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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんの風~徒然日記

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

徒然なる日記

向きが大切(笑)

2025-05-17
 紙パンツや紙おむつの時の尿漏れのお話しです。

 尿漏れは尿量が多くてパットや紙パンツ、紙おむつが吸収しきれない時に起こるケースと足の付け根の辺りの隙間から漏れ出てしまうケースがあります。

 どちらにしても折角パットや紙パンツにしてあるのに漏れ出てしまうなんて・・・と思ってしまいます(^-^;

 尿量が多い場合、女性には薄手のパットを蛇腹にして股に挟んでからパット、そして紙パンツや紙おむつにすると吸収量が多くなり漏れも防げる可能性が高くなります。

 では男性の場合は・・・蛇腹にしても良いようなのですが、一般的にはパットを円錐状にして陰茎に当ててからパット、そして紙パンツや紙おむつにすると良いとされています。

 夜間だとパット+紙おむつ更にその上に紙パンツを穿かせる方法もあります。

 さてさて、ろまん亭を利用している男性利用者さん。通常時から紙おむつを使用しています。もちろんパットや円錐状のパットも付けているのですが、結構尿漏れがあって大変だったりします。

 う~ん、何故だろう??

 そう思って、ある時の尿漏れ時によくよく見てみると・・・どうやら円錐状のパットを付ける時、通常のパットを付ける時の陰茎の向きがポイントのようでした。

 陰茎を真っ直ぐにして円錐状パットを装着し、更にパットを装着すればほぼ確実に尿漏れが防げています。それらを装着して尚尿漏れの時は大抵陰茎が左右どちらかに向いてしまっていて、パットからズレてしまっていたのです。

 なるほど~。

 ついつい陰茎の向きはそれ程気にせずにパット装着をしていましたが、以降はしっかりと陰茎を真っ直ぐにしてから装着しています。

 一気に尿漏れの回数が減りました(笑)

 尿量が多くない割に尿漏れ。しかも重装備なのに。不思議だなぁと思っていたら、原因は至ってシンプルでした。

 デイサービス利用者さんで紙おむつを使用している方は少ないです。基本的に日中動くので大抵は紙パンツ。夜間のみ紙おむつ使用の方は多くいます。

 日中から紙おむつの方は珍しく、我々としても良い勉強になります。

 毎回紙おむつの交換も行い、今では紙おむつの交換もなかなかの技術になりつつあります。

 良い経験になっているのです。

 そして今回の尿漏れ対策も、この利用者さんあっての事。今後の対応に活きて来る事と思います。

 何にしても必ず原因があります。その原因を突き止めて防止策をしっかり取って。

 少しでも家族介護の負担が軽減出来るように努めたいと思います。

 男性の場合、向きが大切なのですね~(^-^)

量増しレシピで(笑)

2025-05-16
 今世は物価高ですね。食材から日用品まで全てが値上がりしています。特にお米は・・・なかなかの値上がりで(^-^;

 介護の収入は介護保険からの収入のみ。値段を上げる事も出来ず、世の流れからは少し取り残されてしまう状況です。物価高騰の流れに沿って多少の値上げが出来る訳も無く。

 ろまん亭の食材費は一食600円頂いています。これは食材費が介護保険から適用外になって、ずっと変わらず。

 何とかここまでやって来ました。心情的にも食材費の値上げは極力しないように努めようと思っています。

 とは言え、物価高は直撃。

 何とか維持出来るように試行錯誤です。

 そこで。

 幸い調理は事業所内調理。しかも担当は僕自身一人です。自由にメニュー構成できます。

 今は量増しメニューに取り組んでいます。

 例えば。

 こんにゃくを入れたり豆腐を入れたり。お麩を粉にして混ぜたりして量増しです。こんにゃくや豆腐、お麩はそれ程料理の味を変えずに使えます。上手に使えば特に味が変わらずに量を増やす事が出来る。

 しかもヘルシー!!(笑)

 勿論使わずに作れるのならそれで良いのですが、時には量増しして対応。少しでも費用を抑えられるような工夫が必要です。

 嬉しい事にろまん亭の利用者さんのご家族から時々お野菜を頂く事があります。これは本当に有難い事です。大事に使って出来るだけ美味しく調理。

 「ここの料理はうんまいよ~!」と言って下さる利用者さん。「ここの料理は本当に美味しいですよ。」と言って下さる利用者さん。

 いつまでもそんな声を頂けるように、日々工夫しながら作らないといけませんね。

 量増しをしながらも味を壊さずに。腕の見せ所でしょうか(^-^)

 物価高はいつまで続くのか。もうこの先、値が落ち着く事は無いのでしょうか。

 嘆いていても仕方ないので、今ある状況の中、出来る最大限の努力と工夫で乗り切りたいと思います♪♪

 皆さんからの「美味しい」の一言。

 その一言を聞く為に、皆さんが美味しく楽しく食べられるように。

 命は食にあり。

 その言葉を胸に、この物価高の時期を量増しで乗り越えて行こうと思いま~す(^-^)

二年が経って。

2025-05-15
 もう二年も経つのでしょうか。

 約二年前、咀嚼と嚥下がかなり悪くなってしまい食事が進まずにどんどん痩せてしまった利用者さん。要介護5です。

 咀嚼と嚥下の悪化を改善させる為に口内のマッサージやストレッチを始めました。併せて主治医に栄養剤の処方をお願いして。

 口内のマッサージとストレッチの効果は約3ヵ月後に出て来ました。咀嚼と嚥下が少しずつ戻り、栄養剤も一日三パック使用。

 食事の改善がされて、しっかりと食べられるようになりました。

 二年前は体重が42㎏まで落ちたのですが、その体重も少しずつ増加。二年経って今では52㎏までになりました。

 体重増加に当たって栄養剤は一日三パックから二パックに減り、そして今日から一日一パックでOKと主治医からの指示がありました。

 二年経って無事に食事改善と体重完全が達成できたのです。

 咀嚼と嚥下は時々不安定な時もありますが、概ね良好。毎食完食出来ています。

 二年前は食べられず、体重は減るしとても心配していました。今では逆に体重が増えてしまい心配です(笑)

 とは言え、元々ふくよかな利用者さんでした。元に戻ったと言う事でしょうか。

 要介護5なので、日常生活は全介助。つまり、体重が増加し過ぎると介助も大変になってしまうのです。ある程度戻ったのであれば、後は維持出来るように対応する事が必要です。

 まぁ食事が毎食しっかり摂れているので、栄養剤は一旦中止でも良さそうです。

 今でも定期的に口内のマッサージとストレッチは行っています。

 今後もいつまた咀嚼と嚥下が不安定になるかは分かりませんが、現状を維持出来るように努めたいと思います。

 あれからもう二年も経つのですね。

 要介護5ですが、よくぞここまで辿り着きました。

 ご家族の努力とスタッフの努力、そして何よりも本人の頑張りもあったのかなぁ・・・(笑)

 先ずは目標達成!!

 維持出来るように努めたいと思います♪♪

新規利用者さんの初日。

2025-05-13
 今日は新規利用者さんの初日です。

 若年性の認知症で要介護1が出ています。お試し利用の時はまぁまぁでしたが、果たして実際の利用初日はどうでしょうか。

 新規の方の初日からしばらくは様子見をします。その方の好きな話題、どのような様子で過ごすのか。問題行動はあるのか・・・等々をよく見ながら対応を検討して行きます。

 朝のお迎えは順調に出て来る事が出来ました。到着後も上々です。

 しかし・・・到着して約一時間半くらいが経った頃、不穏になりました(^-^;急な帰宅願望です。

 話しを切り替えながら様子を見ますが、帰宅に対しての気持ちが払拭できません。しかも泣き出してしまいます。

 このパターン・・・以前にもありました。その方も若年性の認知症でしたが。。。

 あれこれと話しを変えながら様子を見ますが一向に収まりません。こんな時は粘り過ぎずに諦める事も必要なのでキーパーソンに連絡。場合によっては昼食前に帰宅もあり得ます。

 すると、そのタイミングでご家族が眼科受診をされているとか。これは帰す訳には行きません。取り合えずキーパーソンの方に受診後に連絡が入ると言う事で、連絡待ち。

 果たして引き延ばせるかどうか・・・

 「今はご主人は受診をしているそうなので、受診が終わったら帰りましょう。」とお伝え。

 すると納得して下さったのか、少しずつ気持ちが切り替わり始めました。ここからは「帰宅」に気持ちが戻らないように怒涛の働き掛け。とにかく話し続けます。

 何とか昼食まで辿り着けました。

 その頃には安定していて食事もスムーズに完食。「とても美味しい!毎日でも来たいわ~!!」と、さっきまでの泣き出しは何だったのだろう・・・と思うような変化ぶり(^-^)

 最終的に予定通りの時間まで過ごす事が出来ました。

 帰宅願望から切り替わった時の話の内容は、生まれ育った地域の話しでした。今後はしばらく不安定になって来たらその地域の話しで切り替えるようにしてみる事になりました。

 他にも食い付きの良い話題を用意しておくと良さそうです。そしてご家族が何らかの用事をしている旨を伝える事。

 まだ軽めの認知症なので、ある程度は認識して頂けるようです。

 今が狭間かなぁ。一番不安定になり易い時期かもしれません。

 数年前にも同様な方がいました。その方の場合、短時間で毎日利用して、結局二ヶ月くらいしてやっと落ち着いて時間を長めに設定できました。

 今回の方は取り合えず週一回からの利用。恐らく次回は忘れてしまって新たな気持ちでの利用になるかも知れません。

 何にせよ、根気強く対応して行く事が必要です。

 不安定になる時間帯もありましたが、概ね順調に利用できたのではないかと思います。

 今日は初日。まだまだこれからのお付き合い。

 その方に合った対応方法で、安心して過ごせる環境を整えたいと思います♪♪

案ずるより産むが易し・・・でした(笑)

2025-05-12
 先週まで週一回の利用だった方が今週から週二回の利用になりました。先週までは毎週土曜日の利用。今週から月曜日と金曜日の利用です。

 基本的に個別送迎でしたが、今日に限って一人スタッフがお休みです(^-^;

 う~ん、その方のご自宅の場所的にケアマネージャーでは少々心許なくちょっと心配。なので僕がお迎えに行く方が良いだろうと判断。

 しかし・・・

 土曜日の利用時のお迎え時間は9時15分頃。今日は他の利用者さんの送迎もあるので、その時間には伺えず、30分遅れでのお迎えにさせて頂きました。

 更にはその方ともう一人をお迎えしなければなりません。

 要介護3の利用者さんと要介護5の利用者さん。

 先に9時45分頃に要介護3の利用者さんをお迎えします。問題はこの利用者さんが次の利用者さんを乗せるまで待っていられるかどうかです。

 要介護5の利用者さんのお迎えもこれまで早ければ約5分ほどで乗車できます。しかし時に尿漏れ等があると更衣をするので10分以上かかる事も。今日は尿漏れなしでスムーズに出られるように祈りながらお迎えに伺いました。

 幸い要介護5の方は尿漏れも無くスムーズに出られました。

 そして・・・要介護3の方はと言うと。

 無事に待っていて下さいました!!特に不穏になる事も無く、至って問題無し。今後万が一の時はこの二人の送迎で行けそうです。

 ホッとひと安心。

 そして帰りの送迎です。

 やはりこの二人をセットで送ります。帰りの送迎では要介護5の方を先に送ってから要介護3の方を送ります。

 朝と違う事と言えば、要介護3の方は午後になると帰宅願望が強くなり、繰り返しが多くなってしまう事。その流れが送迎にかからなければいいなぁと思いつつ。

 要介護5の方の送りも自宅のベッドに寝かせて退室。これも約5分ほど。スムーズに送れて、さぁ要介護3の方は・・・

 全く問題ありません!!

 良かった~♪♪

 先週からどうしても送迎時のイメージが固まらず、ちょっと心配だったのですが、「案ずるより産むが易し」でした(^-^)

 まぁ他にも様々な面で一人スタッフが少ない状況でこの要介護3の方の受け入れは少々不安でしかなかったのですが、やってみれば特に大きな問題なく過ごせました。

 不安感は解消。これで一つの新たな実績になり、今後スタッフが一人欠けても対応が可能と言う事が分かりました。

 良き収穫です♪♪

 何事も新たな状況になる時はちょっと不安になります。新たな状況に対する対応のイメージをするのですが、そのイメージが定まらない時は気忙しくなってしまいます。

 様々なハプニングをイメージして対応方法もイメージするのですが、大抵の場合は思ったほど厳しい状況にはなりません。

 取り越し苦労になるケースが殆ど。

 それでも。

 様々なハプニングをイメージしておかないと、いざその状況になった時の気持ちが違うので、基本的には新たな環境の際は色々とシミュレーションをしておくようにしています。

 今回は調理をする間も無いだろうと想定して早めに食事を仕込んで。時間がズレることなく提供も出来たので良かったです。

 たまたまスタッフが一人お休み。

 そんな状況でもある程度下準備をしておけば対応は可能と言う事が分かりました。毎週だときついですが、たまにならOKでしょう(笑)

 「案ずるより産むが易し」

 一日が終わっていると、その言葉が身に沁みます(^-^)
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