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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんの風~徒然日記

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

入浴直行に決定!!

2023-12-05
 昨日も書きましたが、朝晩が日に日に冷えています。当然の如く失禁する利用者さんも増えています。

 要介護1の利用者さん。冷えて来て急に失禁量が増えて来ました。薄手の紙パンツでは吸収しきれません。

 朝のお迎え時。送り出しのヘルパーさんが居ますが、やはり軽い拒否があるようです。居室に上がらせて頂いてろまん亭へ行けるように声掛けをするのですが・・・

 幸い拒否も消えて出られそうです。・・・が。

 臭いが。。。かなり強烈です!!この臭いだと・・・数日間の失禁があったような臭いです。古い失禁臭。この感じだとしみだしている可能性があります。

 これまでも多くの方の失禁臭に遭遇して来ましたが、今回の利用者さんの臭いは・・・かなり強くて嗅いだことが無いような臭いです(^-^;

 これはろまん亭に到着したらすぐに入浴した方が良さそうです。送迎車に乗車して頂いて、直ぐにろまん亭に電話をして入浴の準備をお願いしました。

 幸い染み出ていなかったのですが・・・取り合えず浴室へ直行!!即入浴です。

 入浴介助のスタッフにパンツの状況を聞いてみると・・・何とパンツは穿いていなかったそうです。

 う~ん、何故??

 恐らく自宅でパンツ汚れがひどくて脱いだのだと思います。そして紙パンツのある場所が分からなかったので、パンツは穿かずにズボンのみ。

 この方の失禁に対しての基本的な考えは「コタツに入っていれば乾く」と言う事なのです。なので、今日に限ってはパンツを脱いで、その後の失禁はコタツで乾かしていた。・・・と言う事だと推測されます(^-^;

 そんな状況の為、朝は出かけるのに対して拒否があったのかも知れません。何となく繋がりました(笑)

 失禁の臭いは独特です。ある程度同じような傾向の臭いですが、今回の利用者さんの失禁臭は初めての体験でした(笑)

 表現できない。。。

 自宅でパンツ交換出来ると良いのですが、これがなかなか出来ないようで。担当ケアマネージャーさんとも相談しつつですが、現状は変わらず、毎度失禁多い状況です。

 これから益々冷えて来ます。

 失禁量も増えそうな予感。

 ご自宅で交換出来ないのであれば、紙パンツを二重にして対応するしかありません。パットは・・・トイレに流してしまう危険がある為にNG。

 二重紙パンツで染み出ないように願うばかりです。

 週三回の利用だと保清の面では大分良いと思いますが・・・ご家族からは現状週二回の利用希望となっています。

 週二回の利用で出来る限りの対応・対処を考えて行かなければなりませんね(^-^)

増加中です(^-^;

2023-12-04
 11月も中旬から下旬にかけて朝晩が冷えて来ました。いよいよ本格的な冬の到来でしょうか・・・と思っても、日中は日差しがあると陽だまりの縁側は暖かいです(笑)

 日中の利用時間は暖かくて良いのですが、朝晩は冷えます。

 冷えると言えば・・・このくらいの時期から失禁者が増加するのです!!

 特に介護度が低めの利用者さん達に見られる傾向です。介護度が高めの利用者さん達は・・・余り影響がないように思います。

 さてさて、介護度低めの利用者さん達。

 要介護1の利用者さん達に失禁者が続出。もちろん紙パンツにしているので、着衣の汚れはありませんが・・・毎朝皆さんをお迎えに伺うと、尿臭が!!

 時には染み出てしまっている方もいます。なのでこれからの時期は送迎車内には座布団などが必須アイテムとなります。

 ご自宅で着替えない??

 冷えて来るとトイレに行くのが億劫になって来るようです。日中でも少し冷える日はトイレに行く事を拒否するケースがあります。ご自宅で冷えている朝晩なら尚更行く事がない可能性が高いです。

 ある利用者さんは、「コタツに入っていれば乾くから大丈夫!」と豪語してみたり(^-^;いやいや、乾くのではなくて、紙パンツが吸収してくれているのです。

 失禁が増えて来ると、当然ろまん亭でパンツチェックを行います(笑)失禁していればパットを交換したり、紙パンツを交換したり。

 その時のパットや紙パンツときたら、何と重い事か!!重量感が半端ありません!!もう紙パンツがトイレになっているのではないかと思う程の汚れのケースもあるのです。

 パットを付けられる方ならまだマシですが、パットを付けられない方になると・・・交換しなければ染み出します。

 ご自宅で交換出来ないのであれば、ろまん亭に来ている時だけ交換。なので、現在は紙パンツを二枚履いて頂いています。

 二枚履いて頂いて、次の利用時のパンツの重さは・・・言わずもがな。

 これから冷える時期は失禁との戦いになります。我々としては保清をしたい。しかし利用者さん達はトイレに行くのが面倒くさい。

 何とかしてトイレ誘導し、必要時はパットや紙パンツを交換して頂くようにしています。

 これから春先までは失禁が増えると予想します(^-^;

 それぞれ介護度軽めの利用者さん達です。幸いヘルパーさんも利用しています。願わくば・・・ヘルパーさん達に頑張って頂いて、ご自宅でパットやパンツを交換して頂けると有難いのですが・・・

 ご自宅だと他者の言う事をなかなか聞き入れてくれないケースも多くあります。

 やはりデイサービスでの交換がメインになるのかなぁ・・・

 失禁者増加中。これから暫くはパットやパンツ交換での攻防が繰り広げられます(笑)

ご家族からの質問♪♪

2023-12-02
 今日の朝のお迎え時です。送り出しのヘルパーさんを利用している方。ヘルパーさんが送り出しの準備をしている少しの間、ご家族から質問を受けました。

 「ろまん亭さんは食事の料金を上げないのですか?」と。

 物価が高騰していて他のデイサービスでは値上げをしている事業所さんが多いそうです。もちろん、

 「値上げをするつもりはありません!皆さんの負担が大きくなってしまうので、今の所様子を見ながら現状のままにします。」とお答えしました。

 もう少し詳しく説明します。

 「実はお野菜や他の食材は出来るだけ安いお店を探して購入しています。あとは出先で安いものがあれば購入。他には時々皆さんから頂くもので対応させて頂いているので、値上げをしなくても大丈夫なのです。」と説明しました。

 実際そうなのですが~(笑)

 物価が高騰して材料費が上がってしまったのも事実ですが、幸いろまん亭は事業所内調理です。(僕が作っていますので)材料を上手く使えばそれ程大きなダメージはありません。

 もちろん値上げをすれば少しは楽になるかも知れませんが、利用者さん達の負担を考えれば、何とか維持出来るのですから値上げの必要が無いのです。

 「ろまん亭さんの一食600円は今では安い方だと思います。」とも言って下さいました。

 ありがたや~♪ありがたや~♪♪

 そう言って下さると企業努力の甲斐があります。(大袈裟ですね笑)

 実は・・・介護保険が始まった当初、食材費は介護保険から一部賄われていました。一食390円。つまり利用者さんの負担は一割なので39円。ろまん亭はそこに実費として一食300円を頂いていました。

 合計で自己負担が390円、ろまん亭に入る食材費は690円となります。

 しかし数年後、食材費の点数は排除され、食費は利用者さん達の全額実費となってしまいました。全額実費だと690円ですが、流石に高いなぁと思い、その頃から一食600円にしたのです。

 当時は少々お高めだったかもしれませんが、今では安い部類になっています。

 クオリティを考えれば、なかなかお手頃だと思うのですが、如何でしょうか(^-^)・・・ある食事の風景でご覧ください・・・

 一般のサラリーマンの皆さんも昼食代はワンコインくらいで済ませたい所。デイサービスの食費が一食700円・800円となると、やはり高いとしか言いようがありません。

 物価高騰がなければ、少し値段を下げようと思っていたくらいですから(笑)物価が高騰してしまい、申し訳ないのですが現状維持をさせて頂いています。

 そんな中での利用者さんのご家族からの質問。

 ろまん亭を気にかけて下さって、本当に感謝です!!

 これからも、出来る限り食材費は変えずに食事を提供出来ればと考えています。その為に、調理を工夫しながら。

 食事は皆さんの楽しみの一つです。美味しく楽しく食べて元気になって頂きたい。そんな思いで調理をしています。

 「これ美味しいですね!」

 そう言われる一品を心掛けて、これからも調理に励みますね~♪♪

 あぁ、勿論介助も温かみのある対応を心掛けて励みます(笑)

反応はあります。

2023-12-01
 介護度が高い利用者さん達。ろまん亭では要介護5の方々です。

 要介護5になると、働きかけてもリアクションが無いように思われがちですが、実はちゃんとリアクションはあると思っています。

 こちらから話しかけたり、歌いかけたりすれば笑う事もあるし、腕のストレッチや指の体操をすれば少し痛そうな表情もします。

 表情のない利用者さんでも、目の感じが何となく笑っているように思える事もあるし、口元が笑ったように見える事もあります。

 全てに於いて、働きかける事が大切なのです。

 もちろんそのままにしておけば何のリアクションもありません。介護度が高いと傾眠傾向が強くなるケースも多くあります。

 ろまん亭の場合、出来るだけちょっかいを出します(笑)

 肩を叩いてみたり、マッサージをしてみたり。当然声掛けもしますし、皆さんとの会話も振るようにしています。返事はありませんが、何か発語があれば翻訳して他の皆さんに伝えます。

 突然うなったりする利用者さんもいます。そんな時は、「お腹が減ったみたいです!」とか「眠いのを起こしたので怒られちゃいました!」と、何となくその場の様子に訳して伝えるのです。

 すると皆さん、「そうなんかい!そりゃぁ可哀そうだ!」と、納得して下さって。「もう少し待ちな!」とか「少し眠るといいよ。」と声掛けをして下さいます。

 ろまん亭の利用者さん達は本当に優しい方々ばかりです。

 規模が大きな事業所さんでは介護度が高くて訴えが少ない利用者さんは放っておかれてしまうケースは多くあると思います。

 ろまん亭は小規模のデイサービスです。放っておくには皆さんとスタッフの距離が近いので、ちょっとした間に働きかけられるのです。

 介護度が高くても、ちゃんとリアクションはあります。楽しそうな雰囲気であれば笑って下さる事もあります。

 些細な事でも皆さんの感情を引き出せると良いなぁと思っています。

 小規模ならではの対応。

 もちろん介護度が低い利用者さん、軽度の認知症の利用者さん達にもしっかり働きかけ。同じ事を繰り返そうが内容が不明だろうが構いません。

 兎に角お喋りをして頂いて、皆で笑って過ごす事を目標にしています。

 午前中、僕は調理で台所にいますが、皆さんの楽しそうな笑い声を聞きながらの調理はとても嬉しく感じています。

 時には一旦調理を止めて、皆さんの会話に割り込んだりして(笑)

 家庭的な雰囲気のろまん亭。

 開設当初から変わらない、穏やかで和やかな誰にでも優しいろまん亭なのです(^-^)

全てを満たさなくても(^-^)

2023-11-30
 認知症の方々は特定も物に執着があったりします。

 今回の利用者さんは・・・

 ベルト・鍵・携帯電話がとても気になる利用者さんです。

 ベルトは・・・ご家族に伺うと、以前より痩せてしまい、ベルトが必須アイテムになったとか。

 鍵は他の利用者さんも含めて一般的に気になるアイテム。そして携帯電話は例え使えなくても手元にあると安心するアイテムです。

 朝のお迎え時にはその三点、三種の神器を確認してから出発するようにしています。

 鍵は特定の場所に置いてあるのでお借りします。携帯電話はバッグの中に必ず入っています。そしてベルトは・・・一応本人に着けているかどうかを確認し、着けていないようならば探して持ち出すようにしています。

 最初から三種の神器を利用者さんに渡しておく事もアリかと思いますが、最初からすべてを満たさなくても良いと思っています。

 状況によっては三種の神器をお預かりしておいて・・・

 その利用者さんが不安定になった時に登場させるのです。

 「あれ・・・?」と、突如鞄を探し始めたりして少し不安そうな表情の時に、「何か探し物ですか?」と伺います。

 「えぇ、あの・・・」

 こんな時は実際自分が何を探しているのか分からなくなっている可能性が高いです。なので、

 「もしかしてベルトですか?こちらで預かっていたので持って来ますね!」と、三種の神器をお渡しします。すると、

 「あぁ、ありがとうございます!持っていてくれたのですね。嬉しいです!」とひと安心。これで一旦は落ち着きます。

 つまり、何を探していたのか分からなくなってしまったけれど、自身が気になるアイテムを持って来てもらえた事によって気持ちが満足するのです。

 これにはもう一つのポイントがあります。それは、本人を安心させる事によって信頼関係が強くなる事です。

 探し物をしている自分に対して大切なアイテムを持っていてくれた・・・と言う事から、「この人に聞けば解決できる。」と言う気持ちになってもらえる可能性があるのです。

 もしそうなれば、後は何事かが起こっても、誘導して安心して頂ける可能性がグッと高くなるのです。

 帰りの送迎車の中で突然鞄をガサゴソし始めたら・・・

 「あ~、〇〇さん。鍵は僕が預かっているから大丈夫ですよ~!鍵は失くし易いから、ご家族から預かっておきました。安心して下さい!」

 そうお伝えすれば、「あぁ良かった~、ありがとうございます。安心したわ~!」と、安心顔。

 ここでも一石二鳥のやり取りが出来るのです。

 初めから必要なアイテムを全て渡してその場の安心感を得る事も必要ですが、時には神器をお預かりしておいて、いざ!と言う場面で登場させる事も大切だと思っています。

 認知症の方々に対しては何事に関してもひと工夫して対応すると、意外と良いリアクションや状況が生まれるものだと思います。

 その場で全てを満たさなくても良いのです。小出しにしながら、継続的に安心感を持ってもらう事、状況によっては信頼関係も深められる事があるのです。

 それぞれの神器を探してみては如何でしょうか(^-^)
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