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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんの風~徒然日記

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

ナイスキャッチです!!

2023-02-16
 今日の入浴の事。

 要介護5の方の入浴介助です。立位は支えて辛うじて出来ます。歩行も・・・何とか数メートルなら一人介助でも大丈夫。

 女性利用者さんなのですが、体格がよいので男性スタッフ(主に璞ですが)が入浴介助に入ります。

 お尻に皮むけが出来やすい方なので、入浴後はお尻にお薬を塗布しています。要介護5なので、時々浴室内で排便があったりもしますが・・・

 今日は洗身洗髪後も排便の様子はありません。ただ・・・お尻を洗っている時に便臭がありました。なので何度かお尻を繰り返し洗ったのですが、便が付着する事ないまま。

 ・・・これならガスだけかな・・・

 そう思って浴室を出て更衣です。

 これまで何度か更衣中に排泄があったので、常にパットはお尻のところに準備をしています。ひと通り更衣が終わり、後はお尻に塗布薬。

 流石にお尻の塗布は一人では難しいので、いつも補助を頼みます。今日はケアマネージャーに頼みました。

 利用者さんを立ち上がらせて、念の為パットを股に挟んでいざ塗布です!!

 すると塗布する瞬間・・・

 「あらららら・・・」

 ケアマネージャーがちょっと慌てます。これはもしや・・・

 「便が出始めている!!」

 こちらは支えていなければなりません。そうなると・・・ケアマネージャーにパットで便を受け止めてもらわなければ大惨事!!着衣も汚れるので、再度入浴させなければなりません。

 受け止めるケアマネージャーの手腕に任せます。

 支えながらお尻の辺りをチェックすると、結構な量が出ています。幸い形が良く固さもあるので何とかパットで受け止められそうです。

 ただ・・・量もあります!!パットに便を乗せてバランスを取り、何とか周囲を汚さずに全て受け止めました!!

 ナイスキャッチです!!

 いやいや、浴室内では出る気配が無かったのですが、恐らく便臭は排便の予兆でお尻を洗った事で排便が促されたのだと思います(^-^;

 固さと形の良さがあって無事でした。ありがたや~、ありがたや~(笑)

 少し様子を見ても残りは出て来なそうだったので、濡れタオルでしっかり清拭。キレイにしてからやっと塗布が出来ました。

 要介護5です。排泄のコントロールが出来る訳もなく。突如排泄があるのは仕方ありませんね。

 今回は補助に入ってもらっている時だったので、事無きを得ました。

 入浴介助が終わった後、ケアマネージャーと二人で大笑い。

 しかし~あれだけしっかりと排便あるとお腹もすっきりだと思います(^-^)

 ケアマネージャーのファインプレーに感謝です☆(笑)

優先順位。

2023-02-15
 何事にも優先順位はあると思います。当然介護の現場でも優先順位はありますし、むしろ突発的に判断しなければならない事も多くあります。

 要介護5の利用者さん。先月圧迫骨折してしまった方。現在大分回復しています。痛みの表情は少なく、座位も保てるし少々負荷はかかりますが立ち上がりも出来て歩行も可能となりました。

 しかし・・・一点だけ以前と違う点があります。

 それは飲食です。

 圧迫骨折前は咀嚼や嚥下、水分摂取はそれ程問題ではありませんでした。圧迫骨折後、安静期間が長くてその間に傾眠状態が多くなってしまいました。

 その為か、食事の時に口を大きく開けてもらえなくなり、水分も口からこぼれてしまったり飲み込みがあやしくなりました。

 現在は多少回復しているように感じますが、依然として誤嚥の危険性や水分摂取が不安定に感じます。

 そこで。

 ろまん亭では食事を刻みに変更しました。刻みに変更した利点は、口の開きが小さくても口内に食べ物を運ぶ事が出来る事。咀嚼はしっかりしていますが、確実に噛み砕く事が出来ない可能性があるので、それを回避できる事です。

 目を閉じて半分寝ているような起きているような状態ですが、口に物が入ると咀嚼はするし嚥下も問題なく出来ています。

 この傾眠のような状態が危険だと判断しました。

 水分に関しても、とろみを付ける事で通常量を接種して頂く事が出来ています。とろみを付ける事で口が半開きでも少しずつ口内に水分を入れる事が出来ます。口内にとろみ付きの水分が入ると、しっかり「ゴックン」します。

 この利用者さん。ろまん亭以外に二か所のデイサービスを利用しています。さて、他のデイサービスではどのように対応しているのか知りたい所です。

 担当ケアマネージャーさんにろまん亭での様子を報告し、他事業所さんの対応を聞いてみたいと思っています。

 さて、何故優先順位かと言うと。

 要介護5です。認知症もあります。安静にしている間に傾眠状態。つまり、刻み食やとろみ水分にすると元に戻れないのではないかと言う心配もあります。

 しかし現在必要なのはしっかりと食べて体力の維持。しっかり水分摂取して脱水や排泄をしっかりさせる事だと思っています。

 年齢的にまだ比較的若めの方です。回復期間を見ていると、恐らく回復して傾眠状態を抜ければある程度は回復するはずです。回復すれば元に戻せばいいのです。

 水分摂取が少ないからか、昨日一昨日は排尿が無かったようです。今日の朝は多量の排尿があり、日中ろまん亭でも多量の排尿があり、ひと安心です。後は排便でしょうか。

 食事量が少なく水分量も少ない。そして運動も少なければ便秘になりがちです。その便秘を回避する為にも、今は飲食をしっかり摂取しなければならないと考えています。

 要介護5ですので、リハビリは難しい。なので生活リハになって来ると思います。痛みの表情が無ければ横になる時間を少しずつ少なくし、立ち上がりや移動も歩行を取り入れて行く。

 ちょっとずつちょっとずつ元の生活に戻れるように支援しなければなりません。

 口を開かないから、水分を飲もうとしないから・・・で、諦めるのではなく、どうしたら摂取してもらえるかを考えて工夫して行かなければならないのです。

 今は体力と水分摂取が目標ではないかと思っています。

 その為には・・・先ずはしっかりと飲食摂取。

 その後、ずっと刻みになるのかとろみ付けの水分になるのかは、正直不明な所ですが、そこに辿り着くまでに様々な面が低下しないように確実に「飲食」して頂く事。

 ろまん亭ではもうしばらく刻みととろみ付けの水分で対応して様子を見たいと思っています。

 ただし。

 ご家族や担当ケアマネージャーさんから通常食やとろみ無しの水分摂取希望があれば別ですが・・・

 関わる事業所さんたちと連携して、より良い対応方法を採用したいと思います。

まさかの展開。

2023-02-14
 要介護5の利用者さん。今朝のお迎え時にご家族から「朝こぶし大位の便が出ました。」と申し送りを受けました。

 この方の排便量から言って、もしかしたら今日はもう少し出るかも知れません。

 「では今日はもう少し出るかも知れませんね。様子を見て見ます。」そう言ってろまん亭に到着です。

 入浴時・午後一のトイレでも排便の様子は全く見受けられません。

 「う~ん、最近の食事量から言えばこぶし大位で十分なのかな。」そんな会話をスタッフと交わしました。

 食事は刻み。水分はとろみを付けて。

 とろみを付けた水分で予想以上にしっかりと摂取出来ているので安心していました。

 午後一のトイレでは既にパット内に排尿。しかも多量です。この方は定期的なトイレ誘導なので、次は15時前後なのですが・・・

 午後一のトイレから15時前後のトイレはちょっと感覚が短いかなぁと最近思い始めました。・・・と言うのも、15時前後のトイレでは排尿の確率も少ないしパット内に出ている事も少ないのです。

 だったら帰宅前くらいにトイレ誘導してパット等をキレイにした方がご家族としては良いのではないか・・・

 そう思い、今日は16時前後のトイレ誘導に切り替えてみました。

 すると・・・

 パット内には排尿無し。しかしトイレで排尿あり!!このパターンが良いかも知れません。やはり13時半から15時前後のトイレでは感覚が短すぎるのかも知れません。

 とろみを付けた水分で摂取量も多くなったので、帰宅前に排泄もしくはパット交換した方が夜の介助が楽かもしれません。

 ・・・今後は16時前後のトイレ誘導にしようかな・・・

 そんな風に思っていたら。

 プス~!

 かすかにガスが出る音がしました。しかも一回だけではなく二回三回と出ます。

 もしや!!

 そう思ってお尻を拭くと・・・少しだけ便が付着します!!

 まさかの排便です!!朝のご家族との会話を思い出しました。やはり今朝の残りの排便がまさに始まったようなのです。

 ただ・・・スルッと出るような感じがありません。これは摘便で排便を促さないといけません。16時過ぎ、帰宅までは30分少々しかありませんが、出すものはしっかりと出して頂かないと。

 軽い摘便で肛門を刺激したら・・・しっかりと出ました!!

 いやいや、今日午後の二回目のトイレ誘導を16時にして良かったです。感じから言うと15時頃に誘導していたら、出なかったかも知れません。そうなれば残りの便は自宅で・・・

 そう考えると、今日は時間を遅めに変更してみて良かったです。

 まさかの展開(笑)

 送迎時にご家族にも良い報告が出来ました。

 今までは朝の入浴前に一回、食後に一回、15時頃に一回の計三回のトイレ誘導でした。そのタイミングに余り違和感を持っていなかったのですが、水分摂取が不安定になった頃から15時前後のトイレ誘導で不発が多くて。

 ちょっと時間を考えてみたら、午後一と15時の感覚が短い事に気付いて良かったです。

 今後はしばらく16時前後のトイレ誘導で様子を見て見ようと思います。

 今日は怪我の功名とでも言いましょうか。時間を変えた事によって無事にトイレで排便がありました。

 毎回上手く行くとは限りませんが、帰宅直前にトイレ誘導すればきれいさっぱり真っ新な状態で送る事が出来ます。

 一つの方法に囚われずに、状況に応じて変化させる事は大切ですね。ついつい「今までと同じ」方法を継続していましたが、利用者さんの状態が変わって来たらより良い方法を考えなければいけません。

 臨機応変な対応。

 常に心掛けたいと思います(^-^)

ルーティンは守りたい??

2023-02-13
 利用者さん達の世代は日々のルーティンは守りたい方が多いと感じます。

 例えば・・・現在ろまん亭を利用している方、午後になると外をお散歩したくなってしまいます。もちろん天気が良い日は散歩に出ますが、今日のように雨が降っていても散歩に出たがるのです。

 先週の降雪時もあの雪の中、散歩に出たがるのです。

 雨や雪なら傘をさしてもよいのですが、安全の為に散歩は推奨していません。出来れば中止にしたい所。

 しかし・・・利用者さんは何としても外を散歩したり気持ちが強く・・・

 「玄関まで行って外を見てみよう。」と、玄関まで一緒に行って外を眺めて・・・「ちょっとそこまで行ってみない?」と、何としても歩こうとします。

 しかし雨が降っている事を感じると「雨が降っているから駄目だね。」と、諦めて下さいます。

 う~ん、実体験しないと納得しないのだなぁ・・・と、しみじみ感じます。

 実際外を散歩しなくても、散歩が出来ない理由を納得して頂かないといけないのです。これは意外と何事にも通じる事でもあると思います。

 言葉で説得しても納得しないと収まらない。

 日頃のルーティンだけではなく、自身の思い込みも実際に実体験して納得しないと収まらない事が割とあるのです。

 散歩に関しては、雨や雪が降っているのであれば、一緒に玄関まで行って実際外を歩けない事を納得して頂くようにしています。

 一度納得して下されば・・・その後は大丈夫(^-^)

 ただし、少しずつ認知症が進んでいくと、何度も繰り返し実体験して頂かないといけなくなるかも知れませんね。

 もちろんそれぞれの性格にもよりますが、割とルーティンを守りたい利用者さんは多いような気がします。

 皆さんきちっとした性格の方が多いのだと思いますが~。

 やはり雨の日や雪の日のお散歩は、諦めて頂けると幸いです(笑)

降雪⛄

2023-02-10
 今日は朝から雪が降り始めました。雪の状況でもしかしたら早めの帰宅になるかなぁとも思ったのですが、降り続いた割に幸い道路は余り積もらなかったので、通常通りの営業としました。

 これほどしっかりと雪が降るのは久しぶりです。ろまん亭の庭も雪景色。枯れ枝に花が咲いたように見えて、利用者さん達からは何度も「キレイに花が咲いているね。」と言われました。

 利用者さん達は本気で言ってます(笑)

 「いえいえ、あれは雪ですよ~♪」とお答えすると、「そうかい!花が咲いているように見えるんよ。」と。そして一緒に笑って。

 そんなやり取りを何度もさせて頂きました。

 雪景色は久しぶり。縁側のイスに座って庭を眺めたり、玄関先まで行って雪を眺めたり。

 普段と違う景色に皆さんどことなく嬉しそうな様子です。

 「昔は雪が降ると雪だるまを作ったり雪合戦をしたり・・・」など、雪にまつわるお話が沢山出ました。子供の頃の雪の日の思い出。

 たまには良いですよね~♪そして実際これ程雪が積もると昔の懐かしい思い出もしっかり蘇るようです。

 きっとこの雪も明日には溶けてしまうでしょう。

 一日だけの雪の思い出話し。何となくノスタルジーな雰囲気で我々スタッフも昔話が沢山出て来ました。

 滅多にない雪景色。

 白い世界に包まれて、昔の懐かしい思い出に華が咲くろまん亭でした(^-^)

 皆様、移動の際は十分にお気を付けて下さい♪♪
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