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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2023年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

過去の徒然日記はこちらから

徒然なる日記

久しぶりのリクエスト♪♪

2022-12-07
 ろまん亭の利用者さん達は殆ど好き嫌いなく食事を食べて下さいます。毎回「美味しい!」と言って下さって、食事を楽しみにしている方も多くいます。

 好き嫌いが無いのは有難いのですが、実は「〇〇が食べたい!」と言う具体的なメニューをリクエストして下さる方はめっきり減りました。

 以前の利用者さん達は毎回のように「天ぷら」や「カレー」、「煮込みうどん」等、何某かの好きなメニューのリクエストがあったのですが・・・

 今はリクエストを聞くと「何でも美味しいからお任せします。」的な返答で(^-^;少々張り合いが無いと感じる事もあります。

 むしろ今は「好まない食べ物」を聞いて、それ以外のメニュー構成にする事はあります。

 調理担当としてはたまにはリクエストが欲しいですね~(笑)

 これからの季節は手打ちのおっ切り込みは勧めればリクエストされそうですが(^-^)

 今日も色々な会話の中で食べ物の話になりました。するとある利用者さんが、「最近はパンを食べていないね~。」と。

 「パンはお好きなのですか?」と聞くと「以前はよく食べたけど、最近は全く食べていないよ。」・・・だそうです。

 「もしお昼ご飯がパン食でも良いならば、今度サンドイッチでも作りましょうか?」とお話すると・・・

 二つ返事で「良いのですか?!」と。更に突っ込んで来ます。「パンの時はお味噌汁なの?他のおかずは無いの?」と。

 「パン食の時はコーンスープなどを作りますよ~。もちろん他のおかずも作ります。ポテトサラダとかシチューとか。パンだけではありません!」

 すると利用者さん、満面の笑みです(^-^)

 いやいや、あの笑顔を見せられたら作るしかないでしょう!!年内に一度はサンドイッチを主食にしてメニュー構成しようと思いました。

 久しぶりの具体的なリクエスト!!半分聞き出したような感はありますが、具体的なリクエストは嬉しいです♪♪

 そしてこれを機に、今後も「食べたい」と思うもの、「懐かしい食べ物」などを話してくれると良いなぁと思いました。

 日頃利用者さん達は自身で食べるものを選択出来る機会は少ないと思います。出てきたものを頂く。「〇〇が食べたい。」と言って食卓に上がるのは恐らく珍しい事だと思うし、第一ご自宅で「〇〇が食べたい。」と言うセリフを言えるかどうか。

 ご家族もいちいち利用者さんのリクエストに応えるのは大変だと思います。

 だったらろまん亭で作りましょう!!食べて頂きましょう!!

 固定メニューで調理をしている訳ではないので、リクエストがあれば対応は可能です(^-^)

 久しぶりの具体的なリクエストに張り合いを感じて~♪♪

 皆さんに喜ばれるメニューを作って行きたいと思います☆

食事介助は忍耐力勝負です。

2022-12-06
 介護度が高い利用者さんや認知症の利用者さんの食事介助は忍耐力勝負です。

 介護度が高い利用者さんはゆっくりと進めます。しっかりと咀嚼しているのか、飲み込みが出来ているのか、口の中に食物が溜まっていないかを確認しながらの介助だからです。

 介護度が高い利用者さんは一定のペースで食べ続ける事も難しい時があります。随分スムーズだなぁと思った矢先にピタッと止まってしまったり。止まってしまって次に動き出すのに少し時間がかかる時もあればすぐに動き出す事もあり・・・

 なかなか読めませんね。

 認知症の利用者さんの場合、「食事をする」と言う認識が無い状態で介助するケースがあります。「食事をする」と言う認識が無いので、口元に食物を運んでも口を開けてくれない事もしばしば。

 声掛けをして開けてくれるのなら良いのですが、言葉の理解が難しいケースもあるので、必ずしも声掛けをすれば口を素直に開けてくれるとも限りません。

 無理やり口を開けさせるのはほぼ不可能。何とか口を開けるように仕向けてみたり、タイミングをみて進めたり。

 とにかく忍耐力は必要かも知れません。

 家族介護としても、大変なのは排泄介助で難しい介助は食事介助かも知れません。もちろん他にも徘徊や暴言・暴力など、様々な難しい面があると思いますが・・・

 食事介助は介助者が思ったように食べ進めてもらえないと、意外とストレスがかかります。時間だってかかります。スムーズに食べればすぐに終わりそうですが、そうは問屋が卸しません。

 介助者の思うように進まないのが介護です。そこにストレスが発生するのだと思います。

 ろまん亭の場合はスタッフもいるので、交代交代で介助をしたり、色々と声掛けをして明るく楽しく食べられるように支援しています。余り深刻になって介助をすると、精神的な負担になってしまいます。

 スタッフ同士で交代しながら介助したり利用者さんを応援したり。深刻になり過ぎないようにしながら食事介助をしています。

 時には一時間以上かかる事もあります。

 やはり食事介助は忍耐力勝負でもありますね(^-^)

 「命は食にあり」

 この言葉は幾度となくこの徒然日記に書いて来ましたが、「食べる事」はとても大切な事だと思っています。利用者さん達の楽しみだと思っています。

 介護度が高かったり認知症があったりすると、食事がおざなりになってしまう事もあります。大人数の場所だと食べ進めなければそこで食事終了になってしまう事もあるようです。

 その点ろまん亭は少人数なので、時間をずらしたり時間がかかっても何とか完食出来るように支援が出来ます。

 生きる上での楽しみである「食事」。

 皆さんに少しでも楽しんで頂けるように、しっかり完食出来るように支援して行きたいと思います。

 介護度高めの利用者さんや認知症の利用者さんも「美味しい」と感じた瞬間は意外と良いリアクションをするのですよ~♪♪

 大切な感情ですね(^-^)

何度でも行きましょう!!

2022-12-05
 要介護5の利用者さんです。排便の日以外は基本的に布パンツ。失禁が無い訳ではありませんが、ご家族の意向によりデイ利用時は布パンツです。

 以前は排泄のサインがありましたが、現在は無し。・・・となると、定期誘導にプラスして様子を見て誘導するようにしています。

 その甲斐あってか失禁はほぼありません。

 さてさて、先程も書きましたが排泄のサインがありません。定期誘導では恐らく失禁は防げません。なので、ちょっとした仕草や言動、様子でトイレ誘導です。

 排尿がある時は便座に座ってすぐに排尿があります。もしくは少し待てば排尿があるのですが・・・しばらく座っていても出ない時は出ません。

 空振り(笑)

 一旦席に戻ります。しかし・・・席に戻ってすぐに様子が違うかなぁと思えば、ものの5分しないうちに再度トイレ誘導したりします。

 そんな時に限って大抵は空振りなのですが~(笑)何せ布パンツです。失禁は防ぎたい。その為であれば何度でもトイレ誘導しましょう!!

 要介護5なので、自発的に立ち上がったり歩こうとする事は無くなりました。なので、トイレ誘導での立ち上がりや歩行はある意味生活リハとなります。

 生活リハも兼ねてトイレ誘導です。例え空振りでも運動になりますね。

 30分の内に3回~4回トイレ誘導する事もあります。怪しい仕草かなぁと思えば即誘導(^-^)失禁を防ぐにはその方法しかないのです。

 サインがあった頃が懐かしい♪♪

 要介護5で布パンツの方はこの方のみ。介護度が高いとほぼ100%で紙パンツやパットをするのですが・・・まだ日中は常時失禁では無いので、その機能を維持出来るように対応したいと思います。

 実際紙パンツの中に排尿する事に慣れてしまうと、あっという間に常時失禁になり兼ねません。

 残存機能を出来る限り維持出来るような対応は我々の使命でもあります。

 トイレ誘導が例え空振りでも・・・

 何度でも行きましょう!!生活リハも兼ねて♪♪

寒くなると。

2022-12-03
 師走になって急にこの時期らしく朝晩が冷えています。一気に冬になった感じがしますね。

 この時期になって少しだけ困る事があります。

 それは・・・

 独居利用者さんの朝の支度が遅くなってしまう事です!!

 独居の方はデイサービスを利用する前までは自由に生活をしていました。特に時間に縛られる事も無く、自分のペースで生活をしていたのですが、デイサービスを利用すると少しだけ縛りが出ます。

 お迎えの時間までに支度をしなければならないからです。

 朝が冷えると起きるのが少々億劫になり易いです。これは老若男女問わずだと思いますが、年配の方々は特に感じる事では無いでしょうか。

 現在独居利用者さんのお迎えは毎回一本電話をしてから伺っています。「おはようございます!〇〇さん、今日は9時半頃のお迎えで大丈夫ですか?」と。

 支度が出来ていれば「大丈夫ですよ。宜しくお願いしますね。」とお返事を頂けるのですが、支度が出来ていないと「もう少し遅くしてください!」と言うようなお返事。

 支度が遅れる分には問題はありませんが、これから冷える日の朝になると、「今日は体調が悪くてどうしようかしら。」とか「今日は休もうと思っています。」と、出かけるのを渋るケースが増えて来ます。「風邪気味だから・・・」とか「兄弟から連絡があって・・・」など、断る理由を様々考えるようです。

 そんな時の理由は・・・本当かなぁ・・・と思える事もしばしば(笑)

 「いやいや、支度はゆっくりでいいですから、ろまん亭に来ていた方が良いですよ。暖かいし、昼食も準備出来ますから。」などと、説得をします。

 始めは渋りますが、喋っているうちに少しずつ気持ちが上がって来て最終的には「じゃぁお願いします!」と言う流れ。

 実際ろまん亭に来てみれば特に体調が悪い訳でもなく、普段と変わらずに利用出来るのです。

 ただ・・・入浴もする方なのですが、体調不良を理由に休もうとした時は敢えて無理して入浴はお誘いしません。

 「面倒くさい」と言うイメージを持たれない為です。

 朝支度をするのも面倒な訳ですから、普段入浴の際も毎回軽い拒否がある方なので、利用時に面倒な事は控えた方が安全です。

 「面倒」とか「嫌だ」と言うイメージを持たれると今後のお誘いにも影響が出てしまいそうなので。

 この辺はお互いの探り合いですね(笑)密かなる攻防(笑)

 寒くなると朝の支度が面倒になる。

 これは当然と言えば当然だし、我々だって布団から出たくない時もあります。

 そんな気持ちを汲みながら、あれこれ説得して朝連れ出せるように誘導します。

 これから本格的な冬に向かうので、誘い出す会話も色々と工夫して行かないといけません。

 寒くなる・・・冷えて来るとちょっとした攻防が繰り広げられるのです(笑)

分速10メートル(笑)

2022-12-02
 ご家族の希望で利用時に毎回外を散歩している利用者さんがいます。要介護5なのですが、手引き歩行が可能です。

 可能と言ってもスムーズに歩ける訳ではありません。左右に傾いてしまったり、前傾になってしまったり。ちょこちょこ歩きでもあるので、少々時間がかかります。

 朝の散歩では約100メートル少々を往復します。時には奇声を上げたりもします。それも仕方ないですね~。何せ要介護5、認知症も重度であります。

 ただ、要介護5で手引き歩行が可能なのですから、有難い事です。

 さて、往復約200メートルですが・・・普通に歩けば数分もかかりません。しかしゆっくりした手引き歩行です。時間はかかります。

 調子が良ければ分速20メートルくらいで歩けるのですが、今日は・・・

 何と分速10メートルです!!

 200メートルを約20分かけて歩きました。理由としては、左に傾きがあり前傾姿勢で足が出ず。しかも眠気が強いのですから足取りも悪かったのです。

 正面を向いて手引き歩行をします。左に傾くので右腕に力を入れて支えます。前傾姿勢なので体重はほぼこちらにお任せと言わんばかりにかけて来ます。

 両腕の負荷が・・・(^-^;

 約20分間両腕に力を入れた状態、意外とこの介助をすると翌日軽い筋肉痛になります(笑)

 眠気もあるので、座りたがります。膝がガクッと折れそうになればグッと支え上げて体勢を整えて。とにかく力仕事なのです。

 半分は介助者の力で歩く感じになりますが、普段なかなか外を歩けないので、デイサービスを使う日くらいは何とか対応してあげたいと思っています。

 時間と体力・筋力を使いますが・・・何とか毎回天気が良ければ歩く事が出来ています。

 散歩が終わって着座する時は積極的です(笑)恐らく疲れるので、体が休みたいとなっているのだと思います。

 分速20メートルでも十分ゆっくりですが・・・久しぶりに分速10メートルの超ゆっくり散歩(笑)

 利用者さんには歩行トレーニング、僕には両腕の筋力トレーニング。

 お互いちょっとした運動になる朝の散歩タイムなのでした(^-^)

 
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