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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2021年9月

徒然なる日記

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食事の様子が明らかに変わりました。

2021-09-03
 7月の下旬から8月にかけて食事の食べ方に変化が見える利用者さんがいます。もちろん今日も食べ方がこれまでとは違っていて。

 変化が出る前はスムーズでした。口元に食べ物を運ぶと、パクパクと口を開けてくれてしっかり食べられて。咀嚼も嚥下も特に問題ありません。

 今でも咀嚼と嚥下は問題ないのですが、問題なのは口を開けてくれなくなっている事なのです。口元に運んでも口を開けず。開いてくれても半分くらい口に入ると途中で閉じてしまう。

 時には舌でスプーンを押し返してしまう事もあります。

 なので食事が進みません。

 しかし・・・8月一杯そんな状況での対応で気付いた事もあります。

 それは・・・

 スプーンで口に運ぶのではなく、箸でなら食べ物を口に入れやすいと言う事。恐らくスプーンなどが唇や舌に当たると違和感を感じて閉じてしまうのかも知れません。少しでも口を開けたら食べ物をそのままポンっと入れるとスムーズな気がします。

 更に。口を開けてくれない時は時間を空ける事です。

 配膳してから本人の様子を見て、落ち着いている状態で食べ始めると良いような気がします。

 この二点は今後検証する必要があると思います。今日も初めは箸での介助の方がスムーズでした。なかなか口を開けてくれなかったので、13時半頃に再度スタート。そのタイミングで今日はスプーンでもスムーズに食べられました。

 それまでの1時間少々は格闘です(笑)まぁ無理に進めるのではなく、ダメなら時間を空けてからが良いようです。タイミングが合えばスムーズにスプーンでも食べられますから。

 その場その場で一番良い方法での介助が必要だと思いました。

 当初は一過性の変化かと思いましたが、どうも本格的に食べ方が変わったのかも知れません。より良い介助方法を模索しながら、利用者さんの負担にならないように心がけて、楽しく美味しく食べて頂けるように対応したいと思います。

 口を開けてくれない時間帯と開けてくれる時間帯のギャップには笑えるほどの違いがあります(^-^)

 時間がかかっても、色々と工夫をしながら楽しんで向き合えればと思います(笑)

パット・パンツ交換。

2021-09-02
 今日は朝、パットとパンツの交換からスタートしました。

 毎回利用時に到着して初めにパットとパンツをチェックさせて頂いている利用者さん。普段は汚れている事は殆ど無いのですが、少し寒くなって来ると・・・朝自宅で交換するのが面倒なようで、交換せずに来てしまいます。

 そのままにしていると帰りまでに失禁が染み出てしまう事があるので、今は朝チェックさせて頂きます。

 初めの頃は軽い拒否もありましたが、地道に繰り返しているうちに習慣となりました(^-^)忍耐勝ちです♪♪

 さて、話を戻して。

 朝到着してチェックすると・・・パンツが重くなっています。そしてパットも汚れていて・・・すぐに交換です!!

 全く拒否も無く、スムーズにチェックさせて頂けるし着替えも誘導通りにして下さるので、楽に交換できます。

 無事に交換してさっぱり!!まぁ我々も手慣れたものです(^-^)

 そしてもう一方。認知症で要介護5の方です。今日は入浴。この方は基本的に常時失禁です。入浴やトイレの際はほぼ毎回パット交換。

 しかし今日は珍しく入浴時にパンツも汚れていました。恐らくパットに吸収出来ずに横漏れしたのでしょう。着替え時にパットとパンツと共に交換しました。

 更にこの方のトイレ誘導時も・・・毎回パット汚れあり。その都度交換です。

 ただ・・・この利用者さん、少々体格が良いのです。足も太目でちょっと股ずれをしてしまいそうな感じ。パットを付ける時には要注意です。

 しっかりと吸収出来るように装着しないと横漏れをしてしまうのです。装着には少しコツが必要。何度も前と後ろのパットの状態をチェックして、しっかりと股にハマっているかどうかを確認。

 この時にパットが少しでも捻じれていると、漏れの可能性が高くなってしまいます。

 何度も前後の状態を確認。自分でも笑ってしまいます。

 この確認を怠ると、横漏れの原因に。パットからずれて漏れてしまうとズボンやズボン下、パットにパンツ交換、更には座布団まで洗濯せねばなりません(^-^;

 その労力と利用者さんのストレスを考えれば、何度も確認することぐらいは朝飯前です(笑)

 横漏れして濡らしてしまう事程悲しいものはありません。

 最も悲しい事は・・・送迎車の中での横漏れです。何度かその経験があるので、今では利用者さん専用の座布団を敷いて座って頂いています。

 車のシートにシミが出来ている時は・・・結構ブルーになりますよ~(^-^;

 そうならない為に。。。

 毎回パットとパンツの交換は慎重に丁寧に確実に行うようにしています。

 今日は一日の中で結構頻回にパット交換とパンツ交換に立ち会いました(笑)パット・パンツ係です(^-^)

 自分では・・・パット装着のプロフェッショナルと自負していますが・・・余り自慢にはなりませんね~(笑)

お試し利用さん。

2021-09-01
 今日はお試し利用の方が利用しました。

 朝は・・・実は拒否があったようなのです。僕がお迎えに向かっている途中にろまん亭に連絡があったようなのですが、その頃にはご自宅に到着してしまいました。

 拒否があるとは知らずにチャイムを押します。ご家族が出て来て「行きたくないと言っているのですが・・・。」と。

 本人も「今日は東京の方の人が来るから・・。」と、やや腰が引けています。認知症があるので、もしかしたら誤魔化せるかなぁと思い、

 「そうでしたか。ではお出かけ前に少し気分転換にグルっと車で回ってみませんか?」と言うと、あっさり「じゃぁ行きましょうか。」と、お出かけに賛同して下さいました。

 気持ちが外に向けば大丈夫。着替えで少し待たせて頂き、その間ご家族とお話し。介護サービスを使うのは初めてだそうなので、当日拒否もよくあるケースと言う事をお話をしました。

 実際よくあるケースなのです。

 そうなると、後は如何に本人に納得させるかなのですが・・・今回は上手くお誘い出来ました。

 ろまん亭に到着してからは特に問題ありません。お話も楽しそうに出来ています。入浴希望でしたが、拒否されるかな・・・と思いきや、スムーズに入って頂けました。

 食事も排泄も問題ないようです。

 一日無難に過ごせました。さて、ご本人の印象は如何に??

 ご家族は仕事で夕方から朝にかけていません。同居家族が居ても日中独居。時々昼夜逆転の様子が見られると言う事。日中デイサービスを利用して、夜はゆっくり休めるようにとの事で今回のお試しになりました。

 今後利用するかどうかは後日担当ケアマネージャーさんから連絡があると思いますが、是非利用して下さると良いなぁと思える方でした。

 大勢の中では埋もれてしまいそうな感じです。おとなしく穏やかで自己主張は控えめ。

 ろまん亭で沢山お話をして気持ちを上向きに過ごして頂ければ良いなぁと思います。

 利用するかどうかは後日のお楽しみ。

 繋がってくれる事を祈りつつ(^-^)

 楽しそうに過ごして下さった様子が印象的でした♪♪

独居の方のお買い物。

2021-08-31
 独居の方のお買い物は意外と難しい面があります。もちろんしっかりしている方は良いのですが、認知症がある方の場合はグッと問題点が浮上して来ます。

 特に介護度が軽くて体が動く方、そして認知がある方は要チェックなのです。

 と言うのも、動けるので自身で買い物へ行けてしまう。しかし同じ商品を何度も買ってしまったり、必要以上にお金を使ってしまうケースなどがあります。

 更に更に・・・

 通信販売や訪問販売に関してはそれ以上に難しくなってしまいます。

 自分でお店に買い物へ行くのはまぁ良しとしても、通販や訪問販売の場合、必要以上に商品を売り付けられてしまう事が結構あるのです。

 現在ろまん亭を利用している方、独居です。経済的には厳しさは無さそうですが・・・

 毎週来る訪問販売。独居なのに沢山購入してしまいます。毎回5,000円近く購入するとか。そこに化粧品などが入って来ると8,000円から10,000円も使ってしまうようなのです。

 訪問販売も仕事ですからおススメするのでしょうけど、相手の状況を踏まえた販売をして欲しいものです。余りに毎回の金額が大きかった為、親族に連絡して訪問販売を中止させて頂きました。

 同じようなケースはこれまでにもありました。

 認知症の方の場合、勧められるがままに購入してしまうのです。断れない。まだ余っていても購入してしまうのですから、無駄使いになってしまいます。

 そして最終的には親族からお断りの連絡をして頂くようになってしまうのです。

 通信販売はもっと防ぐのが大変です。利用者さん自身で連絡をするのではなく、先方から営業の電話がかかって来てしまうのです。

 そうなってしまうと防げません。電話でいいように言われて高額の商品を購入。独居で高齢なのに必要以上に売り付けられてしまいます。

 何とかデイサービス利用時に「何を買ったのか」を聞き出すようにして、余りに不振だったりすれば担当ケアマネージャーさんや親族に連絡します。

 ここでも必要であれば通販会社に連絡しないようにしてもらうのです。

 ・・・が。

 相手も商売です。あの手この手で販売しようとするケースもあります。

 購入すること自体はダメでは無いのです。社会的な繋がりはあった方が良いし、買う事で気持ちも維持出来たりします。しかし過剰になると話は別。

 先日は北海道の水産会社から電話があったようで、魚介セット13,000円分購入。その殆どを親族の立ち合いの元、ろまん亭にて使わせて頂く事になりました。

 親族からは「いいのですよ!本人が良いと言っているので、ろまん亭さんで使って下さい。」と言われて(^-^;

 頂くもの気が引けますが、そのまま置いておいても痛むだけ。親族の方々も「いらない」と言う事で、ろまん亭にて皆さんと頂く事にしました。

 13,000円の魚介セット。独居の高齢者さんに売り付けますか?明らかに意図を感じます。今後はクーリングオフも出来るので、注文したような素振りがあったらキャンセル出来るようにフォローしなければなりませんね。

 恐らく今後も営業の電話をして来ると思います。ご本人も「いらないけど断れなくて・・・」と。足元を見ると言うか、断れない方に対して高額商品の売り付け。

 ちょっと悪意を感じます。守ってあげないといけませんね。

 もちろん担当ケアマネージャーさんと親族とろまん亭で。その中でもデイサービスでの情報収集はとても大切です。沢山お話が出来るので、色々と聞き出しやすいのです。

 独居の方のお買い物はとても難しい一面があります。特に認知症がある方の場合、出来れば親族と一緒にお買い物ができると良いのですが・・・

 歩ける、体が動く方の場合は自分のペースでお出かけしてしまいます。

 全てを防げなくても、少しでも余分なお買い物をせずに過ごせるように見守れればと思っています。

 周囲のお店や訪問販売、通信販売の皆さんも適度な商品販売をして下さると良いのですが・・・・

 余りに過剰だと、利用者さんを守る為に様々な手を打たなければなりません。

支援の見極め。

2021-08-30
 利用者さん達に対しての支援はどこまでするのか。それを見極める事ってとても大切だと思っています。

 ADL(生活動作)を維持させる為に、出来るだけ自身で行ってもらう事も重要。介助するのはとても簡単な事で早いから良いのですが、余りにも支援し過ぎると返って動作が出来なくなってしまうと言うケースは多くあると思います。

 なので出来るだけ自身で・・・と思うのですが。。。

 これまたちょっと違うかなぁと思う事もあります。

 確かに時間がかかっても自分自身で動作をしてもらう事は必要なのですが、必要以上に本人にやらせてしまうのは逆に集中力が無くなってしまったりします。

 つまり、本人が初めはやろうと思ったのだけど、上手く動けず終いにはやる気が無くなってしまう・・・そんなケースもあると思うのです。

 「本人任せ」と「支援」の境目はとても難しいと思っています。

 そのバランスをしっかり取れば意外と生活動作は維持出来たりすると思っています。

 例えば食事介助。

 本人自身で食べて頂くのは良いのですが、時間がかかります。時間がかかってしまうので、介助にすればスムーズに食べられる。時間を優先してしまうと支援が主になり、支援が主になると自力で食べる動作が更に鈍くなる。

 そうして生活動作が出来なくなってしまうのです。

 だからと言って、全て本人任せで食べて頂くと、時間がかかり、最後の方は食べる気力が低下してしまう。

 本人任せと支援をバランスよく使い分ける事が大切になって来ます。

 まず初めは本人自身で食べて頂く。段々動きが悪くなって来たら、少しだけ支援する。そして最終的に食べる気力が低下しそうな段階で、しっかり支援して完食して頂く。

 このくらい、3段階的に自立と支援のバランスと取るのが理想ではないかと思うのです。

 ろまん亭は小規模です。小規模だからこそ、個人個人のペースや臨機応変に対応する事が可能です。自立と支援のバランスも取り易いのです。

 生活動作を維持させるために自力で行って頂く事は良いのですが、時折支援を入れつつ、「自分でも出来る」と言う感覚を持っていて欲しいと願っています。

 支援してもらう方が楽。と思ってしまえば動かなくなるし、自分でやってもダメ。と思ってしまえば動かなくなる。

 状態を維持する為には匙加減は重要な要素なのです。

 何でもかんでも「自力」でさせる事は上策ではないし、何でもかんでも「支援」する事も上策ではありません。

 常に臨機応変、本人のペースや状態を見極めての対応が望ましいと思っています。

 一人一人にしっかり向き合う為の小規模デイサービスです。その特性を最大限に活かしながら、本人とご家族がより安心して生活出来るように取り組みたいと思っています。

 「自立」と「介助」。

 バランス良く対応したいものです(^-^)

 
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