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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

何故か帰り際・・・(^-^;

2022-10-14
 要介護5の利用者さんです。

 認知症が重め。会話は難しく、ほぼ全介助。ただ、立ち上がりや歩行は介助があれば出来ます。立ち上がりと歩行ともなかなか負荷は大きいですが(笑)

 日中落ち着いている時もあれば興奮してしまう時もあります。興奮したりイラついている時は大きな奇声を上げてしまう事もしばしば。

 これまでの様子から、数年前から別室でスタッフとマンツーマンで対応させて頂いています。やはり突然大きな声をだしてしまったり、暴言があったりすると他の利用者さん達の印象が悪くなってしまいます。

 そうならない為にも別室でマンツーマン。そして静かな環境の方が実は良かったようで。落ち着てい過ごせる日が多くなっています。

 以前に比べて眠気も強くなって来ました。うたた寝する事も多く、そんな日は大抵穏やかだったりします。

 空腹や眠気、排泄感があると少々不安定。

 しかしそれらをクリアすれば落ち着くのです。

 ・・・が。

 何故か・・・何故か毎回帰り際になると段々落ち着かなくなり、イラついて来るのです。こればかりは原因が分かりません。

 時間的にトイレかなぁと思い、誘導しても出ません。空腹感は否めませんが、眠気なのか。原因がはっきり分からないのですが、確実なのは夕方帰宅前に不安定になる事です。

 折角日中穏やかに過ごせたのに~、と思う程の不安定さです(^-^;

 夕暮れ症候群でもあるのかなぁ。。。

 帰宅時も不安定のままなので、ご家族に「落ち着いて過ごせました!」と言う申し送りは何だか嘘っぽく感じてしまいます。事実日中は穏やかだったのですが。

 時間的に疲れるのかも知れません。一日横にならずに座ったり立ったり。外を散歩する事もあるので、夕方頃は疲れて休みたい!・・・と言う欲求が出るのかも知れません。

 真相は本人のみぞ知る・・・です。

 残念ながら認知症で要介護5なので、本人から「〇〇だよ!」と言う原因らしき言葉は頂けないので、あくまで端から見て判断。

 恐らく夕方の不安定さは疲れから来るのではないかと推測しています。

 まぁ疲れて帰宅して夜ぐっすり眠れるのであれば、それが一番です。

 帰宅前までは「今日は大丈夫かな~。」と思った矢先の不安定さ。毎度毎度「今回もか~」とちょっと残念。

 良い状態で送りたい所ですが・・・

 ただ、ご家族も承知して下さっているようで、「自宅でも夕方になると不安定になりますから。」と言って下さって。状況をしっかり把握して下さっているのは有難く思います。

 しかしそうであっても、出来ればデイ利用の送り時は安定したまま送りたいのが本音です。

 難しいかな~(^-^)

 出来るだけ安定して穏やかなまま送れるように、これからも継続して対応してみたいと思っています♪♪

 これから日が短くなると、夕暮れ症候群が発生する確率が大きくなって来ます。

 なかなか厄介な症候群なのです(笑)

乗れる話題を。

2022-10-13
 ろまん亭はとにかく会話が多いデイサービスです。一日お喋りが尽きません。

 昔の話しや今の話し。最近の話題などなど四方山話。

 もちろん同じ話題を繰り返す事もあります(笑)

 皆さんが乗れる話を選びます。選ぶと言っても話しながら皆さんの反応を見て、乗って来そうであればそのまま続けて興味が無さそうなら他の話題へ移ります。

 やはり昔の話しは皆さん反応が良いですね。それぞれの幼少から学生時代くらいまでが多いでしょうか。戦前戦中戦後の話題も反応が良いですね。

 最近の話題は余り新しい経験が無く、むしろ乗りにくい所があるように思います。時事ニュースは適度に織り込むようにしています。

 最近で言えば「前橋祭り」や「運動会」の話題。「今年の前橋祭りは〇〇でした~!昔はどうでしたか?」的な話しの振りです。運動会なら今の運動会よりも「皆さんは運動会がお好きでしたか?」と言う入り口。

 そこから様々な方面へ話題を向けます。

 そして・・・分かり易くイメージし易い話題も皆さんのお好きですね。

 ニュースで打ち上げロケットが失敗に終わったと言うところから「〇〇さんは宇宙へ行きたいですか?」と言う質問。「宇宙へ行くと空中を泳げるみたいですよ~。」と、ジェスチャーを含めて話します。

 「空中を泳ぐ」と言うジェスチャー付きの話はイメージし易かったようです。「いいよ~。地面に足が付いていた方が安心します。」と笑いながらの返答。

 昨日かなり盛り上がった話題は怪談話でした(笑)意外と皆さん話題を持っていたりして。嘘か本当かは分かりませんが、「聞いた話」として一生懸命話してくれました。

 お礼に僕が持っているお化け話を披露♪♪多少尾ひれ背ひれを付けて、面白おかしく話します。

 いやいや、いつの時代も怪談話や面白話は好評なのですね。

 もちろん皆さんが話す事に対しては大袈裟なリアクションも大切です。「え~!!本当ですか?」とか「それはすごですね~!」と、何度聞いた話でも大袈裟にリアクション。

 その方が話している利用者さんも楽しくなってドンドン喋るし、他の利用者さんも何となく楽しくなって来るのです。

 それと忘れてはならない作業は・・・必ず他の利用者さんにも同じ話題を振る事。「〇〇さんは、どうでしたか?」的な感じで同じ話題を振ります。

 もし分かり辛い内容ならば、噛み砕いて分かり易いようにお伝えして。答え易い内容に変換して振ります。何か一言でも良いので言葉を発する事を促します。

 そうです、話題を共有している感を持って頂くのです。

 お喋りして笑って♪♪

 元気に免疫力アップです!!

 例え認知症で発語が難しい方でも、「ですよね~!」とか「〇〇ですって!」と、必ず顔を見て声掛け。言葉は無くてもリアクションが無くてもOK。

 一緒に話しているのです!・・・と言う雰囲気を提供したいのです。

 現在ろまん亭は介護度が高めの利用者さんが増えました。言葉のキャッチボールが難しい方も多くなりました。

 それでも話しかけたり笑いかけたり。楽しい雰囲気だけでも感じて欲しいと思います。

 人と人との繋がりを大切に。

 ろまん亭のモットーですから(^-^)

腰痛警報発令!!

2022-10-12
 今年もやって参りました。季節の変わり目。特に夏から秋冬にかけての変わり目。

 もう10年以上前になります。当時の利用者さんの介助時にぎっくり腰になってしまいました。介助していた利用者さんはとても小柄な方。油断していました。

 車いすに乗っていたのですが、不用意に持ち上げて・・・一瞬の出来事。まさに「ギクッ!」となって激痛です。幸い軽いぎっくり腰でしたが、その時の痛みは今でも忘れません。

 さてさて。

 それ以降、毎年この季節になると腰に違和感が発生してしまいます。軽い痛みがあったり姿勢によっては危険な感じがするのです。

 介助では様々な状態の方を支えたり抱きかかえたり立ち上がらせたり。力が必要な面が多々あります。そんな場面で腕の力だけに頼ると、ほぼ確実に腰を痛めます。

 正しい姿勢とバランス。これは忘れてはいけません。慌てて腰が引けた状態で介助しようものなら一発アウト!!

 腰痛警報が発令している頃合いは、特に姿勢を気にします。

 車の乗降でも痛みが出る事もあります。何気ない行動にも今の時期は注意が必要なのです。

 春先から夏にかけては痛みは消え去ります。そしてついつい腰痛の事を忘れてこの時期に突入。ある日突然「あれ?」と言う違和感を感じて季節の変わり目を感じます(笑)

 違和感を感じてからは特に姿勢を気にして介助しています。そして利用者さんとの距離感。離れた状態での身体介助は最も危険。常々密着して介助するようにしています。

 違和感だけではなく、軽い痛みもあるのですが、自身でマッサージして整えています。

 この季節は一つ一つの動作をしっかり確認しながら、改めて介助する時に姿勢や密着度の大切さを再認識します。

 ある意味大切な季節でもあると思います。

 10年以上前、自分の不用意な介助で腰を痛めて現在まで続いています。介護の世界では介助者の体も大切にしなければなりません。

 スタッフ達には十分気を付ける事、無理をしない事、痛みがある時はすぐに申し出る事をお願いしています。

 自分自身は・・・まぁ騙し騙し支障がなければ普段と変わらずに支援するようにしています。

 急に寒くなった頃合いから発令した腰痛警報。

 スタッフ始め、自分も体を痛めないような介助を心掛けて行きたいと思います。

 その為には「姿勢・密着度」が重要なポイントになると思っています☆

立位が安定すると・・・

2022-10-11
 介護度が高い利用者さん達は立ち上がりや歩行、着衣の上げ下げの支援がなかなか難しくなって来ます。

 その理由に、立位保持が難しくなったり、体のバランスが取れない、歩行時に足が出ない等・・・様々な原因があります。

 現在ろまん亭では要介護4~5の利用者さんが全体の約4割程います。

 皆さん歩行が難しかったり立位保持が難しかったり・・・支援に力技が必要な場面が多くあります。

 しかし。これが出来ると有難い!!と言う動作があります。それは・・・

 一番は立位保持です!!

 立位保持が出来ると着衣の上げ下げや立ち上がりや歩行、排泄支援等、様々な面で大分楽になるのです。

 排泄介助も立位保持が出来るだけで一人介助が可能になります。立位が不安定だと補助が必要。一人介助と補助付きでは介護の負荷が雲泥の差です。

 辛うじて立位保持が出来る方が居ます。まぁ不安定ではありますが、支え方で何とか一人介助で排泄介助が出来ています。

 排泄が終えてパンツやズボン下にズボンを上げる際、しばらく立っていられると楽なのですが・・・このところ不安定で前のめりになったり横にバランスが崩れてしまったり。

 支えながらのズボン等の上げ下げは工夫と力が必要となります。

 女性スタッフでは少々重い利用者さん。男性スタッフでさえ、時々補助が必要なのです。

 さてさて今日は。

 何と何と!!立位が安定していました!!

 ・・・随分支援が楽だなぁ・・・

 そう思いながらトイレ介助をしていました。じゃぁなんで楽なのだろう・・・と思ったら。

 立位保持がとても安定していたのです。

 ・・・あぁ、立位保持が安定しているだけでこんなに介助が楽なんだ~・・・

 そう実感した日でした(^-^)

 毎回これだけ立位が安定していたら、楽だなぁ。。。と言う訳には行きません。

 要介護5の方です。状態は日替わり。むしろ良い状態の日の方が少ないと思って間違いありません。今日のように良い状態の日は「luckyday」ですね(笑)

 ちょっとしたご褒美だと思って受け止めます♪♪

 着衣の上げ下げに立ち上がりや歩行。それぞれの起点になるのが「立位」です。その立位が安定して保てるのが一番有難い事かも知れません。

 今日のようなluckydayは次はいつ頃だろうな~と、思いながら(^-^)

 日々支援に工夫して、出来るだけ一人介助で出来るように取り組みたいと思います。

 一人介助に拘る理由?

 それは在宅ではご家族が一人で介助しているケースが多いからです。ろまん亭では出来るだけご自宅と同じ状況で支援し、良さそうな支援方法があればご家族にアドバイス。

 アドバイスするならば、ご自宅と同じ状況で。

 一人介助に拘る理由です♪♪

マネージャーです(笑)

2022-10-08
 独居利用者さん。

 認知症が無く、普段の生活に何の支障も無ければ良いのですが、やはり介護度が出る方々は多かれ少なかれ認知症は避けられない事だと思います。

 現在ろまん亭を利用している独居さん。

 利用開始から約1年を過ぎました。

 一年間お付き合いすると、やはり少しずつの変化を感じる事があります。利用開始当初では無かった物忘れや日にちの管理。その他にも短期記憶の曖昧さなどなど。

 ゆっくりですが時折、「あれ、忘れてしまったの?」とか「以前は管理出来ていたのに・・・」と言う事が少しずつ増えて来ます。

 だからと言ってそのままにしておく訳には行きません!!

 いずれ認知症が進めば曖昧になってしまう事や忘れてしまう事が増えて来るのは承知なので、早い段階からスケジュール管理や身の回りの管理を少しお手伝いしています。

 さて独居さん。

 最近日にちの管理が少々曖昧に。この連休はご姉妹と一泊二日でお出かけする予定が入っていました。当初は本人から「あれ、いつ行くんだっけ?10日と11日?11日と12日?」・・・と、日程が曖昧で~(笑)

 結局ご姉妹さんに連絡を取って確認。9日と10日で一泊二日だったそうです。以前はそんな日程の曖昧さは全く無かったのですが・・・

 数日前に書いた保険証紛失も実はこの独居さん。これまで重要書類などの管理はしっかりしていたのですが、このところ郵便物の紛失が増えて来ました。

 一緒に役所で再交付。これまでは再交付までの一連の事をしっかり覚えていたのですが今回は一緒に再交付を受けた事を忘れてしまっていました。

 スタッフ一同ちょっとびっくりです。

 これは益々身の回り周辺の管理のお手伝いが必要になって来ます。

 歯科受診の予約もろまん亭でやります。歯科医さんには予約の際は必ずろまん亭に連絡を下さいとお伝えして連携して。そうすれば間違いありません。更には予約日に独居さんに連絡してしっかり確認。忘れてしまったりしないようにお手伝い。

 専属のマネージャーです(^-^)

 幸いな事に、ご自宅では火を使いません。これは一人住まいになってから一貫して食事は火を使わないものやお弁当で済ませているからです。火に関してはまず心配ありません。

 唯一心配なのは散歩に出かける事です。今は問題なく帰宅できるのですが、迷ってしまう事があると・・・まぁそれは後々の課題として今は保留です。

 ともかく。

 独居さんはちょっとした支援があれば十分在宅生活は可能です。在宅生活の維持が出来るような支援をして行かなければなりません。

 それにはマネージャー的な役割も担わないと。

 住み慣れた地域で安心安全に長く住まう。

 そのお手伝いは必要不可欠ですね♪♪
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