ろまんの風~徒然日記
このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)
徒然なる日記
まるで別人??
2025-04-22
ある要介護5の利用者さんです。男性。
この利用者さん、突然謎の熱発をしてしまう方なのです。原因不明。熱発が始まった当初はコロナやインフルエンザの疑いもあり、即静養室で個別対応。
しかし調べても感染症では無く、単なる熱発。解熱剤と抗生剤が処方されるだけでした。実際服用すると解熱し、解熱すると特に変わりない様子。
状態がとても不安定な方なのです。
熱発の他の原因としては水分不足も疑われます。特に休み明けは熱発が起こり易く、お休みの日は水分が少ないケースが多いからです。
さて。
実は昨日も熱発がありました。37.5度から38・8度と高熱です。即静養室対応。
通常なら帰宅案件なのですが、先にも書きましたが水分不足や何某かの炎症から来る熱発と判断。自宅に帰っても食事は食べられないし水分も摂取不可なので、デイサービスで食事や水分を摂取した方が良いと判断しました。
体調的には熱発だけでは他は何の症状もありません。食欲もあるし水分摂取も良好。
一体この熱発な何なのでしょうか。
解熱剤と抗生剤を服用して少し早めに帰宅しました。夕方からは訪看さんが入ります。訪看さんにも状態の報告。
そして今日。
すっかり解熱し、普段と変わりないと言う事でお迎えに行くと・・・
顔色も良く、反応も良好です!!
昨日とはまるで別人!!
う~ん、分からない。これまで多くの利用者さんと接して来ましたが、ここまで不安定な方は初めてです。
発語も多く、こちらの声掛けも理解して下さっている様子。食事も水分摂取もスムーズでした。
やはり休み明けが鬼門でしょうか。
とは言え、やはり熱発は細心の注意が必要です。例え熱発だけで他の症状が無いと言っても他の利用者さんに影響しないようにしなければなりません。
熱発の際は静養室で個別対応。
ご自宅では介護力が無いので、出来る限りデイで対応をします。まぁ熱発以外に例えば意識レベルが低下しているとか食欲がない、水分摂取が出来ない・・・などの症状があるならば救急対応なども視野に入れています。
これまで同様に熱発だけならば、この方に関しては個別対応で必要な介護を提供して早めに帰宅・・・そんなパターンにしています。
採血をした結果、炎症反応が通常の倍くらいの数値だったので、熱発はその影響が大きいと考えています。感染症ではない可能性は高いです。
前日と今日はまるで別人。
主治医が変わるので、早めにその原因を突き止めて頂けると有難いと思っています。
要介護5です。体調が日替わりなのは仕方ない事なのですが、体調が安定していれば意思疎通もある程度出来るので出来る限り良い状態を保てるように対応出来ればと思っています。
熱発だから即帰宅!!
・・・確かに必要な考えですが、状態や状況に合わせて的確な判断をして対応して行きたいと思います。
他の利用者さんとスタッフが安心して過ごせるように心がけます☆
月曜日は・・・(^-^;
2025-04-21
現在のろまん亭の利用者さん達は高齢+介護度高めです。日曜日のお休み明け、月曜日は。
ちょっと心配な利用者さんが数名います。
ここ数か月間を見てもやはり月曜日に不安定になっているケースが多く、そこから週末にかけて回復。そして日曜日でまたまた不安定に・・・
そんなパターンの利用者さんが居るのです。
先ずは一人目。
恐らく日曜日はトイレに一度も行っていないと思われる方です。当然の事ながら月曜日の朝のパットとパンツの汚れと来たら・・・目も当てられない状態になっています(^-^;
失禁で漏れ出ていてズボンまでびしょびしょなのです。そして今朝はそれに輪をかけて便失禁もあり。その便が柔らかめだったので大惨事です。
送り出しのヘルパーさんと一緒に更衣をしてお尻を清拭します。ある程度キレイになったところで出発ですが・・・
う~ん、朝一から厳しい状況でした。
もう一人は・・・謎の熱発がある利用者さんです。
恐らくこの熱発は日曜日の水分不足が影響している可能性が高いのです。加えて白血球の数値が高く、恐らくどこかが炎症を起こしている可能性が。水分不足と炎症の影響での熱発と思われるのです。
勿論すぐに静養室で個別対応。水分を多めに摂取し、横になって頂きます。食事は食べる意欲あり、多めの水分摂取で排尿もあり。尿色も問題ありません。反応もあるのですが、何せ熱が下がらないのです。
ご自宅に帰すにしても、夕方までは介護力が無いので、ギリギリまでデイで過ごして頂く方が安心。そして幸いな事に今日から訪問看護を利用します。
送ってから訪看さんに連絡して今日の状況報告。後は訪看さんに任せるしかありません。状況の報告をすると「もしかしたら水分不足が原因かも・・・」との事。
果たして。
上記のお二人は毎日利用しています。日が経つにつれて状態は安定して来ます。ある程度安定するまではちょっと心配ですが、様子を見ながら対応をしていくしかありませんね。
今週も少しずつ回復してくれると良いのですが。。。
お休み明けはちょっと不安定になってしまう利用者さん達。少しでも早く回復するように対応して行きたいと思います。
週の初めの月曜日。
皆さんが変わらずお休みを過ごしてくれる事を願っています。
午後は送迎ラッシュ??(笑)
2025-04-19
現在の土曜日は七名の利用者さんが居ます。要介護度で言うと要介護2が一名、要介護3が三名、要介護5が三名の比較的介護度が高い利用者さんが揃っています。
なので、現時点では土曜日は満員御礼♪♪
利用している七名の方が全員個別送迎なので・・・朝はまだ似たような時間でのお迎えなので、約一時間に集中しているのですが、帰りの送迎はバラバラ。
13時半一名・14時一名・15時二名・16時二名・16時半一名と、何だか午後は送迎ラッシュ。二台の送迎者をフル稼働です。
その間にトイレ誘導や午後の入浴を入れ込むので、土曜日の午後はなかなかタイトなスケジュールになってしまいます。
介護度が高い方々なので、スムーズに行かないケースもあったりするので、そんな時は時間がズレてしまう事しばしば。
段取り通りに進めば何だか気持ち良い進み具合(笑)
他の曜日でも利用時間はそれぞれな為、基本的には個別送迎ですが土曜日程忙しくはありません。土曜日は送迎しつつの介助が入るので、そこがミソ(^-^)
段取りよく、スタッフ同士の連携をしつつ。ちょっとした時間に洗濯物を干したり食器を洗ったり。ある程度先を見越しての行動は必須です。
ベテランスタッフ達なので、そこは上手く回せています。ありがたや~ありがたや~♪♪
一人送って戻ったらすぐにトイレ誘導したり水分摂取介助をしたり。完了してまた別の送り。
ちょっと忙しい感じではありますが、特に不都合なく進められています。
いつかはハプニングに見舞われる事もあると思いますが、そんな時も変わらぬ対応をして行ければと思っています。
ちょっとバタバタくらいが楽しい時もありますね(^-^)
さてさて、実は今日はこれから夜の支援にいざ出陣!!
要介護5の利用者さんの主介護者がぎっくり腰だそうで(^-^;夜間の更衣のお手伝いです。主介護者と利用者さんの二人住まいなので、緊急の際は時々応援しています。
まぁ自分に時間がある時のみとさせて頂いているので、緊急時に都合が会えばのお話し。
大変な時はお互い様。
さぁお手伝いへ行ってきます!!
皆さん良い週末をお過ごし下さい♪♪
落ち着いて来たかな~(^-^)
2025-04-18
今年の春は何となく天候が不安定だったように感じます。
晴れの日があれば急に曇って雨が降ったり。寒かったり暑かったり、風が吹いたり・・・安定した気候では無い春だったと思います。
季節の変わり目でもあるからでしょうか、それともこの不安定な天気の所為でしょうか。
実は数名の利用者さんが不安定な状態になっていました。
体調不良の方、精神的に不安定になってしまった方。これまでは安定していたのに、急に不安定になってしまったので、原因はこの気候なのではないかと思ってしまいます。
まぁ一人だけなら、急変の可能性もあったと思いますが複数名の利用者さんが急に不安定になるのはちょっと不思議な状況でした。
ここ数日は天気も安定しており、暖かな・・・いえ、暑いくらいの日が続いています。同じような気候が続くのは例え暑くても有難い事です。
天気が安定して来たとほぼ同時に利用者さん達も落ち着いて来ました。これまでと同じような状態に戻りつつあります。
良かったです♪ひと安心♪♪
勿論気候だけが原因ではありませんが。
誤嚥で軽い肺炎になっていた方、尿に血が混ざっていた方、血圧が急激に下がってしまっていた方。
軽い肺炎の方は抗生剤を連日服用していたら安定して来ました。血尿っぽい方は止血剤が処方されて安定して来ました。血圧が下がった方は降圧剤を一旦中止にして安定して来ました。
気候にプラスしてそれぞれの原因があり、気候が安定した事プラスそれぞれの原因を解消した事もあり、落ち着いて来たのだと思います。
一過性の不安定さだったと言う事でしょうか。
とは言え、まだまだ油断は禁物。気候だけではなく実際に体調不良もあったのでしっかりと健康観察をして行かないといけませんね。
少々不安はありますが、少しずつ元気になって来ている利用者さんを見るのはとても嬉しい事です。普段の様子を見て、
「やっと普段に戻りましたね。」と、スタッフ一同胸を撫で下ろしています。
高齢であり介護度が高い利用者さんが多いろまん亭。ちょっとした事で体調が不安定になったり精神的に不安定になったりします。
皆さんが安定して落ち着いて過ごせるように見守り、必要時はご家族と連絡を取って受診を勧めて。
安心して楽しく過ごせるように環境を整えたいと思います♪♪
身長差。
2025-04-17
立ち上がりや歩行の介助では、脱力系と硬直系では負担が大きく違います。脱力系の方の場合は重みがずっしり。本人の体重以上の負荷がかかるように感じます。
さて、脱力と硬直意外にも負担がかかる事があります。
それは・・・
身長差です!!
身長差は意外と立ち上がりや歩行介助で負荷がかかり易いものだと感じます。
例えば利用者さんの身長が自分よりも極端に低い場合。やや持ち上げるような感じでの介助になります。自分よりも下の部分に重みがかかるので、姿勢に気を付けないと腰や背中を痛めてしまう可能性が高いです。
逆に自分の身長よりも高い、または同じくらいの場合は介助の際にやや持ち上げ気味にしなければなりません。この場合も腕や腰に負担がかかり、更にはバランスを取るのも少々難しい場合があります。
どちらにしても、身長差があると自身の姿勢やバランス、利用者さんとの距離に注意が必要なのです。
現在の利用者さんで僕が膝立ちをして同じくらいの背になる方がいます。立ち上がらせるのには膝立ちをして介助する方が腰や背中の負担が楽。
仮に立ったままで立ち上がらせようとしたりすると、負荷が大きくかかってしまいます。歩行も手を持つとずしっと下に重みがかかるので、肘若しくは脇をささせて介助をしています。
同じくらいの身長の利用者さんに対しては、脇を支えての介助ですがバランスが難しい。筋力が低下していて足が交差してしまいます。そんな時は自分の足を利用者さんの股の間に入れて介助。やや持ち上げ気味なのでちょっとした腕力を使います。
上記のように、身長差がある場合はちょっと力加減や支える場所に工夫が必要となります。
介護度が高くても、一応トイレ誘導もしています。例えその時トイレで排泄が無くてもOK。これは生活リハの一環になるからです。
介護度が高いからと言って、座ったままや横になったままにしていては筋力が低下する一方です。ささやかですが、少しでも動く事が大切だと思っています。
勿論無理がない程度に。
ろまん亭は小さなデイサービスです。便利なグッズは少なくて基本的に人海戦術メインです。
何だかんだと言いながら、笑いながらの介助。ちょっと大変でもやんや言いながらの介助は意外と楽しくも感じます。利用者さんも同じように感じて下さっていると良いのですが・・・
普段から余り表情が無い利用者さんも出来るだけ働きかけたり密着した介助をしていると、何となく表情が柔らかくなったり笑ったような表情になったりする事があります。
ちょっと大変でもお互いしっかりと密接に関わると伝わる事があるのだと信じています。
脱力・硬直・身長差。
自身の体が痛まないように気を付けながら、常に密接な介助を提供して行けると良いなぁと思います。
余りに厳しい時は・・・補助スタッフを呼んで二人介助ですね~(笑)