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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんの風~徒然日記

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

慌ただしい火曜日(笑)

2023-11-21
 今日は何故だかハプニング続きの一日でした。

 スタートは朝のお迎えです。

 ある利用者さん。朝到着して玄関に入ると・・・送り出しのヘルパーさんもいたのですが、なかなか出かける気持ちにならず・・・頑な拒否。この状況はテコでも動かない様子。利用開始当初を思い出してしまいます。

 しばらく話をしながら連れ出そうとしましたが、埒が明かずに断念。時間を空けて再度お迎えに来る事にしました。

 そのまま次の方の送迎です。次の方の送迎はいつもと変わらずでした。

 更に次の方。チャイムを押して玄関を開けると・・・ご家族が居て、「これから買い物に行きますので、10時半頃に来て下さい。」との事。

 あらら~、空振り(笑)電話を頂けると有難いのですが・・・仕方ありません。空のままろまん亭に戻ります。

 次の方の送迎までには少し時間があります。なので入浴介助をしようと思ったのですが・・・二番目に送迎した利用者さん。微熱が・・・(^-^;

 う~ん、この方の場合ご自宅が暖房で暑いくらいなのです。もしかしたら熱が籠ってしまっているのかも知れないし、誤嚥性肺炎だったりすると大変だし。

 少し様子を見る事にしました。調子が戻れば午後の入浴予定にします。

 まだ少し時間があります。

 朝一拒否の方、再度挑戦です。今度はスタッフと二人がかりでお迎えしてみます。二度目のお迎えは・・・朝とは一転、スムーズに出る事が出来ました。

 めでたしめでたし(笑)

 そして三番目のお迎え。こちらもいつも通りにスムーズに出かけられました。

 10時半になり、再度お迎えで無事に全員集合!!

 ・・・で、微熱の利用者さん。やはり時間が経つにつれて平熱になり、その後も平熱続き。これで午後に入浴決定です。

 結局送迎は8時40分くらいから始まり、完了したのが11時少しまえくらい。そこから調理だったので、普段よりも倍速で作りました(笑)

 午後も多少のハプニングあり。

 今日はバタバタした一日になりましたが、皆さん無事に利用出来て良かったです。

 こんな日もありますね。

 ハプニングって続く時は連続して起こるもの。そんな時も臨機応変に対応し、効率・段取りよく対応出来ればと思います。

 明日は穏やかな一日になる事を願いつつ~(^-^)

緊急事態発生!!

2023-11-20
 今日利用の要介護1の利用者さん。息子さんと二人住まいです。息子さんはお仕事なので日中独居。週二回の利用となっています。

 そろそろ朝の送迎に出ようかなぁと思った矢先、一本の電話が入ります。

 「〇〇ですけど、大変な事が起こりました!」と。

 「おはようございます。どうしましたか?」

 病気や怪我の可能性があるかな・・・と思いつつ聞いていると、

 「実は一昨日自宅内で転倒して肋骨骨折をしてしまい、折れた肋骨が肺を傷付けていて約二週間の入院になってしまいました。」

 あらら・・・御年90歳の利用者さん。肋骨骨折なら安静にしているしかありませんが、肺を傷付けてしまったとなると、退院が長引いてしまうかなぁ・・・そう思いながらお話をしました。

 しかし途中からなんか変な話しになって来ました。

 「それで着替えや替えの紙パンツのあるところは・・・薬も持って行ってもらわないといけないし・・・」

 ・・・ん?もしかして入院している病院に荷物を運んで欲しいと言う依頼かな?・・・

 う~ん、そんな事を依頼する息子さんでは無いのですが・・・どうも話が見えて来ません。

 と、その瞬間閃きました!!

 「申し訳ありません、入院しているのは〇〇さんではなく息子さん本人ですか?」と聞くと、

 「そうです、私が入院してしまったのです。」と。

 やっと話が繋がりました!!取り合えず今日は通常利用の日、先ずはろまん亭に連れて来てから担当ケアマネージャーさんと相談する事になりました。

 ショートステイ利用が良さそうですが、空きが見つからないとの事。数日は独居生活になりそうです。緊急事態でもあるので、急遽連日利用する事になりました。

 問題は朝夕の食事です。

 これは・・・幸いご自宅がろまん亭から程近い場所なので、お弁当をお届けする事にしました。お弁当をお届けしてお薬を用意して。

 朝食用にはパンを置いておく事にしました。朝の服薬はろまん亭に到着してからでも良さそうです。

 以前は外に出てしまう事がしばしばあったそうですが、年齢と共に外に出る事がなくなったのは幸いです。しかし息子さんが心配しているとの事だったので、申し訳ないのですが外からドアにつっかえ棒をさせて頂く事にしました。

 これで万一でも外には出られないはず。ガスの元栓も締めてあり、本人では開けられないようになっています。

 コタツとエアコンはろまん亭に行く時に切ってろまん亭から帰宅したら点けて。

 何とか対応は出来そうです。後は利用出来るショートステイが見つかると更に安心なのですが・・・そこは担当ケアマネージャーさんにお任せです。

 送り出しのヘルパーさんも利用しているので、上手く連携をしながら見守り出来ればと思います。

 本人が転倒したかと思いきや、同居の息子さんだったとは(^-^;話がかみ合わない訳です。

 緊急事態ですが、入院中の利用者さんの対応は任せて頂き、治療に専念して早い回復を願うばかりです。

入浴直行便♨

2023-11-18
 要介護5の利用者さんです。排便は基本的にろまん亭で促しています。大抵は入浴時に浴室内で摘便で対応です。

 ここ数週間、便がやや固めでした。まぁ固めの方が摘便はし易いので良いのですが・・・

 今日の朝のお迎え時です。ご自宅に到着して送迎車に乗車する時の事。

 ・・・う~ん、失禁している可能性が高い・・・

 そう感じました。尿失禁ではなく便失禁の臭いです(^-^;ズボンから染み出すほどではないようですが、明らかに便臭が漂っています。

 ろまん亭に到着して迎え入れスタッフに「便失禁しているかも・・・」と伝えます。迎え入れスタッフもすぐに気づいた様子、お互い苦笑い。

 便臭が漂っているので、バイタルチェック後にすぐに入浴を開始します。

 ほぼ入浴直行です♨

 要介護5です。辛うじて立位保持は出来ます。余程の事が無い限り一人介助で対応しているので、今日も取り合えず一人介助で様子を見てみます。

 ズボンを下ろすと・・・幸いズボンは便汚れは無さそうです。しかし・・・紙パンツ内を見てみると、やはり便失禁です!!これはこのまま脱衣所でパンツまで下ろすと汚れてしまいそうなので、紙パンツのまま浴室に入りました。

 そして浴室内で紙パンツを下ろしてパットを確認すると・・・

 軟便の便失禁です(^-^;

 いや~、久しぶり(笑)先日までは固めの便だったので摘便で排便を促しましたが・・・今日は軟便、そしてほぼすべて出切っている様子です。

 すぐに洗身。お尻も洗います。

 念の為にお尻を確認しましたが、もう既に便はありませんでした。全てパット内に出てしまったようです。

 幸いパットで全て受け止められていました。少量の便が紙パンツに付着、紙パンツとパット交換で対処出来ました。ズボンは無事♪♪

 やはり排便はコントロールが難しいですね。

 このところ固めの排便だ・・・と、ご家族にお伝えしていたので、軟便剤を少し増やしたのかも知れません。増やせば軟便、減らせば固め。

 上手く行かないものです(^-^)

 とは言え、しっかり量は出ています。お腹はすっきりした事でしょう。そして入浴直行便で便失禁後にすぐキレイに出来たので良かったです。

 失禁がひどい場合、ろまん亭では浴室直行はよくあるパターンです。出来るだけ早くキレイに保清。もちろん臭いもあるので、早めに越した事はありません。

 久しぶりに便失禁での朝の送迎。外にしみだしていなかったのは幸い。

 入浴直行ですぐさまきれいさっぱり♪♪

 保清の為、特に便失禁は早めの対応、入浴直行便が大切なのです♨(笑)

起伏に合わせて(^-^)

2023-11-17
 要介護1の利用者さんです。利用には慣れて来て大分落ち着いて過ごせるようになりました。

 しかし・・・どんなスイッチなのかが不明なのですが、突然不安定になってしまったりするのです。

 さっきまで笑っていたのに突然落ち込んでしまったり、何かが分からなくて不安定になったり。時には泣き出してしまう事もあります。

 そんな時はその起伏に合わせて対応します。笑っている時は笑える話を続け、落ち込んでしまったら励ましたり安心して頂けるような声掛けをしたり。泣き出してしまったら慰めて。

 常に利用者さんの状況に寄添って対応するのです。

 幸いろまん亭の他の利用者さん達も優しい方々ばかりなので、暖かい目で見守って下さいます。不安そうならば声を掛けて下さったり、泣き出してしまえば慰めの言葉をかけて下さったり。

 我々の対応にも力添えをして下さったり。

 本当に有難い事です。

 認知症の方は感情に正直な部分があります。堪える事が難しいのです。だからその時の感情のままに表現をするので、感情が一転二転三転・・・します。

 それでも大丈夫。ろまん亭のスタッフ達はそんな起伏に合わせられる技術がこれまでの経験で培われて、対応は極めてスムーズ。

 そして最終的には笑顔に持って行く事が出来ています。

 それもまた有難い事です。

 僕は基本的に午前中は調理の為、台所で居間の様子を聞きながら。その利用者さんは時々台所に来て、

 「今日は長々とお世話になりました。ありがとうございます。」とお礼を言うのですが、「いやいや、色々お待たせしてすみません!今準備をしていますからね~!」とお答え。

 この準備をすると言うのはもちろん昼食の準備ですが、受け取り方によっては車の準備とも取れる、やや曖昧な表現です。

 しかしその答えを聞いた利用者さんは安心したかのように居間に戻って着座して下さいます。そして何事も無かったかのように話が続いて・・・しばらくするとまた台所に来て・・・を繰り返す事もしばしばなのです。

 繰り返しの問答ですが、台所で気持ちが切り替わるのであれば何度でも来て頂いて少しお喋りをするのもアリですね(^-^)

 起伏が激しいと何となくコントをしているようにも見えます。そうです、どんな状況であれ少しでも明るく楽しく対応する事も大切なのです。

 気持ちが落ちても基本的に本人の中の問題です。その問題を解消して持ち上げれば良いのです。ただ、解消できるかどうかは我々の腕及び本人次第のところもあるのですが・・・

 あ~でもない、こ~でもないと声掛けをしながら、反応を見て柔軟に対応して。

 ご自宅で一人でいると不安や心配になってしまって不穏になる利用者さん。少しでも長くろまん亭に居て頂いて、安心・安定して過ごして頂けると良いなぁと思っています。

 その為にしっかりと本人に寄添って、その時々の感情に合わせて対応出来ればと思います。

 笑顔がステキな利用者さん。その笑顔を引き出して維持してあげられるような対応を続けて行きたいと思います(^-^)

試してみましょう!!

2023-11-16
 要介護1の利用者さんです。軽い認知症。日中独居。

 今は一人になると不安になって自宅の外に出てしまいます。近所の医院に行ってしまったり、周辺を歩いてしまったり。

 不安感から泣きそうな顔で歩いてしまいます。

 ろまん亭の送迎は当初は10時半でしたが、11月に入ってからは10時に変更しました。しかしこのところ早い時間で不安定になり、外に出てしまうとか。

 なので、更に早い時間のお迎えにしてみようと思います。8時半から8時40分くらいのお迎えです。

 その時間のお迎えだと利用者さんはまだ集まっていません。スタッフのみ。実際に早い時間のお迎えをしてみたら、やはり普段とは違う雰囲気で少々不安になったようです。

 「台所の方から何も音がしない。」とか「誰もいないのがおかしい。」などなど。う~ん、敏感ですね(^-^;

 しかし利用開始当初に比べて少し会話をしていると段々落ち着いて来て、他の利用者さん達が集まる頃には表情も明るくなります。

 なので早い時間のお迎えは大丈夫でしょう。

 ろまん亭の利用は食後13時過ぎまで。13時過ぎに送るのですが、やはりその後も不安になると外に出てしまうとか。

 なので、今回新たな試みとして・・・

 13時過ぎに送って13時半から13時40分頃に再度お迎えをしてみようと思うのです。一旦自宅に戻ってリセットして頂き、あわよくばその後もう一度ろまん亭に来て頂く感じです。

 そうすれば帰宅後に外に出てしまう事は軽減出来る可能性があります。

 ご家族とも相談させて頂き、とりあえず先ずはやってみる事にしました。果たして上手く行くでしょうか。

 利用時間は通常の時間ではなく、中抜けをしてその時間を差し引いた利用時間。これまでこのようなケースはありませんでしたが、臨機応変に対応して安心して過ごせる環境を提供出来るようにしたいと思います。

 午後の再度のお迎えに応じてくれるかどうかは不明です。しかしやってみる価値はあります。もし午後も来られるのであれば、不安で外を歩く可能性も低くなります。

 変則的な利用ですが、こんな利用もありなのかなぁと思います。

 住み慣れた地域に長く住まう事のお手伝い。

 それがモットーです。その為には、「〇〇しなければならない。」と言う概念を持たずに常に臨機応変に柔軟に対応する事が必要だと思います。

 軽い認知症とは言え、自身が外を歩いてしまっている事を「徘徊」として認識しています。不安になって泣いてしまう事も認識しています。少しずつ忘れてしまう事も認識し、それに対して不安を持っている事も認識しています。

 一番辛いのは本人なのです。

 そんな気持ちを少しでも汲み取れるようなデイサービスになりたいと思っています。

 その為に小規模を維持しているのですから。

 何事も先ずはやってみる事!!試してみる事!!

 利用時間の中抜け、少しでも本人の気持ちが楽になる対応であると良いなぁと思っています。

 もしもダメなら・・・

 その時はまた別の方法をスタッフ一同及びご家族と一緒に考えて行きたいと思っています(^-^)
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