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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんの風~徒然日記

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

試してみましょう!!

2023-11-16
 要介護1の利用者さんです。軽い認知症。日中独居。

 今は一人になると不安になって自宅の外に出てしまいます。近所の医院に行ってしまったり、周辺を歩いてしまったり。

 不安感から泣きそうな顔で歩いてしまいます。

 ろまん亭の送迎は当初は10時半でしたが、11月に入ってからは10時に変更しました。しかしこのところ早い時間で不安定になり、外に出てしまうとか。

 なので、更に早い時間のお迎えにしてみようと思います。8時半から8時40分くらいのお迎えです。

 その時間のお迎えだと利用者さんはまだ集まっていません。スタッフのみ。実際に早い時間のお迎えをしてみたら、やはり普段とは違う雰囲気で少々不安になったようです。

 「台所の方から何も音がしない。」とか「誰もいないのがおかしい。」などなど。う~ん、敏感ですね(^-^;

 しかし利用開始当初に比べて少し会話をしていると段々落ち着いて来て、他の利用者さん達が集まる頃には表情も明るくなります。

 なので早い時間のお迎えは大丈夫でしょう。

 ろまん亭の利用は食後13時過ぎまで。13時過ぎに送るのですが、やはりその後も不安になると外に出てしまうとか。

 なので、今回新たな試みとして・・・

 13時過ぎに送って13時半から13時40分頃に再度お迎えをしてみようと思うのです。一旦自宅に戻ってリセットして頂き、あわよくばその後もう一度ろまん亭に来て頂く感じです。

 そうすれば帰宅後に外に出てしまう事は軽減出来る可能性があります。

 ご家族とも相談させて頂き、とりあえず先ずはやってみる事にしました。果たして上手く行くでしょうか。

 利用時間は通常の時間ではなく、中抜けをしてその時間を差し引いた利用時間。これまでこのようなケースはありませんでしたが、臨機応変に対応して安心して過ごせる環境を提供出来るようにしたいと思います。

 午後の再度のお迎えに応じてくれるかどうかは不明です。しかしやってみる価値はあります。もし午後も来られるのであれば、不安で外を歩く可能性も低くなります。

 変則的な利用ですが、こんな利用もありなのかなぁと思います。

 住み慣れた地域に長く住まう事のお手伝い。

 それがモットーです。その為には、「〇〇しなければならない。」と言う概念を持たずに常に臨機応変に柔軟に対応する事が必要だと思います。

 軽い認知症とは言え、自身が外を歩いてしまっている事を「徘徊」として認識しています。不安になって泣いてしまう事も認識しています。少しずつ忘れてしまう事も認識し、それに対して不安を持っている事も認識しています。

 一番辛いのは本人なのです。

 そんな気持ちを少しでも汲み取れるようなデイサービスになりたいと思っています。

 その為に小規模を維持しているのですから。

 何事も先ずはやってみる事!!試してみる事!!

 利用時間の中抜け、少しでも本人の気持ちが楽になる対応であると良いなぁと思っています。

 もしもダメなら・・・

 その時はまた別の方法をスタッフ一同及びご家族と一緒に考えて行きたいと思っています(^-^)

三日ぶりだと(^-^)

2023-11-14
 要介護5の利用者さん達。排泄、特に排便は二日に一回のペースで出るように促しています。

 しかし・・・日曜日などが一日入ってしまうと、三日ぶりになる事もあります。

 二日くらいだと比較的量も少なめ。余り便が溜まっているような感じはありません。しかし三日目だと意外と便が溜まっているのです。

 要介護5と言う事もあり、ほぼ摘便。お一人は確実に摘便で排便、もう一人は坐薬を使用して排便を促します。確実に摘便で排便の利用者さんの場合は入浴時に行います。

 三日ぶりだと便の量も多めだし、少し固くなっています。僕個人的には固い便の方が摘便はし易いです。汚れも広がらないし、なによりも掻き出し易いのです。

 柔らかい便だと・・・掻き出すのが難しい!!そして汚れも広がってしまいます。まぁ三日ぶりの摘便だとほぼ毎回、やや固め。食事は嚥下や咀嚼が不安定でそれ程多くは食べていないのですが、排便の量はなかなか多くてびっくりする事もあります。

 坐薬使用の利用者さんも同様に食事量に対して排便量が多いのにびっくり。

 皆さん胃腸の調子が良いのかも知れませんね(笑)

 もちろんしっかり出る事は大変良い事だし、沢山出ると我々も嬉しいのです♪♪

 飲んで食べて出す。一番基本的な事であり、一番大切な事だと思います。

 介護度が高くなると、どうしても排泄、特に排便は不安定になります。水分量が少なければ便が固くなり便秘になるし、軟便剤を使うと今度は緩くなり過ぎて失禁時に大変な事になってしまったり。

 排便のコントロールは介護としては永遠のテーマかも知れません。

 入浴時の摘便や坐薬使用での排便がろまん亭で出来ている事は幸いです。排泄関係はデイサービスで介助出来るに越した事はありません。

 三日ぶりの排便介助、食事量に対して排便量の多い事!!快腸快腸♪♪

 摘便にしても坐薬使用にしても、すっきり出せるのは本当に良い事だと思います。

 これからも出来るだけろまん亭で排便があるように促せると良いなぁと思います(^-^)

急ぎのお迎え。

2023-11-14
 要介護1の利用者さん。軽い認知症があります。そして日中独居。朝の送迎は10時前に伺うようにしています。

 今日は朝一の送迎後にそのまま入浴介助に入りました。入浴介助を進めていると・・・上記の利用者さんのご家族から一本の電話が入ります。

 「申し訳ないのですが、出来るだけ早めのお迎えをお願いしたいのです。」と。

 理由を聞いてみると、日中独居の利用者さんが一人の時間に不安になってしまい、道を挟んだ向かい側にある整骨医院の待合室に入ってしまっているとの事でした。

 この利用者さんは不安になると泣いてしまいます。恐らく待合室に入って泣いてしまったのだと思います。

 ご家族は念の為、その医院に協力体制をお願いしておいたのですが、待合室で泣かれてしまうと・・・やはり少々厳しいですね。

 しかも連日の事とか。

 なので、デイサービスのお迎えを早くして欲しいと依頼がありました。

 しかし・・・入浴介助中です(^-^;兎に角先ずは介助を終わらせないと!!ゆっくりと介助をしたい所ですが、少し急ぎ目にしました。

 いつもよりも10分ほど早く入浴介助が終わり、着替えてすぐにお迎えに伺います。

 到着すると・・・やはり不安そうな表情で、今にも泣きだしそうでした。

 「何だか分からなくて・・・。」と。

 「大丈夫ですよ~、今お迎えに来ました。さぁ、公民館(ろまん亭)に行きましょう!!」

 そうお伝えして、電気類のスイッチをオフにして出かけました。送迎車の中で少しずつ落ち着いて来たようです。泣き声から少し明るくなって来て。

 ろまん亭に到着すると、一転満面の笑みです!!

 やはり一人でいるのが相当不安だったのだと思います。到着して帰宅するまで楽しそうにお喋りをして過ごしました。皆さんと話している最中は朝の泣きそうな雰囲気は全くありません。

 出来る限り一人の時間を少なくすると良いのかも知れないけど・・・何せ要介護1です。利用にも限度があります。

 長時間の利用だと週に3回から4回が限界。短時間であれば週5回から6回の利用が可能です。一人の時間を少なくするのであれば、短時間でほぼ毎日ろまん亭に来ている方が安定するのではないでしょうか。

 問題は・・・朝のお迎えまでの時間と帰宅してからご家族が帰るまでの時間に外に出てしまわないか・・・と言う事です。外に出ると道の反対側の医院に駆け込んでしまうのがパターンになっているようなので、自宅から出ないように促すしかありません。

 軽い認知症があります。促しても不安感が強く出れば外に出て医院の待合室に入ってしまう可能性が高い。

 う~ん、何か方法はないものか。

 明日も利用なので、出来るだけ早くお迎えに伺おうと思いますが、早い時間に電話をして室内で待つように話してみようと思います。

 「これから伺うので、お部屋で待っていて下さいね!!」

 このセリフで電話を何回か掛ければもしかしたら外には出ないかも知れません。先ずはやってみないと分かりませんが・・・

 軽い認知症です。忘れてしまう事も少しずつ増えている事を認識しています。不安になるとその不安感が増大してしまいます。

 少しでもその不安感を軽減して、安心して過ごせる状態にさせてあげたいと思っているのですが・・・スタッフとも知恵を出し合って対応してみようと思います。

 送迎車が出せる状態であれば、緊急的に早い時間のお迎えも出来ます。

 周囲の協力の下、最善の対応が出来ると良いなぁと思います(^-^)

狭間の中で。

2023-11-13
 これまで多くの利用者さんと出会いました。

 軽い認知症の方が少しずつ認知症が進む過程も多く見守って来ました。

 認知症とそうではない部分。

 その狭間はとてもストレスがかかる期間でもあります。自分が少しずつ忘れてしまう、覚えられない・・・自覚をするのってとても苦しいと思います。

 そして認知症が進む過程で自分で認知症を受け入れようとしている姿は切なくもあり、応援したくもあり、何とか少しでもストレスを軽減させてあげたいと思って来ました。

 認知症は進行してしまう病気なので、仕方ない事なのですが・・・

 「自分が忘れてしまうのが怖い。」「何だか時々分からなくなってしまう。」など、認知症の症状を自覚している言葉を聞くと「大丈夫、大丈夫!!みんな忘れるとこがあるのだから!」と励ましの言葉をかけるようにしています。

 そうです、忘れたっていいのです。覚えられなくたっていいのです。繰り返し聞いたっていいのです。

 その都度我々はちゃんと答えて一緒に笑い合えれば、それでいいのです。

 認知症の家族を持つ場合、初期の頃は「何度も同じ事を言って。」とか「忘れないようにね。」など、やや否定的な言葉をかけてしまうケースは多いと思います。

 それは家族が認知症であると言う事がまだ分からない状況の時です。しかし受診等をして認知症であると分かったら、少しずつで良いので認知症の方の気持ちを汲んで頂けると有難いと思っています。

 「自分は認知症と言われたから、これから色々と忘れちゃうんだよ~。」と、自分の状態を笑いながら話す利用者さんがいました。自分を励ますようだったし、周囲に受け入れてもらいたいと言う気持ちの表れだったのかも知れません。

 認知症としっかりした部分の狭間。

 この狭間の状態が本人にとって一番辛い時期かもしれません。そんな時にしっかりと寄添って、受け入れて共感して。少しでも不安や心配な気持ちが和らぐと良いなぁと思っています。

 その為には~、やはりコミュニケーションが一番です!!沢山お話をして、沢山笑って。他愛ない話しでも一緒に盛り上がって。

 会話のキャッチボールならろまん亭にお任せ下さい!!例え会話内容が食い違っても、へっちゃらです(^-^)食い違っていても食い違っていないような会話へすぐさま変換。

 何の支障も無く会話が続けられるようにするのがろまん亭流です。

 会話に支障がなければ利用者さん達もスムーズに話す話す。だって会話を遮るものがなくて、どんな事を話してもちゃんと会話が進むのですから。

 沢山話して脳の活性化です!!

 認知症は沢山の会話でも十分遅らせる事が出来る・・・と、これまでの経験上感じています。

 ろまん亭の利用者さん達は「認知症予防」ではなく「認知症の状態になってから」の利用者さんが多く居たと思うし、今も認知症の状態になっている方々がメインです。

 なので、予防をすると言うよりも遅らせる事。

 そこを重要視しています。

 認知症になると大勢の中では浮いてしまう事もしばしば。ろまん亭では孤立しない支援、いつでも手を差し伸べられる支援を目指しています。

 認知症の家族を介護しているなら、是非一度ろまん亭に来てみて下さい。

 そして、こんなデイサービスもあるのです!!・・・と、感じて頂けたら幸いです。

ポインセチア。

2023-11-11
 お世話になっている保険の担当者さん。毎年クリスマスが近づくとポインセチアを持って来てくれます。

 時にはプリンセチア。

 お陰で年末、居室内は明るくなります。

 さて、頂いているポインセチア。実は昨年頂いたポインセチアを庭に植え替えてみたのです。

 鉢植えから庭に植え替える方法をインターネットで調べて植え替え。果たして今年は・・・と思っていたら。

 植物ってすごいです。ちゃんと時期が近付いて来たら、赤みが出始めました!!このまま行けば12月にはしっかりとしたポインセチアが楽しめそうです♪♪

 今年のポインセチアはろまん亭で成長したもの。もう少し育ったら居室内に移動しようと思います(^-^)

 保険の担当者さんにも早くお知らせしたい所です。

 ろまん亭の庭は植物が育ちやすいようなのです。・・・と言う事は雑草も育ちやすいのですが(^-^;雑草はさて置き。

 特に肥料や何やら手は加えないのですが、色々な植物が育ちます。「あれ?去年はあそこにあんな木があったっけ?」と、いつの間にか育っていたりして。

 「あの花は去年は無かったよねぇ・・・。」と言う事もしばしば。ろまん亭の庭は植物が良く育ちます(笑)

 昨年のポインセチア。このまま順調に育ってくれる事を願いつつ。利用者さん達もほんのり赤くなり始めた葉っぱに気付き始めました。

 「あれ?あんなところに赤い花が咲いているよ~!」

 「いえいえ、あれは花ではなく葉っぱなのですって。クリスマスに飾るポインセチアと言う植物なのですよ~。去年の物を植え替えておいたのです。」

 「そうかい、きれいだね!!今年のクリスマスが楽しみだね!」

 こんな会話が年末まで幾度となく繰り返される事でしょう(^-^)

 しっかりと成長して皆さんを楽しませてくれる事を願いっています♪♪
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