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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2022年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

徒然なる日記

排泄のタイミング。

2021-11-25
 認知症の方の場合。排泄の訴えが出来ないケースは多くあります。その為、時間をある程度設定して誘導します。

 午前午後に各一回とか2時間おきに誘導とか。。。

 習慣付けが出来ると意外と毎回同じタイミングで排泄出来たりするのですが・・・

 これまで2時間おきに誘導していた方。大抵午前中に一回排泄、その時間から1時間半から2時間で誘導してトイレで排泄出来ていました。

 ご家族の希望から紙パンツやパットはほぼしていません。なので失禁は即座布団や椅子が濡れてしまいます。本人も濡れると気持ち悪いと思うので、失禁は避けたいところ。

 しかし最近トイレのタイミングが少し変化しているのです。午前中に排泄が無く、午後一に排泄一回目がある時が続きました。

 これまでのタイミングで午前中に一回排泄があると安心なのですが、それが無いとさぁ大変!!ちょっとした仕草にトイレ誘導してみます。

 30分に一回の時もあれば10分に一回誘導する事もしばしば。そしてそのまま排泄なく午後に突入と言うリズムになりつつあります。

 まぁ認知症なだけであって、精密機械ではないので、毎回同じタイミングで排泄がある訳はないのです。

 水分量が多かったり冷えたりすればトイレが近くなるし、水分量が少なければトイレは遠くなります。

 基本的なリズムは持ちつつ、本人の様子を見て誘導するのが一番なのではないかと思います。

 紙パンツやパットをしていれば、少し気も抜けますが、何せまだ布パンツ。失禁させる訳には行きませんね(^-^)

 少々手間はかかりますが、こまめなトイレ誘導が失禁を防ぎます。

 認知症で要介護5の方。常時失禁ではない以上、出来るだけトイレで排泄出来るようにしてあげたいと思っています。

 一定のリズムの時はある程度安心出来ましたが、不規則になっている今、失禁しないように一層注視して対応しなければなりません。

 緊張感あるトイレ誘導です(笑)

テレビ世代なのでしょうか(^-^;

2021-11-24
 最近の利用者さん達の傾向に「テレビ観賞」があります。

 もちろん毎回ではありませんが、今の時期だと大相撲。15時から中継が始まりますが、その時間になると「おすもっちゃん観よう!」と申し出があります。
 *ろまん亭では大相撲の事を「おすもっちゃん」と呼んでいます(笑)

 お断りする理由も無いので皆で相撲観戦します。スタッフの解説付き、一緒にお喋りをしながらのテレビ観賞です。他にも日課で観ている番組があると「テレビが観たい。」と申し出が。

 今までにはない傾向です。

 年代で行くと昭和二桁の方々。う~ん、若かりし頃丁度テレビが普及し始めた頃の方々でしょうか。

 ただ、皆でワイワイ観るのも時には楽しいものです。大笑いしながら観たり、ニュースなら真面目に観たり。テレビの観方も様々です。スタッフが必ず解説するようにしていますが。

 これまでテレビは殆ど点ける事がありませんでしたが、点いていれば点いていたで、これまで観ていなかった方々も意外と画面に集中するのです。

 毎日毎回、ずっと点けておくのもどうかと思うので、必要に応じて点けるようにしていますが、利用者さんの年代によってこうも違うのかなぁとしみじみ感じてしまいます。

 ただ、ろまん亭ではテレビを点けておくだけではなく、必ず会話も含みます。そのまま見せていれば、皆さんほとんど黙って観ているのですが、それでは楽しくありません。

 ニュース・ドラマ・スポーツ・・・様々なジャンルの映像を観ながらスタッフが解説したり話を広げたりして対応させて頂いています。

 その様子を見ていると、ごく一般的な家族のテレビ観賞のようでほのぼのします(^-^)

 自宅で一人テレビを観ているのとはひと味違うテレビ観賞。

 あ~でもない、こ~でもないとお喋りをしながらのテレビ観賞はある意味楽しい様子なのです。

 今週一杯は相撲週間。15時からは皆で相撲観戦です。相撲を見ながら相撲の歴史や力士の解説などをして楽しんで頂ければと思っています♪♪

不器用なのですね~(^-^)

2021-11-22
 新規の利用者さん。男性です。要支援1なので現在の利用は週一回。

 狭心症と心筋梗塞の疑いがあるとの事でしたが、再検査の結果、歳なりのものと診断。しかし本人は未だに狭心症と思っていて、胸の痛みの訴えがあります。

 胸が痛むように思うと実際に痛くなる様子、痛みがある時はお休みして振替利用するようにしています。

 要支援1、認知症はありません。体の動きもゆっくりではありますが問題なく、介助には少々拒否があるのです。ボディタッチは出来ません。移動時に手を添えようとすると「大丈夫」と言い捨てられてしまいます。

 言葉のやり取りが単語と言う事もあり、一見とっつきにくい感があります。利用時も持参した新聞を読んでいるので声掛けがし辛い。

 耳が遠い事もあり、なかなか会話らしい会話にならないのです。

 介助は拒否、会話は単語でのやりとり・・・そうなると、ちょっと働きかけにくいですね。

 しかし・・・だからと言って何もしない訳でありません!!

 僕はそう言ったタイプの方でも割と気にならない方です。タイミングを見計らって声掛けしたりします。その時の返答はもちろん単語だったり身振り手振りですが、それも気にしません。

 無理して喋るのではなく、その人のペースでのやり取りで十分。意思もしっかり伝わるので。

 ただ、ろまん亭は気に入っているようなのです。ご家族から「父は気に入っているようです。」と言われました。

 当の本人からも帰りの送迎車の中で、「毎日でも行きたい。」とか「次は〇〇曜日。」と、次に繋がる言葉をかけて下さいます。

 そんな割と淡白なやり取りをしつつ・・・

 時折見せる笑顔が印象的なのです。今日は朝カレーうどんが食べたい・・・みたいな言葉を聞いたので、作りました。

 「今日はカレーうどんを作りましたよ!」と言うと、無言でにっこり。あぁ、喜んでいるのだな・・・と受け取れます。

 そして帰りの送迎時、自宅に到着して玄関まで送ると・・・

 「ありがとう。」と一言。しかし顔を見る訳でもなく、素っ気無い感じではありましたが、お礼を言うなんて、利用は満更ではないと言う証だと思います。

 ただ、言葉の伝え方が上手ではない。。。ただそれだけだと思うのです。

 老若男女問わず、伝え方が上手ではない人は沢山います。表情や身振り手振りでも伝えられるのですが、それも上手に出来ない方も多いと思います。

 とっつきにくいと感じても、強い拒否ではないので今後リアクションの変化が期待出来るし、根本は優しい方だと感じるので、どんなリアクションでも余り気にならないのです。

 確固たる意志を持って強い拒否・・・では太刀打ちできませんが、受け入れる気持ちがあって、ただ表現の仕方が上手ではないと言う事であればちゃんと向き合えます。

 利用は始まったばかり。これからお互いを知り、信頼関係を構築して行くのです。

 人とのコミュニケーションが苦手、不器用な方だと思うので、上手くフォローをしながら快適に過ごして頂ければと思います。

送り出し支援。

2021-11-20
 月に1~2度、朝の送り出し支援をしている利用者さんがいます。

 同居ご家族の都合で朝早く出かけなければならない時に依頼が入ります。

 普段のお迎えの時間よりも1時間半くらい早めに伺って、ろまん亭に行く準備を整えて連れて来るのです。

 朝食が済んでいれば着替えだけなので割とスムーズなのですが、朝食が済んでいないと意外と時間がかかります(^-^;

 とにかくマイペースな方、食事の進みも遅く、ササっと出来ない所が歯がゆいですね。一緒に待っていると幾度となく僕のお茶を用意しようと立ち上がってしまうので、送り出し支援の時は自分のお茶を持参する事にしています。

 余りに朝食の進みが遅い時は少し促すのですが、聞き流されます(笑)

 着替えも一式着替えて頂きます。夜間に失禁がある方なので、一式交換しないと紙パンツとパットは失禁で重くなっています。

 紙パンツとパット、適切な枚数の着衣。これからの時期は寒くなるので沢山着たがりますが、そこはこちらも上手くスルーしています(^-^)

 静かなる攻防ですね(笑)

 大抵1時間半くらいあれば悠々ろまん亭に到着して他の方の送迎にも影響がないのです。

 時間にゆとりをもって送り出し支援をしているので、時にはスタッフよりも早く到着してしまう事もあります。そんな時は、一緒にお茶を飲んで「内緒ですよ!」と言って二人でお茶菓子を食べたりもします。

 そう言うちょっとした「特別感」があった方が印象も良くなるし、早く迎えに行く事も満更ではないと思ってもらえれば完璧です(笑)

 ご家族不在の自宅です。ケースとしてはごねられる可能性も高い状況。そこに上手く入り込んでスムーズに支度支援をしなければならないのですから、常々良い印象を持っておいてもらって損はありません。

 送り出し支援を始めた頃は無償で行っていましたが、ご家族がそれでは依頼し辛いと言う事で、現在は有料で支援を行っています。

 ヘルパーさんの利用も提案したのですが、送り出し支援の日程が不規則と言う事、滅多に来ないヘルパーさんでは本人が警戒してしまうと言う事から、ろまん亭で有料で送り出し支援をする事になりました。

 昨日はその送り出し支援の日。

 到着した時には既に朝食は済んでいました。あとは着替えのみ。紙パンツとパットはたっぷりでしたが、着替えもスムーズ♪♪

 ゆっくり時間内に送迎完了!一緒にお茶タイムも出来ました(^-^)

 認知症のある方なので、朝僕が入ったことは帰る頃には忘れていましたが・・・

 朝一の拒否も無く、スムーズに支援させて頂ける事はとてもありがたい事です。

 月に1~2度の支援。ご家族の趣味の時間の為の支援でもあります。

 ご家族も時々息抜きしながら、自分の時間も大切にして頂きたいと思います。その為の支援、有料ではありますが、対応出来る時は受けさせて頂きます(^-^)

初冬。

2021-11-19
 今年の11月は・・・例年に比べて温かく感じています。朝晩は冷えて来ますが、日中は暖房いらず。10月よりも温かいです。

 しかし・・・立冬も過ぎ、12月が目前となり、やはり冷え込みは少しずつ厳しくなって来ています。

 そして数日前から実は腰痛が発生しています(^-^;

 この腰痛は10年以上前のぎっくり腰から来ています。

 ぎっくり腰。当時の利用者さんの車いす介助でやってしまいました。利用者さんは女性で小柄。痩せているのでちょっと気を抜いて車いす介助をしたら・・・ギクッと来てしまいました。

 介助時の姿勢の大切さを思い知りました。

 その後、季節の変わり目になると少し腰に違和感が出て来ます。毎年11月くらいと5月辺り。まさに季節の変わり目に違和感が出てくるのです。

 利用者さんの置き土産ですね(^-^)

 違和感が出る度に、介助時の姿勢を再確認。ある意味良い痛みだと思っています。毎日の介助でついうっかり姿勢を気にせずに支援してしまう事もあります。

 そんな時に腰に違和感があると、「あぁ、ちゃんとした姿勢で介助しなければ。」と思い直して。

 数日前から恒例の腰の違和感発生。いよいよ冬に突入です。

 体の痛みで季節を感じるなんて・・・(笑)

 もちろん体を痛めない介助が一番です。このぎっくり腰を教訓に、介助者の体にも注意して正しい姿勢、正しい支援を行いたいと思います(^-^)

 利用者さんからの置き土産。大切にしています(笑)
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