~2022年9月
このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)
徒然なる日記
代車の送迎。
2021-11-06
先日からドリー君(ろまん亭の送迎車です)をメンテナンスに出しています。エンジン部分の修理だそうです。
修理期間は代車を用意してもらいました。その代車は普通車。それも少々車高が低い車です。
ドリー君はセレナ、ミニワンボックスなのでむしろ車高はやや高め。ドリー君くらいの高さは皆さんには丁度良い高さ。
乗降が楽です。
しかし代車はむしろ低くて・・・・
送迎の前日は翌日乗降する利用者さんのシミュレーションを念入りにするようにしています。特に認知症の方のケース、体の動きが悪い方のケースを集中して行う事にしています。
シミュレーションではなかなか上手く行くイメージですが、実際はその場になってみないと分からないもの。慣れない車の乗降介助は気を使います。
そして実際の乗降介助の場面になりました。前日のシミュレーションでは上手く行くはず。そしてイメージ通り介助をしましたが・・・思ったほどスムーズではありませんでした(^-^;
それでも大きな問題なく乗降出来たので良かったです。特に朝は送り出しのヘルパーさんが手伝ってくれたので大助かり!!普段から心強いのですが、こんな時は特に有難いし心強いですね。
今回の代車送迎での一番不安な乗降介助だったので。。。
しかし代車なので来週からはドリー君の復活です。この週末だけの代車、乗り切れたのでひと安心。
代車送迎の最終日の今日は乗降に問題ない方だったので良かったです。
送迎車の乗降はやはり慣れた車の方が安心ではあります。乗降介助のコツも把握しやすいので。
この週末は代車での対応でした。しかし大きな問題も無く無事に送迎出来たので良かったです。
来週からはメンテナンスを終えたドリー君が復帰します。ドリー君も良い歳になりましたが、まだまだ現役で頑張って欲しいと思っています。
皆さんを安全安心に送迎できるように、ドリー君を長く乗り続ける為に、大切に安全運転を心掛けたいと思います(^-^)
三者三様の過ごし方。
2021-11-05
今日は臨時利用の方も含めて久しぶりに人数の多い曜日になりました。
以前ならある程度まとまってお話をしたり歌を歌ったり出来ましたが、時代と共に利用者さん達も変わって来て・・・今は「個人の時間」を大切にする傾向があります。
そんな中、今日の午後は・・・
皆さんバラバラに好きな事をして過ごしています!!
ある方はスタッフとお喋りに夢中、ある方はテレビを観ています。ある方はソファに横になりテレビを観たりうたた寝をしたり。ある方はYouTubeで歌を歌ったり。
まとまりはありませんが、まとまらなくてまとまっている感じがしました。
こんなデイサービスもありだと思います。
テレビを観ながらも気になる歌が始まれば歌の方に向きますし、お喋りも一旦止まればテレビを観たり。好きな事をしつつ、時折他の事に目を向けて過ごしていました。
もちろん集団でのレク的な活動も必要だと思いますが、折角お金を払ってデイサービスに来ているのですから、好きな事をして過ごせるのも良い事だと思っています。
気が向かない事をするよりも気ままに過ごす。
対応が可能な限り皆さんそれぞれが好きな時間を過ごして欲しいと思っています。
しかし面白い事に、途中から一つの事に集中してまとまる事もあるのです。
特に歌ですね。
大きな画面でYouTubeの歌詞付きの曲を流していると自然とまとまって来たりします。
「じゃぁ皆さん、一緒に歌いますよ!!」
ではなく、自然発生的な、自発的な歌への参加。その気持ちって意外と大切だと思うのです。
自分で選ぶ事。
ろまん亭ではスタッフが必ず働きかけるようにしています。会話にしても歌にしてもテレビにしても何かしらをおススメするようにしています。
だから「これ!」と言うプログラムはありません。
しかしながら・・・朝夕の体操だけは一緒にするようにしています。どんな方でも参加できる体操。ゆっくりしていて分かり易い動きを取り入れるようにしていますし、皆さんの動きに合わせてリズムを変えたりもしています。
だから乗り遅れる事は「ほぼ」ありません(笑)僕が座る椅子を持ち出すと「体操ですね!」と、皆さんパブロフの犬的な習慣になっています。
それ程定着していると言う事。嬉しいですし喜んで下さるので有難いです。
体操は一緒に行いますが、その後は好きなように過ごして頂く。
今日は三者三様の過ごし方を見て、これもろまん亭「ならでは」な光景だなぁとしみじみ思いました。
それぞれが楽しそうな雰囲気、大切にしたいと思います。
緊急事態発生です!!
2021-11-04
今日も穏やかな秋晴れの一日でした。ろまん亭もいつもの通り穏やかでゆったりした時間が過ぎていましたが・・・
お昼頃から緊急事態発生です!!
パソコンを開いたのですが、何故かインターネットが繋がりません。おかしいな・・・と思い、事務所のルーターを確認してみると、何と電源が入っていません。でも、ルーターだけなんておかしい。そう思って周囲を見てみると・・・
何と全ての電化製品に通電していません!!あれ?停電?
しかし母屋の方は問題なく電気は使えています。事務所のブレーカーを確認しても問題なく、ただただ通電していない状態。
慌てて東京電力に連絡しますが、今はコロナの為か電話応対ではなくて携帯のチャットでのやり取り。手間がかかります。
余りに埒が明かないので、途中で切り上げ、事務用品関係の業者さんに連絡。しかし残念ながら製品関係はチェック出来るのですが大元の電気関係は対応出来ないとの事。
工事関係の業者さんに連絡してみてはどうかとアドバイスを頂き、早速懇意にしている業者さんに連絡しました。
するとやはり大元の電気関係は東電ではないと駄目だと言う事で、親切にも業者さんが東電に連絡を取ってくれました。ありがいですね(^-^)その後、業者さんから連絡あり、東電からチェックしに来て下さると言う事になりました。
ほどなくして担当の方が到着。ちょっと驚いたのは担当の方がかなり若い女性だったと言う事。今は時代なのですね。
一通りチェックして下さって、やはり大元の電柱のトラブル、ヒューズが飛んでいる可能性があると言う事で、次は電柱に登れる担当者が来る事に。
トラブルの原因を直して下さるとの事でした。
そして夕方無事に修理完了!!
夕方には事務所もやっと稼働しました。今は月初、実は事務連絡などが多くある期間です。利用者さんの実績やコピー、インターネットなどを多く使う期間なので、午後一杯事務所が使えなくて少々あたふた。
関係ケアマネージャーさんに実績の送信が遅くなる旨連絡。いやはや穏やかな天気と裏腹のハプニング・トラブルの午後になってしまいました。
こんな事もあるのですね。因みに・・・懇意の業者さんの話だと、アンペア数が高い(40アンペア位)所だと電柱のヒューズが切れてもケーブルの関係上通電出来るそうです。事務所は20アンペア。20アンペアだとヒューズが飛ぶと確実に停電してしまうとか。色々と勉強になります。
ともあれ。
無事に電気が通り、事務所も通常稼働出来て良かったです。電気のありがたみが分かる一日になりました。事務所が停電だと電話・コピー機・パソコンなど一切使用できません。
久しぶりに慌ててしまった午後でした(笑)
継続は力なり。
2021-11-02
気候が良くなりました。10月は中旬から下旬にかけて冷えたり風が冷たかったりする日が多く、散歩に出られない日が続きました。
しかし10月末辺りから気候が良くなって来て、今は定期的に散歩に出かけられています。
要介護5の方が居ます。認知症で要介護5。年齢も70代後半、体の動きはまぁまぁ良い方です。
これまではご家族が同伴でスーパーまで歩いて買い物へ行ったり出来ていたのですが、コロナ禍になり歩く事も減り、今まで歩けていた距離が歩けなくなってしまっていました。
歩けた頃の状態に戻す事は難しいかも知れませんが、多少なりとも歩行状態を戻したいと思い、天気の良し悪しで散歩に出るようになりました。
ここ1~2週間、ほぼ毎回利用時に歩けています。
しばらく歩いていないと、歩行時にかなりのへっぴり腰になってしまいます。視界が悪いのか体が動かないのか・・・原因は分かりませんが、とにかくへっぴり腰。足が出ません。
認知症の方にはよくある状態です。
何となく視界が悪くて「怖い」と言う感覚があるように思うのですが・・・果たして如何に。
さて話を戻しますが・・・
毎回利用時に散歩を続けていると、足の動きや足の出が良くなっているように感じます。へっぴり腰も多少改善されているように思います。
やはり定期的に歩く事は必要なのですね。
年齢も比較的若いと言う事もあると思います。まだまだ維持・回復が出来る年齢。これからも歩ける時に散歩に連れ出したいと思っています。
他の利用者さんも散歩には出ますが、こちらは年齢が来年90歳になる方。見た目が若いので、ついつい歳を忘れてしまいますが、結構シャキシャキ歩くのです。
しかしながら・・・最近は足の上がりが少し悪くなったと感じます。つま先が余り上がらず、足を擦るような音がするのです。
ちょっとした段差での転倒には十分気を付けなければなりません。そして体力に見合った距離を歩かないといけません。
本人が気持ち良く楽に歩ける距離にしないと、そのうち歩く事を面倒がりそうな方なのです(^-^)
継続する事によって体力や筋力の維持、利用者さんによっては向上させるように対応したいと思っています。
今日は認知症で要介護5の方と散歩しましたが、足の運びが良かったので嬉しく思いました。
嬉しいと思う反面、本人の体力などもしっかりと鑑みなければなりません。認知症故疲れなどの訴えが出来ないので、適度な距離を歩くようにしなければ。。。
「歩ける」と思って必要以上に歩かせてはいけません。あくまで当人にとって適度な距離を見極めて。日によっては距離を短くしたりしなければなりません。
継続させる為、その時に見合った散歩を心掛けないとですね。
継続は力なり。
体力・筋力・気力が向上しなくても、維持出来るようなら幸いです(^-^)
根気強く。
2021-11-01
認知症の方の介助は根気が必要な事が多くあります。
認知症で要介護5の方。調子が良い時と悪い時で時間のかかり具合が全く異なります。
例えば・・・
食事。もちろん全介助です。口元に食べ物を運んでも口の中の物を飲み込まないと口を開けてくれません。
しかも歯が殆どありません。なので食事は全てみじん切りにしてあるのですが・・・調子が良いと飲み込みも早いのですが、日によっては飲み込むまでにかなりの時間がかかります。
焦って食べさせて誤嚥してしまうのは避けたいところ、じっくりと時間をかけて食べて頂きます。普段30分くらいで食べ終わるのが1時間以上かかる事もあります。
流石にご自宅で食事介助に一時間以上かけるのは少々大変だと思いますが、デイサービスでは人手もあるし時間もあるので、とにかく本人のペースで食べ進めて頂きます。
また、お散歩も。通常歩行であれば5分少々で歩けるところを20分以上かけて歩く事もあります。しかも手引き歩行なので、なかなか骨が折れます(^-^;
足がスムーズに出なくてへっぴり腰のまま歩く事もしばしば。そんな時はやや引っ張り気味で歩きます。そんな状態で20分以上・・・これもご家族が対応するには少々厳しい面がありますが、デイサービスなので当然根気よく時間をかけて歩くようにしています。
認知症の方々もゆっくり本人のペースで進めれば意外と出来る事は多いと思います。しかし毎日のご家族の対応ではそれ程時間もかけられません。当然だと思いますし、それでも良いと思っています。
ただ、デイサービスを利用している時は出来る限り本人のペースで時間をかけても行動を完遂する事が大切だと思っています。
もちろん例外の時もありますが・・・
だからと言って全て本人任せではありません。その都度色々と働き掛けを工夫したり、これかけをマメにしたり、何某かの方法を編み出そうとしています。
食事であれば頬や喉元を刺激して飲み込みを促す。水を少し飲んで頂いて口の中の食べ物も一緒に飲み込んで頂く・・・などなど。
散歩であれば一旦止まって一呼吸置いてから歩き出してみる。両手引きから片手手引きにしてみたり、横並びで歩いてみたり。声掛けを常にしながら気持ちを上げるようにしてみたり。
ただ単に本人任せの本人ペースに留めず、何か良い方法を模索しながら対応しています。
その時その場にドンピシャな対応もあれば、何をしても全く効果が無い事もあります(^-^;
認知症の方の対応はとにかく根気強く。そしてあの手この手を考えて働き掛けをしてみる事。
上手く行く事があれば次回も試してみれば良いし、上手く行かなければ別の方法を探せば良いし。
色々と試行錯誤しながら認知症の方々と向き合って行きたいと思っています(^-^)
「たいへんだ~」と思わずに、大変ではあるものの楽しんで介助出来るようになると精神的な負担はかなり少なくなると思います。
利用者さんだけではなく介助する自分自身にも負担がかからない方法が編み出せれば最高ですね。
そんな対応を模索しつつ、皆さんと向き合いたいと思います♪♪