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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2022年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

徒然なる日記

ブルースもイケますね(^-^)

2021-11-18
 以前も徒然日記に登場した歌うま利用者さん。

 YouTubeで映像を観ながらカラオケです(^-^)もちろん他の利用者さんも歌うし僕らも歌います。

 ただ、歌うま利用者さんはずば抜けて上手ですね。

 歌の話の流れで、昭和歌謡界の歌手の方々の歴史の本を皆さんと読みました。その中に淡谷のり子さんが登場。そして、平野愛子さんも登場。

 二人ともブルースの女王と呼ばれ、タイプの違ったブルース界の歌手だったそうです。

 平野愛子さんはデビュー当時から専属の作詞作曲家がいたそうですが、その方が亡くなってからはなかなかヒットに恵まれなかったそうです。

 さて、ブルース歌手のお話は置いておいて。

 本を皆さんと読んだ後、歌も歌う事になり。せっかくだったので、平野愛子さんの曲を流しました。

 すると・・・歌うま利用者さん、知っていますね~(笑)しっかりとブルースも歌えます。そして次に試しに淡谷のり子さんの曲も流すと・・・やはり歌えます。

 しかも上手い!!

 これまでも上手いな~と思っていましたが、ブルースの歌い方がハマっています!!もしかしたら演歌や歌謡曲ではなくブルースが一番合っているのでは・・・と思い、他の曲も流してみたのですが・・・

 思った通り、ブルースはハマります(^-^)聴いていて惚れ惚れします。

 そして皆で歌えば尚楽し♪♪

 お陰で昭和歌謡曲、特に戦前戦後辺りから流行った曲に詳しくなりそうです。

 当時の歌は切ない歌詞もあれば元気な歌詞もあります。そして全体的にほのぼのとした雰囲気があり、戦後の昭和は大変な事も多かったと思いますが、反面良い時代でもあったのかなぁと思ったりします。

 皆さんと一緒に歌いながら、時々その時代背景を思い浮かべたりして。。。

 楽しいひと時を一緒に過ごさせて頂いています☆

要求が分かりません(^-^;

2021-11-17
 認知症の利用者さん。訴えはほぼ出来ません。会話のやり取りも不明な言葉なので、正しい判断は出来ません。

 最近昼食時に少しイラつきが出ます。そのイラつきの原因は何なのか。

 午前中に排泄が無い場合であれば、第一に考えられるのは「排泄」感でイラつき。第二に昼食時、「空腹感」でのイラつき。第三は「眠気」でのイラつきが考えられます。

 認知症の方のイラつきの場合、生理的現象でのイラつきは多いと思います。後考えられるのは体調不良や痛みです。

 今回の利用者さんは体調不良でもなく痛みがある訳では無さそうだったので、先に挙げた3つの選択肢がイラつきの原因と考えられます。

 配膳終わって食べ始めますが、イラついたまま食べます。・・・が、いつものようにスムーズではありません。

 ・・・と言う事は、「空腹感」から来るイラつきではありません。そうなると原因は二つ。「排泄」と「眠気」のどちらかです。

 午前中に排泄が無い場合、排泄感が最も原因に近いと思われます。ご家族からは時々食事を食べながら失禁をしてしまうと申し送りがあったので、食事中ですがトイレに誘導してみます。

 しかし・・・食事が始まって二回誘導しましたが排泄はありません。

 結果・・・眠気のようでした(笑)

 イラついたまま食べますが、目も閉じそうな感じ。食事が進まないのは眠いから・・・でも空腹感もあるので食べますが・・・どっちつかずでイラついていたのかも知れません。

 誤嚥しても困るので、少し時間を空ける事にしました。

 15分くらい時間を空けて、再度食事のスタート。

 少しですがうとうとしたので少しずつ覚醒してきたようで、その後はいつも通りスムーズに完食出来ました。

 そして食後しばらくしてトイレ誘導したらしっかり排尿。

 今回配膳後のイラつきは恐らく眠気。食後は少しの間熟睡していました(^-^)

 認知症の方は自分の要求を言葉に出来ません。なので態度で表したり、言葉が激しくなったりするケースは多くあります。

 その様子で判断しなければならないのですが、これが難しい。要求に正しく応えられれば段々落ち着くし、応えられなければイラつきは改善しません。

 特に言葉に出来ない利用者さんに関しては、普段からしっかりと様子を見させて頂き、出来るだけ速やかに要求に応えられるようにしています。

 ただ・・・あくまで様子を見ての判断。毎回正しいとは言えませんが(^-^;

 様子を見ての判断が正しい時は結構気持ち良いものです。逆に判断できない時は少々凹みます(笑)

 毎回毎回同じリアクションではないケースが多いのですが、共通している事もあったりします。側に付いてしっかりと様子見。

 認知症の方のストレスを軽減する為には大切な事なのです。

食事量。

2021-11-16
 食事量は健康のバロメーターだと思っています。健康上特に問題なければ食事量はそれ程大きく変わりませんが、どこかに不調がある場合、食事量が減ったりします。

 今ある利用者さんの食事量が減っているのが気になります。これまでの6割くらいしか食べられないようなのです。

 本人に体調を聞いても何処も悪い箇所は無いとの事ですが、様子を見る限り何某かの不調があるように思えるのです。

 食事量が減ったのは先週辺りから。

 利用当初から虫歯が多そうな方でした。前歯も欠けていたりしています。もしかしたら歯痛があるのかなぁと思い聞いてみたりするのですが、歯痛があるようなないような返答です。

 食事量が減っただけではありません。いつも食後に飴やチョコレートを食べるのですが、それらにも手を出しません。やはり歯痛があるのか?

 ・・・と思いきや、「アイスが食べたくなった。」と言う事で、急遽好物であるあずきアイスを購入して来たら、それはぺろりと平らげて。

 う~ん、アイスだから歯痛に影響がないのかどうか。。。

 もう一度食事量をチェックして、量が減っているようなら担当ケアマネージャーさんに連絡をしようと思っています。

 食事量が減る原因の一つに「便秘」もあります。しかし便通も通常通りにあると言う事。

 歯痛でもなく便秘でもなく、食事量が減ると言う事は・・・何某かの病気が原因かも知れません。

 ただしあくまで推測、受診をしてもらわないと分からない事です。しかしそんな方に限って医者嫌いだったりもします(^-^;

 「自分で治すから良いよ。」と言いますが、治せるはずはありません!!独居の為、親族の方に受診に連れて行ってもらわないとなりませんが、もし連れて行けそうになければろまん亭で付き添うようにしようと思っています。

 何度も登場する言葉ですが・・・

 「命は食にあり」

 食事量は健康のバロメーター。皆さんの食事量をチェックして、健康維持に努めたいと思っています。

 食事量が減っている利用者さん、少し心配です。。。

気付けなくてごめんなさい。。。

2021-11-15
 要支援1の男性の利用者さん。今月から正式な利用スタートです。要支援1の為、デイサービスは基本的に週一回の利用です。

 少々距離感が難しい方です。しっかりしているので、介助の拒否が少々あります。手を貸そうとしたり、ボディタッチはNGのようです。

 「大丈夫だよ。」と言われてしまうのですが、万が一の場合に備えて、すぐに手を伸ばせる位置で付き添ったりしています。

 利用中は午前中新聞を読みます。集中している風もあり、声が掛けづらい・・・声を掛けても単発の返事が多いので、良いのか悪いのか判断が難しいのです。

 かと言って、働きかけないのもどうかと思うので、適宜声掛するようにしています。

 午後もソファベッドに横になってうたた寝するような起きているような。声を掛けても会話が続かないので、必要そうな時にすぐに対応出来るようにしています。

 さて、今日のお迎え時。歩行もまぁまぁしっかりしているのですが、初めて杖を持参しました。

 ・・・歩くのが少し不安定なのかな・・・

 そう思っていたのですが。。。実は違いました。

 帰りの送迎時に、

 「今日は散歩しようと思って杖を持って来たんだよ。」と言われてびっくり仰天!!

 「あぁ!そうだったのですか!!気付かなくてすみません!!」

 謝るしかありませんね(^-^;心の中では言ってくれれば良いのに~と思う面もありますが、朝の時点で「杖を持って行くのですね!」と、一言杖に触れれば散歩するつもりと言う事が分かったかも知れません。

 「すみません、次回も天気がよかったら近所を一緒に散歩しましょう!」とお伝えしました。今後杖を持参=散歩と言う事にします(^-^)

 働きかけは本当に少ないと思いますが、帰りの車の中で、「毎日行けないのかなぁ。」と言ってくれます。

 ・・・と言う事は、現在の対応で満足して下さっていると言う事でしょうか。

 送迎の車の中でも少しずつ会話が増えているのは、満更ではないと言う事でしょうか。利用拒否がないので、「気に入っている」と言う事で良しとします(^-^;

 ご家族にも「楽しかった。」と言って下さっているようですが、楽しんで頂けるような対応は出来ておらず、本人のペースを大切にして、要求あれば即対応し、時々声掛けをして簡単な会話を交わす・・・と言う程度。

 それでも「楽しかった」と言って下さるのですから、自信を持って今後も対応して行くべきですね。

 ・・・とは言え~。

 反応の感じが「これで良いのかな・・・」と思ってしまうような雰囲気。今は少々恐る恐るの対応です。

 ただ・・・今日の帰りの送迎はちょっと違いました!会話が長く続けられたのです!!なるほど、少しずつ慣れればきっと変化があるだろう!と言う兆候が見えたので大きな収穫となりました。

 今日はご本人は散歩をするつもりだったようですが・・・そこは気付かなくてごめんなさい!!

 やはり普段と違う時はその事に触れた方が良さそうですね。

 少しずつ少しずつお互い歩み寄れたらと思っています☆

有難い申し出。

2021-11-13
 数年前までろまん亭を利用して下さった方。持病があり入院、その後は入所となり利用が中止になりました。そして、お亡くなりになって数年が経ちました。

 利用当時は毎日の利用。認知症があり、徘徊や物集めをしてしまい、ご家族は大変だったと思います。毎日日中だけではありますが、ろまん亭を利用して少し負担を軽減できたのではないかと思います。

 さて、その利用者さんがお亡くなりになった後、ご家族から何かあれば声を掛けて頂いて、未だにささやかですが、お付き合いがあるのです。

 そして今日、またまた連絡を頂きました。

 今回は・・・なんと「車いす」です!!

 実は近々車いすを購入しようかと検討していたところなので、とても嬉しい申し出です!!

 ご家族の話によると、以前ご家族の知人のお医者さんが急に亡くなってしまった為、医院にあった車いすを譲り受けたとか。その後利用者さんが少しだけ使用しただけで入所してしまい、そのまま使わなくなっていたものだそうです。

 ご自宅を片付けていて車いすの存在を思い出したとか。ご家族が行く行く使うかも・・・と思っていたそうですが、まだ先の事で、その車いすの行き先を探していてろまん亭を思い出して下さったのです。

 利用中止になってから数年。未だに思い出して頂けるのはとても嬉しく、有難い事ですね。

 もちろん購入を考えていたので、二つ返事で頂く事にしました(^-^)現在は車いすを使用する方はいませんが、やはり一台はあった方が良いと思っていたので、本当に有難い申し出でした。

 感謝感謝です☆

 今日はその方の事を思い出し懐かしいなぁと思いつつ、結構笑える事が多かったので思い出し笑い(^-^)

 その存在感と利用期間を考えると、当時一時代を引っ張ってくれた利用者さんです。

 利用が中止になってもお付き合いを続けられる関係が築けていて嬉しい限りです。

 介護冥利に尽きますね☆
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