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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

たまにはこんな利用方法。

2023-09-06
 ろまん亭は長時間から短時間の利用が出来ます。時間に融通を利かせますが、一点だけ注意事項が。・・・それは送迎車が用意出来ればと言う事なのですが(^-^)

 大抵の場合は送迎車は用意出来るので、ほぼリクエスト通りに対応しています。

 さて本日の利用者さん。

 9時半から16時までの利用が基本です。しかし今日はご自宅に訪問理美容が来ると言う事で、昼食後に送迎をして欲しいとご家族から依頼がありました。

 希望は13時頃の送り。

 食事を食べてすぐに帰宅ですが、この利用者さんは要介護5です。食事介助での昼食。ただ、幸いな事に食事の進みはとても良い方なので、昼食時間を少し早めにして対応可能。

 今日も食事の進みが良く、時間通りに進める事が出来ました。

 今日は9時半から13時の短時間利用。ランチ利用ですね(^-^)

 この利用者さんはろまん亭以外に二か所のデイサービスに通っています。月初めは受診や歯科受診等があり、利用時間が変更になったりします。

 ほとんどがろまん亭利用日に予定を入れるようです。

 他のデイサービスでは利用時間の変更がなかなか難しいと言う事で。

 確かに大きなデイサービスだと短時間利用等の対応が難しかったりします。しかしろまん亭は小規模のデイサービス。送迎車さえ用意出来れば時間は応相談と言う事で。

 短時間利用の対応が出来ない場合はデイサービスをお休みしなければならない事態が起こります。少しでもご家族のレスパイト(介護負担の軽減)が出来るように対応したいと思っています。

 今日の利用者さんは要介護5です。午後からの理美容ですが、昼食をろまん亭で食べれば後は理美容師さんを待つだけ。ご家族の負担は軽くなりますね。

 今回の時間変更は実は一昨日連絡を受けました。他のろまん亭利用者さんとの兼ね合いや送迎車の手配等、直ぐに段取りが付けられると判断。

 即日対応可能とお返事させて頂きました。

 ご家族からは「いつも急で申し訳ないですね。有難いです。」と言われ、嬉しく思います♪♪

 ろまん亭の場合はとにかく相談してほしいとご家族には伝えてあります。先ずは相談いただいて、段取りが付けられるのであれば対応します。

 もし対応出来なくても、出来る限りご家族の希望に沿うように努めています。

 短時間から長時間の対応。

 これからも利用者さんやご家族の都合に合わせられるようにして行きたいと思います(^-^)

例え片道でも。

2023-09-05
 要介護5の利用者さんです。

 二年前くらいまでは手引き歩行が可能でしたが、ある時から歩行が難しくなってしまいました。現在は車いすで移動するのがメインです。

 食事も不安定になって来ました。栄養状態もやや不良。

 ・・・と言う事で、主治医からイノラスと言う高カロリーなドリンク剤が処方されました。今は一日2Pを飲んでいます。

 処方されてから約一か月。最近変化が出て来ています。

 処方前は声掛けをしても殆ど無反応。目を閉じている時間が長く、目を開けても一瞬だけ。歩行も歩くと言うよりも引きずられているような感じでした。

 しかし最近は、声掛けをすると目を開けます!しかも自発的に開ける事も増えて来ました。周囲を見回している様子も伺えます。

 そして何よりも、手引き歩行が以前よりも少し楽になりました。足もほんの少しだけですが上がります。前に出ます。引きずられるイメージではなく、歩くイメージになっています。

 かと言って、全てに於いて手引き歩行するには体力が付いて来ません。

 なので。

 現在は居間から浴室まで、居間からトイレまでの片道を手引き歩行で対応する事にしました!!

 居間から浴室までは3メートルくらいでしょうか。調子が良い時は浴室までなら往復手引き歩行をしています。

 居間からトイレまでは約5~6メートルくらい。ここは~流石に片道だけ手引き歩行対応をしています。5~6メートルとは言え、この利用者さんにとっては長い距離。途中ちょっと一息入れて歩き出して・・・と、足の出方と本人に様子を見ながら介助をしています。

 それでも以前ならとても歩ける距離では無かったのです。

 今はほぼ確実に歩けます。しかも調子が良ければ往復だって可能な時があるのです。

 上記の二点は大きく変わったところだと思います。

 まぁ本人にしてみれば、車いすが楽で良いと思いますが、少しでも歩く事で足に力が入ったり足を動かす事を体が思い出したりして、自宅に戻った時にご家族が楽になれば良いなぁと思っています。

 体は動かさなくなると固くなるし動けなくなってしまう可能性が高いです。出来るだけ動かす事が望ましい。

 リハビリ的な動きも取り入れていますが、やはり一番は実際に動く事だと思います。座ったまま足のストレッチをするよりも実際に歩く事の方がより効果的だと思っています。

 自分の体重を支えて足を上げて前に出す。座ったままのストレッチや足踏みよりも効果が高いと感じます。

 もちろん手引きは少々介助者側に負荷がかかりますが、そこはスタッフの踏ん張りどころ。この利用者さんはちょっと体重も重めなので男性スタッフに限りますが~(笑)

 例え片道だけでも歩く事は大切です。

 本人の状態にもよりますが、許される範囲で手引き歩行は続けようと思っています。

 歩行が以前よりも出来るようになったら・・・実は立位のバランスも良くなっているのです。

 以前はトイレでパンツやズボンを上げる時に一人介助だとやや不安定な面がありましたが、今は安定してパンツやズボンを上げられます。

 本人も少し楽になったのではないかなぁと感じます。

 カロリーをしっかり摂取出来るようになって少しだけ変化が出て来ました。

 そして~、実は体重も増加中なのですが・・・(^-^;

 余り重くなり過ぎてもどうかと思うので~。ご家族と主治医には日々の体重を測定して報告。後の判断は主治医にお任せするしかありません。

 イノラスを飲み始めてから約1.5㎏体重の増加。

 果たしてこの増加が良い傾向を生み出しているのかは不明ですが、イノラスを飲む前とは明らかな違い。

 今回のケースに関しては効果が高かったと言う事だと思います♪♪

刷り込まれてしまいました(笑)

2023-09-04
 要介護1の利用者さん同士の会話の中のお話です。

 要介護1だと認知症も軽めですが、短期記憶が曖昧だったり時系列が曖昧だったり。繰り返しもあります。

 今ろまん亭の庭には百日紅が咲いています。薄ピンク色で百日紅自体も大きな木になっています。その咲き具合がまるで桜のようです。

 その百日紅を見て、「桜がキレイに咲いていますね~。」と、毎回お話をする利用者さん。初めの頃は「あれは実は百日紅なんですよ~。」と言えば「あぁそうですか!桜みたいですね!」と言う会話がやり取りされています。

 しばらくするとまたまた「あの桜は・・・」と。何度か目のやり取りで我々も「本当にキレイな桜ですね~!」と話を合わせるようにしました。

 そんなやり取りが毎回繰り返されて。

 やり取りを聞いているもう一人の要介護1の利用者さん。「あれは百日紅でしょ。」と、我々の会話を聞いて時々そう答えていました。

 余りに「桜・・」「桜・・・」と言うものだから、最終的には苦笑い。う~ん、繰り返しているのが分かってらっしゃる。

 まぁ大して問題になるような繰り返しではないので、お互い笑って過ごしていましたが・・・

 今日はちょっと違いました。

 何と百日紅だとちゃんと認識していた要介護1の利用者さんが「あの桜はきれいだね~!」と話し始めました!!

 あらら、刷り込まれてしまったのかな??

 話していても百日紅が桜になっています。これはもう確実に刷り込まれてしまいましたね(^-^)

 百日紅でも桜でもどちらでも良いお話。皆さんが桜と認識して満足であれば、桜で通しましょう!!

 もちろん正式な話しになった時は再度「あれは百日紅ですよ。」とお答えしますが~(笑)

 四方山話の中では桜でも百日紅でもOKと言う事になりました。

 軽い認知症の方々の会話は面白いですね。初めは分かっていても、同じ事を繰り返すうちにいつの間にかすり替わってしまいます。

 同様に色々と誘導する際は同じ事を繰り返して刷り込んで行く方法がとれます。時間はかかっても確実に誘導出来るようにするには同じ事を繰り返す事は意外と重要だったりします。

 百日紅が咲いた頃は「桜」と言う利用者さんと「百日紅」と言う利用者さんでしたが、散る頃にはお互い「桜」で認識。

 さして大きな問題ではないので、我々も話の流れでは「桜」と言う事にしておきます。

 夏から秋に咲く百日紅。

 ろまん亭の百日紅は薄ピンク色で豪勢に花を付けます。

 確かに桜に見えるのは事実なのです(^-^)

残暑厳しいです(^-^;

2023-09-02
 今年の夏は史上一番暑い夏・・・と言う記事が新聞に掲載されていました。確かに9月に入っても暑さは変わらず。蒸し暑くて厳しい残暑になりそうです。

 さて、毎年の夏の入浴介助ですが・・・♨

 僕は痩せ型なのですが汗の量がすごいのです(^-^;所謂汗っかき(笑)

 例年夏の入浴介助では下着から一式着替えを持参します。そうしないとパンツまでびっしょびしょ。パンツまでを交換しないと不快なので~。

 しかし8月も後半に入って来ると、少しずつ汗も落ち着きます。パンツも多少濡れますが、着替えるほどではない・・・それがこれまでの夏の入浴介助でした。

 しかし!!今年の夏は違います!!今年の残暑は違います!!

 今日の入浴介助でも全身汗びっしょり。パンツまで交換。もちろん交換前に汗拭きシートで全身を拭くのですが、それでも汗が吹き出します。自分の汗っかき加減に笑ってしまいそう。

 しかも介助中は汗が滴ります。顎からも瞼からも汗が滴ってしまい、自分もシャワーを浴びているのではないのか??・・・と錯覚してしまいそうです。

 これまで9月頃になると入浴介助でもそれ程汗が気にならなくなっていたのですが、今年は別格。こんな日がまだまだ続きそうだとか(^-^;

 確かに暑いです。しかし調理中の汗のかきかたは少し変わって来ました。8月中は調理しているとやはり汗が吹き出していたのですが、その汗が少しずつ少なくなっています。

 多少は秋になって来たと言う事でしょうか。まぁそれでも暑い事には変わりませんが(笑)

 調理中の汗が少し抑えられると大分違います。入浴介助は汗が吹き出すのも仕方ありませんが。

 汗をかきながら利用者さんの洗身・洗髪。皆さんさっぱりして頂けるなら、汗なんていくらでもかきましょう!!

 日差しの様子によっては外も少し散歩出来るようになって来ました。

着実に秋は近付いて来ています。・・・って、既に暦では秋なのですが~(笑)

 なかなか終わらない夏、もう少しの辛抱でしょうか。

 利用者さん達の熱中症予防や外の散歩など、出来る事をしっかりとして、安全にこの暑さを乗り切りたいと思います。

 幸いなのは利用者さんたち全員食欲もあるし水分摂取もしっかり出来ていて安定しています。

 今後も油断せずに継続して行きたいと思います♪♪

トイレへの介入。

2023-09-01
 ろまん亭では身体介護は基本的に同性のスタッフが入ります。主に入浴と排泄介助です。

 介護度が高くなり、女性では少々危険な状況であれば女性利用者さんに男性スタッフ(主に璞ですが)が入るようにしています。介護度が高く、認知症が進んでいる場合には状況に応じて適切なスタッフが対応するようにしていますが・・・

 介護度が低い利用者さん、認知症が軽めの利用者さんについては出来る限り同性スタッフが望ましいと思っています。

 比較的男性利用者さんは女性スタッフでも対応出来ますが、女性利用者さんに男性スタッフは・・・羞恥心もあり、なかなか難しいのです。

 しかし・・・日々の交流を通して、実は男性スタッフでも入浴介助や排泄介助に入れる可能性はあります。

 信頼関係をがっちりと築き、少しずつ少しずつ介入して行くのです。

 ろまん亭を利用し始めて二年の方と三年の方が居ます。お二人とも要介護1。認知症は軽めです。利用開始当初は当然男性スタッフは介入出来ませんでした。女性スタッフでさえ拒否があったりするのですから当然ですね。

 しかし年月とともに状況も変化します。

 ここ数ヶ月、上記の両者に対して排泄介助に入ってみる事にしました。最初はど緊張!!拒否があったら嫌だな~なんて思いながらも、何とか介入出来れば御の字だ!・・・と自分に言い聞かせて。

 しかし、案ずるより産むが易しとはよく言ったものです。

 「〇〇さ~ん、ちょっと入ってもいいですか?」

 遠慮気味に外から声掛け。すると、「いいですよ~!」とあっさり(^-^;まぁこの方の場合は便秘や肛門のかぶれで塗布薬を付けると言う名目があったので声掛けし易かったし、本人も便秘と痛みで薬を付けると言う事なら・・・と言う気持ちもあったと思います。

 割とすんなり入れました。

 一度入れると・・・不思議と以降は問題なく入れたりするのです(^-^)以降は当然の如くに声掛けをして入らせて頂き、パットやパンツのチェックに排泄のチェック等をする事が出来ました。

 そしてもう一方。

 う~ん、隣に座っても尿臭が漂います。これは紙パンツの交換が必要そうです。トイレに行った時にまたまた思い切って声を掛けてみました。

 「〇〇さ~ん、ちょっと入ってもいいですか~?」

 するとこの方も、「ええ、良いですよ。」とあっさり(笑)

 トイレ内に入って「ここに新しい下着を用意しました。このまま穿き替えて下さい!」「はい、分かりました。」と言う事で一旦外に出て待ちます。すると・・・

 「すみませ~ん。」とヘルプの声が!!すぐにトイレ内に入ります。「これはどうしたらいいのでしょうか?」・・・と言う事で、「では僕がチャチャっと交換しちゃいますね!!僕でごめんなさいね~!」と言い終わるや否や、速攻で紙パンツ交換です。

 数十秒で交換終了!このくらいはお手の物です(^-^)

 「あら、もう終わったの?早いわね~、ありがとうございます。あぁ良かった。」

 紙パンツは結構汚れていました。これでは本人もちょっと不快だったと思います。思いがけずにトイレに介入出来て良かったです。

 日頃からコミュニケーションを取り、信頼関係を構築し、ちょっとしたきっかけで身体介護に介入する。

 王道ですね(^-^)

 今回要介護1の軽い認知症の方々のトイレ介助に入る事が出来ました。これで緊急事態や必要時には同性スタッフでなくても対応が出来そうです。

 介入出来るからと言って、基本は同性スタッフですよ~(笑)あくまで緊急時やどうしても同性スタッフが入れない時のお話です。

 時間をかけても利用者さんに負担なく、異性のスタッフが介入出来るようにする事はとても大切だと思います。

 介護事業所だから・・・と言って、男性女性関係なく介助を進める事をせず、皆さんのお手伝いが出来れば良いなぁと思っています。

 二年・三年かけてトイレ介助にスムーズに関われるようになりました♪♪

 ちょっとひと安心です(^-^)
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