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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

この時期は・・・

2023-07-03
 連日の猛暑。しかも湿気が高い日が続きます。

 この時期はやはり熱中症が気になります。利用者さんには多くの水分摂取。単なる水分ではなく、ウォーターメイトと言うスポーツドリンク(福祉施設向けのもの)を提供しています。

 今日お迎えに行った利用者さん。ご家族とヘルパーさんの送り出しですが、「頭が痛いから休みたい。」と。

 う~ん、普段から仮病を使って休もうとする方なので、今日も外出イヤイヤ病かなぁと思いつつ、言葉巧みにろまん亭まで連れ出す事が出来ました。

 しかし・・・何だか今日は顔つきが違います。ちょっと険しい表情。そして眠気が強そうな雰囲気です。

 「昨日の夜は余り眠れませんでしたか?」そう伺うと、「そうね、眠れなかったんよ。」と。

 様子を見ていても、今にも寝そうな雰囲気です。ちょっと辛そうでもあったので、ひとまず横になって頂く事にしました。

 バイタルは正常値。単なる眠気でしょうか。もしくは軽い熱中症。横になって頂く前に水分補給して頂きました。

 とても珍しい!!横になってすぐに熟睡です。しかもお昼前まで全く起きません。起こそうとすると不機嫌に拒否。昼食ギリギリまで横になって頂く事にしました。

 昼食前には無事に起きられましたが、超不機嫌です(^-^;あらら、寝起きは機嫌が悪いタイプなのですね~(笑)

 これまで横になっても熟睡する事が無かったので、初めて見ました。あれ程不機嫌な様子は。。。

 昼食前にトイレ誘導し、トイレから出てくる頃にはいつもの様子に戻っていました。良かったです。

 しかし何となくぼ~っとしている様子。足元も不安定です。

 利用者さん達はこの時期でも夜にエアコンや扇風機は使わないケースが多くあります。寝ている間に熱が籠ってしまうケースは本当に多くあります。

 もしかしたらこの利用者さんも夜のうちに熱が籠ってしまったのかも知れません。夜に熟睡できず・・・日中独居なので、今日はデイ利用でちょっと安心♪♪

 しっかりと水分摂取して頂き、食欲もしっかりあったので恐らく大丈夫だと思います。念の為、ご家族へは連絡しましたが・・・

 熱中症は何も昼間だけに起こる事ではありません。意外と夜のうちに熱が籠ってしまうケースが多かったりします。夜間だけはご家族にお任せするしかありません。独居の方は一番気になるところですが・・・

 とにかくデイ利用時は水分を多めに摂取して頂き、食事もしっかり食べて頂いて。

 健康管理をしっかりしなければいけませんね。

 デイサービスは日頃の健康管理も大切なサービスの一環です。生活リズムを整えたり、暑い時期は水分摂取や食事の管理。

 安全に日々を過ごして頂けるように整える事が重要です。

 今日はいつもと違うリズムの過ごし方の利用者さん。夜間の室温調整をご家族にお願いしました。そして積極的な水分摂取。

 知らず知らずに熱中症になる可能性はとても高いです。

 皆さんも十分気を付けて、暑い日々を元気に乗り越えて行きましょう!!

3TB。

2023-07-01
 3TB・・・何かの暗号でしょうか(笑)

 今日はなかなかハードでした。

 3TB・・・これは略語。

 今日はたまたまですが、3名の利用者さんが排便の日でした~(^-^)そしてその3名とも摘便が必要な利用者さん♪♪

 そうです、3TBの3は3名、TBのTは摘便のT。そしてTBのBは便のBです(笑)

 自作ですが、しょうもない略語ですね(笑)

 さてさて。

 今日は排便予定の利用者さんが実は2名でした。その内1名は「え?今日もですか?」と言う利用者さん。実は水曜日にも排便があり。排便のリズムから言うと明日が予定日なのですが、明日は日曜日でサービス利用がありません。

 なので、月曜日に設定するかな~と思っていたのですが、前倒しで今日の予定になったようです。普段から食事量は結構あるので、3日目ですがお薬も服用したとの事、必ず排便をさせましょう!!・・・と、意気込みました(^-^)サービス利用が無い日の排便はご家族が大変でもあるので。

 排便のタイミングは予想出来ません。定期的にトイレ誘導。すると・・・お昼前頃のトイレ誘導時に便臭がしました。これはそろそろかなぁ・・・

 と言う事で。摘便する事に。少し時間はかかりましたが、無事に多量の排便がありました。先ずはひと段落♪♪

 もう1名は排便の日のタイミングが合えば排便。今日はそのタイミングが合った日でした。この方の場合は坐薬を使用しての排便です。自身で腹圧をかけるのが難しい方なので、坐薬を使用して摘便が基本です。

 予定の時間通りに坐薬を入れて摘便で無事に排便。またまたひと段落♪♪

 そして~。。。

 これはイレギュラーだったのですが、もう一方。トイレ誘導したらガスが出ました。しかも便が下りて来ているような音と臭いです。

 念の為、お尻をチェック。すると・・・やはり便が下りて来ていました。この方の排便も基本は摘便です。そのまま摘便に入ります。そして・・・無事に一回分の排便あり。

 いやいや、お昼から午後にかけてずっと摘便をしているような状態でした~(笑)

 こんな日もあるのですね(^-^)

 最近は摘便の回数(経験)も増えたお陰で、大分スキルが上がったように思います。利用者さんに極力痛みが無いように、そしてスムーズに排便が出来るように促す方法。

 自分なりに編み出しました!!

 少々大変な介助ではありますが、折角経験をさせて頂いているのですから、スキルアップを目指します。少しでも負担が少なくなるように。

 介護度が高い利用者さんの場合、排泄・・・特に排便はご家族にとってとても大変な介助の一つです。出来ればデイサービスなどを利用している間に促したい所。

 万一失禁してもデイサービスならスタッフもいるしスペースも広いので対応がし易いです。しかしご自宅だと大変な介助になってしまいます。

 更に家族介護にとって排泄介助は最もストレスがかかる介助の一つ。

 何とかデイサービスで対応して済ませられれば良いなぁと思っています。

 今日は僕自身もびっくりの3TB!!

 三者連続の摘便dayとなりました(^-^)

 皆さんしっかり出たので、明日の日曜日はご家族の皆さんも安心して過ごせるのではないでしょうか♪♪

 不思議な達成感を感じつつ~(笑)

 今日を締めたいと思いま~す☆

 皆さんも良い休日をお過ごし下さい♪♪

 

謎の痛み。

2023-06-30
 利用者さん達は時々謎の痛みを訴えます。

 介護度が高い利用者さんはなかなか自身の痛みや状態の訴えは出来ませんが、介護度が低い方だと訴えは出来ます。

 「腕が痛いんよ。」「頭のこの辺が痛い。」「足のここが痛い。」等々。

 痛みの訴えがある時は必ずその部分を確認します。すると痣になっていたりする事もあります。

 「どこかで転んだかねぇ。」と聞いても、「転んでいないよ。」と言う返答が殆ど。まぁ転倒した事を忘れてしまっているケースが多いと思います。

 痣があればまだ転倒などの原因が分かりますが、痣が無い時は判断が難しいです。

 先日左の脇から肋骨辺りの痛みを訴えた利用者さん。要介護1です。痛いと言えど、動かす事は可能でした。骨折の様子は伺えません。

 「どこかにぶつけたかね~?それとも転んだりした?」と伺うと「転んでもいないしぶつけてもいないんだよ。」と。

 確かに痣などは見当たりません。幸い骨が痛いようではないので、しばらく様子を見ましょうと言う事になりました。

 そして今日。

 今度は右側の脇から肋骨辺りの痛みを訴えます。

 「この前までは左だったんだけど、今日は右が痛いんよ。左から右に移ったんかねぇ」と。「いやいや、そんな事は無いと思いますよ~(笑)」冗談なのか本気なのか・・・恐らく本気です(笑)・・・

 前回同様痣などはなく、骨折の様子もありません。それでも痛みは実際になるようなのです。今回も様子を見るしかありません。

 「今は左は大丈夫ですか?」「うん、大丈夫。今度は右なんだよ。やっぱり左から移ったんだよ!(笑)」・・・あら、冗談だったのでしょうか(笑)・・・

 笑って訴えが出来るほどなので、過剰な心配は必要なさそうです。痛みの訴えの個所を優しく触ってみますが、痛みは実際にありそうです。

 「う~ん、骨に異常は無さそうだから、もしかしたら筋を違えたのかも知れませんね。少し様子を見ましょう。」と言う事になりました。

 一日様子を見たのですが、常時痛みがある訳では無さそうです。ある一定の動作をすると痛みが出る。

 この様子だと、やはり筋違いの可能性が大きいです。数日様子を見て、治らないようなら受診に連れて行こうと思います。

 独居の為、受診は本人が行くしかないのですが、軽い認知症もある為に受診時はろまん亭が付き添うようにしています。

 このまま様子を見て痛みが治まれば良いのですが・・・

 原因不明の痛みは正直判断し辛い面があります。明らかな痣などがあれば対応は可能ですが、痣の無い痛み。様子を見て治まらなければやはり受診ですね。

 利用者さんの痛みの訴えは時として別の場所だったりするのです。

 「足が痛い。」と言っていたのに、実は腹痛だったり。「ここが痛い。」と言いつつ、場所がズレていたり。

 痛みはあると思うので、そんな時は日常の動きを見て判断するようにしています。同居家族がいる場合は「少し様子を見て下さい。」とお伝えしますが、独居の場合だと対応はろまん亭でするようにしています。

 今回は先日までは左側。今日は左は治まったけど今度は右。

 謎の痛みですが実際の痛みはある様子。

 ただ~、一日通してみている限り、それ程重度な問題では無さそうです。

 余り痛みを意識させずに様子見。意識させると痛みが続いてしまうのも利用者さんの特徴でもあります(^-^)

 数日で治まれば良いのですが。。。

 治まらなければ受診付添となります(^-^)

生活リハ。

2023-06-29
 認知症が進んでしまった利用者さん。通常のリハビリはほぼ不可。説明しても理解・認識をして頂けなければリハビリは難しいです。

 体操も同じ動作をする事が困難になるケースも多くあります。通常は同じ動作が出来なくても、似たような動きをして頂ければOKです。動かさないよりは動かした方が良い・・・と言うくらいの認識でしょうか。

 筋力低下や体力の低下が心配されます。

 認知症が進んでしまった方々には、生活リハを多く取り入れるようにしています。生活リハとは、日常生活内での動作の事。

 立つ・座る・歩く・食べる・飲む・・・日常動作は全ての動きを表します。

 認知症が進み、重度になってくると自身で動けなく(動かなく)なってしまいます。足に力が入る方であれば、介助者が積極的に立ち上がらせたり歩かせたりします。

 なかなか足が出なかったり、立ち上がり時に足に力が入らなくて負荷が大きい事もしばしばありますが、そこはプロとしてひと踏ん張り。

 一日の内に何度も繰り返して行う事により、体に覚えて頂くのです。

 皆さんは何十年もの間生活をして来ているので、基本的な動作は体が覚えているケースが多くあります。

 例えば着衣。袖を通すと自然と体が服を着る動作っぽい動きをするとか。食事も口内に食物が入ると咀嚼を始めるとか。歯磨きをすると口をイ~っとしてくれるとか。

 もちろん個人個人によって出来る事と出来ない事もありますが、動作の初動をさせると、関連付いた動きをして来る可能性があるのです。

 なので、認知症が進んでしまって動かない・動けないからと言ってそのままにするのではなく、機会がある毎に動かすのです。

 もちろん本人に意思が無い為、介助者には負荷がかかります。危険だと感じたら補助を頼み無理をしない。無理のない範囲で動かすのです。

 では認知症が軽い方の場合は?

 ろまん亭は皆さんの自宅と同じような環境です。バリアフリーではありません。コードも出ているし段差もあります。なので、動ける利用者さん達にもスタッフが必ず付いて転倒防止。足元への注意を促したり、危険そうな場所では必ず声掛けをして注意喚起。

 日頃から身の回りに注意を払うように促すのです。

 バリアフリーって安全でとても良いと思います。しかしご自宅が全てバリアフリーと言うのは殆どありません。バリアフリーに慣れてしまうと足の上がりが悪くなってしまったり、つま先が上がらずに畳の縁でも躓いてしまったり。

 そうならない為に日頃から気を付けるように擦り込んで行くのです。

 それが生活リハだと思っています。

 ろまん亭はスペースの都合上器具を使ったリハビリは出来ません。ピンシャン体操やボールを使った体操、そして生活リハ。

 自宅で安全に動いて頂けるように、ろまん亭内では「そこにコードがあるから気を付けて!」とか「絨毯に躓かないでね!」と声掛け誘導。

 少しでも足に力が入る方であれば、出来る限りの歩行補助。

 繰り返し繰り返し行う事で体に覚えさせる・・・思い出させるように心がけています。

 「ちょっとフラフラしているから、絶対に気を付けてね!!」

 「そうだいね、最近ふらつくから気をつけなきゃ!」

 そんな風に返答して頂けると少し安心♪♪

 日常動作は続けないと体も忘れてしまうかも知れません。そうならないように、何気ない動作も声掛けをして一緒に行って常々意識付けをして行きたいと思います。

 ろまん亭は利用者さんとスタッフの距離が近いデイサービスです。

 働きかけを沢山して、皆さんの日常生活を守れればと思っています(^-^)

経験が活きました!!(笑)

2023-06-28
 今日利用の要介護5の利用者さん。もしかしたら今日は兵便の日かな~と思ったら。案の定、今日は排便の日と、ご家族から申し送りがありました。

 朝は送り出しのヘルパーさんが入っています。そのヘルパーさんから「パット交換時に少量の緩い便が付着していました!もしかしたらすぐに出るかも知れません。」と言われました。

 う~ん、せめて送迎車の中だけは勘弁してほしいなぁと思いつつろまん亭へ向かいます。幸い送迎車の中では失禁がありませんでした(^-^)

 さて、ろまん亭に到着してそのままトイレ誘導です。

 実はこの利用者さん、今月上旬に緩い排便が一時間の間に三回ありました。その内二回は失禁です。水便・軟便だった為、二回シャワー浴で対応。

 今朝のお話だと緩めの便だったとの事、今日は時間をかけて様子を見ようと思います。

 到着してそのままトイレへ。すると・・・既にパットには便の筋が付いていました!!しかし便座に座るまでは大丈夫。

 便座に座ってすぐに水っぽい便が出た様子でした。

 ・・・今日は騙されないぞ~!・・・

 そうです。前回は最初の排便で終わったと思ってしまい、居間に戻ったら失禁。今回は一回目が終わってもそのまま座っていて頂きます。

 すると・・・少し間を開けて、やはり続きがありました。二回目も緩め。二回目が終わり、ひとまず陰洗しようと思ったら。

 なんとなんと!出口辺りに石のように固い便が出ています!!この利用者さん、自身で腹圧をかけられないので軽く摘便を試みます。カッチカチの便なので肛門をマッサージしながら刺激を与えます。

 石ころのような便を2~3個出すと・・・そこからドッとしっかりした排便がありました!流石にこれでフィニッシュでしょう!!

 再度陰洗する為に、お湯を用意して戻ると・・・驚きました。更にもう一回、軟便が多量に出ているのです。

 いやいや、これだけ出れば十分。前回の排便日をチェックすると約一週間ぶりの排便。

 今日の排便は十分過ぎるくらい出たので、お腹すっきりだったと思います。

 前回の失禁&シャワー浴の経験が活きました!!もし経験していなかったら・・・恐らく一回目の排便終了で居間に戻り、そのまま失禁・・・そんなパターンになっていたかも知れません(^-^;

 あの経験があったからこそ、今回無事に大量の排便がトイレで出来たのだと思います。

 う~ん、今後も便が緩そうな時は時間をかけてトイレに座って頂くのが良さそうです。ご家族にも良い報告が出来ます。

 前回はまさかの三連続便失禁でシャワー浴でしたが、今回はトイレでしっかり排便。

 利用者さんもすっきりした事と思いますが、僕自身もすっきりした気持ちになりました(^-^)

 何事も経験。そして失敗は次に活かす。

 毎回今回のように上手く行くとは思いませんが、極力同じ失敗は繰り返さないように。

 それが利用者さん達のストレスや負担の軽減にも繋がります。

 経験が活かせて良かったで~す♪♪
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