタッフが付き添います。利用者さん達はほんの少しの段差で躓いてしまうからです。

 転倒防止の為ですね。

 移動の際は「ここに段差があるので気を付けて下さい。」と、いちいち注意を促します。促す事によって利用者さん達は足元に注意を払います。

 この「足元に注意を払う事」が大切なのです。

 ご自宅がバリアフリーと言う利用者さんはほぼいません。必ずどこかに段差があるしコードも出ています。座布団やこの時期だとコタツ布団。

 転倒の危険性はあちこちにあるのです。

 バリアフリーだと足元への注意が疎かになってしまう可能性があります。その為に日頃から「足元に注意を!」と声掛けをするのです。

 他にも。

 介護度が高い利用者さん。立ち上がったり手引きで歩行出来ます。排泄は訴えが無いので、失禁を防ぐ為に小まめにトイレ誘導します。

 このトイレ誘導が生活リハの一環なのです。

 立ち上がり・歩行・立位保持。トイレ誘導だけでもそれなりの運動になるのです。

 紙パンツとパットを付けているのですが、先程も書いた通り失禁は出来るだけ防ぎたい。なので、30分から40分の間隔でトイレ誘導。

 大抵は空振りですが、それでも良いのです。トイレ誘導の一連の動作が全て生活リハに繋がるからです。もちろん小まめなトイレ誘導で失禁を防げれば正に一石二鳥。

 介護度が高くて認知症の方の場合、体操やストレッチやレクリエーションはなかなか難しいです。ならば生活動作の中でリハビリの要素を盛り込めば良いと思うのです。

 ろまん亭は民家を使ったデイサービスです。皆さんのご自宅と同じような環境。その中での動きを安全に行えるように誘導・対応して行きたいと思います(^-^)

ヘルパーさんのアドバイス♪♪

2023-05-13
 「今日は排便予定です。薬は7時頃に服用しています。」

 朝のお迎え時にご家族から申し送りがありました。

 今日は排便の日です。

 お薬を服用してからどのくらいで排便があるかは分かりません。要介護5です。訴えもサインの特にないので様子を見ながら対応するしかありません。

 朝はヘルパーさんが送り出しの支援に入っています。

 そのヘルパーさんから。

 「お尻の様子から、もしかしたらすぐに排便があるかも知れません。」

 そうアドバイスを頂きました。確かに朝の時点でやや落ち着きがありません。この落ち着きの無さは排泄が近い時によくあるパターンです。

 本人の様子とヘルパーさんからのアドバイス。この両者を鑑みて、ろまん亭に到着してそのままトイレに直行しました。

 そしてそれが大正解!!

 ズボンやパンツを下ろして便座に座ってすぐに・・・

 排便あり!!しかも結構な量が出ます。一気に出たのですが、何かが怪しい・・・そんな予感があって、もう少し座って頂きました。

 それがまたまた大正解!!

 お薬を使った為か、第二弾もありました。しかも水様便。ほぼ水のような便です。

 いやいや、もし初めの排便が終わってそのまま席に戻っていたら・・・大惨事でしたが、無事にトイレで出てかなりホッとしました(笑)

 実は今日はこの利用者さんをろまん亭に送った後、もう一件お迎えがありました。しかしヘルパーさんのアドバイスがあったので、他のスタッフに送迎を任せてトイレ誘導したのです。

 今日は送り出しのヘルパーさんのお陰で無事にトイレで排便が出来たので、感謝感謝です。

 朝の送り出しの支援では、清拭をしてパンツとパットを交換しています。そして更衣。清拭をする際にお尻を確認したそうで、お尻の状態から排便が近いと判断したようなのです。

 スバラシイ判断!!

 本当に感謝です(^-^)

 この利用者さんとのお付き合いも大分長くなりました。ヘルパーさんは我々以上に長くお付き合いされています。

 本人の状態や様子、排泄の有無なども熟知しています。そんなヘルパーさんとタッグを組んでの朝のお迎え。

 心強い☆

 ご家族からの情報や関わるサービス事業所さん達の情報をしっかりと受取り、より良いサービス提供が出来ると良いなぁと思っています。

 今日はヘルパーさんのアドバイス様々♡

 利用者さんもトイレで排便、しかも多量。すっきりさっぱりした事と思います(^-^)

ひと安心2

2023-05-12
 今日は別の利用者さんです。要介護5の利用者さん。先週火曜日にお尻に褥瘡(床ずれ)になりつつある状態。丁度ゴールデンウィークに差し掛かるので早めの受診をおススメしました。

 幸い先週土曜日に受診が出来たようです。

 さて、その後はどうだったのでしょうか。ご家族からは連絡を頂けなかったので、恐らく大事にはなっていないのだと思いますが・・・

 受診後の利用。入浴をされる方なので、入浴後にお尻の処置をします。

 入浴後・・・お尻を確認すると・・・

 先週火曜日よりも少しだけ改善されているようです。やはり塗布薬が効いたのでしょうか。これまでは受診をおススメしても市販薬での対応だったのですが、やはり今回は処方薬、効果はありそうです。

 とは言え、床ずれの初期段階。処方薬を塗布してタッチパッドと言うガードを付けて、今度は座位時の体勢です。患部が圧迫されないようにクッションやひざ掛けを利用して患部を守ります。

 要介護5の方で痛みの訴えは出来ない方。周囲でチェックして対応しなければなりません。

 二週間後に再度受診する事になっているようなので、それまではしっかりと処置をして患部に負荷がかからないように工夫しなければなりません。

 当然ご自宅での工夫も促します。

 床ずれは患部に圧がかかると起こり易いです。栄養状態も関係があります。患部を守る工夫としっかりと食事を食べて頂きたいと思います。

 横になって頂く事も考えたのですが、この方、横になるとなったで動かなくなってしまうので、極力日中は座位で過ごして頂きたいと思っています。

 昨日に引き続き、ちょっとひと安心。

 まだまだこれから対応は必須ですが、処方薬があるし患部を守る工夫を続けて早期に改善出来るように対応したいと思います。

 早々に気付いて受診をして頂いて良かったです♪♪

 痛みを抑えられて早々の改善を願います(^-^)
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