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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんの風~徒然日記

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

徒然なる日記

意思疎通しています(^-^)

2025-03-04
 要介護3の利用者さんです。認知症あり。状態的には既に恐らく要介護4から5になりそうな状態。4月で認定更新なので、次は介護度が上がりそうです。

 そんな利用者さん。当然意思疎通はちょっと難しいのですが・・・

 実は調子が良いと意外と会話が成り立つのです。

 今日の朝のお迎えに行った時、声を掛けると反応がとても良かったです。

 「お迎えに来ましたよ!」

 「来てくれたんかい。」

 笑顔で迎えてくれました。すると・・・

 「どこ行くん?」

 「ろまん亭ですよ!いつもお昼ご飯を食べている所です。一緒に行って一緒に食べましょう。」

 「ろまん亭?じゃぁ行こうか。」と。

 普通の会話が成り立っています。まぁ文章にするとはっきりとした言葉になりますが、実際ははっきりした言葉ではありません。

 何となくニュアンスと口調で何を言っているかを推測しながら会話をしているのです。

 認知症の方々との会話では内容が少し違ったりしていますが、何となく言いたい事は分かります。表現が違うだけで、訴えている事はそれぞれしっかりあって。

 そこを理解しないといけないのですが・・・

 もごもご言っていたり呂律が回っていなかったり、意味不明な言葉を言ったりしていても、ちゃんと聞いていると何となく分かってくるものだと思います。

 長年認知症の方々と関わって、何故か皆さんが言っている事や訴えが感じられるようになっているのだと思います。

 全てを理解できている訳ではありません。何となく感じ取っているのです。

 今日の方も端で聞いていれば何を言っているのか分からないと思いますが、僕にははっきり分かりました。それに対してちゃんと答えると、相手も反応してくれて。

 会話が成り立っている事を実感。

 毎回今日のように意思疎通が出来る訳ではありませんが、調子が良ければ所々会話が成立。本人も満更では無い表情をして下さったりするのが嬉しかったりして(^-^)

 「何を言っているのか分からない。」

 で済ませるのではなく、表現とニュアンスから想像をしながら返答してみる事。正しい時もあれば案外こちらの方が頓珍漢な答えをしている事もあり。

 時々笑えます(笑)

 認知症の方相手で正しく理解出来なくても、理解しようとする姿勢は大切だと思います。

 きっとそれが伝わるのではないかと思うのです。

 調子が良ければ意思疎通も可。意思疎通が出来る時はなるべく働きかけて喋らせて。

 相手の気持ちを引き出しながら、楽しく過ごせればと思っています。。。

雨の日の送迎。

2025-03-03
 久しぶりに雨が降りました。このところ乾燥をしていたので、よいお湿りでしたが・・・

 雨の日の送迎は少々大変なのです(^-^;

 ある程度動ける利用者さんなら然程問題ないのですが、車いすを使用しての送迎はちょっと大変。傘をさしながら車いすを移動させるのです。

 傘だけではどうしても車いすの足辺りが濡れてしまいます。雨降りの送迎時はご家族にも多少のご協力を頂いています。頭の辺りは僕の傘で、足の辺りはご家族の傘で。

 当然利用者さんを濡れないようにします。そうなると、自分自身は濡れてしまいます。

 そうです、雨降りの送迎では自身が濡れる事を前提とした送迎になるのです。それを見越して着替えも持参しています(笑)

 ただ、どうしても送迎車の乗降時は利用者さんも濡れてしまいます。こればかりは防ぎようがないので。少しでも濡れないように、出来る限り手早く乗降して頂くのですが、介護度が高い利用者さんは思うように乗降できません。

 「雨が降っているからごめんなさいね~!」と声を掛けつつ、多少強引でも手早く車に乗せてしまいます。車内に入れば後はゆっくり体制を整えるようにします。

 ご家族からは「濡れちゃいます!」と言われるのですが、自分の事は気にしていられません(^-^;

 「僕の事は大丈夫なので、〇〇さんに傘をさしてあげてください。」

 これがお約束の会話です(笑)

 福祉車両で車いすのまま乗車出来れば良いのですが、残念ながらろまん亭の送迎者は普通車。雨の日は工夫をしながら出来るだけ利用者さんが濡れないように気を付けて乗降させるしかありません。 

 まぁ何だかんだ言いながら、最終的に乗降出来れば良いのです。意外とご家族と共に達成感があったりして(笑)

 大変な状況を共有して達成して。

 意外とご家族との信頼関係も強くなるようにも思います。

 雨の日の送迎は少々大変ですが、その分ご家族と協力し合って一体感が出たりして。

 大変な事ばかりの雨の送迎では無いのが救いでしょうか~(^-^)

 

春が来た!!(笑)

2025-03-01
 ここ数日は日中とても暖かい日が続いています。

 先日も書きましたが、いよいよ本格的な季節の変わり目になって来たのでしょうか。

 余談ですが吾妻ではフクジュソウが咲いたそうな。例年よりも早い開花です。

 さて、話しを戻して。

 春が来たのでしょうか。

 高齢だったり認知症の方々はこの季節の変わり目に少々変化が出て来てしまいます。一過性のものなのか、それとも段階が進んだのかはすぐには分かりません。

 季節の変わり目は気圧の変化や天候の変化、気温の変化等々。この「変化」に対して利用者さん達も軽く変化するケースは多くあると思います。

 テンションが高くなってしまったり、逆に低くなったり。自律神経が不安定になってしまい昼夜逆転になってしまったり。

 変化はそれぞれ様々です。

 一人の利用者さんの変化なら様子を見守りますが、複数の利用者さんの変化だと、「季節の変わり目」や「春が来た」とスタッフ間で話したりします。

 今日は「いよいよ春が来ましたかね~♪」とスタッフ間で話しが出るほど皆さん若干いつもと違う様子でした。

 気候や花の開花で季節の変わり目を感じるものですが、我々は利用者さんの様子を見て季節の変わり目を感じたりしています(笑)

 気を付けなければならないのは、変化が出たからと言って焦らない事。この時期の場合は少し様子を見ながら対応をして行く事をおススメします。

 季節が変わり気圧や気候が安定すると意外と元に戻るケースはこれまでにも多くありました。慌てて対応をするのではなく、しっかりと見極める事。

 季節の変わり目はちょっと要注意。

 皆さんの行動や言動をしっかりと見守りたいと思います(^-^)

お試し利用さん♪

2025-02-28
 今日はお試し利用さんがいました。

 御年94歳。要介護3。認知症あり。

 これまでは他のデイサービスを利用していましたが、そちらでの対応が少しずつ難しくなって来ていると言う事での紹介です。

 何が難しいかと言うと・・・

 入浴と更衣の強い拒否だそうです。よくあるケースですね。

 元々は入浴好きの方だったそうです。果たして何故入浴拒否が強くなってしまったのか。そこを探らないと入浴時は毎回拒否が出そうです。

 更衣に関しても同様です。接客業を長年していたので、衛生面に関しても拒否が出るのは何故なのか。

 流石にお試し利用の日だけでは分かりません。今後、利用に繋がれば少しずつ解明する可能性はあります。

 今日のお試し利用中、トイレを使用しました。その時にスタッフがお手伝いをします。そこは特に問題は無さそうでした。

 しかし・・・紙パンツが汚れていたので交換をしようとしたら・・・なるほど、確かに拒否をする声が聞こえて来ます。それでもあれこれ言いながら、何とか交換は出来ました。その後はその時の事を引きずる事なく過ごせていたので、そこは有難く感じます。

 拒否をしている時に数回同じような言葉が出ていました。

 「面倒くさい」と「早くして欲しい」です。

 更衣に関しては「面倒」な気持ちが強いようです。手早く交換する必要がありそうですね。そうなると・・・入浴もある時点から「面倒」になって来たのかも知れません。

 入浴時、本人が快適に入れるように支援や声掛けが出来れば多少なりとも拒否が弱くなる可能性があります。

 いずれにせよ、「可能性」のお話し。実際に利用を開始しなければ分かりません。

 今日はお試しです。ろまん亭ではお試し利用の時は必ず食事を食べて頂くようにしています。その後は本人次第で。

 やはり初めての環境では緊張してしまいます。これは認知症だからと言う事では無く、老若男女問わずだと思うのです。

 確固たる目的をもって利用する場合は別ですが、そんな方は意外と稀。特に認知症の方の場合は本人の意思に関わらず利用する方向へ進むケースが多いので、本人は新しい環境を受け入れるまでは少々時間がかかるし少々ストレスも感じると思うのです。

 なので~ろまん亭では利用開始からしばらくは短時間利用をおススメしています。短時間でも定期的に利用する事によってスタッフに慣れて頂き、環境に慣れて頂き。

 そこから次の段階へ進めるようにしているのです。

 あくまで本人のストレスを最小限に抑えつつ、目標を達成出来るようにするのです。

 今日のお試しさん、食後はお昼寝をする方のようでしたが、勧めても「私は寝ません。」と。

 ですよね~(^-^;流石に初めて来た場所でお昼寝が出来るのも稀かなぁと思い、送迎車が手配できた時点で送らせて頂きました。

 現在は大き目なデイサービスに通っているそうです。そこではレクリエーションや脳トレをしているとの事。

 う~ん、今回のお試しさんの様子だと、それらには全く参加出来ない状態だと思います。そうなると・・・関りを多く持てるろまん亭はもしかしたら適しているのかも知れません。

 後はご家族と担当ケアマネージャーさんで検討して頂き、我々は連絡待ちとなります。

 今回も軽~く困難ケースに近いものがありますが、そんな方々に対応するのが今のろまん亭なのです。

 出来る限りの事をする。

 在宅生活を望む本人やご家族の為に最善を尽くして行ければと思います♪♪

たまには~(^-^)

2025-02-27
 ろまん亭ではスタッフミーティングを行っています。利用者さんの情報共有の為です。

 〇〇さんが何々をした、何々と言っていた。こんな時こんな介助をした・・・などなど。簡潔に手短にする事が多いのですが、ごくたまに雑談のような話からちょっと長めのミーティングになってしまう事もあります。

 それが昨日でした(^-^)

 徒然日記とある食事の風景を更新しようと思ったのですが時間が足りず、お休みさせて頂きました。。。

 さて、どんな雑談かと言うと・・・詳しくは後日に書こうと思っています。

 今日はサラッと軽い内容だけ。

 初めは利用者さんとのやり取りや介助での話し。現在は介護度が高めの利用者さんが多いので、介助話には事欠きません。面白いやり取りなども話していて。

 そこから昔のろまん亭と今のろまん亭、そしてこれからのろまん亭の話しになりました。

 約25年前、ろまん亭開設当初の利用者さんと今の利用者さん。全く違う状況です。開設当初は介護度が低い利用者さんが多く、割と自立している方が多かったです。現在は時々書いていますが、介護度が高くてほぼ全介助。

 介護度や介護量など、全く正反対の状況になっているのです。

 今の在宅介護も昔と変わって来ました。在宅介護よりも施設入所がメインになりつつあるようにも感じます。

 「家族に迷惑をかけない為」

 そんな気持ちの方が増えたのでしょうか。しかしそんな中でも、在宅での生活を続けたいという希望を持っている方は少数ながらいるのです。

 体が動いて認知症も軽め。

 そんな方はリハビリ中心のデイサービスや半日デイ等を利用しているようです。

 体が思うように動かず、認知症もやや重め。

 そんな方は多人数のデイサービスだとレクリエーションなどに付いて行けない、認知症によって内容の理解が難しかったり年齢的にも参加が難しいケースは多くあるのではないでしょうか。

 この数年、ろまん亭に紹介がある方々は大抵後者の方々。通常のデイサービスでは受け入れが難しい、対応が難しい方々が紹介されています。

 そして幸いな事に、そんな方々はろまん亭に馴染んで下さっていて、穏やかに楽しくのんびりと過ごして頂いたいるのです。

 賑やかなレクリエーションなどはありませんが、個人個人に対しての働き掛けや会話など、例え認知症であっても誰もが「主役」になれる場所として位置付けています。

 そんな話をしていると、それぞれの時代の個性的な利用者さん達の思い出話になったりして案外盛り上がるのです。

 「〇〇さんって、△△だったよね~(笑)」などなど。

 今年はろまん亭開設25周年。

 多くの利用者さん達と関わって来て、様々な事を経験させて頂いて。そしてこれからのろまん亭の在り方をスタッフ達を話しをすると、時間があっという間に過ぎてしまいます。

 介護度が高い、やや重めの認知症の利用者さんが多いのですが、「大変だ~!」等と思わずに、大変な中にも「楽しさ」を見つけ出しながら皆さんと向き合って行ければと思っています。

 心を豊かに穏やかに。

 どんな利用者さんに対しても今までもこれからも変わらぬように接して行ければと思っています。

 たまには~

 そんな雑談をスタッフと一緒にするのも楽しいものです♪♪
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