ろまんの風~徒然日記
このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)
徒然なる日記
新しい仲間♪
2025-03-15
先日お問い合わせがあった利用者さん。お試し利用も出来て、本日から利用開始です。
これまでは他のデイサービスを利用していたのですが、入浴拒否が強いとの事。利用しているデイサービスでは対応が難しくなっているようで、ろまん亭に白羽の矢が立ちました。
大きな問題は入浴や更衣のようです。
認知症で要介護3。90歳越えの女性です。
通常だと新しい環境に慣れるまでは入浴はしないのですが、この方の場合は強い拒否があっても入浴後は直ぐに切り替わると言う事なので、それならば・・・慣れるまで待つ必要は無いと判断。
利用初日ではありますが、入浴にトライです(^-^)
女性スタッフ二人がかりの予定。
「お風呂に行きましょう!」と言うお誘いはNGです。何となく誘導して脱衣所に。すると早速大騒ぎです。
大きな声で叫んでいます。どうやら手足もばたばたさせて抵抗。
・・・がしかし。
ろまん亭のスタッフも伊達に長く介護に携わっている訳ではありません。「ごめんね~」と言いつつ、淡々と支援します。浴室に入ってもなかなかの騒ぎ。
居室まで聞こえるほどの大きな声。でも、他の利用者さんには聞こえないようです(笑)
しばらく大騒ぎをしていましたが、途中から静かになりました。そしてドライヤーの音。
入浴が終わって出て来たら、ちょっと不服そうな表情でしたが、その感情はそれ程引きずらずに切り替わる事が出来ました。その後は全く問題無し。
介助をしたスタッフに状況を聞くと・・・
これまでで一番拒否が強かった利用者さんに比べれば、それ程でもないとの事。多少強引になりますが、入浴は可能のようです。
良かった~♪♪
今までで最強だった入浴拒否の方よりも楽だったようです。最強入浴拒否の方の介助は僕も体験しています。あの時よりもまだマシなら御の字です。
ただ・・・食事後の帰宅願望の強さは少々手こずりました。初回だし、余りに引っ張り過ぎても・・・と思ったので、予定よりも30分ほど早く送る事にしました。
それはご家族から了承を頂いています。
入浴は可能。次の問題は帰宅願望です。
認知症の方が繰り返してしまう理由の一つは「不安」と言われています。不安があるので繰り返して言ってしまう。もしそうであれば、慣れて来ると少しは和らぐでしょうか。
こればかりは続けてみないと分かりませんね。
ともかく、初回から大きな目標の入浴は達成出来ました。少々厄介ではありますが、対応は可。
少しずつろまん亭に慣れて頂けると良いなぁと思います。
新しい仲間が増えました♪♪
本人が安心して利用出来、ご家族の介護負担の軽減が出来るように努めて行きたいと思います(^-^)
安定しています♪
2025-03-14
12月から利用が始まった方。要介護2の男性利用者さんです。
当初は10月から利用が始まるはずだったのですが、その直前に急変。主治医からは「あと数週間かも・・・」と診断されたのですが、見事復活!!
無事に12月から利用が始まりました。当初は本人の体調や希望もあり、週二回の利用でした。しかも短時間利用。ランチタイムのみの利用です。
しかし利用が始まると・・・満更でも無かったようです。
お休みの日も支度をしているとの事でした。時間もやや早めだとか。
そんな事もあり、1月からは一日おきの週三回の利用に変更。特に拒否も無く利用出来ていました。
すると・・・それでもお休みの日に支度をして「まだ来ないんかい。」とご家族に何度も言って来たそうで(^-^)
2月からは月曜日から金曜日までの毎日利用になりました。まぁベースは月・水・金曜日。体調が悪くなければ火・木曜日も利用と言う流れ。
今のところ体調も安定していて毎日利用しています。
実は現在ろまん亭の利用者さん達はほぼ毎日利用している方が多いのです。なので、毎回同じ顔が揃い踏み。スタッフも馴染みの顔ぶれなので、慣れるまでにそれ程時間はかかりませんでした。
今では「主」のような気持ちのようです(笑)
明るくて気さく。他の利用者さんにも話しかけて下さるのでとても有難いと思います。帰る際は他の利用者さん達と握手をして別れます。
ただ、年齢は93歳。いつ急変するかは分かりません。体調は毎日しっかり管理して。
入院や入所は確実に出来ない方(^-^;最後まで在宅で過ごす予定になっています。
長く在宅生活を安心安全に過ごして頂けるような対応を心掛けたいですね。
今ではろまん亭で毎日昼食を食べる事がルーティンになっているようです(^-^)
一日で落ちて三日で回復??
2025-03-13
ある要介護3の男性利用者さんです。現在は月曜日から土曜日まで毎日利用しています。日曜日と祝日はお休み。
その週に一回の日曜日や時々の祝日のお休みの日が鬼門になっています。
ご自宅では介護の手が足りていません。なので、お休みの日は水分摂取や食事の摂取がかなり不安定になってしまいます。
そうなると・・・
月曜日は絶不調(^-^;
恐らく水分不足からくる軽い脱水、栄養不足でエネルギー切れ。声もかすれたような声だし体の動きも滅法悪い。土曜日までは比較的意思疎通が出来ていたり体の動きも悪いなりにしっかりしているのですが・・・
お休みのたった一日でまるで別人です。
火曜日になって少し回復。水曜日辺りから声も出始めます。そして木曜日辺りからほぼ回復するのですが・・・
一日で落ちて三日で回復。
まだ回復出来ているので良いのですが、先々を考えると対策が必要ですね。その対策としてヘルパー利用を提案していたのですが、なかなかOKが出ませんでした。
しかし!!
先日やっとヘルパー利用に承諾して下さって。やはりご家族だけでの介護は厳しいと判断して下さったようです。
日曜日のお昼に食事介助と更衣の支援で入る事になりました。これで大分状況が変わると思います♪♪
基本的に丈夫な利用者さんです。水分摂取と食事摂取をしっかりと行えば、体調は安定。意思疎通も比較的良好に出来るのです。
良い状態を維持出来るようになると安心ですが。。。
住環境も少しずつ整い始めています。そこにヘルパーさんが入れば、更に状況は安定する事間違いなし!!・・・と、思っています(^-^)
回復出来る体力があるうちにしっかりと環境を整えて。環境が整えばご家族の介護負担も軽減します。本人も楽になるしご家族も負担軽減。
まさに一石二鳥♪
いえ、関わる我々も楽になるから一石三鳥かも知れませんね(笑)
しみ出し三連発!!
2025-03-11
今日は失禁でしみ出している利用者さんが三名いました。座布団の洗濯に忙しい一日(笑)
ろまん亭では失禁で汚れたズボンやズボン下は出来るだけ洗濯をしています。その日のうちに乾くようならば、帰宅前に着替えて頂いています。
一人目は朝の送迎時に既にしみ出していました。この方は定番で(^-^;毎回朝一ろまん亭に到着したらすぐに更衣です。しみ出していない事もあるのですが、最近はズボンまで濡れている事が多くなって来ています。座布団の洗濯は欠かせません(笑)
もう一方は・・・要介護5の利用者さん。基本的に失禁なのですが、出来る限り失禁を防ぐ為にトイレ誘導をマメに行っています。それでも失禁してしまう時もあるのですが・・・排泄に関してはタイミングが合わなければ失禁になります。
排泄のサインがあれば良いのですが、介護度が高くなるとサインが無くなるケースが意外と多いのです。そうなると定期誘導や定時誘導。
利用者さんの排泄時間のパターンをある程度把握して、その時間に合わせてトイレ誘導をして失禁防止対策です。
更にもう一人。要介護3の方。この方も常時失禁状態です。ただ、日中は失禁が少なく、トイレ誘導で排尿する確率はかなり高いです。ただ、失禁をしてしまうと・・・量が多めなので漏れ出てしまう時もあるのです。
漏れ出てしまうケースは紙パンツの容量を超えてしまった時、パットの容量を超えてしまった時、パットや紙パンツがズレてしまった時、謎の失禁の時などなど。
まぁ日中に容量を超えてしまう事は滅多にありません。トイレ誘導を欠かさないからです。パットや紙パンツがズレてしまうのは時々あります。座り方もあるし、移動している時にズレてしまう事もあるのです。
そして一番不思議なのは・・・謎の失禁(笑)
「何故ここが濡れているのか??」
そんな失禁の時が時々あるのです。
例えばパットや紙パンツは濡れていないのにズボンとズボン下が濡れていたり。紙パンツの外側だけが濡れていたり。
「何故?」
と言う失禁は意外と多くあったりします。その原因は座ったり立ったりする時に腹圧がかかって尿漏れをしてしまう事が原因の際たる理由だと思うのです。
本人は全く無意識。
なので、排泄介助や上げ下ろしの支援の際は必ずグローブを着けて対応しないといけません。気付くと介助者の手に尿がかかってしまうからです(^-^;
認知症や高齢になるとどうしても避けられない事かも知れません。
それらがダメと言うのではなく、漏れてしまう状況を把握しないと知らない間に汚れてしまうので、その都度トイレ掃除が必要になってくるのです。
便座や便器周辺の汚れも毎回チェック。
トイレは公共のものなので、常に清潔にしておかないといけません。最近はトイレ拭きシートの消費が激しいです(笑)
出来る限り失禁を防ぐ、しみ出す前に交換する。
排泄介助は保清の面でもとても大切な事です。汚れてしまう時は必ず原因があります。その原因を突き止めて、汚れを最小限に防ぐ事。
介護現場では大切な対応なのです(^-^)
休み明けは・・・
2025-03-10
ろまん亭は日曜日と祝日がお休みとなっています。
介護度が高い利用者さんの場合、休み明けはちょっと不安定になっているケースが多くあるのです。特に介護力がやや低いご自宅の場合に多くあると思います。
ある要介護3の利用者さん。息子さんと二人住まい。同居が息子さんなので、これがなかなか・・・介護が難しいようなのです。男性なので仕方ないかも知れませんが。
この利用者さんの場合は特にパンツとパット関係が少々問題なのです。恐らく殆どトイレに行っておらず、失禁状態。仮にトイレに行っていたとしても汚れたパンツとパットは自身で交換出来ません。
と言う事で、休み明けの状態はパンツパットともにずっしりと重くなり、更にはしみ出ている事が多いのです。送り出しのヘルパーさんを利用していますが、ヘルパーさんが交換出来ないと大惨事!!
一応それを見越して送迎車のシートにはビニールでカバーをしてお迎えに伺っています。
ある要介護3の男性利用者さんも休み明けは不安定です。この方の場合、お休みの日の水分摂取と食事摂取が不安定になってしまうのです。
娘さんが関われないと一大事!!休み明けは水分不足と食事不足でちょっとぐったり気味。ろまん亭に到着してすぐに水分摂取と軽食を食べて頂いています。
休みの日のご自宅での対応は意外と難しいケースが多いと感じています。
逆にお休みの日でもご自宅での介護が出来ている方の場合は特に変化はありません。安心です。
と言う事で。
休み明けが不安定な利用者さんに対してはスタッフ一同で休みの日にどうすれば良いのかを話し合います。例えば休みの日にヘルパーさんを利用する提案。失禁が多い方の場合は同居のご家族で何とか一回は交換して頂けるようにしてもらう提案。それが出来ない場合はパンツとパットを工夫して、少しでもしみ出ないように対策を取ってみたり。
休み明けは苦笑いのケースが多いように感じます(^-^)
連日利用の方が多いので、少しずつ整えて。
家族介護は難しい一面もあります。完璧に介護をして欲しいと言う事では無く、必要最小限の介護が出来ると良いなぁと思います。
その為にはご家族へアドバイス。
「こんな時はこうすると意外と楽ですよ。」とか、「ちょっとした時間に少しだけでも飲食出来るようにしてみる。」などなど。
休み明けの状態をしっかりと把握し、少しでも良い状態でお休みを過ごし、安定した状態で休み明けを迎えられるようになると良いなぁと思っています。
月曜日は先ずは皆さんの状態の確認と普段の状態へ整える作業。
安定した状態を保つ事はとても大切な事なのです(^-^)