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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2021年9月

徒然なる日記

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土曜日は緊急事態でした。。。その3

2011-12-19
 立ち上がる事は出来ました。・・・が、左足に全く力が入っていません。突っ張る事も出来ていません。ゆっくり腰掛けていただき、横にします。

 これは間違いなく脳に障害が出ている。

 緊急事態です。直ぐに家族に連絡。すると、主治医のいる循環器系の病院へ連れて行って欲しいとの事です。「その1」の冒頭でも書きましたが、家族は難病持ちで車の運転も出来ません。担当ケアマネージャーに連絡してもお休みでつながりません。。

 こうなったら何が何でも僕が何とかしなければ!!兎にも角にも直ぐ病院へ連絡、何とか受診の予約を入れて、利用者さんを抱きかかえて車へ!本人は相変わらずの口癖ですが、不安にならないように話しながら病院へ。しかし・・・思ったとおり循環器系の病院では対応できませんでした・・・直ぐに今度は脳外科系の病院を紹介してもらいます。

 循環器系では対応できないので
先生は「脳外科の病院へ紹介状を書いたので、家族と一緒に向かってください」
・・・・?はい??本人は??・・・・
先生は続けます。「病院までは車で大丈夫でしょう」
・・・・・・はい??救急車でなくても大丈夫なの??何をおっしゃっているのか分からないが、余り頼りにならない事だけは分かりました。直ぐ向かいますよっ!・・・・
付け加えるように、「家族がいないと入院すら出来ませんよ」
・・・・・はいはい、なら家族も連れて行けばいいのですね!・・・・・
ガムを噛みながらこんな会話をする先生に冷たい視線を送りつつ、循環器系の病院を後にします。

 速攻で家族に連絡。微妙な反応でしたが、一刻を争います。準備をしてもらい、家族を途中乗せて脳外科系の病院へやっと到着です。

土曜日は緊急事態でした。。。その2

2011-12-19
 横になって暫くすると熟睡です。ここ2~3日家族から色々言われ続けたようで、夜眠れなかった言っていたのでぐっすり休めば元気になるのではないかと思いました。血圧がやや高めでも、朝食を食べず、服薬もしていないとの事なので、当然の数字と考えました。念のため左右の手の握力をチェックします。特に問題は無いようですが、左手の握力がやや弱い感じがします。意思疎通はしっかりしていて時々冗談を言うほどです。

 お昼になっても起きません。相当熟睡しています。食事はカロリーが高めで食べやすい物を特別に用意してみました!特製のフレンチトーストです。甘くて美味しいからきっと喜んでくれるでしょう!!

 そして午後2時ごろトイレで呼ばれました。この頃1人介助ではちょっと心もとないくらいに動けません。2人介助でトイレを済ませます。失敗はしません。ここもしっかりしています!

 その後3時半頃でしょうか、そろそろ帰りの支度をする前に少し食べていただかなければなりません。側に行って起こそうと思います。話しかけ、何とか起き上がってもらおうとしたのですが、左手に力が入らないのと左足にも力が入らないと訴えがありました。・・・う〜ん、何かおかしい・・・

 そこでまた左手を握ってもらおうとすると、全く力が入りません・・・あれ?・・・座った状態で左右の足を動かしてもらいます。右は動きますね。では、左は・・・・あれ?・・・全く動きません。。。ちょっと立ってみましょうか。僕の体を貸しながらゆっくり立ち上がってもらいます。

土曜日は緊急事態でした。。。その1

2011-12-19
 水曜日と土曜日に利用されている方です。家族2人暮らし。同居の娘は難病を患っています。食事がしっかり摂れていないような日もあるようで、やや栄養不足気味。口癖は「嫌だな〜、どうしよう」。でもしっかりしていてユーモアもあり、とても上品な方です。

 土曜日の利用です。予定通りに朝迎えに行きます。すると様子がいつもと違います。全く動こうとせず、口癖の連呼です。迎えに行ったスタッフから連絡を受け、恐らくその場での送迎は難しいと判断、時間を空けて僕とスタッフ2人でお迎えに行く事にしました。

 到着しお部屋に上がって声掛けて・・・表情を見たときの第一印象は「あれ、ちょっとまずいかも・・・」でした。お話をするとしっかりしていて、頭痛や吐き気、手足の痺れなどは一切無く、ただ倦怠感があるだけとの事でした。なので、上着を着せて出発しようと思います。上着を選んで着せると「この色じゃ、嫌だな〜」とか「重ねると動きにくい」など尤もなことを言っています。「これなら大丈夫、むしろ自宅に居るより人がいるデイのほうが安心かも」と思い、車椅子を利用してろまん亭に連れてきました。

 ろまん亭に到着して、降車しようとしたのですが余り体が言う事を利かないようです。時間をかけても仕方ないので抱きかかえて静養室まで直行です。無事ベッドで横になりました。

バレバレですよ〜(^ー^)

2011-12-16
 利用している間にちょっとした物を持ち帰ろうとする方は数多くいます。特に持ち帰りで人気なのは「ティッシュ」です。何故か使った後にかばんにしまって持ち帰ろうとします。昔は貴重な物だったのかも知れませんね。「まだ使える!」なんて意識で持ち帰るのだと思います。

 持ち帰って差しさわりの無いものであれば、特に注意はしません。それで気持が済むなら大歓迎とまでは言わないものの、歓迎です。

 しかし!ある意味使用済みのティッシュはゴミです。きちんと自宅で捨ててくれれば問題ないのですが、ゴミ箱に捨てずに、例えば寝床の枕元に捨ててしまうとか、部屋のあちこちに捨ててしまうとか、適切に処理できずに困ってしまうご家族も出てきたりします。そう言った場合は、帰宅前にろまん亭にて処理させていただいています。こちらで処理している事に気づかない利用者さんが殆どです。(かなりさり気無く抜き取っています。万引きGメン顔負けかも・・・)

 でも、何度も繰り返していると流石に気づいてしまい、段々持ち帰ろうとする手口が巧妙になってくる事があります。危険そうな利用者さんは皆でチェックしています。

 そんな中、果敢にも本日紙お絞りを持ち帰ろうとする利用者さんを発見してしまいました!!丁度食事が終わり、スタッフがお膳を下げようとし、居間から皆台所へ行こうとしたその瞬間です!奇妙な素振りが始まったので、チラ見していると、左上空をキョロキョロしながら右手でバックの中にお絞りを突っ込み始めました。スタッフが戻ってくる頃にはそ知らぬふりです。

 しかし僕は見ました!じっとその利用者さんを見つめると、段々目が泳ぎ始めます。話も上の空です。でも何も言わずにいると安心したのか会話に夢中になり始めました。チャンス到来!千載一遇!このときとばかりにそっと近づいて無事お絞りを救出です。ミッション成功!!本人は全く気づいていません。たいした物ではないし、別に持ち帰ってもいいのですが、持ち帰った後に問題が発生してしまうので、ここは心を鬼にして作戦遂行です。

 もちろん帰り際その利用者さんと2人になった時に説明して納得していただきました。他の利用者さんがいる中でそのことを指摘されると恥ずかしいでしょうからね(^−^)

 これからも皆さんが分からない所でろまん亭Gメンたちが目を光らせています。皆さんの行動、言動は全てバレバレです!明るく健全に日々を楽しみましょうね!!

感情失禁。

2011-12-15
 皆さんはご存知ですか?この「感情失禁」と言う言葉を。

 分かりやすく言うとこれは感情のコントロールが出来ない状態のことを言います。

 比較的認知症の方に多く見られるような気がします。色々会話をしていると、突然泣くような話ではないのに嗚咽して泣き始めたりします。そしてケロッとまた普通の状態に戻ります。例えば、歌を歌います。ある特定の歌になると、しかも特定の歌詞が出てくると突然泣き出したり・・・送迎の時に数人のスタッフで「またね〜、待ってるよ〜」なんて笑顔で送ると、感極まり無くなってしまうのか、泣き出したり。。。

 きっと感性が過敏になってしまうのかも知れません。そんな姿を見ると、ついこちらまでウルウルきちゃいます。利用者さんとスタッフでお互いウルウルしている光景は何とも微笑ましいと言うか、ほのぼのしています。

 「はいはい、大丈夫!」なんて無碍にしてはいけません。突然の溢れる感情はしっかり受け止めて、一緒に共有してみましょう!!そうすればまた利用者さんの気持に一歩近づけるかも知れませんよ(^0^)/


*ちなみに「失禁」を辞書で調べてみると「抑制できなくなる事」と書いてあります。よく排泄の時に使用する言葉ですが、抑制できない事も指し示すんですね♪「失禁」=「大小便」とは限らないのでご注意を♪
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