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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんの風~徒然日記

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

ほぼ毎日??

2024-04-06
 先月から利用開始になった利用者さん。認定申請中で介護度が出ていませんでした。御年90代後半。約一か月経ちましたが、見ている限りだと要介護2くらいでしょうか。担当ケアマネージャーさんは暫定で要介護3と見ていましたが。

 ご家族の利用希望は毎日でした。しかし退院間もない事、年齢的に体力的に毎日ではなく一日置きの利用を提案。慣れて来たら利用日を増やすと言う流れになりました。

 そして先日、やっと認定が下りて。

 要介護3でした(^-^)担当ケアマネージャーさんのお見立て通り。流石ですね。

 要介護3が出た事、利用開始から約一か月が経った事で、利用日を増やす事になりました。これまでは火・木・土だったのですが、月曜日を増やしたいとご家族からの希望。

 そして担当ケアマネージャーさんから、「実は月曜日だけではなく水曜日もお願いしたいと希望がありました。」と連絡あり。

 月・火・水・木・土の週5回の利用希望です。

 実はこの方の利用時間は短時間なのです。自営業をしているご家族、お迎えはゆっくり目が良いと言う事で11時のお迎えです。そして帰宅は16時。5~6時間の利用。ただし本人の希望があれば早めの送りもOKと言う感じです。

 週三回の様子を見ると、確かに利用日を増やしても大丈夫そうでした。なので週五回の利用希望も対応する事に。

 ただし、本人がもしお休みしたいと言う事であれば無理をしない事。長く利用する為には無理は禁物です。

 介護は0(ゼロ)か100(百)かではダメなのです。継続する事が大切なのです。

 今回の利用者さんはろまん亭をとても楽しみにして下さっているとの事。実はお休みの日もろまん亭にいく支度をしているとか(^-^)

 いやいや、嬉しい情報ですね。

 食べる事が大好きでお喋りする事も大好きな方。

 来週からは週五回の利用になりますが・・・無理をせずに楽しく過ごして頂けるように対応したいと思います。

 変則的な利用時間ですが、利用者さんやご家族の希望に沿った対応が出来るのもろまん亭「ならでは」だと思います。

 ご本人からの希望で週五回。嬉しい限りです♪♪

鬼の午前、仏の午後(笑)

2024-04-05
 ある要介護3の利用者さんです。短期記憶がかなり曖昧。介助に関しては拒否が強めに出てしまいますが、直ぐに忘却の彼方へ。なので多少強めの拒否があっても何とか介助が出来ている状況です。

 さて今日は・・・

 最近は朝のお迎えも割とスムーズでした。「あれ、来てくれたんかい!」と、嬉しい言葉が出るほど。これなら安心だなぁと思っていたのですが。。。

 今朝は180度真逆です!!鬼の形相(^-^;トイレから出て来たばかりの様子。恐らく便の汚れがあるかも知れません。とにかく初めから強い拒否です。

 「誰あんた!!早く帰ってくれ!!」

 表情を見ると認知症に囚われている感じです。今日は難敵です。ご自宅の玄関を出たり入ったりしてリセットを試みますが・・・ダメそう。

 それでも何とか靴を履いて頂き、送迎車まで誘導します。手引き歩行なのですが、手引き拒否。手引きをしないと車に乗れないので、やや強行的に手を持って移動すると・・・

 抓られ叩かれ暴言吐かれて。乗車まで辿り着きましたが、ドアを閉めさせてくれません。何とかシートに座らせてドアを閉めて出発。ろまん亭に到着するまで悪態をつかれながらの送迎でした。

 ろまん亭に到着してもまだブツブツ言っています。これは相当怒っている様子です。着座をしてもまだ・・・

 何とか会話をしながら様子を見ていると、少しずつ落ち着いて来たようです。こんな日は入浴も強い拒否だろうなぁ。でもきっと汚れているだろうから、何とか更衣をするようにしました。

 鬼の形相も大分穏やかになって来た頃に入浴誘導です。介助スタッフには無理せずに更衣だけでも良いと言う事にしておきましたが・・・

 何故か軽い拒否で入浴が出来ました!思った通り、やはり便汚れあり。洗身して浴槽にも入れて無事終了。

 入浴後からは仏の顔になりました(笑)

 朝のイラつきも無くなり、穏やか。会話もいつもの感じに戻り、よく笑いよく喋る。ひと安心です。

 結局帰るまで穏やかで「ここに来られて良かったよ~♪」と言って下さいました。

 あら~、午前の鬼の形相は何だったのでしょうか(^-^)朝の状況はすっかり忘れ、午後は仏。

 短期記憶の曖昧さがこんな時はとても有難いです。リセット出来るのですから。

 あれ程の強い拒否だと悪い印象が残り易いケースが多いです。しかしこの方の場合は何故か悪い印象が残らないのです。鬼タイムが過ぎれば一緒に楽しく会話をしたりふざけ合ったりしているので、良い印象が上書きされているのでしょうか。

 いずれにせよ、幸いな事にスタッフ一同悪い印象では無いようなのです。

 だったら~拒否しないで欲しい~(笑)まぁそこが病気と言う事だと思いますが。。。

 強い拒否の時間帯は手が付けられない程ですが、穏やかな時は楽しい方。必要な介助は何としても行いますが、それ以外では無理せずに対応したいと思います。

 鬼タイムの暴言暴力の先に仏タイムあり。

 そして~逆の時もあります・・・

 仏タイムの後に鬼タイム。

 一日平穏無事に過ぎる日が来るでしょうか。そんな日を願いながら、これからも対応して行きたいと思います(^-^)

緊急シャワー浴!!

2024-04-04
 要介護5の利用者さんです。ご家族の希望で午後に約一時間お昼寝タイムを設けています。お昼寝タイムをしないと夕飯時に眠気が出てしまい、食事介助が大変になってしまうからです。

 要介護5です。排泄も誘導しなければなりません。失敗しないように、頻回に誘導しています。大抵は午前午後に各一回の排尿があります。

 タイミングが合わずに失禁してもパットに収まるので、それ程大変な更衣にはなりませんでした。

 お昼寝タイムはちょっと危険な時間です。寝ている間に失禁をされてしまうと・・・大抵はしみだしてしまいます。しみだしてしまえば陰洗して更衣。それでもズボンとズボン下、パンツを交換すれば収まる程度。

 でしたが・・・

 先日のお昼寝タイムはちょっと違いました。尿量が多かったのです。静養室に入ると失禁したと思われる臭いが充満しています。確認すると、やはり失禁。しかも・・・背中まで濡れてしまっています。

 取り合えず先ずはトイレまで誘導し、便器に座って頂きます。被害確認をすると、ズボン下・ズボンは勿論の事、上の肌着と着衣まで濡れています。

 時間を見ると・・・う~ん、何とか入浴できる時間です。ここは即決。緊急シャワー浴でキレイにしようと思いました。

 この利用者さんは他のデイサービスで週二回入浴をしています。ろまん亭では基本的に入浴は無し。しかしこんな時は別です。とにかく入浴で保清します。

 女性スタッフでは少々負荷が大きいので、僕が入浴介助をします。状態的に二人介助でも良さそうですが、ここは一人介助で対応しました。座位にしても立位にしても傾きが大きく、ほぼ介助者任せ。手を放せばそのまま倒れてしまいます。なので負荷はかなりの重みです。

 体を密着させて支えます。要介護5の利用者さんの入浴介助は自分自身も濡れる事を前提に行います。今回もしっかり濡れました(笑)

 折角の入浴なので、洗髪もサービスです(^-^)僕は利用者さんの洗髪では二回洗い。ドライヤーで乾かしてフッサフサになりました。

 きれいさっぱり。臭いも取れて保清完了です。

 着替えはろまん亭の物を着て頂きました。ろまん亭の衣類を着て頂く時は洗濯せずに返して頂いています。ご家族の皆さんは「洗って返します。」と言って下さるのですが、ご家族の介護負担の軽減を謳っているのですから、ろまん亭の衣類の洗濯はろまん亭で行うのが筋と言うものです。

 極力ご家族の負担を少なく。

 帰宅時に緊急シャワー浴のお話をすると、とても喜んで下さいました。失禁は残念でしたが、入浴出来てきれいさっぱり。

 ちょっとしたサプライズ介助でした。

 もちろん、時間帯的に緊急シャワー浴が難しい事もあります。そんな時は清拭のみになってしまいますが、やはりシャワー浴の方がキレイになりますね。

 必要に応じて、時間帯に応じて出来るだけ良い対応が出来るといいなぁと思っています。

 介護度が高いと失禁率も高くなります。

 出来るだけ失禁しないように対応したい所ですが。。。

 難しい一面がある介助なのです。

平穏無事に終わらない??

2024-04-03
 介護度が高い方や認知症が重めの方がいると、一日平穏無事に終わらない事が多いです。何かとハプニングが起こり易いのです。

 今日は認知症で要介護3の利用者さんがいました。何かにつけて割と拒否が出る方。特に朝のお迎えや入浴、排泄時の拒否は時にかなり激しいものです。ただし、短期記憶がかなり曖昧なので、時間が立つと忘れてしまう点は有難い事ですが(笑)

 朝のお迎え時には幾度となく眼鏡を飛ばされ暴言の嵐だったりしました。入浴も同様。入浴スタッフが四苦八苦。排泄も手が出たり暴言が出たり。

 なかなかの強者です。

 しかし・・・今日は何故か朝から調子が良かったのです。

 「あれ?いつも車で連れて行ってくれる人だよね。いつもありがとね!」と上機嫌。スムーズに乗車してろまん亭に到着です。

 着衣の汚れも無さそうです。失禁も無さそうなので、こんな時は入浴を中止して更衣のみにしようと思ったら・・・何故かスムーズに入浴が出来ました!!いつもの騒ぎがありません。

 あらら~、こんなに調子が良い日もあるんだなぁとスタッフと安堵しました。会話も落ち着いています。穏やかです。このまま安定した状態で一日が過ぎるかな~と思ったら大間違い!!

 それは午後に突然やって来ました。

 排泄です。しかも排便。便失禁。

 当然パンツの交換をしなければならないのですが、ここに来て突如として強い拒否が出始めました。まぁ失禁での更衣は認知症の方々は特に拒否が出易い介助だと思います。

 何となく嫌な事(失禁)が起こっている・・・と感じているのかも知れません。

 拒否が強すぎて更衣が進みません。その内にズボンの上に紙パンツを穿いてしまったり。当然ズボンには便が付着してしまいます。それでも拒否は続きます。

 一人での介助が難しいと判断。ケアマネージャーを補助に呼んだのですが、それでも更衣が進みません。そうなると・・・最終的に強硬手段です。こればかりは仕方ありません。

 手が出る暴言が出る・・・ケアマネージャーの眼鏡も飛びました。スタッフは引っかかれました(^-^;・・・で、何とか更衣が終了。

 「もうこんな事は初めてだ!!本当に嫌だ!!」

 更衣が終わっても怒りが収まりません。居室に戻っても収まらず。

 「そうだいね。大変だったね。・・・あ!外に鳥が飛んできましたよ!!」

 同意しながら別の話にすり替えようとしてみました。すると・・・

 「本当だ!鳥がいくつも来ているね~!!」

 瞬時に話題が切り替わりました。これは良い兆候です。そのまま鳥の話や別の話題をすると、次第に怒りは収まって来たようです。

 先ほどの排泄介助をしたスタッフとケアマネージャーも合流しましたが、もう既に忘れて下さったようです。一緒に鳥の話や庭の花の話で談笑です。

 う~ん、これだけ短期記憶が曖昧なのはこんな時は助かります。最後は笑って「楽しかったよ~♪」と、朝の上機嫌と同じように上機嫌で帰路につきました。

 便失禁までの平穏無事な時間は何だったのでしょうか(笑)ドッと疲れが押し寄せます(笑)

 まぁ終わり良ければ全て良し。・・・としておきましょう(^-^)

 何にしても、あの大騒ぎが既に忘却の彼方へ。あの騒ぎようだと悪い印象が残ってしまうのではないかと心配してしまいますが、その後の話題の切り替えで無事に忘れて頂けたようです。

 めでたしめでたし♪♪

 とは言え。やはり拒否が出ないように心がけて介助をしていますが、そこは認知症。どんなに丁寧に、どんなに上手に介助をしても本人が「嫌だ」と感じてしまえば抵抗します。本気になって抵抗します。

 暴言・暴力も出ます。

 そんな中でも、何とか介助を遂行。最終的には力業になる事もあります。

 一日通して平穏無事な日が、いつか来るのでしょうか(^-^)

 そんな日を夢見て・・・いやいやそんなに甘くないのが介護の世界。

 どんなに拒否をされても、最後は笑って終われるような対応を心掛けたいものです。

コロコロ便でも。

2024-04-02
 摘便をしていて時々感じる事ですが・・・利用者さんによって便の形状は様々です。基本的に水分摂取がしっかり出来ている方については意外とスムーズに排便を促せます。

 水分摂取が少ないと便も固くなったり粘土質のような泥状便になってしまいます。

 バナナのような便の方もいればコロコロの便の方もいます。最近は下ってしまう利用者さんはいないので、その点では楽かなぁと思います。

 さて、コロコロ便とは。

 読んで字の如く、コロコロした便です。イメージとしては草食動物の便でしょうか。ヤギや羊やウサギなどの便。まさにコロコロです。

 小石のように固い場合は少々厄介です。肛門の出口付近で固まってしまい、摘便をしようにも固くてなかなか進まないケースは多くあります。

 現在の摘便をしている利用者さん。ここ数日はコロコロ便です。・・・が。この方は水分摂取が良好。その為か、コロコロ便でもツルっとしていて肛門周辺の軽いマッサージで正にコロコロ~っと排便を促せるのです。

 小石のように固くなっていても、水分を含んでいるとスムーズに排便出来るのです。

 やはり水分摂取は大切ですね。もちろんご家族も色々と工夫して下さっているので、その面も大きいと感じています。

 摘便で一番難しいなぁと感じるのは泥状便。粘土質の便です。掻き出そうにも掻き出せず。仕方ないので少しずつ崩しながら掻き出すしかありません。利用者さんの負担にもなるし、介助者も負担が大きいのです。

 根気よく、そして出来るだけ早急に行う摘便です。

 利用者さんの食事状況や水分摂取量の違いで便は様々に変化します。出来るだけ安定した便の状態を維持出来ると良いなぁと思っています。

 コロコロ便の方は以前は通常の便の形状でした。しかし最近は何の加減かコロコロ便。

 それでもツルっとコロコロ~っと排便を促せるので、利用者さんの負担は少ないと思います。これからもコロコロ便の可能性が高いので、水分摂取はマメにしっかりと摂ってもらおうと思います。

 スルッと出る便は摘便をするにも利用者さん、介助者共にストレスが少ない便なのです(^-^)
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