~2025年9月
徒然なる日記
あの日々があればこそ。
2025-05-01
要介護3だった男性利用者さん。先月区分変更をして予想通り要介護5になりました。
要介護5になって急速に環境の整備。福祉用具を入れてヘルパーさんを利用して訪看さんも利用して。主治医も訪問医に変更。
そのお陰で体調はとても安定しました。
さて、区分変更前はと言うと・・・どう見ても要介護5の状態でしたが、床に布団を敷いて寝ていました。車イスも部屋まで入れず、当然歩行も厳しい状態。
仕方なくビニールシートに乗ってもらって玄関まで引きずって移動していました。そこから立ち上げて車イスに移乗。なかなか骨が折れる介助でした。
それが今ではベッドになって車イスも部屋まで入れるようにして頂き。と~っても楽になりました。
そして・・・要介護3の時は摘便も厳しいものでした。泥状便でかなりの粘着質な便。掻き出せません。少量ずつを根気よく掻き出しましたがすっきりはしなかったと思います。
水分不足や食べ物の内容が影響していたのもあると思います。
要介護5になり、ヘルパーさんを利用して水分・食物摂取も安定して来ました。同時に便の形状にも変化が。
摘便がし易くなって来ています。掻き出さなくても刺激を与えると自然と出て来ます。これも楽になりました。何よりも本人が一番楽に感じているのではないでしょうか。
う~ん、要介護3の時の苦労があってこそ、今の状況がとても楽に感じます。本人も同感でしょう(^-^)
要介護3当初はご家族もなかなかヘルパーさんの利用や他のサービス利用を受け入れて頂けませんでした。
しかし・・・冬なのに汗だくになって介助をしている僕を見て、「大塚さんの為に福祉用具を・・・」から始まって、あれよあれよとサービスの追加。
今では充実した体制で在宅介護が出来ています。
環境さえ整えば、元々丈夫な方。あっという間に体調も安定し、今ではあの日々は何だったのだろうと思う程に落ち着いて過ごせています。
あの日々があればこそ、今の環境をしっかりと守って在宅介護の支援をして行きたいと思っています。
介護負担が次女さんにのしかかっていましたが、大分軽減されているようです。
在宅介護を希望されるなら、やはり適切な環境整備は必須です。その為の我々事業者であり、その事業者を取りまとめるケアマネージャーさんなのです。
状態が悪いからと言って安易に入所を進めるのではなく、ご家族の希望が在宅であるならば、色々とやってみてからでも良いのではないかと思うケースでした。
在宅と入所。
どちらを選ぶかは本人とご家族です。仮に本人が意思決定出来ないのであれば、介護をしているご家族に決定権があると思います。
我々は在宅介護を応援する為の事業者です。ご家族の希望に沿って様々な工夫や提案、そして支援をして行くのです。
今回の方は要介護3の時に既に要介護5の状態。そんな日々が数ヶ月に及びましたが、何とかしのぎ切って今の状況。
嬉しい気持ちとあの日々の事を思うとクスッと笑ってしまうような気持ちです(^-^)アナログな介護でしたが、それはそれで楽しんで支援していたと思います。
新たな環境の中、これからもしっかりと支援して行きたいと思っています♪♪
緊急入院。
2025-04-30
もっと強く言うべきだったのか。
ある要介護3の利用者さんです。
今月の中旬辺りから少し体調不良になりました。パットやパンツに血液が付着している事もあったので、即ご家族に連絡をして受診を促しましたが・・・
主治医に連絡をしたところ、止血剤のみの処方でした。出血は止まりましたが、やはり体調は良くない様子。食欲も低下気味になりました。血圧も不安定。普段よりも低い数値が出ていました。
再度ご家族に連絡をして状態を説明。受診を促しましたが、やはりその時も主治医に連絡をして降圧剤を一旦中止にすると言う指示。
受診せずに電話での指示のみ。
血圧の数値は少しずつ元に戻りましたが、体調不良は改善せず。今度は粘液のようなおりものが見受けられます。食欲も戻りません。
再々度ご家族に連絡をして、やっと受診に連れて行ってもらえるようになりました。当日は採血。そして今日その結果が出るとの事でした。
基本的に失禁状態。朝の着替えはご家族では難しいので、利用の有無に関わらずお伺いしてみると・・・
なんと下がすっぽんぽん(^-^;きっと失禁で濡れて気持ち悪かったのかも知れません。一式の着替えを持参して行ったので、即更衣。昨日は殆ど飲み食いできなかったと言う事で、メイバランス(栄養ドリンク)とパンを細かくちぎってミルクに浸して食べて頂きました。
そのまま採血の結果を聞きに連れて行くと言う事。結果次第ではそのまま入院も考えられます。・・・と言うよりもそのまま入院してしっかりと検査をしてもらった方が安心です。
お昼過ぎにご家族から連絡があり、やはり入院となりました。少し時間がかかる可能性があるようです。
退院した時に在宅介護なのか入所なのか、入院期間中にご家族に決めて頂かなければなりません。もちろん状態にもよりますが、在宅を選択するならばこれまで以上にしっかりと支援しなければなりません。
まぁそれ以前に先ずは状態を安定させる事が先決ですね。
何度も受診を促しましたが、もっと強く言うべきだったのか。担当のケアマネージャーにも連絡を入れていましたが、もっと強く受診を勧めてもらうべきだったのか。
反省です。。。
一日でも早く状態が安定して、楽になってくれるといいなぁと願いつつ。
今日は緊急入院でしたが、これまでの状態を考えると遅いながらも良かったかも知れません。ご家族も安心でしょう。
先ずは治療をして本人の体が楽になる事を祈ります。。。
緊急事態で~す!!(^-^;
2025-04-28
ある要介護5の利用者さんです。排便はご家族がある程度コントロールをしていて、月曜日と木曜日が排便予定の利用者さんです。
今日は排便の月曜日。
朝の時点でご自宅で二回ほど排便があったそうです。一回目はしっかりとしていて形も良好。二回目はやや緩めの便。
さて、デイではどうでしょうか。
お薬を使用しての排便です。便を下ろすお薬と軟便剤。
排便の日は大抵三回くらい排便があるのです。既に自宅で二回排便と言う事は、デイではあと一回出るかも知れませんね。要注意です。
流石に三回目の排便は少し時間が空くケースが多いです。念の為、ろまん亭に到着してすぐにトイレ誘導しましたが、排便の様子はありませんでした。
便失禁防止の為に、排便の日は30分おきくらいにトイレ誘導。今日も二回目は10時半頃の予定でしたが・・・
何と二回目の誘導前に便失禁をしてしまいました(^-^;
しかも予想通りに軟便。そしてなかなかの量です。。。
便臭がしますが、トイレまでは誘導します。そして二人介助でズボンとパンツを下ろすと・・・あらら、漏れ出してしまっています。ズボン下、ズボン、靴下まで。
丁度入浴介助が終わる頃合いだったので、トイレで陰洗と清拭をして浴室が空くのを待ちます。
緊急入浴の体勢です。
柔らかい便失禁はいくらトイレで陰洗や清拭をしてもキレイに洗えません。一番は入浴で洗浄する事です。ある程度トイレでキレイにして、浴室が空いたら即入浴となりました。
出来れば便失禁の場合は早めの処置がしたい所。便臭も早い方がなくなり易いように感じますし、汚れた着衣も早いうちならキレイに洗い流せます。
浴室の空き待ちをしている間にも、ぽちょんぽちょんと残りの便が出ていました。ある意味良かったです。もし軽い便失禁だったら、陰洗等が終わったら居室に戻っていました。そうなっていたら、再度便失禁の可能性があったのです。
浴室の空き待ちをしている間にも便が出てすっきりさっぱりの様子でした。
その後夕方まで排便の兆候なし。恐らく出切った事と思います。
因みに汚れたズボン下とズボン、靴下は即洗濯して干したので帰宅前には乾きました。
ご家族にも報告です。
お薬を服用しての排便は緊急事態になり易いです。お薬なのでほぼ強制的に排便を促すのですから。
ただ、出ないよりも出た方が良く、更にはご自宅では無くデイで出る事が一番良い事だと思っています。ご家族は、
「迷惑をかけました。」と言って下さいましたが、いえいえそれは違います。むしろ良かったのです。
排泄介助は在宅介護にとって一番厄介でありストレスになり易い介護です。なので、排泄関係は是非デイサービスで完結して欲しいと思っています。
何せ我々は排泄処理のプロですから(笑)
お腹すっきり、入浴できれいさっぱり。
次の排便の日までは安泰でしょうか(^-^)
ユマニチュードを参考に(^-^)
2025-04-26
3月から利用が始まった方。ろまん亭を利用する前は別のデイサービスに通っていました。週二回。この方は入浴の拒否がかなり強い方。ろまん亭に声がかかったのは利用していたデイサービスで対応が出来ないという理由からでした。
実際に入浴をしてみると。確かに強い拒否があります。・・・が、これまでで一番強い拒否ではありません。その一番強い拒否をしていた方を考えればまだかわいい方です。
なので、何の問題も無くろまん亭では入浴が出来ています。もちろん騒ぎますが(笑)
4月も中旬が過ぎました。担当のケアマネージャーさんから相談があり、5月からはろまん亭一本にしたいとの事。
二つ返事でOKです(^-^)
そして。
先週の利用時の入浴、僕が補助で入る事にしました。
これまでは女性スタッフとろまん亭のケアマネージャーが二人で入浴介助をしていたのですが、前回の利用時はケアマネージャーがお休み。なので僕が補助となったのです。
まぁ兎に角騒ぎます。「助けてくれ~!」「殺される~!」「喉が痛いから入らないよ!!」等と騒ぎ散らしますが、湯船に入ってしまえば落ち着きます。
基本的に入浴好きの方だったそうで。
さて、実際に補助として入りました。
認知症の方々への対応は「ユマニチュード」と言う対応技術があります。ヨーロッパの方で広がっているとの事ですが。
ユマニチュードの対応方法はろまん亭での対応方法にとても似ている気がしていました。今回の入浴補助でもこれまで通りに対応してみようと思います。
利用者さんと目線を合わせながら声掛けです。「大丈夫ですよ、殺したりしませんから(笑)」とか「ごめんね~、すぐに終わるから大丈夫ですよ~。」と声掛け。その間も相手の目をしっかりと見つめます。
すると・・・何と今まで程の騒ぎがありません。少しだけ落ち着いた様子です。脱衣して浴室に入ってからも多少は騒ぎますが、これまでとはちょっと違うように感じました。
介助スタッフも「今日は落ち着いているように感じました。」と言っていて。
う~ん、ユマニチュード的な対応が功を奏したのか。それともたまたま落ち着いていたのか。それは次回の時に判断しようと思います。
入浴拒否が強い方の場合、介助スタッフが目線を合わせずに介助をすると利用者さんの視界にはスタッフのお腹部分しか見えないのです。
顔が見えない状態で胴体と腕だけが見えて何かをされている。これは確かに恐怖しかありません。
なので、二人介助なら一人はしっかりと目線を合わせて安心させるような声掛けをして。そして密着して更に安心感を持ってもらえるようにして。
これで少しは安心して頂ければ騒ぎも少なくなるかも知れません。
今回の補助ではそれを意識して対応し、実際にこれまでで一番落ち着いて入浴が出来たのです。
認知症の方々は「何をされているのかが分からない。」と言う事に恐怖を感じていると思います。「〇〇しますよ。」と言っても、その〇〇が分からなければ意味はありません。
だったらしっかりと目線を合わせて笑顔で安心させて。そして何となく誘導鳴りをした方がまだましかも知れません。
他の認知症の利用者さんに対しても目線を合わせてゆっくりと繰り返し動作をお伝えして。動作の声掛けに合わせて軽くポンポンと背中を叩いてしっかりと認識させてからの介助。
これで大きな声が出ていた利用者さんもそれ程大きな声が出る事が無くなりました。
う~ん、これもユマニチュード的な対応でしょうか。
まぁこれまでろまん亭で対応して来た方法にユマニチュードと言う学問で一層確固たる対応方法として確立して来ていると思います。
これまで漠然とした感覚での対応でしたが、ユマニチュードを知ってからは漠然が確信に変わりつつあると感じています。
自分たちが対応して来た方法は間違っていなかった。と言う事を。
認知症は十人十色・・・いえ、十一色、十二色・・・無限かも知れません。そんな方々に対して有効な対応方法を編み出して行かなければなりません。
日々の経験をしっかりと見に付けて行かないとですね。
皆さんからは良い経験と勉強をさせて頂いています。
ここ数年は困難ケースの利用者さんの紹介が多くなっていますが、出来る限り対応して行こうと思っています。
一部のケアマネージャーさん達からは「ろまん亭さんは最後の砦。」と言われます。
そんな「最後の砦」に相応しいようなろまん亭でありたいと思います(^-^)
その笑顔!!
2025-04-25
ある要介護5の男性利用者さんです。普段は余り表情が無く、ちょっとした事で怖がったり驚いたりして大き目な声が出てしまいます。
それでも最近は大分我々の介助に慣れて下さったのか、それとも声掛けが良いのか、介助をしていても大きな声が出なくなって来ています。
それはそれで何となく寂しい感じもしますが(笑)
表情は乏しいです。しかし・・・
時々笑うんです!!
二カっと笑う・・・と言う表現が一番適しているような笑顔。その笑顔が見たくてしょっちゅう働きかけているのですが・・・逆に大きな声で怒られたりして(笑)
でも・・・「〇〇さ~ん!!来ましたよ~!」と言いながら笑顔で近付いたりすると、時々笑って下さるのです。
その笑顔、いい笑顔なのです。
朝、ろまん亭に到着して居間に入る時に皆で「〇〇さん、おはようございます!」と声を掛けると・・・時々笑って下さったり、「おはよう!」と返事をして下さる事もあります。
そのリアクションが嬉しいのです。
この利用者さんに限らず、他の利用者さんも同様。笑って下さったり、笑顔で返事をして下さるのが嬉しい♪♪
時々見せて下さる笑顔は介助をしていて張りになります。嬉しくて笑っているのか面白くて笑っているのか、はたまた特に意味も無く笑っているのかは分かりませんが(笑)
その笑顔を引き出す為に、どんな利用者さんに対しても働き掛けを忘れずに対応をして行きたいと思います。
今日も数回、二カッと笑い顔。
その笑顔!!
我々を嬉しくさせて下さるのです(^-^)

