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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

ろまんな風〜徒然日記

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

徒然なる日記

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短期記憶。

2020-12-14
 認知症の方は短期記憶が曖昧になってしまいます。
 
 なので同じ事を何度も言ってしまったり、ついさっき話した事を忘れてしまったり。
 
 それが病気なので仕方ありません。
 
 何度も同じ事を言われて、
 
 「何度も同じ事を言わないで!」などと答えるのはナンセンスです。
 
 ろまん亭では同じ事の繰り返しは日常茶飯事なので、何度でも同じ答えを繰り返すようにしています。
 
 でも、時々ちょっと意地悪に。
 
 「ですね~。これで〇回目ですが、それは〇〇ですよ(笑)」と、軽く冗談ぽく何度も聞いています・・・的な返答をしたりしてみます。すると、
 
 「そうかい、はぁ忘れちゃった!」
 
 「みんな忘れるから大丈夫、何度でも聞いてくださいね~」と皆で大笑いしたりします。
 
 そうです、何度繰り返されても余り深刻にならず、「もう、〇回目ですよ~♪」とふざけて笑いに繋げれば本人も気にせずに、むしろ笑って過ごせるのです。
 
 我々も聖人君子ではありません。時と場合や内容によっては疲れる事だってあります。そんな時の流し方でもあります。
 
 もしスタッフがちょっと繰り返しにやられているな~と感じたら、会話をバトンタッチします。別のスタッフが会話を持って行くようにして、疲れ気味のスタッフは小休止。
 
 何も一人でずっと相手をする必要が無いのです。これがデイサービスの良いところでもあります。疲れたら別のスタッフでの対応。
 
 これが家族になると365日24時間交代できずの対応になってしまうので、ストレスや疲れがどっと押し寄せてしまうのです。
 
 デイサービスやショートステイを上手く使って休む事は家族介護にとってとても重要な事だと思っています。
 
 家族だと繰り返しが多かったり忘れてしまう事が多いとかなりのストレスになり兼ねません。そして家族だけに、強く当たってしまったり。
 
 強く当たられると認知症の人も強い拒否で対抗したり、更に悪化してしまうケースは多々あると思います。
 
 介護はサービスなどを使って適度に「手抜き」くらいが丁度良いのかも知れません。
 
 家族介護で重要なのは本人よりも一緒の家族だとも思います。家族合っての本人なのですから。
 
 認知症の方は往々にして短期記憶が曖昧になってしまいます。そんな時にストレスに感じない方法を見付けておくのは案外重要な事かも知れませんね。
 
 ろまん亭のスタッフはその意味では超ベテランです。(手前味噌ですみません)
 
 利用者さんとの距離が近い中、様々なケースに対応して来ました。ちょっと苦になりそうな状況でも切り抜ける術をお互いが持っています。
 
 適度に聞き入れて適度に流す。そんな対応をしながら、楽しくお喋りが出来るような環境作りを心掛けています。

両立はしない??

2020-12-12
 朝晩が冷えて来ました。着衣が多くなって来ています。
 
 夏場から着衣が多くて調整している方がいますが、今も必要以上に着込んで来てしまうので、毎朝ろまん亭に到着後にチェックして適切な枚数に調整しています。
 
 この方は夜間の失禁があり、紙パンツとパットを使用しています。時々朝交換して来ない時があり、最悪失禁がしみだしてしまう事も・・・
 
 なので着衣のチェックと同時に紙パンツとパットもチェックしています。
 
 驚く事にここしばらくは紙パンツとパットはしっかりと朝交換して来ています。一安心♪しかし着衣は多すぎ!!
 
 ある日の枚数は・・・
 
 ズボンと紙パンツを含めて7枚。上はシャツとカーディガンを含めて8枚なんていう日がありました。流石に着過ぎでトイレでの下着の上げ下ろしはもちろん、もこもこしていて窮屈そう。
 
 朝のチェックで適正枚数にしています。
 
 さて、先ほどしばらく紙パンツとパットは汚れ無しと書き、着衣の枚数がめちゃくちゃと書きましたが・・・
 
 今朝は・・・
 
 何と着衣は奇跡的に適正枚数です!!これはすごい!!本当に奇跡です。
 
 ホッとして紙パンツとパットをチェックせずに手洗い場に。そこで手を洗ってもらっていると・・・
 
 ・・・あれ?臭うぞ・・・
 
 古い独特の失禁の尿臭が漂って来ました。慌てて、
 
 「〇〇さん、ちょっとこっちに良いですか?」と、トイレに促します。ろまん亭のトイレは広々しているので、着替えも十分に出来るのです。
 
 トイレに入って頂き、ズボン等を脱いでもらって紙パンツチェック。すると・・・先ずはパットが入っていません。そしてぱっと見では紙パンツも汚れていないように見えましたが・・・
 
 僕の目は・・・いえ、ろまん亭のスタッフの目は誤魔化せません。紙パンツはタプタプになり始めていました。臭いの原因もこの紙パンツから。
 
 「〇〇さん、これは交換しましょう。」
 
 本人も気付いたようで、抵抗なく新しい紙パンツに履き替えて、パットを装着。無事に終了です。
 
 朝のちょっとした攻防です。何故攻防かと言うと・・・
 
 時々拒否が強く出るからです。拒否が出ないように誘導してパッパと交換してしまわないといけません。
 
 紙パンツとパットが無事の時は着衣がダメで、着衣が大丈夫な時は紙パンツとパットがダメで。
 
 う~ん、上手い具合に両立してくれると良いのですが・・・
 
 認知症もあり、基本的に面倒くさがり屋さん。朝の着衣チェックと交換に応じてくれるだけでも良しとしないといけませんね。
 
 いつか両立してくれればな~と、淡い期待を持ちながら。これからも毎回チェックして行く予定です(^-^)

血圧バトル。

2020-12-11
 認知症で要介護5の方の血圧測定は毎回戦いでもあります。
 
 なんの戦いかと言うと・・・
 
 なかなか測らせてもらえないのです(^-^;
 
 認知症で要介護5と言う事で、言葉での誘導はほぼ無理です。なのでタイミングを見て測るようにしているのですが、途中で動いてしまったり腕を曲げてしまったり、力が入りすぎてエラーになってしまったり・・・
 
 毎回10回近く測っています。運よく1回2回で測れるのは稀なのです。
 
 さて今日は・・・
 
 頑なに腕を組んでほどいてくれません。しかも少しイラついています。イラつきの原因は何なのかは当然ながら不明です。色々と声をかけながらなんとか腕を伸ばそうとしても、すぐに組んでしまって。
 
 全く測れません。まぁ念の為と言う事で腕を組んだまま測ろうとしましたが、当然即エラー。このまま待っていてもダメそうなので、ちょっと力を入れて腕を伸ばして頂きました。
 
 う~ん、抵抗感がありそうです(^-^;
 
 正面に座って腕を伸ばした状態で固定。「大丈夫ですよ~」と優しく声をかけながら血圧計のスイッチオン!!
 
 ぶ~んと音を立てて空気が送り込まれます。腕が締め付けられるので、その方が反応しました。
 
 今日は叩きモードです。。。
 
 僕の腕を叩きながらの測定。3回目でやっと正常な測定が出来ました。
 
 叩きモードと言っても、悪意があったり拒否がある叩きではありません。不快な時に自身の体や物を叩く癖があるのです。
 
 恐らく腕の伸ばされて血圧計の空気で絞められて不快だったのだと思います。たまたま僕が正面で叩く素振りをしたら僕の腕が丁度あった・・・と言う状況だと思います。
 
 もちろん痛くもないし叩いている事によって伸ばした腕から意識が外れたので、無事に測定出来たのだと思います。
 
 この方体温測定も時々難しいのですが、現在ろまん亭は非接触式の体温測定器で測っているので、それだけでもずいぶん楽になりました(^-^)
 
 言葉での誘導が難しい場合はタイミングと本人の様子を見ながらチャンスを伺います。そして必ずできるタイミングがあるので、その瞬間を逃さないように心がけています。
 
 認知症の方の支援は時として戦いになります(笑)移動・排泄・食事・会話・・・言葉のやり取りが無い世界での支援は相手の様子で判断するしかありません。
 
 その為には、それぞれの個性をしっかりと把握して、その場その場で適切な対応をして行く必要があります。
 
 ろまん亭は利用者さんとの距離が近いです。それぞれの性格や行動癖を把握し易い環境にあります。
 
 何事もスムーズに進められるように、日々皆さんと向き合って行きたいと思います。

シンプルが楽しい。

2020-12-10
 ろまん亭では朝に軽いストレッチと口腔体操、夕方はしっかり目にピンシャン体操とレインボー体操にボール体操を加えて行っています。
 
 最近はボール体操で使っているボールで皆さんとキャッチボールをしています。人の顔程の大きさのボールです。空気を8割くらい入れてあり柔らか。余り弾まないのでキャッチもし易いボールです。
 
 風船バレーはデイサービスでは定番のレクリエーションですが、実は風船だと皆さん待ち切れなくて少し危険があります。身を乗り出すのは良いのですが、そこから転倒の可能性があり、危険。
 
 柔らかい普通のボールの方がろまん亭にはあっているようなのです。
 
 単純なキャッチボールです。利用者さんの名前を言いながら軽く投げます。シンプルにキャッチ。利用者さんが投げるのは誰でOK。
 
 迷っている時はスタッフが身振りで投げるように促します。
 
 このキャッチボール、シンプルだけど分かり易いので認知症の方でもしっかりと楽しめます(^-^)
 
 自分の名前を呼ばれてからのキャッチなので、安心安全。ボールと向き合った状態で軽く投げるのでしっかり捕れます。
 
 利用者さん同士での投げ合いは少々ハラハラしますが・・・今の所安全に投げ合えています(笑)
 
 捕って投げるだけ。シンプルイズベスト。認知症の方でも楽しく参加出来ています。
 
 分かり易い事が一番です。
 
 皆でゲラゲラ笑いながらのキャッチボール、時々珍プレーもあったりして、運動兼ねて楽しい時間を過ごせています♪♪

温かいご飯が美味しい。

2020-12-09
 独居の利用者さんです。認知症があります。
 
 ガスも使えません。なので、危険を避けるために親族がガスを止めました。つまり調理は一切できないのです。
 
 夕食は配食サービスを使っています。食べる事に関しては心配ありませんが・・・
 
 毎日デイサービスを利用しています。昼食は毎食ろまん亭で。朝食は基本的に欠食なので、ろまん亭で軽く軽食を提供しています。
 
 昼食時、時々ご飯のお替りをします。その時のセリフ、
 
 「ご飯が温かくて美味しいんね!」とか「お味噌汁が温かくて美味しいね!」
 
 そんな言葉がよく聞こえてきます。そんな時、嬉しい反面少し寂しくも感じます。
 
 ・・・あぁ、毎食温かいご飯を食べさせてあげたい・・・と。
 
 配食サービスなので食べる事は心配ありませんが、美味しいかどうかは別。ただ食べるだけならば配食サービスでも十分です。(決して配食サービスが美味しくないと言っている訳ではありませんのであしからず)
 
 配食なのでどうしても冷めてしまいます。利用者さん宅に到着する頃は気持ち温かい感じ。
 
 それは仕方ない事。
 
 なので、ろまん亭では「温かいものは温かいうちに」「冷たいものは冷たいうちに」をモットーに提供するようにしています。
 
 炊き立ての熱々の白米、熱々のお味噌汁。
 
 それに反応してくれるので嬉しいのですが、やはり日常的に朝夕も温かいご飯を食べさせてあげたいと思ってしまいます。
 
 「ご飯が美味しいんね~。」と喜んで下さる姿を見て、いつも多めに炊いてお替りを促します。お昼ご飯くらいお腹一杯温かい食事を食べて頂きたい。
 
 一食くらい多めに食べてもバチは当たりません!!
 
 「食」はとても大切だと思っています。温かい食事を大勢でワイワイ喋りながら楽しく頂く。
 
 それはすごく幸せな事だと思っています。
 
 あぁ、利用者の皆さんに朝昼晩と温かくて楽しくて美味しい食事を食べさせてあげたい。
 
 「温かいご飯は美味しいんね。」と言われる度にそう思ってしまいます。
 
 ろまん亭を始めて20年。「食」に関しては多少の赤字になっても皆さんに美味しい食事の提供を心掛けて来ました。そしてこれからもそれは変わらずに続けようと思っています。
 
 今は僕一人の調理なので、ややパターン化してしまっているのを反省しつつ(^-^;
 
 「食事」は人の心を豊かにします。
 
 「温かいご飯」「温かいお味噌汁」。これからも変わらずに皆さんに提供して、食事を通してのコミュニケーションも大切にしたいと思っています(^-^)
 
 ろまん亭らしい一面です。
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