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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

急な寒さ。パート2

2022-10-07
 昨日は急な寒さでトイレの回数が増えたり失禁が増えたりするお話をしました。

 今日は急に寒くなって良かった点がある事に気付いたので書いてみようと思います(^-^)

 それは・・・やはりトイレ話なのですが・・・(笑)

 排泄の訴えが無く、サインも殆ど無くなってしまった要介護5の利用者さんのお話です。

 これまではある程度定期的に排尿があったのですが、暖かくなる頃から不定期になっていました。トイレのタイミングが全く読めないのです。

 暖かい季節の為か、水分を同じように摂取して頂いてもなかなか排尿せず・・・要介護5ですがパットも紙パンツも使用していない方、失禁させない為にかなりマメにトイレ誘導していました。

 しかし・・・ここに来て急に寒くなりました。

 そうしたら。。。

 これまで同様にトイレのタイミングが読めるようになったのです!!水分摂取は変わらず。しかし前回の排尿から2時間程度時間を空けて誘導すると、しっかり排尿があります!

 つまり、摂取した分が定期的に排尿出来るようになって来たのです。夏の時期の不定期で全く読めない状況から一転、定期誘導とタイミングが読めるようになったので、失禁の確立がグンッと低くなったのです。

 これはある意味有難い事です。

 タイミングが読めると段取りも取り易いです。

 トイレが頻回になるのはトイレラッシュになってしまう事もありますが、段取りを付けながら誘導出来るのは有難いです。

 他の方のトイレが終わったタイミングで誘導し、ほぼ確実に排尿出来ればトイレの混雑を避ける事が出来ます♪♪

 急に寒くなり、トイレ回数が頻回になったり失禁が増えたりとマイナスな面が多く感じていましたが、利点もありました!!

 やはりマイナスがあればプラスもある(^-^)

 失禁の恐れが軽減するだけでも本当に有難い事なのです。何せ要介護5です。訴えもサインも無い状況で、トイレのタイミングが読めるのは助かります。

 トイレのタイミングを読みながら、これまで通り失禁が無いように気を付けながら対応して行きたいと思います♪♪

 今日は理想的な水分摂取と排尿。

 不思議なやり切った感と達成感が残る一日になりました♪♪

急な寒さ。

2022-10-06
 先週から比べると急に寒くなりました。明日はもっと寒い予報です。

 さて、急に寒くなると人気になる場所があります。

 その場所は・・・そうです!!トイレです!!(笑)

 秋から冬にかけて皆さんトイレが近くなります。これまで暖かい日はトイレの回数が少ない方も少しずつ回数が増えるのです。

 そして・・・失禁も増えて来ます。暖かい季節はそれ程失禁がなくても、寒くなると徐々に失禁も増えて来ます。保清をしなければなりません。

 トイレの声掛けも段々頻回になります。

 しかし声掛けをしても「面倒くさい」と言う事で渋る方も中にはいます(^-^;そこを何だかんだと言いながら誘導しなければなりません。更に失禁チェックも必要です。

 「少しくらいなら大丈夫」

 そう思っている方も意外と多かったりします。大抵そのような方々はパンツ内にティッシュなどを入れて対応しています。トイレ後に現場チェックするとティッシュの屑がポロポロ落ちていたりするのです。

 パットを敷いてもらえる方なら良いのですが、「大丈夫」と言い張ってしまい、なかなか思うように出来ないケースも多くあります。

 布パンツにパットを敷いたり紙パンツに移行してもらう事は結構ハードルが高いのです。

 無理強いは出来ません。ひたすら事ある毎に「これを使って下さい!」と言う事でパットを手渡したり、「これが便利ですよ~」と、おススメしたり。

 寒くなるとトイレが面倒になる。もう一つの理由は重ね着になる事も含まれます。入浴が面倒と言うのも重ね着を脱ぎ着するのが面倒と言うケースも多いです。

 寒いと様々な面で誘導が難しくなります。

 「面倒」と感じないようにお手伝い。プライドやプライバシーをしっかり守りながらのお手伝い。

 これからの季節は利用者さんとの攻防にもなります(笑)

 季節の変わり目、特に夏から秋冬にかけてはちょっと気配りが必要になります。

 寒さに負けず、しっかり皆さんの保清を保てるように対応して行きたいと思います(^-^)

嬉しいで~す!!

2022-10-05
 ある要介護3の利用者さん。

 居宅支援でのお付き合いは最も長い方です。そしてこの夏からデイサービスも利用開始となりました。

 ろまん亭以外のデイサービスやショートステイ、訪問介護に訪問看護を利用しています。

 要介護3ですが、認知症は軽く、どちらかと言えば年齢的な認知症程度です。では何故要介護3なのか。

 それは持病があったり弱視だったり、身体的な面での介護度なのです。

 さてさて。

 様々なサービスを利用しています。ろまん亭のデイはつい最近から利用開始。週一回の利用ですが、毎回楽しみにして下さっているようなのです。

 「食事はここが一番美味しいよ!色々なおかずがあって楽しみです。」

 よくそう仰って下さいます。嬉しいですね。

 持病もあり運動はNG。水分は一日1ℓ程。入浴好きなのですが、浴槽に入れるのは2分程度と制限付き。もちろんろまん亭でもその指示に従って介助しています。

 しかし会話量は他の事業所と比べて格段に多いのです!!

 普段他のデイサービスやショートステイでは余り話せないとの事。ご自宅では息子さんと同居ですが余り会話も無く怒られる事が多いとか。

 それから見るとろまん亭では好きな事を好きなだけ喋れるし、好奇心旺盛な方でもあるので、知りたい事をすぐに調べて話題に出来るのも楽しいようです。

 「ここが一番楽しいよ。帰るのは嫌だなぁ。」

 今日はそんな呟きがありました。

 もぅ、本当に嬉しい一言で~す!!

 家庭的で人と人の繋がりを大切にしているろまん亭。今回の利用者さんにはピッタリマッチしていたようなのです。

 デイサービスのイメージは作品作りやレクリエーションなど、様々「やる事」があると思います。もちろん大切な事だし必要な事でもあると思います。

 しかし中にはそれが少々不得手な方もいるのです。それよりも色々とお話がしたい。手芸やレクは出来なくても、お喋りは誰でも出来る事です。

 会話のキャッチボールが出来て他の方とのコミュニケーションも取れるように、ろまん亭ではスタッフが必ず介入して導くようにしています。

 だから会話の輪から外れる事もありません。

 持病があり弱視。でも会話は盛り沢山出来て美味しい料理が食べられるろまん亭をとても気に入ってくれているようなのです。

 繰り返しますが、嬉しいで~す!!

 独居の利用者さんも同様の事を言って下さいます。日常の不安な事や四方山話をして家庭的な雰囲気で過ごせるろまん亭をとても気に入って下さって♪♪ただし、レクや手芸にはほとんど手を出しません。

 そう、「何かをやる」事ではなく、「楽しく過ごす」事が大切なのです。そこには好き嫌いや合う合わないがあると思います。

 ろまん亭は大きなデイサービスのように作業やレクが余り得意ではありません。その代わり好きな時間を過ごして頂く事が出来ます。

 利用者さん達から「楽しい」と言う一言が聞けると本当に嬉しく思います。

 要介護3の利用者さん、今日も沢山お喋りして笑って過ごして行きました。帰り際の「ここが一番いいよ。帰りたくないね~。」と言う呟き、ありがとうございます(^-^)

 これからもその一言を言って頂けるように皆さんとしっかりコミュニケーションを取りつつ、家庭的なデイサービスを目指して行きたいと思います。

 「ふれあいと和みの家 大利根ろまん亭」なのですから♪♪

予感的中!

2022-10-04
 朝のお迎えの時にご家族から昨日少し排便があったと申し送りを受けました。要介護5の利用者さんです。

 排便は不定期。しかし排便時はその量に驚きます。なかなかの量です。そんな方が昨日少しだけの排便との事。これは近々しっかりと排便がありそうです。

 ろまん亭利用時に出てくれると良いなぁと思いながら迎えました。

 入浴もします。体格のよい利用者さん。女性スタッフでは危険なので、僕が介助に入ります。

 洗身しますが、お尻はいつも二度洗います。二度目は洗髪が終わった後。仕上げに二度目のお尻洗い。

 一度目は特に便は付着しませんでした。・・・今日は大丈夫かな・・・そんな事を考えながらの介助。洗髪も終わり、仕上げに二度目のお尻洗い。

 すると・・・ほんの少しだけ便が付着します。お尻を洗う時は端切れを使います。使い捨てが出来るので便利です。何度か端切れでお尻を洗うと便が・・・と思っているうちに。

 少し固めの便がコロッと出ます。

 これから排便がある合図です(笑)

 一旦シャワー椅子に座って頂き、排便処理の準備です。もう手慣れたもの(^-^)この感じだと量もそこそこ出そうです。

 処理の準備が終わり、いざ排便へ!!

 やはり出て来ます。幸い形が良いので処理も楽です。それなりに出ました。もう出てこない事を確認して入念にお尻洗い。

 ここは重要です!!

 再度お尻を刺激すると第二弾が出る時もあります。お尻を刺激しながらしっかりと洗います。何度か洗っても便の付着が無い事を確認。恐らく終了です。

 思った通り、その後は排便の様子なく過ごせました。

 ご家族から「昨日少し排便があり」との情報が役立ちました。もしその事を聞いていなければ、一度目のお尻洗いと二度目のお尻洗いで気付かなかったかも知れません。

 その位微妙な便付着だったのです。

 要介護5の方なので、排泄の訴えやサインはありません。トイレは定期誘導。なので、排便は出来れば入浴時が好ましいと思っています。入浴時であれば、そのまま処理できますし、キレイに洗えます。

 今回は予感的中!!少量の便付着でも出そうな雰囲気でしたので~♪♪

 利用者さんはお腹すっきり、お尻もきれいさっぱり。これでご自宅での排便介助は数日間大丈夫♪♪

 それが一番嬉しい事です。排泄の介助はやはりご家族には負担が大きいので。

 排泄の訴えが出来ない方々の場合、ご家族からの些細な情報がとても役に立ちます。ちょっとした事でも排泄の可能性が考えられれば対応もスムーズになります。

 今回は昨日の少量の便の情報が役立ちました(^-^)有難い事です。

 排泄介助は我々も時に大変な事もありますが、何はともあれデイで処理できる事が大切だと思っています。

 排泄介助に困ったら、是非ろまん亭をご指名下さい!!きっとお役立ちできると思っています☆

 因みに~。当然ではありますが、入浴時に排便があった時はその後ハイターなどでしっかり除菌。入念に浴室洗浄。忘れてはならない作業です(^-^)

独居の方の難点。パート2

2022-10-03
 後期高齢者医療被保険者証を失くしてしまった利用者さん。歯科受診が希望だったのですが、保険証が無い為に受診出来ませんでした。

 保険証の再発行をしなければなりません。

 一人では手続きは不可能。なので、お手伝いします。

 東公民館で手続きが可能です。申請用紙はインターネットでダウンロード。あとは本人確認が出来るものなのですが・・・

 免許証は当然ありません。保険証は・・・失くしています。パスポートがある訳も無し。さて、どうしたものか・・・と調べると・・・通帳とキャッシュカードでも対応可能と言う事が判明!念の為、期限が切れた保険証も持って行く事にしました。

 デイが終わってからの僕自身の時間。つまりボランティアと言う事での対応です(^-^)一応一旦ご自宅で降りて頂きました。降りた時点でデイ終了!すぐさま再度乗車して頂いて出発です。

 窓口に着いて書類提出。やはり問題は身分証明でした。

 窓口対応の方が色々と説明して下さるのですが、利用者さんには難しい(^-^;やはり付いて来て正解です。

 紛失したと説明し、身分証明は通帳とキャッシュカードで行ってもらい、無事に再発行に至りました。

 利用者さんからは「本当にありがとね。助かりました。」と何度もお礼を言われました。「そんなに気にしなくても大丈夫ですよ!歯医者さんはこちらで予約を取っておきますね。」とお伝えしてミッションコンプリート。

 さてさて。

 独居の方は今回のように大切な書類の郵便物を失くしてしまうケースは多くあります。再発行すれば問題ないのですが、我々にとってはそれほど難しい作業ではありません。

 しかし利用者さん達は違います。窓口で説明されても所々がチンプンカンプン。何が必要で何が不必要か。それすらすぐに理解できないので、パニックになってしまいます。

 そんな時に誰かが付いてくれれば・・・安心して対応出来るのです。

 そうです。些細なお手伝いで安心していられるのです。

 その「安心」を提供出来る環境があれば良いのです。

 ろまん亭は小規模です。小規模ならではのお手伝い。もちろん利用時間に被らないようにして対応します。基本は自分の時間のボランティア。

 東公民館なら同じ地区だし車で10分もかからない場所。必要書類も揃っていて後は提出すれば良いだけ。本当に些細なお手伝いです。

 手続きが完了した時のホッとした表情が印象的でした。やはり独居の方は何事かが起きた際に協力してくれる周囲が必要なのです。

 その協力があれば在宅生活はまだまだ維持出来ます。

 住み慣れた地域に長く住まうお手伝い。

 ろまん亭のモットーですね(^-^)その為の小規模であり、そう言ったお手伝いが出来るから小規模のままなのです。

 独居利用者さんの不安を少しでも和らげられると良いなぁと思っています。

 独居の方の難点。その難点はちょっとしたフォローで解消も出来るのです。

 そんなお手伝いをこれからも続けて行けるように取り組みたいと思います☆
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