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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

独居の利用者さん。

2023-07-27
 連日の酷暑です。35℃を超える気温。外の体感温度は40度を超えるようで・・・(^-^;

 なかなかエアコンの効きもよくありません。

 さてさて、この時期に心配事は・・・

 ろまん亭を利用中の利用者さん達は見守れるのですが、ろまん亭をお休みしている利用者さんが心配です。

 特に独居の利用者さんや日中独居になってしまう利用者さん。

 余りに暑いのですが、認知症があり日頃のルーティンを崩さない方の場合は外が暑かろうが寒かろうが散歩に出てしまう可能性が高いです。

 連日の酷暑、こんな中の日中に散歩へ出かけたら・・・熱中症になってしまったり倒れたりしてしまわないか心配になります。

 自宅に居たとしても、エアコンを点けているのかどうか・・・その利用者さんの自宅には扇風機はありません。エアコンのみ。

 う~ん、もしかしたらエアコンを点けていないかも知れない・・・そんな風に考えてしまいます。

 なので・・・日中の暑い時間に電話をしました。もし繋がらなければ恐らく外に出ています。

 ・・・が。無事に電話に出て下さいました!!先ずはひと安心です。

 「〇〇さん、今日もとても暑いから、今の時間は絶対に外に出ないで下さいね!」と開口一番釘を刺します。

 「そうだいね。暑いから家にいるよ。」

 まぁその言葉を覚えていてくれると有難いのですが(^-^;

 そして肝心のエアコン。

 「エアコンは点けていますか?」

 「え~、点いていないよ。」と。

 あらあら大変!!こんな暑い中、エアコンも点けずに過ごしているようです。電話口でエアコンのリモコンを持って頂き、冷房のボタンを押すように指示。

 リモコンが置いてある場所やリモコンのボタンの色を覚えておいて良かったです(^-^)指示通りにボタンを押して下さったようで、

 「あ、今点いたみたいよ。」と。

 「絶対に日中はそのままにしておいて下さいね!それと水分をしっかりと飲んで下さい!」

 「私は意外と飲むんだよ~。」

 これでひと安心。

 心配して電話をした事を喜んで下さいましたが、この暑さです。エアコンや扇風機を点けない高齢者さんがいると言う事実があるので、心配になってしまいます。

 「夕方少し涼しくなったら散歩して下さいね。」

 「そうだいね。ありがとうね~。」

 こちらの指示をしっかり守って下さる事を願いつつ、電話を切りました。

 独居もしくは日中独居の利用者さん達は本当に心配になる季節です。エアコンや扇風機を点けてしっかり水分摂取。出来れば塩分も摂れると良いのですが、贅沢は言いません。

 部屋を涼しく保ち水分摂取。そして日中は外に出ない。

 それらを守って頂けるように、ろまん亭をお休みの日でも電話で安否確認をするようにしています。

 今日のところは大丈夫そうでしたが・・・

 独居の利用者さん達は見守りが必要です。

 ろまん亭で出来る範囲で見守り続けたいと思います♪♪

車高は高めで(^-^)

2023-07-26
 ろまん亭の五人目のスタッフ。もう付き合いは18年になります。その五人目と言うのは・・・送迎やお出かけで大活躍のドリー君(セレナ)です!!

 平成17年からのお付き合い。送迎を始め、あちこちのお出かけで皆さんを乗せて走ってくれています。

 今年で18年目、23万㎞も頑張ってくれています。本当に有難いスタッフです。

 そのドリー君。最近ちょっとエンジンの調子が思わしくありません。なので、今日からメンテナンスで二泊三日のお泊りに出かけました。

 ディーラーさんからは当然の如く新車に乗り換える事をしきりに勧められますが、もう少し頑張って欲しいと思うし、ちょっと情が入ってしまって、なかなか手放す方向に気持ちが向きません。

 メンテナンスにもコストがかかりますが、それでまたしばらく頑張れるのであれば、今はメンテナンスで繋いで行きたいと思っています。

 さて、二泊三日のお泊りに行ってしまったドリー君。当然その間の代車が用意されます。

 通常は普通車なのですが・・・何せ送迎で使用しているので、送迎に適した代車を用意して頂きました。

 軽自動車ですが、車高が高い車。宅急便の方々が使用している軽自動車です。

 何故車高が高い方が良いかと言うと・・・

 現在送迎時に抱きかかえて乗車して頂く利用者さんが複数いるからです。抱きかかえて車のシートに乗せるには、ある程度高さが無いと結構腰に負担がかかるし、座席が低いと抱きかかえて乗せるのは意外と難しいのです。

 なので代車の話しが出た時は、「車高が高い車にして下さい。」とディーラーさんにお願いしました。そこで用意されたのが軽自動車。

 後部座席の乗り心地は余り良くありませんが、抱きかかえて乗せるにはやはり丁度良い高さ。これならOKです。

 三日間であれば利用者さん達に乗り心地だけはご容赦頂きたいと思います(^-^;

 乗車出来なければ乗り心地もありませんので~(笑)

 三日間の代車。いつもと違う乗り心地ですが、皆さんを安全に送迎したいと思います。

 さてさてドリー君はちょっとした夏休みでしょうか(^-^)

 しっかりとメンテナンスをしてもらって、週末からはまた活躍してもらわなければなりません。

 ろまん亭の五人目のスタッフ、ドリー君。

 もうしばらくは大切に乗り続けたいと思います♪♪

定期的な排便。

2023-07-25
 最近はろまん亭でのみ排便される利用者さんがいます。要介護5の利用者さん。

 これまではご自宅でも排便があったのですが、最近ご自宅では全く排便が無いそうです。幸いろまん亭を週三回ないしは四回利用しているので、ろまん亭利用時に排便があるように促しています。

 排泄の訴えはありません。肛門の辺りをチェックしたり、便臭がある時にトイレ誘導で促したり。入浴時も入念にお尻を洗うと意外と排便が始まったりします。

 最近の排便の様子を見る限り、自力ではなかなか難しそうです。肛門を刺激しながら腹圧をかけます。

 食事量も以前に比べて減りました。なので、一回で出る便は通常量。これまでは驚く程の量が出たのですが、現在は一般的な量で、始めは少し戸惑いました(笑)

 食事量と排便量はバランスが良さそうです。しかも定期的に出ているので、ひと安心♪♪

 ご家族も「自宅では全くでないのですが、ろまん亭さんで出ているので安心です。」と言って下さって有難く感じています。

 今日も排便がありました。入浴時は出る予兆は全く無かったのですが、食後からお腹がごろごろ鳴り始めて・・・定期誘導のトイレ時にガスが出て。そのガスが「排便の予兆」的な臭いだったのでお尻を確認。

 するとガスと共に便が下りて来ました。

 摘便と言っても、今は軽く肛門を刺激しながら便が下りて来やすいように促すのみ。腹圧をかけて便が出てきたらゆっくりと引き出すような感じで進めます。

 この方法にしてからは恐らくそれ程負担はかかっていないと感じます。

 まぁ便の状態にもよるので、今は軽い刺激で排便が出来ている状況。少し前は軽い刺激では難しい状況でした。

 劇的に変わったのは、水分量が増えてから。水分摂取が不安定になって来ていたので、その頃の便の状態は泥状便。粘土のような便で自力では出ないし摘便でも掻き出すのが難しい状態。

 しかし水分摂取量が増えてからはスルッと出るようになって来ました。

 これなら本人も介助者も大分楽になっています。

 やはり水分摂取は大切な事なのですね。

 排便の為の水分摂取でもありますが、今の時期は熱中症予防の為の水分摂取でもあります。

 コップからの摂取が難しくなっていたので、便利グッズを探して使用。このグッズがかなり優れもので、安全に水分摂取が出来始めました。

 そして排便もスムーズになり始め、排尿もしっかりあり。更には熱中症予防にもなるので、今回のグッズは一石三鳥となりました(^-^)

 今後も便利グッズを使用してしっかりと水分摂取をして頂こうと思います。

 いつもは入浴時に摘便での排便でしたが、最近はトイレでの排便も可能になって来たので良かったです。

 やはり基本的にトイレで排泄をして頂きたいと思っています。

 もちろん・・・トイレでの排便が難しいようならば、入浴時でも良いですが。。。

 何にしても定期的に排便がある事。

 それが一番大切な事だと思っています(^-^)

チャンス到来!!

2023-07-24
 利用者さん達の爪切りのお話です。

 指の爪は割とスムーズに切らせて頂けるのですが、足の爪は意外と遠慮したり拒否したりのケースがあります。幸い現在はそれ程強い拒否無く切らせて頂けるのですが・・・

 今日の利用者さん。

 フッと足元を見ると、靴下が回っていて踵の部分が足の甲に来ていました。

 「あらあら、靴下が回ってしまっていますね。元に戻しましょう!」とお伝えすると、「丁度靴下を変えようと思って別のを持って来たんだよ。」と。

 では・・・と言う事で靴下を交換する事になりました。

 回ってしまう靴下を脱いで頂くと・・・足の爪が伸びています!!これはもう切らなければならないレベルです。

 「あ!ちょっと待ってて!!」

 チャンス到来です!!

 「足の爪を切る」とは即座に言いません。先に言ってしまうと遠慮もしくは拒否が出る可能性があるからです。とりあえず靴下を交換せずに待って頂きます。

 ササっと爪切りとニッパーを用意します。

 そして何事も無かったかのように、そのまま足の爪切りに入ります。利用者さんもその流れに何も言わずに乗って下さいました。

 先ずは足の爪切りのスタート、大成功!!

 利用者さん達の足の爪は意外と個性的なケースが多いです。巻き爪の方もいれば爪が盛り上がってしまっていたり。上を向いたり横を向いたり。

 切れるところまでは爪切りで切ります。爪切りで切れない場所はニッパーを使って切ります。もちろん細心の注意を払いながら。

 「痛くないですか?」

 特にニッパーを使う時はいちいち聞きながら進めます。その方が丁寧に切っている事のアピールになるので。そして痛くなければ安心感も出て来ます。

 順調に切り進める事が出来ました。

 ちょっとしたきっかけで出来る事が多くあります。そのきっかけを逃さないように日頃から利用者さんをしっかりと見守る事が大切なのです。

 今回は靴下が回ってしまったのを見逃さなかったのが良かったのです。

 利用者さん達の何気ない仕草で判断できる事は多くあります。例えば排泄もその一つ。ある程度の排泄感がある利用者さん、時々もじもじしたりするのですが、その時に「そろそろトイレは大丈夫ですか?」と聞くと「行こうと思っていたんだよ、よく分かったね!」と言ってそのままトイレに直行して下さったり。

 声掛けしないとギリギリまで我慢してしまうのです。

 仕草での判断は時として空振りもありますが(笑)

 皆さんの様子を逐一観察。

 「あれ?」と感じたら、先ずは声掛けです(^-^)

 細やかな仕草を見逃さないのも大切な介護の一環。

 気付く事は実はとても大切な事なのです♪♪

失禁させない為に。

2023-07-22
 ある要介護5の利用者さんです。トイレ誘導は様子を見ながら。

 様子を見ながらとは、仕草や発語の様子を見守って「怪しいなぁ」と思ったら誘導するのです。もちろん時間も見計らって誘導しています。

 紙パンツにパットをしています。なので失禁しても漏れ出す事はないのですが、やはり出来る限り失禁せずに過ごせるならば、それに越した事はありません。

 それにタイミングさえ合えばトイレで排泄が出来るのですから、それならば誘導するでしょう(^-^)

 利用者さんによっては常時失禁の方もいます。その方の場合は基本的に定期誘導で対応しています。定期の誘導で排泄があればラッキーだし、失禁していれば陰洗&清拭で保清します。

 トイレ誘導を頻回にするのにも失禁をさせないだけではなく、実はもう一つ理由があります。それは生活リハとして、運動として位置付けたトイレ誘導だからです。

 要介護5とは言え、基本的に介助があれば歩行可能です。なので、トイレ誘導の際は、

 立ち上がる→歩行でトイレ→立位保持→座る→終わったら立ち上がる→立位保持→歩行で居室に戻る→座る

 この一連の動作を繰り返す事によって、運動になるから頻回に誘導しているのです。

 失禁を防ぐ&運動

 トイレ誘導はこの二つの理由があって、頻回に行っているのです。

 介助で歩行が出来るのですが、自身で立ち上がったり歩いたりする事は出来ません。なので働き掛けが無いと座ったら座ったまま、寝たら寝たままになってしまいます。

 放っておいたら気力の低下にも繋がります。何とか筋力維持と体力維持をしたい所。

 要介護5です。当然体操は出来ません。一番良いのは生活動作を多く取り入れる事だと思っています。

 例えば送迎車から自宅玄関まで歩いて頂くとか。

 介助での歩行か可能と書きましたが、時には介助側にかなりの負荷がかかる事があります。男性スタッフならまだしも、女性スタッフでは少々心許ない。

 なのでこの利用者さんは僕がメインで送迎をしています。男性スタッフであれば多少負荷が大きくても支えられない程ではありません。

 他事業所も複数利用されています。他の事業所さんは移動は基本的に車いすだとか。

 う~ん、折角歩けるのだから勿体ない。歩ける以上は歩いて頂く事を信条にしているろまん亭です。確かに車いすの方が楽だし早いし利用者さんの負担も少ないと思います。

 しかしこの利用者さんに限っては年齢的にもまだまだ元気でいられるはず。ならば出来るだけ動いて頂いて、少しでも維持出来るように対応する事がご家族に対しても望ましい事だと思っています。

 ご家族にも「出来るだけ動かさせて頂きます。歩ける時は歩いて頂きます。トイレも頻回に誘導するようにして生活リハをして頂きます。」とお伝えしてあります。

 「無理はしないで下さいね。」と言われましたが、そこはある程度無理をしてでも動いて頂けるように対応します。

 ただし。ただし利用者さん本人の体調や様子を見て、不可と判断した時は安全に対応出来るようにしています。

 元々は布パンツ使用だったので、失禁しないように頻回にトイレ誘導をしていました。しかし年数を重ねて紙パンツとパットになり。少しずつ動きも低下しているのは事実。

 今では失禁させない為に頻回に誘導と言う事にプラスして運動して頂く為にも頻回誘導しています。

 細やかな運動ではありますが、回数を行えばそれなりの運動量になります。

 利用者さんに無理が無いように。そして日常動作の動きを継続出来るように。

 介護度が高い方や認知症の方の場合は「生活リハ」が一番効率的だと考えています(^-^)
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