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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

少しずつ、少しずつ。

2022-12-01
 ショートステイ利用後から生活のリズムが少し変わってしまった要介護5の利用者さんがいます。徒然日記にも何度か登場しましたが・・・

 ショートステイ利用後約二週間になります。今、やっと少しずつですが生活のリズムが戻って来つつあるようなのです。

 これまではとにかく眠気が強くてどうしようもありませんでした。食事の時間になっても目が覚めず、食事が進みません。

 本人が目を覚ますタイミングで食事を始めるのですが、それでも進みが悪い日もありました。しかし、やっと生活リズムが戻りつつあり、今日は12時過ぎの配膳時には起きる事も出来ました。

 食事の食べ始めはまだ覚醒していないようで、なかなか進みませんが何とか少量ずつ食べ進められました。次第に目が覚めてきたようで、ペースも上がって来ます。

 食べ終わりは13時頃。皆さんよりも少しだけ遅くなりましたが、問題ない時間帯です。今日はショートステイ利用前の感じに戻っているように感じました。

 他の面も変化があります。眠気が強くて横になると熟睡してなかなか目を覚ましませんでしたが、今日は15時前には目が覚めて♪♪

 そこから起きて水分摂取。少々時間はかかりますが帰宅前までには普段と同じ位の量を摂取出来ました。

 生活リズムの変化から約二週間。少しずつ少しずつ戻りつつあると感じます。

 認知症の方は環境の変化にある意味敏感かも知れません。他にも要介護5の利用者さんで引越しをされた方も未だに新居での排便は無し。(ろまん亭で出ているので心配はありませんが)やはり環境の変化から来るものなのでしょうか。

 引越し前は自宅でも排便が定期的にあったのに、引越し後からは新居での排便が無いのですから何かを感じて変化があったのだとしか思えません。

 そうなると・・・認知症の方々にはある程度同じ環境下での介助が適しているのかも知れません。同じ生活リズムで同じ環境下で。

 認知症の方の場合は何某かの変化に感覚や印象が付いて行けないのかも知れません。周囲が賑わっている場所も何が何だか分からなくなってしまう事もあると思います。

 落ち着いた場所も意外と認知症の方々には大切なのかなぁと思います。

 あくまで推測ではありますが・・・(^-^;

 今ろまん亭の利用者さん達は認知症の方が多くいます。落ち着いた環境で同じスタッフで。過剰な変化をもたらさずに、「いつもと同じ」対応を心掛けて行けると良いなぁと思います。

 認知症の方々には安心感が大切。

 穏やかに安心して安全に生活出来るような支援を提供して行きたいと思います♪♪

思うようには行きません(^-^;

2022-11-30
 トイレ誘導が必要な要介護5の利用者さん。排泄のサインはありません。なので様子を見ながら及び定期的に誘導します。

 目標は一日三回の排泄。午前中に一回、午後二回です。何故午後二回かと言うと、帰宅前に排泄があるとご自宅での対応が楽になるからです。

 帰宅前に排泄があれば、自宅では寝る前にトイレ誘導すれば良いので。もし・・・帰宅前に出ないとなると、夕食時辺りに排泄がありそうで・・・

 夕食時辺りの排泄だと、寝る前にもう一度トイレ誘導が発生してしまいます。帰宅してから二回排泄介助をしなければなりません。

 そうならない為にも、帰宅前の排泄は必須。逆算して行くと食後に一回。更に午前中に一回が理想的な回数です。時間的には二時間半から三時間で一回排泄出来れば最高です(^-^)

 さてさて本日は。

 ろまん亭に到着後に水分摂取。すると10時半に一回目の排泄がありました。これは良い兆候です。この分だと水分摂取量によりますが、食後直ぐに一回排泄がありそうです。

 食後直ぐに排泄があると、帰宅時にも排泄できる可能性が高くなります。幸先のよい午前中の排泄でした♪♪

 何故かこの時期水分摂取が良好なので~。排泄して頂けるようにしっかりと摂取して頂きます。

 そして予定通り食後直ぐに・・・13時頃に排泄がありました!!水分量も上々。この分なら帰宅前に排泄出来そうです。

 順調♪順調♪♪

 そして夕方。

 すっかり排泄出来るものと思っていたのですが・・・なかなか出ません!!15時半頃から16時半直前まで、何度誘導しても出ないのです。

 結局タイムリミットで・・・帰宅前の排泄が無いまま送る事になりました。ご家族にも報告し、恐らく帰宅して間もなく排泄がある可能性が高い事をお伝えして退室しました。

 残念・・・と言うよりも、ご家族に申し訳なく思います。もう少し水分摂取が必要だったのでしょうか。

 排尿・排便に関わらず排泄のコントロールはとても難しいです。介助者が思ったように排泄出来るとは限りません。

 水分量・気候・体調その他諸々の条件があると思うので、全てをクリアして思うように排泄をコントロールするのは至難の業ですね。

 第一人の排泄をコントロールしようなんておこがましい(^-^;

 ただ・・・もしも可能であればろまん亭を利用している間に排泄は済ませて帰宅させてあげたいと思っています。排泄介助は介助者のストレスが大きいものです。そんな排泄介助をろまん亭で済ませれば、ご家族の負担軽減に繋がります。

 思うようには行きませんが、出来る限り思うように調整出来ればと思っています。

 排泄介助の負担軽減は大切な支援の一つですから♪♪

まだ出ない?!

2022-11-29
 10月にお引越しをした要介護5の利用者さん。ご家族のお話だと、引越しをしてから約一か月、新居ではまだ2回くらいしか排便が無いそうなのです。

 確かに今はろまん亭を利用する日にほぼ毎回排便があるなぁと思っていたのですが(^-^;

 環境が変わるとやはり何か心理的に変化があるのでしょうか。要介護5の方でも、感じるものはあるのだと思います。

 さてさて、この方はしっかりと食事を食べるので排便の量はろまん亭一の量なのです。しかし、最近はろまん亭で排便があるものの、そこまで多くは無いのです。

 それでも通常の一回分くらいは出るのですが。。。

 一日置きの利用です。土曜日の利用から火曜日まで約三日間空きます。その間ご自宅で排便が無いと言う事は、火曜日はしっかり出ても良いのですが・・・

 今日がその火曜日。果たして排便はしっかりあるでしょうか。

 排便も入浴時に浴室で出るケースとトイレ誘導で出るケースがあります。体格もよい方なので、通常の形であれば入浴時だとキレイに洗浄できます。まぁ形さえ良ければトイレでもスルッとしっかり出るので良いのです。

 しかし先週辺りからどうも便の量が気になります。ちょっと少な目かなぁ。なので、今日辺りはドカッと出そうな予感もします。

 入浴時。お尻を刺激しますが・・・排便の予兆が何もありません。何度か刺激をしたのですが・・・この分だと定期的なトイレ誘導時に出るかも知れません。もしくは軽い便秘で肛門の辺りの便が固くなって出辛いのかも知れません。

 ともかく入浴時には気配がありませんでした。

 食事後のトイレ誘導にて。ガスが出ます。これはもしかしたら排便があるかも知れません。・・・と言うよりも、このタイミングで出した方が良いと判断し、摘便する事にしました。

 すると指先に固い便が当たります。やはり入り口辺りの便が固くなっているようです。

 その固い便を摘便すると・・・しっかり一回分が出ました!!良かったです。もし今日排便が無ければ、ご自宅で出ないとなると四日間出ない事になります。流石に心配だったので、今日摘便である程度出て良かったです。

 ご家族にも報告。

 自宅でもお尻を刺激しているそうなのですが、やはりまだ出ていないとの事。

 ろまん亭で出ているので、安心するようにお伝えしました。

 環境の変化はこれ程までに影響するのかなぁと考えてしまいます。要介護5なので、認知症も重め。会話は出来ませんし、何事の訴えも出来ません。

 新居の環境にまだ慣れていないから自宅で排便が無いのか・・・どのくらい経つと新しい環境に慣れるのか・・・

 もうしばらく様子を見なければならなそうです。

 自宅で出ないなら、ろまん亭で(^-^)

 定期利用をして下さっているので、ほぼ一日置きに排便支援が出来ているので安心♪安心♪

 さて、新居での定期的な排便の日はやって来るのでしょうか。新しい環境に少しでも早く馴染んで頂きたいと願います☆

ヒヤリハット。

2022-11-28
 皆さんは「ヒヤリハット」と言う言葉を知っていますか?介護の世界では当たり前に使われている言葉なのですが、読んで字の如く、ヒヤリとした事、ハッとした事を指します。

 例えば転倒しそうになったとか、誤嚥や異食などなど、介護の現場では実は危険と隣合わせだったりします。

 介護の現場では思わぬ危険が潜んでいたりして、全てを安全に・・・と言うのは実は意外と難しかったりすると思います。しかししっかり見守りしっかり付添いをして、危険度を極力低くする事は可能だと思います。

 まさかそこで~!・・・と言う事は起こってしまうのです。なので「普通大丈夫だろう」と言う発想は持たないに越した事はありません。

 さてさて、今回のヒヤリハットは・・・

 利用者さんではなく、実は僕自身の事なのです(笑)

 今ろまん亭では介護度が高い方が多く居て移乗や移動は全て介助。支えたり抱えたり、支えながら介助したりしています。

 身体介護が多くなると、介助者の体も痛む可能性が高くなります。もちろんそうならない為に姿勢やバランスをしっかりと保って介助するのですが、利用者さんは自由人です。「〇〇していて下さいね。」は通用しません。

 排泄介助の時にズボンやパンツを下ろす時、立位保持のために支えながら介助します。そのまま立位保持していてくれれば問題ないのですが、右や左に傾いたり後ろや前に傾いたり。

 自由人です(笑)

 相手の体重のバランスを見ながら、どちらの方向へ支えるかを考え、体を密着させてこちらの体に負荷がかかり過ぎないように心がけるのです。

 それでも・・・思わぬ方向へバランスを崩しそうになると、さぁ大変!

 転倒させない為にグッと力を入れるのですが、「思わぬ方向」なので体勢を整えられない事があるのです。

 その瞬間、・・・ピキッ・・・と、腰や背中の辺りに電気が走るような感覚を感じると・・・体が痛みます(笑)支援が一旦落ち着いたら、しっかりストレッチをして痛みの加減を確認。

 自身でマッサージをしたり、どんな体勢をすると痛みが強くなりそうかを確認。痛みが出そうな体勢にならないように細心の注意を払います。

 先日送迎車の乗降時、普段なら降りる時に両足をしっかり着いてくれる「はず」なのに、何故かその時は足を着いた瞬間に膝が崩れてしまいそうになって慌てて支えようとしたら・・・

 危うくぎっくり腰の再来になりそうでした。

 あぁ、やはり「〇〇のはず」と言う思い込みは危険度MAXですね(^-^;常に「〇〇出来ないかも」と考えての対応をしないといけません。

 再確認しました。

 幸い余り強い痛みでは無かったので、直ぐに回復して痛みも持続しなかったから良かったですが・・・

 まさに自分自身のヒヤリハットです(笑)

 身体介護は「常に出来る」と言う発想ではなく「出来ないかも」と言う危険を考慮しながらの対応が大切なのかも知れません。

 介護は体を痛めやすい世界でもあります。

 利用者さん、そして介助者双方の体を労わりながら、お互いの安全を確保して行く事が重要ですね。

 しばらくヒヤリハットが無いと、ついつい油断してしまいます。

 軽い痛みで姿勢やバランス、体勢に加えて意識の大切さを再確認した自分自身のヒヤリハットでした(^-^)

大事なのはタイミング♪

2022-11-26
 先週ショートステイを利用して心身ともに疲れてしまった利用者さん。要介護5の方です。

 利用後約一週間経ちますが、未だに眠気が強くて強くて(^-^;

 目がパチッと覚めているのはとても短いです。なので、食事や水分摂取がなかなか進みません。時間がかかります。それでも水分は大分進むようになりました。

 あとは食事でしょうか。

 食事の時に起きていて頂く為に、午前中から横になります。ショートステイ利用前は大体お昼前に目が覚めてしっかり食事が食べられて完食。

 しかしショートステイ利用後は眠気が強くてお昼時に全く目が覚めません。その状態から起こして食事介助をしても恐らく進まないだろうし、誤嚥の危険があります。

 なので、ある程度自発的に目が開くまで待つ事にしていました。

 そして今日・・・やはり12時には起きられません。しかし、何と12時半頃に目が開きました!!

 ここぞとばかりに食事をスタート!!チビチビですが、辛うじて進みます。でも・・・残念ながら13時頃にはすっかりおやすみモードで(^-^;

 う~ん、仕方ないので、トイレ誘導してから再度横になってもらおうと思います。トイレに誘導して無事に排尿あり。

 そこで気付きます。

 目がパッチリ覚めてる~!!

 慌ててスタッフに食事再開の準備をしてもらい、食事再スタートです!!すると・・・やはりめがしっかりと覚めていれば、食事の進みも早いです。ショートステイ利用前の進み方に戻りつつあるようでした。

 他のスタッフは周りで応援!!

 「頑張って食べましょう!食べて元気になりましょう!」

 当の本人は分かっているのかどうかは分かりませんが、とにかくしっかりと食事を食べ進められる様子が嬉しくて堪りませんでした(^-^)

 あっという間に完食です!!食後の口腔ケアもOK。

 少しずつ・・・少しずつではありますが、回復しているように感じました。

 あと一歩かなぁ♪♪

 食事は片付けずに、再度食べて頂こうと準備をしていて良かったです。

 ろまん亭では多少時間が前後しても構いません。とにかく食べられるなら食べて頂く。「命は食にあり」ですから、時間がちぐはぐになっても、やはり食べて頂かなければ元気になってもらえません。

 更にはご自宅で食事が食べられるかどうかも分からないのですから、せめてデイサービスでは確実に食べて頂けるように対応したいです。

 今日は時間を空けての食事介助でしたが、これまで通りスムーズにしっかりと食べられてひと安心♪♪

 明日は日曜日でお休みになるので、ゆっくりして頂き、月曜日はすっかり回復した状態でお会い出来ると良いなぁと思います(^-^)

 目が覚めるタイミングは利用者さんそれぞれ。そのタイミングに合わせて食事提供するろまん亭はすごいと思います!!

 自画自賛ですみませ~ん(笑)

 それ程嬉しい食事介助でした♪♪

 
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