本文へ移動
1
1
1
4
8
5
ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2022年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

徒然なる日記

返事に困ります(^-^;

2022-07-07
 ろまん亭の利用者さん達の平均年齢は現在80代半ばの方が多くいます。

 少しずつ年齢を重ねると体力の低下や歩行時のふらつきなど、今までに無かった事が起こり始めます。

 認知症などでその感覚が曖昧な方であればそれ程気にならないと思いますが、自分の状態を認識できる方はちょっと違います。

 「最近足元がふらふらするんよ。歳をとったんだね~。」とか「あれも出来なくなって来ておばあさん(おじいさん)になって来ているんだね。」などと、自分が歳をとっている事をしみじみ感じているセリフが出る事があります。

 そんな時の返事は一瞬躊躇してしまいます。

 「いやいや、そんな事はありませんよ!」と言うのは白々しい。ちゃんと見ていると思えない節もある返事。

 「まだまだ大丈夫ですよ。」と言うのも、本人が大丈夫ではないと感じ始めているのですから慰めとしかなりません。

 なので僕は「まだまだこれからですよ!もう一花咲かせましょう!」と言ってしまいます。

 この返事が正しいかどうかは分かりません。しかし、本人の現状も把握して慰めるのではなく、これからも頑張って行きましょう(生きましょう)と言う願いを込めて返事をしています。

 「いや~、そうかい!」

 と、利用者さん達の返事も満更ではありません。

 誰だって年齢を重ねれば体力も低下するし今まで出来た事が出来なくなる事は当然あります。出来なくなったとしても、それはそれで受け入れて、まだまだこれからもうひと踏ん張り皆で頑張りましょう!と言う意味合いを込めて。

 慰めや同情ではなく、現状を受け入れてこの先も一緒に過ごしたいと思っているし、その思いが伝わると良いなぁと思っています。

 「いや~、そんな事はありません、まだまだ若いですよ。」と言うセリフも悪くないと思いますが、やはり本人が様々な面で低下している事を感じているのですから、それを共有した上で共に歩んで行こうと伝えたいです。

 利用者さんとは社交辞令ではなく、現実を受け入れつつ共に歩み続ける事を感じて欲しいと思います。

 ついつい社交辞令的な返答になってしまいそうになりますが、そこは相手の気持ちをしっかりと汲んで。

 現状を把握しながら、更に先を一緒に見据えて生きて行ければ良いなぁと思っています。

 返事は慰めや同情になり過ぎずに、例え歳を重ねて低下して来ても希望を持って過ごせるような言葉がけを出来れば良いなぁと思っています(^-^)

 まぁろまん亭の皆さんは実年齢よりもずっと若く見える方々ばかり。

 まだまだもう一花咲かせられる可能性は十分あると思っています。

 一緒に歩めるようにお手伝いして行きます(生きます)よ~♪♪

少しでも向上できるように。

2022-07-06
 介護の技術は繰り返し行わないと上達しません。しかも基本的な動作はありますが、相手は利用者さん。個人個人によってやり方が異なるケースは多々あります。

 一人一人に合った支援をしないといけません。

 これまでろまん亭では摘便の際、看護師であるケアマネージャーが中心に行って来ました。しかしケアマネージャー一人だけでは、不在の時にどうにもならないので・・・

 これまでに何度か経験のある僕が最近は行っています。

 これまでに何度か経験があるとは言え、それ程多くはやって来ませんでした。なので、今はケアマネージャーの指示の元、行うようにしています。

 さて、ケアマネージャーですが・・・摘便のプロです(笑)いつ見ても何度見ても手際も良いしテキパキだし。いやいや、そこまで到達するのは時間がかかりそうです(^-^;

 それでも、少しずつ繰り返せば必ず上達するはずです。上達すれば利用者さん達の負担も少なくなるはずです。

 今、利用者さんで定期的に排便を促す方が居ます。要介護5の利用者さん。排便の日には坐薬を使ってトイレにて排便です。

 自力で排便出来れば良いのですが、時には軽く摘便した方が良い時もあります。そんな時、今は僕が対応するようにしているのです。

 ケアマネージャーが補助で付いてもらえる時は、疑問な事や実際摘便した後にきちんと出来ているかどうかを確認してもらったり。

 まぁ何とか合格点は貰う事が出来ました。

 摘便は医療行為に当たるかも知れません。なので、摘便と言わずに肛門を刺激しています。と、ご家族には伝えているのですが・・・ここで書いたらバレバレですね(笑)

 まぁいいかぁ(笑)

 もしろまん亭で摘便をしなければ、これまで通りご家族が自宅で行っているのです。これはなかなかの負担です。その負担を軽減する為なのですから、摘便でも何でも支援します!!

 無資格のご家族がやっているのです。「家族だから良い」と言われるかも知れません。しかし僕は「家族が行っている介護だから、我々プロが代わりに行う。」と言うスタンスです。

 もしご家族が摘便をしていないと言う事であれば、ろまん亭で行う摘便は看護師の資格があるケアマネージャーに任せます。

 今回はご家族がこれまで自宅で摘便をして来たので、僕の責任の上で行う事にしました。

 内緒ですよ~(笑)

 あくまで肛門を刺激すると言う体で♪♪

 繰り返しの介護技術で少しでも向上できるように努めたいです。

 ご家族の介護負担の軽減、利用者さんが受ける介護ストレスの軽減。自分の技術が上がれば皆さんの負担が軽減されるのです。

 これはもう少しでも向上できるようにするしかありません!!

 介護技術は積み重ねです。繰り返し繰り返し行えばそれだけ技術も向上します。工夫も出来るようになります。発見もあります。

 ご家族に負けないように素晴らしい支援が出来たら良いなぁと思いつつ♪♪

 日々励もうと思います(^-^)

初めての入浴。

2022-07-05
 ろまん亭を利用し始めて約4年経つ利用者さんがいます。

 利用開始当初から要介護2のまま維持。しかし最近体力が低下し立位保持や歩行が少々不安定になって来ました。

 これまでご家族が自宅にて入浴をしていたのですが、いよいよそれも難しくなり、ろまん亭での入浴リクエストが入りました。

 確かにもともと移動は不安定でした。現在も足がスムーズに出ません。手引きで移動していますが、かなりゆっくり。時には足が動かずに体だけが前のめりになってしまう事もあります。

 そしてそして。

 ご家族からは「湯船に入るととても喜ぶのです。」と言われたので、勿論湯船に入れるように介助します。

 自宅入浴が難しくなった理由。それが湯船に入れなくなったからなのです。浴槽をまたげないとの事。確かに足を上げるのは難しいので、介助が必要と思われます。

 ご家族の介助では少々危険が伴ってしまいそう。

 やはりろまん亭で入って頂くのが良さそうです。

 とりあえず、先ずは一人介助でやってみる事にしました。もし浴槽をまたげない、浴槽から出られないと言う事態になった場合はすぐに補助で入れるように準備して。

 いざ初入浴♨!!

 初回は男性スタッフに任せます。補助が必要ならすぐに入れるように支度して、僕は調理をしていました。

 しかし・・・補助として呼ばれる事なく入浴は終了。

 後でスタッフから状況の説明を聞きました。

 結論から言うと、何とか一人で介助できそうとの事。それには利用者さん本人の動きの良し悪しも関わりますが。とりあえずある程度動ければ浴槽もまたげると言う事でした。

 ただし、浴槽から出る時はスタッフも浴槽に入っての支援が安全かも知れないとの報告も受けました。

 今後何度か入浴介助を繰り返して、より有効な介助方法を探すと良いかも知れません。

 まぁ万が一の時は補助スタッフと二人で対応するように準備だけはしておいて。

 とりあえず初回の入浴は大きな問題なく出来ました。初めての入浴で利用者さんは少々お疲れのようですが、とてもさっぱりした顔をしていました。

 良かったで~す!!

 在宅での介護はとても大変です。出来るところまでは頑張ります・・・と仰るご家族の方も多くいます。出来る限りやってみて、ちょっと厳しいなぁと感じる事があれば、いつでもろまん亭に相談して下さい!!

 ろまん亭で対応出来る事であれば、ご家族の皆さんに代わってお手伝いしますので♪♪

 今、世間は「自立支援」の傾向が強いです。入浴加算について変更があり、「自宅で入浴できるように介助、もしくはご家族の介助で自宅入浴できるように介助」する事で点数が高く設定されています。

 ただ僕の考えはちょっと違っていて。むしろ逆。「自宅で入浴できないからデイサービスで入浴をする」だと思うのです。上記のケースはまだまだしっかりした方のケース。ろまん亭では在宅が難しいからデイにての入浴。

 もしくは「自宅介護の負担を軽減するためにデイにて入浴」だとも思うのです。

 自立支援はとても大切な事ですが、その時期を越えた方々の入浴について点数に差を付けるのは少々疑問です。

 今回のように自宅での入浴が難しくなったのでデイでお願いします・・・と言うケース。もちろんデイでの入浴によって自宅での入浴も可能になるかも知れません。しかしご家族の年齢等を考慮すると今後はデイで入浴をした方が明らかな介護負担軽減になる事と思います。

 介護負担の軽減をする事によって在宅生活を長く保つことができる可能性が大きくなるのではないでしょうか。

 現場での状況と机上の理論。

 どちらが正しいとは言い切れませんが、ろまん亭は自立支援と言うよりも、自立支援の時期を越え始めた利用者さんが多くいます。

 利用者さん本人にとって、ご家族にとって一番負担やストレスが軽減されるように対応したいと思っています。

 それが在宅生活を長くするためのポイントだと思っているので(^-^)

 あくまで僕個人の考えなので、意に反するような内容でしたらご容赦ください。。。

美味しいものには積極的です(笑)

2022-07-04
 食事が全介助の利用者さん達のお話です。

 食事介助では利用者さんが口を開けてくれないとなかなか進みません。一人一人にあったタイミングで進めるようにしています。

 しかし・・・お好きな食べ物だったりすると、口の開きがとても良いのです!!

 食事が全介助の利用者さん達は現在要介護5の方々。これまでの嗜好品を考えてみると、恐らく皆さん「甘いもの」に関してはとても積極的に口を開けて下さいます(笑)

 時々デザートにあんドーナツやバームクーヘンなどのお菓子類を乗せるのですが、フルーツなどよりも甘いお菓子の方が反応が良いのです。

 口に入れて甘みを感じると、次の口の開きが良い!!しかも待っているようにも感じます(^-^)

 通常の食事だとタイミングを見計らいながら進めるのですが、甘いものに関してはタイミングが早い早い。口元に甘いものを運ぶと直ぐにパクっと。

 終わった後もしばらく口を開けてしまう方もいるくらいです。

 今日はおやつタイムにアイスキャンディを出してみました。小さなサイズ、子供用にぴったりなくらいのものですが、利用者さん達には丁度良いサイズ。

 他の利用者さんは「初めて食べる!」と喜んで下さいます。「大きさも丁度いいね。」と。

 さて、要介護5の方にも食べて頂くのですが・・・

 勢い良し!!

 口元に運ぶや否やパクっと口を開けて下さいます。あら~、ちゃんと見えているのですね~♪♪

 普段の食事ではおちょぼ口だったりするのですが、アイスキャンディではなかなか大きな口です。あっという間にぺろりと平らげてしまいました。

 ご家族にも一応報告。

 「そう言ったものは食べさせていないですね~。」

 要介護5です。確かに要求がある訳ではないので、嗜好品などはどうしても後回し。先ずは食事をしっかり食べてもらわないといけません。「食事」に時間を取られてしまうので、嗜好品などにはなかなか手が届かないのです。

 その分、ろまん亭で色々と食べて頂けば良いのです!!

 「お任せください!」と、ご家族にお伝えしました(笑)

 要介護5ですが、美味しいと感じる事は出来るのです。美味しければ自然と体が反応します。積極的になるのです。

 美味しい=幸せ

 そんな構図があると思うのです。

 そう思うからこそ、「食」に対しては楽しく美味しく食べて頂けるように心がけたいと思います。

 今日のアイスキャンディの反応を見て、これからも美味しいと思われるものを提供出来ればいいなぁと思います。

 パクパク食べる姿を見ると、微笑ましい♪♪

 食べる姿を見て、美味しいのだろうな~と感じると、嬉しく思える瞬間でもあります。

利用者さん用なのに~(笑)

2022-07-02
 今週は連日35度を超える猛暑でした。いえ、40度に近い気温。熱中症に気を付けなければなりません。

 これまでは温かいお茶や麦茶を用意しておきました。

 今は冷たい麦茶と温かい麦茶を用意してあります。他の温かい飲み物だと緑茶、冷たい飲み物だと熱中症予防ドリンク。

 利用者さん達の好みに合わせて提供出来るように準備します。

 しかし・・・暑いのは利用者さんだけではありません!!スタッフも当然暑いです(^-^;スタッフも自由に飲んでもらえるようにしてあるのですが・・・

 実は、冷たい麦茶の消費は僕が一番だったりします(笑)

 入浴介助に調理。

 とても暑いのです!!しかもその合間を縫って送迎に出たりする事もあり、水分補給も兼ねて、ついつい冷たい麦茶を飲んでしまいます。

 利用者さん用に作ってあるのですが・・・(笑)

 自分も消費する事を踏まえて、ちょっと多めに作る事にしました。

 利用者さん達にも「皆さん用に作ったのに、僕が先に飲んじゃってすみません!」と言うと、「何言ってるの!色々忙しく動いているのだから、いいんだよ!」と、お優しい言葉♪

 嬉しいです(^-^)

 まぁ確かにあれこれと小まめに動いているのですが、やはり利用者さん達は見ていますね~。労いも兼ねたお言葉に感謝です。

 とは言え、皆さん用に作ってるにも関わらず、自分が中心に飲んでしまうなんて。ちょっとお恥ずかしい。。。

 まぁさて置き、今は皆さんの熱中症予防が一番のポイントです。とにかく水分補給。

 それぞれに好みもあり、余り好かないものは摂取ペースがよくありません。摂取ペースがよい飲み物を探り出して提供出来ればと思います。

 今年は久しぶりに近々かき氷も提供しようかと思っています。かき氷も水分摂取♪♪

 あの手この手を使って、皆さんにしっかりと水分補給して頂き、熱中症予防と暑い夏を楽しく美味しく過ごして頂ければと思います。

 皆さん用の水分を飲み干さないように、気を付けながら(笑)
TOPへ戻る