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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんな轍~介護史~

・・・・・・轍・・・・・・

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鏡の中の自分は誰??

2011-09-22
 認知症の方の中には鏡の中の自分に話しかける方もいます。そのパターンも様々で、今まで見てきた方たちは鏡の自分に対し、怒る場合・優しく話す場合・身内に話しているような場合とありました。

 流石に鏡の自分に話しかけている方の感覚はなかなか計り知れないものです。ただ、どうしようもなく誘導が出来ずに、周囲の方々にも影響が出易くなりそうな時は仕方なしに静養室に一緒に行きます。そこでマンツーマンとなり、気分を変えるよう試みますが駄目な時だってあります。静養室には姿見用の大きな鏡があるので、当然映ります。それに気づくとあら不思議、一気に気分が変わります。

 鏡の中の自分に話しかけ、一応鏡の中の自分に話しかけられているような感覚になっています。僕らは様子を見ながら、ひと段落した頃に話しかけ誘導すると、案外スムーズに行く事も少なくありません。

 鏡の自分に話しかけていることを非難しても仕方ないし、むしろ本人が穏やかに話しているのなら、少しの間見守ってあげるようにしています。

 ただし、鏡の中の自分に怒っている場合。この時は速やかに鏡の前から立ち去るようにします。怒る=ストレスとなるケースは多く、出来るだけ精神的な負担を避ける為です。穏やかに楽しく鏡の中の自分に話しかけているのなら、むしろストレス発散になることもあると思います。

 鏡に話しかけることは、僕らにしたら変な光景、家族がしていたら即座に止めさせることだと思います。しかし状況によっては、そっと見守る事が良いことも有るんです。

生活動作が分からない!!

2011-09-18
 認知症の方で生活動作が分からなくなってしまうケースは多くあります。この場合いくら口で説明しても、本人は理解できないので出来なくて当たり前なんです。それでも家族は「出来て当然の事」として口で説明しようとしてしまいます。「こんな簡単な事が分からないなんて・・・」と思う家族。「何を言っているのかわからないんだよ!」と思う本人。このすれ違いが後に大きな溝、大きなストレスを生んできます。

 ろまん亭にもこの「生活動作」が出来ない・・・いや、説明しても分からないと言う利用者さんがいました。現在は家族に限界が来てしまい入所となってしまいましたが、とにかく大変な方でした。家族はもっと大変だったと思います。

 さて、そんな方でも有効な誘導がありました。それは言葉で説明するのではなく、今までの習慣を利用するものです。例えば「立ち上がり」。「立つ」の意味が分からないので、いくら言っても立ち上がりません。むしろ逆に意固地になって立ちません。その場合隣に座って雑談をします。勿論会話も内容は他愛ないものにします。そして絶対笑わせます。この「笑う」事で気分が良くなります。気分が良くなった頃合をみて、「じゃぁ・・・」と言ってスッと自分が立ち上がります。そして「ねっ!」と雰囲気で立ち上がることを示唆します。するとあら不思議、流れと言うか雰囲気で立ち上がります。基本はこれでOKです。

 この誘導を我々は「何となく誘導」と言っています。この「何となく」が重要で、当事者を何となくそんな気にさせればこちらのものです。何となくその気にさせるのには勿論それまでに信頼関係をしっかり構築しておかなければなりません。そのためにくだらない話し、周囲の方が聴いてい居れば「くだらないな〜」とあざ笑うかもしれません。下手に出たり下卑ることだってあります。それでも信頼を得るためには必要なことなんです。笑わせる・楽しい気持ちにさせればしめたものです。

 「何となく誘導」はその方の生活動作を無意識に引き出す方法です。言葉では理解できなくても体が覚えています。その体が覚えていることを無意識に引き出せば誘導は可能です。

 この方法を家族がするのは大変かもしれません。専門家の介護スタッフに任せて、少し介護から離れて気分転換をし、少しでもお互いに良い関係を保って在宅生活を送っていただけると嬉しく思います!!

認知症とは・・・

2011-09-17
 一口に認知症と言っても様々なパターンがあります。まずは分かりやすく説明します。

 老人性痴呆症とアルツハイマー症。この二つが大きな枠になっています。前者の老人性は単に物忘れ、歳なりのものでアルツハイマーは生活動作や人格などの変化が特徴的です。この場合特に大変なのはやはりアルツハイマー症と言えます。怒りっぽくなったり、生活動作が分からないのでイラつきも多くなります。

 ろまん亭にも老人性・アルツハイマーと言ったそれぞれの認知症の方が利用されています。両方とも共通なのはストレスを与えないようにすることです。簡単なようで実はとても難しい事と思います。家族となると認知症を受け入れることも難しいのですが、その後の対応が最も難しいと思います。

 認知症本人のストレスもですが家族のストレスも大きいものです。

 割と重度になってから介護保険を利用される場合が多く、もっと早い時期から利用していれば・・・なんて思うことも少なくありません。ですから現在認知症の疑いがある方や認知症と診断されている方は早い時期からケアマネージャーに相談することをおススメします。相談は無料です。サービス利用しなくても良いんです。家族で抱え込まずに出来るだけ早く第3者、専門家のケアマネージャーに相談するのが良いと思います。

 介護は「いつまで」と明確な期間がわかりません。なので早いうちに、ストレスが溜まり始める前に手を打つことが長く介護をする上で重要な事なんです。現在は世間一般も以前より理解度も大きくなっています。恥ずかしい事ではありません。誰もが突然なりうる病気なんです。皆で協力して、助け合って介護に取り組んで行きましょう!!

認知症の世界

2011-09-15
 不思議な世界です。よく十人十色なんていいますが、認知症の世界では十人十一色、いや十二色なんてざらです。その認知症の世界に入っていかなければ、良い介助は出来ないかも知れません。

 今自分たちがいる世界観を持っていてはそれは中々出来ません。独特の世界観の中、自分を持ちすぎては理解が出来なくなってしまいます。相手の世界に踏み込んでそれを自分なりに理解して接すると意外とスムーズな誘導が出来たりします。

 「それは無理だよ〜」なんて思う前に、相手の世界を覗く努力をします。出来るだけ同じ・・・近い感覚を持つようにしてみます。事実と違っていても、それが正しいと思い話を進めます。すると相手も「この人は話が分かる・通じる人だ」と認識する(感覚で理解してくれる)場合が多いです。

 つい仕事の時間の都合や流れの都合で、事業所ペースの接遇をしてしまいがちです。本当にそれで良いのか、いつも感じながら取り組んでいます。出来るだけゆとりを持って利用者さんに接する、利用者さんのペースで進めるようにできるといいですね〜。

 認知症の世界の事例を少しずつここでお話をしてみたいと思います。

 気まぐれながら、興味ある方は時々覗いてみてください!!

急変の対応

2011-09-03
 何年もデイをしていると必ず利用者さんの急変に出くわします。急変時に最も必要なのはパニックにならないこと、他の利用者さんに動揺をさせないこと、迅速に救急車を手配し正確に状況を伝える事。

 ろまん亭でも数回急変対応がありました。いずれも軽度の物だったので大事に至らず、ほっとしていますが、またいつ急変するかはわかりません。心の準備はしておかないといけませんね。

 たいてい僕は一日中デイにでています。だから今までの急変には常にいることが出来たので、対応の指示については全てやってきました。

 まずは当該利用者さんを横にし安定させる、その間に看護師を呼び声掛け意識の確認バイタル。その間一人には必要そうな物を準備させます。濡れタオルや戻したとき用の桶。もう一人は他の利用者さんの対応。そして自分はまず救急車。救急車が到着する前に利用者さんの基本情報などを準備し、家族に電話。救急隊が到着したら一緒に病院まで同行します。

 利用者さんに声をかけながら病院へ向かいます。到着後は担当医師にも状況説明。出来るだけ詳しく、自分は孫になった気分で話すようにしています。そして家族の到着を待ちます。家族が到着して落ち着いたらろまん亭にもどる。こんな感じで進めています。

 けれど、嬉しい事ではあるのですが、たいていの利用者さんは救急車で病院に到着する頃意識も戻りバイタルも安定、何事も無かったかのような雰囲気になってしまいます。・・・・っで、どうしたんですか?なんて表情で医師に見られた日には冷や汗ものです。なんにしても無事で何よりですが(^−^;

 一度だけ一週間に3回の急変があったことがあります。流石に救急隊の方も「またですか〜」なんて顔。3回とも別の利用者さんだったのが唯一の救いでしょうか。お陰でうちのスタッフは急変対応はかなり迅速になりました。

めでたし!めでたし!!

 *あくまで急変ではありましたが、命に別状は無く無事だったので書かせていただきました。不謹慎な表現が有りましたらご容赦ください。
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