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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんな轍~介護史~

・・・・・・轍・・・・・・

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家族のキモチ。〜入所を決めること〜その3

2012-02-01
 さて、ここであるご夫婦のケースをお話ししたいと思います。ここに出てくるご夫婦、ジャックさんとベティさん。(名称は当然仮称です)このご夫婦は奥さんが若年性の認知症、徘徊あり。ご主人が介護をしています。

 ある日紹介がありました。女性です。名前はベティさん。徘徊があり、ご主人が介護をしています。やや若いので、通常のデイサービスには馴染めず、拒否が出てしまっているそうです。なので小規模のろまん亭に白羽の矢が立ったわけです。

 何はともあれ、まずはお会いしないと。すぐに初回訪問。とても気さくな感じです。会話も意思疎通できている・・・・ような気がしましたが、やはり所々かみ合いません。でも大丈夫。これは普通なことですもん♪他者とも問題なく接することが出来そうです。徘徊があるので、利用時は注意が必要です。排泄のコントロールは出来ていません。日常動作もやや不安定。大まかにご本人の状態を把握して、利用開始です。

 デイサービスを利用するに当たってその建物の佇まいは結構重要です。一目見て「施設です!!」っという感じのところには抵抗がある方も多くいるのですが、ろまん亭は普通の民家です。入りはOK。

 ここからジャックさん、ベティさんご夫妻と約2年間のお付き合いが始まるのです。

                                                      つづく

家族のキモチ。〜入所を決める事〜その2

2012-01-23
 介護をしている家族が求めること。その一つは、介護の実態を知って欲しいということ。介護の辛さをわかって欲しいということ。

 特に認知症の方を介護されているご家族たちには、多くこのキモチをもっている方がいます。認知症の方は、外に出たり、お客さんが来たりするとある程度の緊張感からか、比較的落ち着いたり、会話の受け答えが上手に出来たりします。だから、その場でのやり取りで

「なんだ、ぜんぜんまともじゃない!」

 と、第3者や別居している他の家族は感じてしまうケースが多く目に付きます。しかし、自宅に戻ったり他の家族が帰宅すると、それまでの緊張感から開放されて、その反動が大きなストレスとなり、普段以上に荒れてしまう方も多く見受けます。

 認知症の方は、第3者・別居家族と同居家族に対する態度には大きな隔たりがあることを認識しなければいけません。内と外のギャップを認識してあげなければいけません。そして介護している家族の話をしっかり聞いてあげなくてはいけません。目に見える部分だけが介護ではありませんから・・・

 それらの精神的ストレス及び肉体的なストレスにより体調を崩してしまうご家族もいます。すると自然と「入所」と言う言葉が浮かんできます。

 僕は入所を余りおススメしていませんが、そのようなご家族と対峙した時はむしろ入所をおススメすることもあります。余りの辛さに家族が崩壊してしまうのではないかと心配してしまうほどの事だってあるんです。

 あくまで僕個人の感想ですが、この先もご了承の上、ご覧ください!!

                                                           つづく

家族のキモチ。〜入所を決める事〜その1

2012-01-17
 介護をしていると、遠からず「入所」と言う言葉が出てきます。

 在宅で生活する事が難しい、家族介護の限界、様々な理由がそこにはあります。

 当然ろまん亭利用者さんたちも入所されて利用中止になってしまった方が多くいます。その後どうなったのかは風の便りにしか聞き及びません。今でも元気でいてくれたら嬉しいのですが・・・

 ・・・・・っと、ケースをご紹介する前に!今までそう言ったケースを目の当たりにした僕自身の感想をお話したいと思います。

 入所とはつまり在宅から施設への移住です。殆ど入所してしまうと在宅に帰ることなくすごします。利用者さんにとっては住み慣れた地域から離れての生活、当然ストレスは大きな物になります。個人的にはお勧めしたくありませんが、それぞれの家庭には事情があります。そこまでは介入できないので、毎回お話を聞くのみ。お力になれないのが不甲斐無い。

 入所に至るまでには家族の方たちの心の負担が大きいと思います。

 「親を施設に入れる」

 世間的には親の介護を放棄した・・・と見られてしまいます。介護の実態を知らない方たちは、

 「可愛そうに・・・」

 などと無責任な言葉を投げかけるかもしれません。でもこれは実態を知らないから言える事。悪気があって言っているのではないんですよね。でも実際介護をしている家族にとってはこの上なく傷つく言葉かも知れません。。。
                                                               
                                                       つづく

どんなイメージで・・・

2011-10-25
 どんなイメージでデイサービスをするのか・・・これは今でもよく考えます。最終的にたどり着くのは「自分が歳をとった時に利用したいデイサービス」です。

 皆さんはどう思いますか?

 そう思うと選ぶデイサービスは必然的に絞られてきます。その絞られた中に「ろまん亭」が入れるようにならなければなりません。ではどうするか・・・やはり小規模と言うことを前面に出し、中規模・大規模との差別化を図ることです。我々には大きなバックが無いので、常に紹介かご家族が独自に探しあててくれないと、なかなか利用者数が伸びません。

 利用者さんが増えないことに落ち込むこともありません。常に前を向いて、その時利用者さんが何を欲しているのか、何をすれば喜ぶのかを常に考え続け提供し続ければ、自ずと道が開けてくるのだと思います。今までもそうでした。

 利用者さんたちはご高齢です。いつ何時体調不良になり、利用が中止になるやもしれません。入所になるかもしれません。不思議とそんな時期がまとまったりするので、その時は運営がすごく大変になってしまいます。その代わり、増える時も一気に増えたりするので、不思議だな〜なんて考えたりします。

 自分が利用したいデイをイメージして作り上げる。この作業をスタッフ達にも植え付けながら、今日まで進んできたような気がします。今でも試行錯誤、臨機応変。便利な言葉ですが、実際これを実行するには案外骨が折れます。

 挫けずこれからもスタッフ皆で頑張りたいと思います。良かったら一度見学に来てみてはいかがでしょうか?

「こんなデイもあったんだ〜」と感じてもらえるかも知れません(^−^)

自然な対応を大切に♪

2011-10-19
 デイサービスも規模が大きくなればそれだけマニュアルで動かないと難しくなります。認知症の利用者さんが居れば尚更まとめてグループ対応が望ましいかも知れません。

 利用者さんにも色々な個性があります。性格があります。その方達にどのように接すれば一番負担・ストレスがかからないのか。やはり自然な対応かもしれません。その日の状態やそのときの感情を上手く汲み取って、解消したり満たしたりしていると、不思議と利用者さんの状態も安定してきます。

 当然個別に対応するには利用者さんの人数が少ないほどし易くなってきます。僕自身一日10名の定員だったら、ほぼ全員の状態を把握できます。そして出来る限り自然な対応が出来ると思います。自然な対応とはろまん亭の時間に縛られない・・・つまり食事の時間だから、と嫌がっているのに無理やり食べさせるとか、入浴の順番なのに気乗りしないので拒否があるのに無理やり入れるとか・・・時間が決まっているから仕方ない、と言う発想は持たないようにしています。勿論最終的には拒否があってもやらなければならない事はします。でもギリギリまでは利用者さんのタイミングを計るようにしています。

 焦って介助側の都合で動く事を極力抑えるようにしています。とても大変な事ですし、毎回必ず出来ているともいえません。でも、スタッフ皆で色々案を出し合って、利用者さんにあったタイミングを、自然な流れを提供出来る様に努力しています。今までもこれからもこのスタイルを通していけるように、利用者さんの流れや感情を大切にデイサービスを提供したいと考えています!!
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