ろまんの風~徒然日記
このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)
徒然なる日記
健康な胃腸??(笑)
2024-03-05
今日は要介護5の方が二人利用していました。要介護5なので、基本的に全介助です。
食事介助に少々時間がかかります。時間をかけて毎食完食。しっかり食べられています。
当然排泄も全介助。二人とも定期的なトイレ誘導で対応をしています。二人の内一人は利用時毎回排便対応。もう一人は日によって排便対応をしています。
今日はたまたま二人とも排便の予定でした。
先ずは一人目。食事後にトイレ誘導して排便を促します。この方は排便時に摘便で対応です。お尻をチェックするとやや上の方に便を感知。軽く刺激をして便を下ろします。
軽い刺激で便が下りて来るので助かります。摘便もし易い。そして今日は三日ぶりの排便。摘便で多量の排便がありました。量も形も良し。
二人目は・・・帰宅前にトイレ誘導。坐薬を使用して排便を促します。この方の場合は自力で出る事もあれば必要時は摘便です。今日は・・・やや固めだったので摘便で対応する事にしました。
コロコロした便が始めに出ました。お尻をチェックすると、この方もやや上の方に便を感知。軽く刺激をすると少しずつ下りて来ます。・・・が、自力では難しそうなので、刺激をしながら軽く摘便。やや固めでしたが量は多め。二日ぶりの排便です。
両者とも食事は介助ですがしっかりと食べられています。食事量としてはそれ程多くは無いのですが、排便の量はなかなかの量。
う~ん、二人とも胃腸が丈夫なのでしょうか。下る事はほぼ無く、固い時もありますが毎回良い排便があるのです。
二日ぶり、三日ぶりとは言えしっかりと出るのでいつも感心してしまいます。
しっかり食べてしっかり出す。基本的な生活習慣です。自力ではなかなかスムーズに出ませんが、軽い刺激で排便を促せるのが有難い二人。
そして出来るだけデイで排便があるようだと良いなぁといつも思っています。要介護5なので、ご自宅での排便対応は少々厳しい面もあると思います。
排泄は出来る限りデイで済ませられるのがベストですね。
毎回軽い摘便ではありますが、とても摘便し易い便なので二人の丈夫な胃腸に感謝ですね(笑)
それにしても・・・あの食事量であの排便量。ちょっとびっくりしますが、微笑ましくも感じてしまいます(笑)
油断大敵!!・・・でした(^-^;
2024-03-04
以前にも書いたと思いますが・・・失禁がある利用者さんの送迎では座席にクッションを置く事があります。何故ならば、失禁が時々漏れてしまいシートが汚れてしまうからです。
以前は失禁した状態でろまん亭に来る利用者さんが意外と多く、クッションはマストアイテムでしたが・・・最近はそれ程失禁している利用者さんがいなくて、クッションを敷き忘れる事しばしば。
しばらく漏れ出る事も無かったので油断していました。
そして今朝のお迎え時に。
少々失禁臭がする利用者さん。失禁臭はするけれど、漏れ出る事は殆ど無い方でしたが・・・時々漏れ出ている事があるのです。
今日に限ってクッションを敷き忘れたら。。。
ろまん亭に到着して居室内に案内します。尿臭はやや強め。でも、いつもと同じ感じかなぁと思いながら車に戻ると。
あ~!!シートにポツンと染みが出来ています!!
明らかに朝には染みが無かったので、間違いなく失禁が漏れて染み出てしまったようなのです。
油断大敵ですね(^-^;
以前もうっかり敷き忘れてしまい、シートが汚れてしまいました。その時も教訓にして毎回クッションを敷こうと心に誓ったのですが・・・染み出る事がしばらく無いと油断してしまいますね。
送迎後に洗剤で実家り洗浄。臭いも取れてめでたしめでたし。
でも~、やはりシートが汚れてしまうとちょっと凹みますね(笑)
冷える日が続くと自宅でトイレに行く事が少なくなると思われる利用者さんです。現在は一日置きに利用しているので保清は改善されています。それでも・・・一日お休みが入るとパンツ汚れはなかなか強め。特に土曜日曜の二日間お休みが入ると紙パンツ内は大災害です。
ご自宅でのトイレ誘導は流石に我々でも対応出来ないので、ろまん亭利用時に更衣や入浴で保清です。
今日は油断大敵、今後は毎回忘れずにクッションを敷こうと心に誓うのでした(^-^)・・・って、前回も同じ事を書いたような気がしますが(笑)
しばらく問題が無いと、ついつい油断してしまいますね。。。
お試し利用さん・・・その参・・・
2024-03-02
今日もお試し利用の方が居ました。今回の方は要介護1です。独居。ご家族は県外に在住です。
担当ケアマネージャーさんからはご自宅でご商売をされていた方なので、外に出る事が余り無かったと前情報を頂きました。付け加えて「明日行けるといいけど・・・」と意味深なお言葉(^-^;
その言葉を聞いて、今日のお迎えはドキドキでした。拒否されたらどうしよう・・・と。
しかし。今回も案ずるより産むが易し!!でした(^-^)
幸い今日はご家族が来ていて送り出しをして下さったので、スムーズでした。拒否をする様子も無くてスムーズに乗車。ろまん亭に到着です。
長い時間自宅を空ける事が無かったと言う事で、短時間のお試し利用かなぁと思ったら。
大違いでした!!
色々とお喋りに華が咲きます。昔の住んでいた地域の話やご商売の話などなど。会話は多岐に渡り、内容も時系列も問題無さそうです。
お喋りしたり一緒に脳トレをしたり。そしてご希望でもあった買い物ツアーを午後に開催しました。スーパー内を歩く事によって運動になります。そして商品を見て購入。社会的な繋がりを保つと言う事として、良い生活リハなのです。
要介護1で独居なので、まだまだしっかりしています。そして今日はご家族がいるので、生ものなども購入可能としておきました。独居の方の場合は生ものは極力控えていただくのですが。。。まぁ一緒にいる人が居るならOKでしょう。
ろまん亭に戻ってからも楽しく過ごせたようです。
「いつも一人だから話し相手が居なくて寂しい。」と言っていました。
「娘と息子は県外だから少し不安がある。」とも言っていました。
今回のお試し利用さんはご本人とご家族で出来るだけ在宅生活希望です。現在はヘルパーさんを利用しているのですが、週に一回くらいは外出して気分転換出来ると良いかも・・・と言う事でろまん亭に白羽の矢が立ちました。
実際の利用に繋がるかどうかは来週に分かると思います。ただ、今日の本人の様子だと、気に入って頂けたのではないかと感じました。
そして・・・昨日今日のお試し利用さんたちは食事も気に入って下さったようでした(^-^)
胃袋を掴む事も大事♪(笑)
昨日今日のお試しさんが実際の利用に繋がる事を祈りつつ。。。
新しい出会い、我々も楽しく過ごさせて頂きました!!
感謝です☆
お試し利用さん・・・その弐・・・
2024-03-01
先日は二月中の紹介が三件と書きましたが・・・その日に急遽お試し利用のご希望があり、最終的には四件の問い合わせになりました。
そして今日、急遽お試し利用がありました。
御年90代半ば。事前情報としてはフラダンスの先生をやっていたとの事。これまで多くの利用者さんと出会いましたが、ダンスの先生は初めてです。
色々とお話を聞かせて頂けると良いなぁと思いながらお迎えに伺いました。
初対面の印象は・・・いや~、とてもお洒落です(^-^)
流石ダンスの先生!!・・・と思わず言ってしまいそうになりましたが、初対面だったので「素敵なお召し物ですね!」と軽く褒めさせて頂きました(笑)
90代半ばですが体の動きは良いようです。歩行も付き添い程度で大丈夫そう。
ろまん亭に到着して色々とお話をさせて頂きましたが、時系列や話の内容もしっかりしているようです。耳が遠いのは年相応でしょうか。
ご家族の希望もあり、ランチタイムの利用です。食事が終わってひと息ついたら帰宅です。丁度帰宅時間頃に本人から「眠くなって来ました。」と一言。「ではそろそろ車を用意しますね。」と言う事でお試しが終了しました。
特に問題も無く、本人も楽しんで下さったようですし、食事も気に入って下さったように感じました。後は利用に繋がるかどうかですが、こればかりは本人とご家族、そして担当ケアマネージャーさんで話を進めて頂くしかありません。
お返事は来週になりそうです。
例えお試し利用でも、初めての方とお話をするのはとても楽しいものです。短時間ではありましたが、まだまだ色々と経験をしているようなので、話しは尽きないかも知れません。
利用に繋がると良いなぁと思いつつ、送らせて頂きました。
二月は四件の問い合わせ。このまま三月も沢山の方がお試し利用して下さるといいなぁと思っています。
何せお試しは無料ですから(^-^)
明日も一件お試し利用の方が来ます。果たしてどんな方でしょうか。利用に繋がらなくても、楽しんで頂けると良いなぁと思っています♪♪
大変なケースもありますが、やはり新しい出会いはとても楽しい事なのです☆
笑う介護。
2024-02-29
介護の現場では笑顔ってとても大切です。どんな状況でも笑顔を絶やさずに。
認知症の利用者さんに拒否をされても笑いながら対応をしていると、いつの間にかその利用者さんも笑顔になる事もあります。
「認知症の利用者さん」と書いたのは、認知症ではない利用者さんに対しては、拒否がある時に笑うのは逆効果。拒否があるならば真面目に誠実に対応する方が正解です。
拒否したり怒ったりしている時に相手が笑っていたら火に油を注ぐようなもの。
なので、いつも笑顔と言うのは特に認知症の方に対してのものなのです。
認知症の方の拒否の理由の一つとしては、何をやろうとしているのかが分からない、分からないから不安・怖い。だから一層拒否が強くなる・・・
そんな循環があるように思います。
例えば。
入浴は特に拒否が出易い介護です。入浴拒否の理由としては面倒くさいが一番の理由だと思いますが、認知症の方の場合は洗髪や洗身に対して理解出来ていない事がありそうです。
洗身・洗髪中は大騒ぎでも、終わってしまえばニコニコ顔。「ありがとね。」とか「気持ち良かった。」と言う言葉が出るくらいです。
だったら最初から素直に~と思いますが、そこは認知症の方々。初めは何が何だか分からなくてパニック状態になる事もあると思います。
そんな時に。そんな時だからこそ、笑顔を絶やさないようにするのです。拒否が強いので、ついつい語調が強くなってしまうと相手も更に拒否を強めます。強引にしようとすれば、更に強く反発します。
何を言われても「ごめんね~!」とか「ほら、もう少しだよ~!」と、優しく笑顔で話しながら支援します。
これを続ける事が大切なのです。
もちろん拒否などをされると我々だってちょっと凹みます。でも相手は認知症の方。病気がそうさせていると思えば、意外と許せるものなのです。
特にろまん亭のスタッフ達は(^-^)
不穏になってちょっと怒りっぽくなっていても、こちらが笑っていると次第に笑顔になって来たりして。確か認知症の方々は視覚からの情報がインプットされると言う事を何かの本で読んだ事があります。
相手が怒っていると、何を言っているのか分からないのですが、その表情で感じ取る。逆に笑顔で居れば、何事も楽しい嬉しいような感じになる。
そんなイメージでしょうか。
なので、介護の現場では笑う事がとても大切なのです。笑顔を絶やさずに、密に接する事でお互いの信頼関係も強くなります。
ろまん亭では笑う介護を目標に、日々皆さんと向き合っているのです(^-^)