ろまんの風~徒然日記
このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)
徒然なる日記
悔いが無いように。
2024-06-07
ろまん亭のモットーは「住み慣れた地域で長く住まうお手伝い。」です。
老々介護の利用者さん。妻が要介護3です。夫が主介護者ですが、体の動きがやや悪い状態。要介護3の妻の面倒を見るのは大変だと思います。
先月から妻の足の動きが悪くなりました。一過性のものなのか、それとも単に筋力や体力の低下に伴うものなのかは分かりません。
しかしトイレ誘導も大変だと言う事で、ショートステイを利用する流れになりました。そしてその間に入所施設を探して、決まったらそのまま入所・・・と言う流れになりそうでした。
よってろまん亭の利用は中止です。
やや困難ケースだったのですが、最近やっと対応が比較的楽になり始めたところ。本人もろまん亭のスタッフを覚えて下さっているようだったので残念です。
在宅介護が難しく、ショートステイ利用→そのまま入所のパターンはよくある事です。
・・・が。
ショートステイを利用して約五日。担当のケアマネージャーさんがご主人に連絡をしてみると、「もう少し自宅で面倒を看ようかな。」と言っていたそうです。
あらら~、少し離れて休んだら元気が出てきたのでしょうか。それとも寂しく感じているのでしょうか。はたまた入所に対して罪悪感が出てしまったのでしょうか。
いずれにせよ、在宅か入所かで揺れ動いているのは確かなようです。
丁度先月分の請求書が仕上がったので、お届けに伺いながら少しお話をして来ました。
やはり在宅か入所かで迷っている様子です。
「〇〇さん(担当ケアマネージャーさん)の言う通りにしないと悪いかねぇ。」と。
「いやいや、決めるのはご家族です。もし在宅希望でしたら皆で相談しながら対応しましょう。もし入所で良いのであれば、そのまま〇〇さんにお任せすると良いと思います。」
そのまま少しお話をしていると、次の日曜日に娘さんが来て一緒に面会に行く予定だとか。
「でしたら、様子を見て娘さんとしっかりと話し合って決めると良いと思います。一番大切なのは家族の気持ち。特にご主人の希望に出来るだけ沿って対応したいと思います。悔いや後悔が無いようにしましょう。」
・・・と、お伝えして退室しました。我々が在宅だとか入所だとかを断定的に言えるものではありません。あくまで選択肢を提供して、ご家族に選んで頂きたいと思います。
そしてその希望に沿って対応。もし在宅希望ならば、在宅介護がしっかりと出来るように話し合い、入所希望であれば担当ケアマネージャーさんに一任。
今回のケースに関しては本人の意向が認知症の為に聞き取れないので、家族が決める流れになりそうです。
ろまん亭で出来る事と言えば、在宅介護になった時のみ。一応シミュレーションをしながら連絡待ちになりそうです。
要介護3です。介護拒否がある方。ショートステイを利用して約一週間になります。恐らくろまん亭での出来事は全てリセットされている可能性大。
もしショートステイから帰宅してろまん亭を利用するにあたっては一からやり直しになるかも知れません(^-^;
ご家族はどんな決断をするのでしょうか。
何十年と一緒に過ごした家族を入所させるにはそれなりの割きりが必要になります。残る家族の人生もあるのですから、色々と考えて話し合って最善の選択をして頂ければと思います。
そんな中で在宅を選択するのであれば、我々は全力でバックアップやフォローして行かなければなりませんね。当然全力支援です!!
~住み慣れた地域で長く住まうお手伝い~です(^-^)
日曜日に面会に行く予定。
どんな選択にしても、ご主人に悔いや後悔が残らない事を願っています。
少し歩けるかな。。。
2024-06-06
要介護5の利用者さんです。少し前に尖足気味になって来たと主治医から連絡があって、毎回利用時に足首のストレッチを始めました。
確かに立ち上がりの時などに足先が丸まってしまいそうになります。しっかりと足の裏を床に付けてから立ち上がり支援。立位保持もやや不安定な感じがします。
とは言え、歩かせない・立たせないではどんどん筋力の低下やバランスが不安定になってしまいます。事ある毎に動かすように心がけています。
そして最近・・・浴室から居室まで歩けるかなぁと思ったので、敢えてチャレンジ。すると・・・
あら~、比較的しっかりと足が出るようです!!ストレッチの賜物か??とも思いましたが、そんなすぐに結果が出るとも思えません。たまたまなのか?
その後も浴室から居室、トイレから居室へと歩行移動してみたのですが、以前よりも明らかに介助が楽に感じます。そして足も割とよく出ています。
う~ん、たまたまなのか、それとも少しずつストレッチの効果が現れているのか。
まぁどちらにしても、歩く事が以前よりも楽に出来ているのですから良しとします。
このまま時折歩行支援で歩いて頂きます。
ただし、浴室から居室とトイレから居室の間限定です(笑)浴室から居室は往復でもOK、トイレは・・・排泄介助後に居室に戻る時に限定しました。何故ならば、排泄介助前に歩いて移動だと、恐らくトイレに到着時には失禁をしてしまっている可能性が高いからです(^-^;
急がせても良い事がありません。なので、排泄終了後のトイレから居室までの移動時に歩いて頂きます。
この方の歩行介助では実はポイントがあります。脇を支えて歩行支援すると、本人は全く介助者にお任せ状態になってしまいます。そうなると足が出ません。
肘から手にかけての支援だとバランスが取り辛い。一番良いポジションは肘からやや上目を支える事です。脇と肘の間位がベストポジション。
そこを支えて自分の脇はしっかりと締めて。この感じで支えると足が出るようなのです。
支え方ひとつで状況が変わります。
そしてもう一点は、日によっての状況変化。日によっては体が傾いてしまう事もあります。そんな時は歩行がやや難しかったりもします。
本人の状態やその日の状況に応じて、出来る限り最善の支援をしつつ歩行。尖足気味と言う事もあるので、転倒には十分気を付けながらの対応です。
要介護5の方の歩行支援は力仕事でもあります。男性スタッフがベストですね。
適材適所で状況に応じて臨機応変に。
ろまん亭らしい対応でこれからも支援して行きたいと思います♪♪
意識低下。
2024-06-05
要介護5の利用者さん。時々意識消失があります。5月の下旬辺りにも一回意識消失がろまん亭でありました。その時は時間が経つにつれて回復しました。
今朝お迎えに伺うと、ご家族から「今朝朝食後に意識消失がありました。今は戻っているようです。」と申し送りあり。様子を伺うと、確かに顔色も良いし目も覚めています。表情はやや眠気がありそうですが、普段と然程変わらない様子。
なので通常通りにろまん亭利用となりました。
ろまん亭に到着して、先ずはトイレ。普段通りに排尿がありました。その後バイタルチェック。こちらも異常なし。そして水分摂取。これまた通常通りに摂取出来ました。
・・・が。
水分摂取後にベッドで横になるのですが、車いすから移乗する際にちょっと様子が違います。
う~ん、意識消失までは行きませんが、意識レベルが低下しているようなのです。
すぐさま横にしました。そして血圧測定。すると、普段の血圧よりもかなり低い数値になっています。これでは意識レベルは低下しても無理はありません。
呼吸の状態やチアノーゼの様子は見当たらなかったので、横になってもらって様子見です。すると30分後には普段の血圧に戻りました。
血圧の数値が戻ると落ち着いて来たようです。そのままスヤスヤと寝ています。
昼食の配膳時になっても熟睡の様子。そして13時頃に目が覚めました。一旦座位になってもらい、水分摂取。しかしそこまで。そのまま食事へとは進めない様相。
恐らく咀嚼も嚥下も危険と判断し、食事は中止にしてそのまま横になって頂きました。午後一のトイレ誘導も中止に。
その後血圧は普段と同じ数値のまま。14時過ぎる頃から目が開いたり手が動いたり。少しずつ戻ってきている様子です。
ここで一つ決断が必要になります。今日は排便の日。
坐薬を使用して摘便での排便。この状態で排便をするかしないかで悩みます。スタッフからは「今日は止めておいた方が良いのではないか。」と言う意見。しかし僕の意見は「状態が落ち着いているのなら排便もアリかも。」と言う所。
何故ならば排便は一日置き。そしてこの方の便はコロコロ便。今日排便無しだとかなり溜まってしまうし、次の排便が厳しいものになってしまうのではないかと思ったからです。
血圧も安定し、本人も目が覚めている様子。ここは敢えて排便を促す事にしました。
案の定、排便はコロコロ便でしたが、普段の倍近く量がありました。そして比較的スムーズに出たので負担は少なかったのではないかと思います。排尿もあり、パット交換も出来たのでさっぱりした事と思います。
排便後も特に意識低下や意識消失は認められず。水分摂取も出来て無事に送り届けられました。
ご家族には状況報告。本人はまだうつらうつらしています。もし心配であれば訪問看護さんを呼んで下さい。と申し送り。
明日も利用予定ですが、明日の朝の状況でそのまま利用か中止かを判断しましょうと言う事になりました。
年齢的にも不安定な面があって仕方ないですが、一過性のものかそれとも何か体調不良なのかは判断がし辛い利用者さん。
血圧や呼吸などである程度判断しなければなりません。
一過性の体調不良である事を願いつつ。
利用者さんの急変は時に様々な判断をしなければなりません。しっかりと様子を見守り、最適な判断が出来るように努めたいと思います。
お見送り(^-^)
2024-06-04
ある要介護3の利用者さんです。御年97歳。
今は毎日利用しています。時間は様々で、長時間から短時間、ご家族の都合に合わせて流動的に対応しています。
天然で楽しい利用者さん。普通にお話をするのですが、何故か笑ってしまう表現が多いのです。
この利用者さん、帰りの送迎時にお部屋まで一緒にお連れするのですが・・・お部屋のイスに座って頂き、ご挨拶をして退室。そして少しご家族と情報交換をして送迎車に乗って戻ろうかなぁとしていると・・・何とお部屋から出て来てしまいます(笑)
折角安全にお部屋までお連れしたのに、また靴を履いて出て来てしまうとは(^-^;う~ん、転倒などされると大変だから気になります。
すると、「お見送りに来ましたよ!」と。
ありがたいで~す!!と思う反面、それで転倒されては本末転倒になってしまう~(^-^;
ただ、お一人で外に出て来る時に足取りは、思った以上にスムーズでしっかりしているのです。日常では手引き歩行でやや足元が不安定。それなのに、一人で外に出て来る時は意外とスムーズでびっくり。
まぁご家族もそこにいるので大丈夫だと思うのですが・・・
「狭いお部屋で見送るよりも広い所で見送りたいわ。」
なるほど。その方の気持ちなのですね(^-^)やはりありがたいです。
今日は帰りの送迎時にお部屋まで行かずに自宅駐車場辺りで「ここでいいですよ。ここで見送りたいわ。」と。
一応その時点でご家族もいらっしゃったので、「では遠慮なく、見送りをありがとうございます!!」と挨拶をして乗車。
助手席と後ろの席の窓を開けて、手を振ってお別れです。
利用者さんはニコニコ顔。ご家族が側に付いているのでちょっと安心です。
この利用者さんは朝のお迎え時の時もご家族と別れる時にちょっとした儀式的なジェスチャーを交わしています。元々そう言った事をして来たご家族なのですね。
普段の習慣で我々も見送って下さるのでしょう。
利用者さんを自室まで送って、そこでお別れの挨拶は日常的にありますが、そこから外に出て来て見送って下さる方はそうそういなかったと思います。
まぁそこには常にご家族がいると言う事が大前提ですが(^-^)
見送って頂けるのは嬉しいしありがたい事です。ただ、我々はその場を離れてしまう訳ですから、ちょっと心配な面もあります。
複雑な気持ちになりつつも、ご家族がいる事で安心感はやや大きめ。ありがたい気持ちで帰路に付けています。
もしご家族がその場に居ない時は・・・当然自室のイスに座った状態で退室させて頂きます。
皆さんの気持ち、嬉しいし有難い事です♪♪
お替り大歓迎!!
2024-06-03
前回は熱中症にご注意を!・・・と言う件を書きましたが・・・今日も引き続きです(^-^)
入浴をされる方には入浴後の水分として「ウォーターメイト」を提供しています。ほんのり甘めの吸収されやすい飲み物です。
最近の暑い日には入浴後にお替りをする利用者さんも出て来ました。これは大歓迎です!!
利用者さんの水分摂取は意外と難しい事もあるのです。トイレに行きたくない為に水分をあまり飲まない・・・なんて方が意外と多く居たりします。
これから夏にかけて暑い日が来ます。水分摂取は重要な課題なのです。
熱中症予防もありますが、脱水症状にも気を付けなければならないのです。脱水になると食欲の低下や体調不良等々、様々な不調が起きてしまいます。
そうならない為に水分をおススメするのですが・・・お茶などよりも少し甘い飲み物の方が好まれたりするので、お茶・麦茶・ウォーターメイト・コーヒー・カルピス等を用意して提供しています。
余りに甘い飲み物だと過剰摂取は控えたい所。お茶なども並行して提供し、当分の摂り過ぎにも気を付けなければいけません。
最近入浴後にウォーターメイトをお替りする利用者さんが出て来て少し安心♪♪
水分関係のお替り大歓迎です!!あ、勿論食事のお替りも歓迎ですが(^-^)流石に食事のお替りは皆さん適量のようで余りありません(笑)
何事でもお替り自由なろまん亭♪♪
これから暑い日々がやって来ますので、特に水分のお替りは歓迎させて頂きます♪♪