ろまんの風~徒然日記
このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)
徒然なる日記
大人気です!!(笑)
2023-11-02
ろまん亭には喋る犬の人形があります。以前、頂き物なのですが。。。
喋ると言っても、人間が喋った言葉を繰り返し喋るタイプの人形です。喋りながらカタカタと動きも加わって、なかなか可愛いのです。
頂き物。当時皆さんに披露したのですが、それ程食い付きが良くありませんでした。なので今はテレビの上の飾り物。
ちょっとしたきっかけで、再度皆さんに披露してみる事にしました。
すると・・・今度は大人気です!!
自分が喋った言葉を繰り返しているだけなのですが、皆さんの反応が良い事!!
「この犬は喋るんだね~♪おりこうだね~♪」と、まるで生きている犬のように扱います。一人の利用者さんだけではなく、何故か全員食い付きの良い事(^-^)
これは有難いです!!
皆さん軽い認知症があります。こんな時は認知症の方々がとても有難く感じるのです。何故かと言えば、同じ事の繰り返しでも、何度でも楽しめるからです。
同じような事を繰り返しているのですが、全く飽きずに居られるのです。
いやいや、本当に有難い。
我々も、「すごい犬ですね~!」と一緒になって楽しみます。「よく喋る犬ですね~!」とか。
まるで生きているような扱い・・・かと思いきや、突然「この人形はすごいね!」と、先程まで生きているような扱いをしていたのに、急に現実じみたセリフ。
・・・はて、どちらが本心か(笑)・・・
まるで生きているように扱う一面と人形として認識している一面と。どちらが正しいのでしょうか~(笑)正直い我々には分かりません(^-^;
ただ一つ言えるのは、喋る犬の人形は大人気だと言う事。楽しんで頂けると言う事なのです。
まぁ生きている認識でも人形としての認識でもどちらでもいいですよね~♪♪
ただね、皆さんが生きている体で話をしているのに我々が合わせて話していると、急に人形としての話になるので、あたかも我々が生きている喋る犬として認識しているような状況になるのが不思議・・・であり、面白い所なのです。
「よく喋る犬ですよね~♪」と言うと「え?人形でしょ。」のような、急に冷めた対応をされたりして(笑)
まぁ爆笑ですが(^-^)
頂いた当初はそれ程興味を示さなかった皆さん。何故か今はハマっています(笑)
今後はこの喋る犬の人形は登場回数が増えそうな予感。皆さんが飽きてしまうまでは頑張ってもらおうと思います。
そして・・・飽きてしまったら、しばらくお休み。忘れた頃に再登場でまた楽しめる事と思います。
こう言った類の事を繰り返せるのも、認知症の方々の良い所だと思っています。
例え同じ事であっても、常に新しい気持ちで向き合える事。
そんな気持ちを大切に出来るような対応をして行きたいと思います。
この人形を下さった方に感謝です☆
細々送迎(^-^)
2023-11-01
ろまん亭は短時間から長時間まで利用者さんとご家族の希望に合わせて利用出来るようにしています。
デイサービスの利用時間は実は細かく規定されています。
①2~3時間利用
②3~4時間利用
③4~5時間利用
④5~6時間利用
⑤6~7時間利用
⑧7~8時間利用
特に希望がなければ基本的に⑧番の利用時間でお願いしているのですが、早迎えの早送りや遅迎えの早送りなどなど、皆さんの希望に合わせて対応しています。
もちろん送迎車が用意出来ると言う事が条件になるので、たまには時間が前後してしまう事もあります。その時は相談させて頂き、極力希望時間に沿って対応するようにしています。
さてさて今日の送迎は・・・
細々した送迎になりました(^-^)
お迎えの時間は・・・
①8:50分迎え
②9:00過ぎ迎え
③9:20分迎え
④9:30分迎え
⑤9:50分迎え
そして送り時間は・・・
①13:30分送り
②15:20分送り
③15:40分送り
④16:00分送り
⑤16:40分送り
こんな感じの送迎でした。
どうでしょうか、細々送迎です(笑)
以前は数名をまとめて送迎していたのですが、現在はそれぞれの希望時間によって送迎しているので、ほとんどが一人一台での送迎となっています。
もし時間が被るようならば、二台出しています。
一人一台送迎の理由はもう一つ。それは、介護度が高い利用者さんが多いからでもあります。
複数名の送迎をするのであれば、比較的自立して動ける方が好ましいと思っています。介助がある程度必要な利用者さんの場合、乗降に時間がかかってしまう可能性もあります。
なので、現在は基本的に一人一台での対応なのです。
今日は臨時利用の方もいて、かなり細やかな送迎となりました。送迎してはまた出発して・・・の繰り返し。
たまにはこんな日もあるのです。
ろまん亭ならではの対応だと思います。
介護度が高い利用者さんにとっては一人一台対応はご家族にとっても安心でもあります。多少時間がかかっても大丈夫。焦らずに支度をしてもらい、急がずに対応が出来るので。
それぞれの利用時間に合わせて対応の送迎。
細々していますが、大切な事だと思っています。デイサービスを利用するのに、準備や何やで追われてしまってはご家族の負担になります。
少しでもご家族の負担を軽減して送迎できるように時間調整。無理なく朝の準備をして頂きたいと思います。
行ったり来たりですが、これからも皆さんの希望に合わせて送迎出来ればと思っています(^-^)
重い手引き歩行。
2023-10-31
要介護5の利用者さんです。
移動は基本的に車いす。しかし・・・多少手引きで歩行が可能です。
辛うじて歩く・・・と言うよりも辛うじて足が出る。と言う程度でしょうか。そんな歩き方だと、基本的には車いすでの移動ですね。
ただ、ろまん亭はちょっと違います。
急ぎだったりする場合はもちろん車いすですが、時間がある時は敢えて手引き歩行にしています。移動と言っても、入浴時の浴室までとトイレへの移動が中心です。
体操などは不可能。なので、基本的な生活動作がリハビリとなるのです。
車いすからの移乗は立ち上がりから座るまで。その繰り返しでもちょっとは違うでしょうか。ろまん亭では車いすで一日過ごす事はありません。
必ず座椅子等に座って頂きます。
立ち上がりだけでは物足りません。年齢的にもまだ70代半ば。もう少し動かしたい所です。
なので、時間が取れる時は積極的に手引き歩行にしているのです。
とは言えやはり要介護5です。「歩く」よりも「足が出ている」程度。なので、手引き歩行はなかなか負荷が大きくかかります。
体重は介助者がほぼ支える状態。手首を持っての手引きでは不安定で転倒の危険があるので、肘を支えての手引き歩行をしています。
体重をほぼ支えながら、軽く左右に体を揺らしながら手引きします。左右に揺らすのは、その揺れに合わせて足を出して頂く為。リズムよく揺らします。
すると辛うじて足が出るのです。
居間から浴室やトイレまで一気に歩く事は出来ません。途中少し休憩を入れながら進みます。
手引き歩行でも忍耐力は必要なのです(笑)
距離にして数メートル。それが長く感じます。何せ体重はこちらに掛けて来るのですから。もう少し足に力が入ると良いなぁと思いつつ、でもしっかりと足が動いているので止められません(^-^)
少しでも運動になればご自宅での介助も多少楽になるのでは・・・と願いつつ、手引きをしています。
状態から見れば基本的には車いす対応の方。まず他事業所さんでは手引きはしないと思われる状態ですが・・・
ろまん亭では何とか動くうちは動いて頂くようにしています。
それがどれ程の効果があるかは分かりません。それでも・・・残っている機能を維持出来るようにしたいと思っています。
体重を掛けて来る手引き歩行はなかなかの負荷。しかしその重さに負けないように、転倒しないようにしっかりと支えて手引き歩行をして頂こうと思います。
当の本人は・・・ちょっと迷惑そうな表情ですが~(笑)
出来る限りの対応はして行きたいと思っています♪♪
要注意・・・かも知れません(^-^;
2023-10-30
介護度が低い利用者さん。軽い認知症あり。
そんな利用者さんですが、ちょっと気になる事がありました。
朝お迎えに伺うと、いつもと表情が違います。何となく呆けているような・・・そして会話もいつもと違う感じです。
昭和9年生まれ。年齢は80代後半ですね。少しずつ認知症が進んでもおかしくない状況です。
まぁ今日だけ一過性の変化かも知れません。しかし一日を通して会話内容がいつもと違う。そんな時は要注意です。
単に眠気が強くて会話内容が違うのかも知れないし、一日だけで判断は出来ません。暫く様子見をする事になりました。
要介護1の利用者さん、認知症がある場合は認知症が進んでしまうのは仕方ありません。少しずつ変化する事もあれば、あれよあれよと進んでしまうケースもあります。
ろまん亭では比較的緩やかに進む方が多いと感じます。それは日頃利用する時は沢山お話をしている事も要因だと思うのです。
今回の利用者さんも利用開始当初に比べて短期記憶が改善されました。そして利用開始から約二年。少し変化をしてもおかしくないと思うのです。
季節の変わり目と言う事もあるかも知れません。ただ単に眠気が強いからかも知れません。はたまた認知症が進んでしまったのか。
今回の変化はスタッフ全員が感じているので、要注意かも知れません。
担当ケアマネージャーさんと同居家族様には一応話しておこうと思います。
季節性のものや一過性のものであってほしいと思いますが、認知症が進んでいるのであれば本人の負担やストレスにならないように対応して行きたいと思います。
普段と違う様子。
ちょっとだけ要注意・・・かも知れません。
独居さんの受診。
2023-10-28
独居の日常生活で受診は大切です。
あっちが痛い、こっちが痛い・・・等、訴えがある時は受診を考慮して対応しています。もちろんすぐに受診に行く事はありませんが、必要と感じた場合は連れて行くようにします。
歯科受診に内科受診。送迎で間に合うものは送迎のみ、付添が必要な場合は付き添います。
突発的な事であれば無料で対応しますが、定期的な受診になる場合は有料。付添なら30分750円。送迎は場所にもよりますが、近場であれば往復500円を設定しています。
付添30分750円の根拠は・・・ヘルパーさんが一時間家事援助をする場合、金額にして約2,000円弱。その金額を基に設定しました。30分単位にしたのは、少しでも低料金で対応出来るようにする為です。
まぁ料金はさて置き。
受診をするしないは担当ケアマネージャーさんと主介護者さんの判断にもよります。もし主介護者さんが対応出来るのであればお願いするし、対応が不可ならばろまん亭で対応。
この利用者さんの場合は主介護者が義弟さんと言う事もあり、なかなか対応が難しく、ほとんどの受診はろまん亭が対応しています。
どこかの痛み等の訴えの時は、先ずは市販薬で対応してみます。それで解消できればそれで良し。もしそれでも解消できなければ受診します。
デイサービス利用時間内では対応が出来ないので、デイサービスをお休みの日もしくは夕方デイサービスが終わってからの対応。
幸い近所の医院は18時から19時まで受け付けてくれるので対応が可能なのです。
独居さんの受診は判断も難しい。すぐに連れて行くのがベストかも知れませんが、何せ認知症もあるので、痛みの原因や状況をしっかりと把握してからでないと受診が出来ません。
時には患部が移動する事もあるし、その時だけの訴えの時もあるし(笑)
様子を見ながら適切に対応しないと、何もないのに受診・・・なんて事にもなり兼ねません。
正しい判断が出来るように、しっかりと見守って対応して行かなければなりませんね。
独居さんの受診。
なかなか判断が難しい件なのです(^-^)