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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

何事も無くてひと安心。

2023-05-11
 先週のお迎え時、頭痛と手のしびれを訴えているとの事で受診する為にお休みをした利用者さんがいました。ご家族が受診に連れて行くとの事。その後何の連絡も無かったので、大事ではないのかなぁと思う反面、少々心配でした。

 そして受診後の利用日。朝お迎えに伺い、受診の結果を聞かせて頂くと・・・

 「何だか寝違えて首の筋を痛めただけだったようです。その後は頭痛もしびれも訴えは無いので、大丈夫です。」と。

 首の筋を痛めて頭痛や手のしびれはままある事との診断。そしてその後は何事も無いと言う事で、今回は寝違えた首の痛みが原因となりました。

 まぁひと安心です♪♪

 頭痛+手のしびれ=脳梗塞や脳出血の可能性

 こんな図式が実際あります。頭痛は何となく怖い。

 これまでも頭痛の訴えから受診をしたら脳梗塞や脳出血だったと言う利用者さんを何度か見て来ました。脳梗塞はじわじわと広がるケースで、徐々に脱力状態になってしまうのがはっきり分かり、怖かった印象があります。

 今回も朝のお迎え時に「頭痛としびれ」と聞いて、即受診をおススメ。幸い首の筋を痛めただけと言う結果に安堵しました。

 利用者さん達は高齢です。いつ何が起こるかは分かりません。大したことはないかな~と思ったら大間違い!!・・・そんなケースは多々あります。

 ただ・・・困った事もあります。それは痛みの患部が違っていたりする事。

 「足が痛いんだよ~。」と言う訴えの利用者さん、訴えが続いたので受診を勧めると、何と患部はお腹だった・・・こんなケースは少々困りますね。

 その時も大事なくて安堵した覚えがありますが(笑)

 自分の状態を上手く周囲に伝えられないケースもあると思います。出来る限り細かい変化を見逃さず、必要時は受診を勧められるようにしたいと思っています。

 今回は大事が無くて良かったです。

 スタッフ一同ひと安心♪♪元気に利用して下さいました(^-^)

その拒否は一体・・・(笑)

2023-05-10
 入浴は意外と面倒がる利用者さんが多いと思います。着衣の着脱や洗身に洗髪などなど・・・一連の動作が多い為、面倒と感じるのだと思います。

 元々入浴希望の利用者さんなら面倒と言うよりもむしろ喜んで入って下さるのでスムーズです。

 さて、要介護1の利用者さん。入浴希望ではありません。しかし独居の為、入浴は自宅では全く入らないので、ろまん亭利用時に入って頂く事になったのですが・・・

 利用開始から入浴が出来るようになるまでに約1年ほどかかりました。当初は拒否が強すぎて全くダメ。しかしひょんなことから入るきっかけがあり、その後はほぼ定期的に入る事が出来ています。

 ・・・が。

 元々面倒くさがり屋さん。今でも入浴をお誘いすると「今日はお風呂に入らないからね!」と拒否をするのです。

 そこでスタッフは、「入らなくても良いから着替えだけしましょう!」とお誘い。軽い失禁も時々あるので、着替えだけでも・・・と、お誘いします。

 すると、「入らないからね!」と言いつつ、着替えはOK。脱衣所へ向かいます。

 脱衣所に入ってからも「今日は入らないからね!」を連呼します。なかなか強めの拒否・・・と思いきや。

 お喋りをしながら服を脱いで頂き、浴室に案内すると、素直に入るのです!!

 え~?!さっきの拒否は何だったの~(笑)

 入らないと言いつつ、服を脱いで誘導されるとそのまま浴室に入り、洗身・洗髪・湯船に浸かって・・・楽しそうに介助スタッフと話しながら無事に入浴完了。

 出てくるとさっぱりしたようで、上機嫌です。

 あらら。入浴前の拒否は何だったのだろう(^-^)

 実際入浴は面倒で嫌なのだと思います。しかし着替えを口実に誘い出せれば、後は当然のように浴室に誘導すればほぼ間違いなく入浴できるのです。

 面倒ではあるけど、服を脱いでしまえば後はそれ程面倒ではない。・・・そんな感じでしょうか。

 もちろん、利用者さんの負担にならないようにお手伝いもするし、楽しく入れるように談笑しながら介助するように心がけています。

 出てきたら「〇〇さん、さっぱりしてピカピカ光ってますよ~!」と声掛け。

 「そうだろ~(笑)」

 入浴、満更では無さそうです(^-^)

 入浴前のやり取りは定番のやり取りとなりました。「今日は入らないからね!」の言葉に素直に従ってしまうと、当然入れません。そこを色々と話しながら、さも当然のように脱いで頂いて誘導。

 なんとな~く誘導ですね(笑)

 拒否の言葉はありますが、この方法で定期的に入浴が出来るようになりました。これもスタッフと利用者さんの信頼関係がしっかりと構築されているからだと思います。

 拒否の言葉って、我々も一瞬怯んでしまいます。やはり拒否されればその瞬間はちょっと寂しい。でも、それは言葉だけであったりする事も多いのです。

 拒否をされたら言葉を変えて誘導してみたり。別の口実で誘導して最終的に目的を達成させてみたり。

 あの手この手で目的に向かいます。

 介護度が低い利用者さんは自身の意思が強い面があります。余りに頑なな場合はその場は諦める事も必要な時があります。

 しかし利用者さんの性格や行動パターンをしっかりと把握して対応すれば、意外とスムーズに誘導できる可能性もあるのです。

 「今日は入らないよ。」を連呼しつつ、脱衣所で服を脱ぐと何事も無かったかのように入浴できる。

 じゃぁあの拒否は一体・・・・??(笑)

 利用者さん本人しか分からない拒否の言葉ですね(^-^)

レーダーに反応あり!!

2023-05-09
 長い年月、介護の仕事をしていると臭いに敏感になると思います。臭いと言えば排泄ですね(^-^)もちろん体臭なども入るのですが・・・

 体臭であれば、例えば入浴をしばらくしていない方や着衣の洗濯が出来ていない方など。排泄臭であれば失禁をしている可能性や便臭など。

 様々な場面で臭いは発生します。その臭いに敏感になると思うのですが・・・同業者の方々は如何でしょうか(笑)

 さてさて、要介護5の利用者さん。排泄の訴えはありません。基本的にトイレは定期誘導です。

 入浴もするので、入浴時にも排泄の確認・・・特に排便は入念にチェックします。入浴時ならお尻を刺激して排便があるかどうかを確認。刺激に反応あればそのまま摘便に入ります。

 朝のお迎えからお腹がクルクル鳴っています。入浴時もガスが出ます。しかし排便の傾向は見えません。とりあえず様子見ですね。

 昼食時もお腹が鳴っていて、午後も鳴り続けます。時々ガスも出ているので、排便が近いのだと思うのですが・・・定時誘導でもなかなか出る感が無いのです。

 しかし。

 帰宅前のトイレ誘導時です。排尿後、お尻を拭きます。するとガスが出ます。ガスの臭いも排便が近いような感じの臭い。

 う~ん、これは確認する必要がありそうです。排便レーダーに反応あり!!(笑)

 もし確認して便が下りていなければそれで良し。でも下りて来ているなら、ここで出してしまった方がご家族の介助が楽になります。

 便が下りているかどうかを確認。

 すると・・・指先に便が当たります!!これは排便がありそうです。そのまま本格的に摘便に入ります。

 ビンゴ!!

 指先に当たった便を掻き出すと、しっかり一回分の排便がありました。腹圧をかけながらの摘便、順調に便が下りて来てくれました。

 しっかり一回分、これで今日明日くらいは自宅での排便は無さそうです。ご家族にも良い報告が出来ました。

 「どうもろまん亭さんでしか排便しないようなのです。自宅ではいくらお尻を刺激しても殆ど出ないのです。」

 ご家族からそう言われました。・・・となると、ろまん亭での排便は重要な事になります。利用は週三回。なのでろまん亭での排便で十分そうです。

 ガスの臭いは排便が近いかどうかの判断として使えます。排便が近いと特有の臭いがするのです。時々騙されますが・・・(笑)

 今日は便臭レーダーに反応があり、帰宅までに無事に排便が出来てひと安心。

 これからもしっかりとレーダーを張り巡らせて、出来るだけろまん亭での排泄を促したいと思います(^-^)

 摘便はする方もされる方も結構疲れます。その分終わった後はお互いすっきりですが~♪♪(笑)

バランスが取れています!!

2023-05-08
 要介護5の利用者さん。圧迫骨折をした方です。何度も徒然日記に登場しましたが・・・

 少しずつ回復して今では歩行も安定して来ています。ただ、立位保持が少々難しく、どうしても体を反ってしまうので介助にはちょっとしたコツが必要です。

 しかし・・・先日は少し違いました!!

 何とバランスがしっかり取れているのです(^-^)後ろに反りかえる事も無く、立位保持が出来たのです。圧迫骨折前は立位保持も割と長く出来ていました。今回はその時とほぼ同じくらいの感じで立てていたのです。

 そうなるとトイレ介助がグンっと楽になります。後ろに反りかえってしまう時は自分の体を壁にして寄りかからせながらの支援。二人羽織りのような状態でパンツやズボンを上げ下げしていました。

 今回は立っていて頂き、ズボンやパンツの上げ下げが可能。う~ん、これは朗報です♪♪

 ただ・・・立位保持は安定していたのですが、歩行が不安定でした(^-^;右に傾いてしまい、足取りも重め。介助の腕にかかる体重も結構重く、バランスを取らせながらの手引き歩行は少々負荷が大きめでした。

 こちらがOKだとこちらはダメで・・・

 なかなか両者が上手く行く事がありません。歩行もOKで立位保持もOk・・・なら万々歳なのですが~(笑)もしかしたらこれも「介護あるある」かも知れませんね。

 万事OKにはならない事。

 それでもどちらか一方だけでも良い状況は嬉しい出来事です。その後も継続して状態を維持できる可能性があるからです。

 不安定な面を改善して安定している面を維持させる。その繰り返しで日々の状態を保てればいいなぁと思っています。

 もちろん両者とも不安定・・・なんて事もあるのですが(^-^;

 良い材料は維持継続。不安定な材料は改善。

 その繰り返しが大切なのだと思います♪♪

元気に見えても。

2023-05-06
 ろまん亭開設当初から思う事があります。

 それは、ろまん亭の利用者さん達は皆さん年齢よりも若く見えると言う事です。

 開設当初も多くの利用者さんと出会いましたが、皆さん若い!!生まれ年を聞いてびっくりするような事が本当に多くありました。

 そして今の利用者さん達も同様に若く見えます(^-^)

 何せ元気だし、よく喋るし。食欲も旺盛。肌艶も良いのです。

 時々ろまん亭に来る方が、お約束のように年齢や生まれ年を聞いてとても驚いている姿を見て来ました。

 「○○さんはおいくつなのですか?」

 「私は95歳です。」

 「え~、全然見えません!!」

 こんな会話が多くてちょっと可笑しくなります(^-^)

 しかし実際毎日会っている我々も、「よく考えると〇〇さんももう90代なんだよね~。」と見た目と実年齢のギャップに驚く事しばしば。

 いやいや、その年齢なら仕方ないよね~(^-^;

 ついつい若く見えてしまうので、このくらいは出来るかな~と思っていても出来ない事も多く、「考えてみれば・・・」と思う事も多くあります。

 元気に見えても実年齢は意外と高い。実年齢を考えると出来なくて当たり前な事も、見た目が元気なので出来てしまうのではないかと思ってしまう事には少々注意が必要です。

 フッとした瞬間の危険性があるからです。見た目が元気でも、実年齢的に常に転倒などには気を付けて、安全第一で見守らなければなりません。

 開設当初から、そんな利用者さんが多いろまん亭なのです(笑)
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