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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2021年9月

徒然なる日記

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新たな試みを!その1

2011-12-22
 ここ数年常々考えていた事があります。

 利用者さんのご家族はとても大変な思いをしながら日々介護をしています。その中で自分の人生も生きていかなければなりません。このことはこれから僕らの世代、そしてその下の世代、更にその先の世代・・・と永遠に続くテーマかも知れません。

 今日帰りの送迎時にあるご家族の方とお話をしました。自宅での介護が大変なご家庭です。話を聞いていてもそう思います。しかし会話の中で、色々な家庭のケースをお話しました。それは利用者さん自身が家族に対する態度の様子です。デイサービスは自宅の外、つまり体裁が必要になるので皆さん本当に良い人ばかりです。自宅に帰ると・・・豹変してしまう方もいらっしゃいます。

 例えば、デイでは穏やかでお話し好きで周囲の方とも良好にコミュニケーションが取れていますが、自宅に戻ると短気になり暴言、暴力に訴えてしまう方、気力が全くなくなり動こうとしない方・・・ケースは様々です。意外と家族からの攻撃より利用者さんたちから家族に対しての攻撃が多いこと。余りの辛さに介護放棄してしまう家族の方など。ケースを上げればキリがありません。

 専門的な話では、認知症についても脳血管障害系や、アルツハイマー型のケース等かいつまんで色々お話をしました。その話の中で、「うちはまだましなほうかな〜」とポツリと呟きました。まだましなほうかも知れませんが、上を見ればキリが無し、下を見てもキリが無し。つまり現在の自分達の位置をしっかり把握して、端的な部分で考えず、大きな気持で介護を捉えていけると少し気が楽かも知れません。(実際はそんなに簡単な事ではないと思いますが)

 こんな会話をしていくと、家族の方も少し気持が楽になるようです。「またちょっと頑張ってみようかな」と独り言のように呟いたのをしっかり聞き取りました。「手を抜く介護」が長く続けるコツ。「頑張りすぎる介護」は苦しくなってしまう事も多々あります。だから時々頑張ってみてはいかがでしょうか(^−^)手を抜く時はお手伝いしますよ!!

女優さん顔負けの名演技?!

2011-12-21
 今月誕生日の利用者さんがいます。その方はケアハウスに住んでいて、そのケアハウスで先日誕生会をしたそうです。

 その誕生会に出てきた食事のメニューは、お刺身やケーキなど普段は食べないようなメニューばかりだそうです。そしてプレゼントには置時計をもらったそうです。とても楽しそうな誕生会の事を一生懸命話してくれます。2ヶ月前に腰痛で動けなくて困っていた方だったので、「いや〜、誕生会に参加できてよかったですね〜」・・・と。当然のスタッフのリアクションです。しかし次にその利用者さんから返ってきた言葉に、思わずつっこみをしたくなりました。

 「私は参加してないんですけどね」

 ・・・・・、・・・・・、「なんでやねん!」

 さっきまではあたかも参加したような口ぶり、内容もしっかりしていて聞いているスタッフは完全に参加したように思ってしまったようです。僕ですら、そう思いましたし・・・。見事騙された〜(^−^;

 何故か今日はまだ続きます。

 この利用者さん、現在ケアハウスで食事が余りよく取れていないとのことで、栄養剤を飲んでいます。飲まないで〜、と先週伝えたのですが、今日もしっかり飲んできてしまいました。こうなると昼食が全く食べられません。週に1度の利用なので、好きな揚げ物を用意したのに・・・残念。

 帰りの送迎の時、送迎スタッフに

 「今日の昼食は美味しかった〜。揚げ物好きだから、あのフライドチキンは本当に美味しかったです。あと、かぼちゃと・・・」

 しっかり食べたような口ぶりで話したようです。送迎のスタッフは昼食の状況を見ていなかったので、「よかった〜、しっかり食べられたのですね」と喜んで話したそうです。

 帰りの終礼時、送迎スタッフからその話が出ました。
「〇〇さんが、チキン美味しかったって言ってました。よかったですね!」

 聞いた途端他のスタッフから・・・

 「なんでやねん!」

 そうです。昼食には全く手を出していない訳ですから、美味しいも何も分からないはずです。きっと気を使ってくれたのでしょうか。本当にあった事のように話す姿はハリウッド女優顔負けの名演技でした(^−^;

テンション高っ!!

2011-12-20
 今日はめちゃめちゃテンションが高い利用者さんがいました。いつも沢山お喋りを楽しむ方なのですが、今日は一味違います。

 11月下旬からお腹の痛みがあり受診、その結果を待っている間はとてもしおらしく、驚くほど静かでした。食事もいつもより量が少なめでちょっと心配でした。

 しか〜し!今日は一味も二味も違います。何故って?そうです、検査の結果を聞いたそうです。結果は何の問題も無いとの事でした。今まで心配していた分、とてもすっきりしたようです。更に輪をかけて、今週末息子さんが温泉に連れて行ってくれるということになったから、さぁ大変!!お盆と正月が10年分くらいまとめてやってきた!っと言うくらいの喜びようです!!いつも以上に弾けていました(^−^)暴走気味だったけどね〜(^−^;

 普段は独居です。話し相手は2匹の猫ちゃん。猫ちゃんでは返事が来ないから、基本は独り言です。いつも強がって、やせ我慢して、明るく元気に振舞っている感じが有るので、今回のこの方のニュースには正直僕も大喜びです。

 あんなに喜ぶ姿を見ると、自分ももっと身内に孝行しないといけないな〜としみじみ感じてしまいます。皆さんはどうですか?身近な身内に優しく出来ていますか?毎日ではなくても、イベントが続くこの年末、電話の一本から始めてみても良いかも知れません!!テンションの高い、普段は見せない表情を見せてくれるかも知れません♪

土曜日は緊急事態でした。。。その5

2011-12-19
 意識ははっきりしています。会話も口癖もいつも通り。でも左半身が・・・

 入院に至るまでに何度か抱え上げました。朝・ろまん亭で・最初の循環器系の病院で・脳外科系の病院で。朝から抱えあげる中で感じました。少しずつ重くなっていくのです。そう、左半身に力が入らず徐々に脱力しているのです。その少しずつ重くなる利用者さんを抱え上げ、悲しさと悔しさが入り乱れる気持になりました。

 もっと早くに受診させられなかったのか。もっと早く気づいて上げられなかったのか。今思い返せば、怪しい気配は朝からあったはずなのに・・・

 スタッフは「今回はこれがベストだった」と言ってくれます。担当ケアマネージャーも「早い対応で助かったんですよ」などといってくれます。自分でもそう思う部分と、もっと早ければ麻痺が残らなかったのではないか・・・と思う部分が錯誤してしまいます。

 まだ暫くは今回の事をしっかり検証して、また機会があるときに徒然日記で紹介したいと思います。

 土曜日は緊急事態でした。

 *この利用者さん、現在安定しているようです。早く元気になって欲しいと願うばかりです。

土曜日は緊急事態でした。。。その4

2011-12-19
 到着まではよかったのですが、利用者さんを抱きかかえて車椅子に乗せて、視力がかなり低下してしまっている家族の手を引きながら入り口から入ります。2人同時に面倒を見ているような感覚です。

 当の本人は相変わらず「嫌だな〜、どうしよう」の繰返し。家族は余り心配していないのか、全く関係ない雑談を話しかけてきます。もしかして焦っているのは自分だけ???いえいえ、利用者さんがマヒ状態になっているのだから急ぐに越した事はありません。

 ほんの数分の待ち時間が長〜く感じます。やっと診察です。

 診察室に入って本人の表情を見るが早いか、「これは重度ですね」ですって。「すぐCT撮って」・・・と端的にてきぱきと指示を出す先生がとても頼もしく思えました。そしてここに至るまでの経緯を細かく伝えます。伝えているうちにCTの写真が上がってきます。

 写真を見ながら先生は「通常脳梗塞は発症してから6時間くらいで写真に写ります。でも未だこの写真には写っていません。直ぐ点滴の治療を始めましょう。」と、即座に治療に入ります。話していた通り、異変を感じた3時半から2時間少し経ったくらいでした。割と迅速だったのでしょうか。兎に角その場で生命に危険が及ぶ状態になっていなかった事にホッとしました。
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