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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2021年9月

徒然なる日記

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そぅ〜っとね♪

2012-03-28
 今日は食後珍しく殆どの利用者さんが居眠りをしました。

 普段は誰かが必ず起きているのですが、全員が居眠りをするのは珍しい(^−^;

 こんなときはスタッフの行動も、静かにしなければなりません。扉の開閉も静かに。ふすまの開け閉めも静かに。
とにかく音を立てないように気を使います。スタッフ同士もほぼアイコンタクト。

 何だか学生時代、ちょっと悪い事をしている時の気分に似た感じです。

 居眠りしている利用者さんが「ピクッ」と動く度にスタッフ同士目を合わせます。ちょっと面白い光景です。仮に目を覚ましてもすぐに働きかけをするのではなく、さり気無く側に寄って様子を見ます。すると暫くしてまたうとうとしたりするので、完全に目が開くまでは働きかけも控えます。

 足音も出来るだけさせず、スタッフ同士の会話もひそひそ話し。皆さんが休んでいる時にしか出来ない作業を、音を立てずに進めます。さてどれほどの作業が出来るのやら(^−^)

 おおよそ20分から30分くらいでぽつぽつ目を覚まします。

 さて、働きかけを盛大に開始します!!

 初めから大きな声で進めてはいけません。声のトーンも少しずつ大きくします。そうした方が、寝覚めが良いでしょ♪寝起きに甲高い声だったり大きな声だと不快に感じてしまう可能性があります。なので、とにかく不快に感じさせないように徐々に徐々に元気に働きかけをします。

 何事にも「メリハリ」が必要なんです☆

臨機応変にね(^−^)

2012-03-27
 デイサービスに関わらず、高齢な方と接する時には「臨機応変」と言う言葉がとても大切になります。我々の思惑通りに動いていただく為には、こちらの意志を貫き通そうとすると、まず上手く行かない事の方が多くあります。

 むしろ相手の行動や言動を受け入れつつ、気が付くとこちらの誘導にはまっている・・・こんなパターンが理想かも知れません。

 臨機応変とは案外難しいことかも知れませんが、常に相手の様子や発言、表情、行動、目つき・・・・など様々な情報をチェックしていると相手が何を望んでいるのかがうっすらと見えてきます。もしそれが分からなかったら、話し続けることです。そうすると、会話の中から何かが見えてきます。

 いつもしている事が今日は出来ない。

 そんな事はありませんか?高齢なご両親や祖父母の介護をしている方だと比較的よくあることだと思います。これが意外とイラつきの原因になったりしています。なので、つい・・・
 
 「どうして出来ないの!!昨日はできたじゃない!!」・・・などと声を荒げたりしてしまいがちです。同居の家族なら仕方ない事と思います。

 できれば・・・できれば昨日の事は忘れましょう。いつも新しい一日。昨日の本人と今日の本人を比べずに、常に新しい本人として認識してあげると、気持が楽になるかも知れません。出来ていた習慣や行動が出来なくて、何度も何度も繰り返す事がストレスの一因にもなります。会話だって同じ事だと思います。

 繰返し話すことも、毎回新鮮な気持で聞くと案外何度も聞くことが出来ます。(これはろまん亭のスタッフだけでしょうか???)勿論10回20回となるときついですが、3〜5回くらいの連続は余り気になりません。話を聞きながら、その話を毎回心のかなでリセットして聞きなおす。そうすれば数回は聞けるはずです。

 臨機応変は、我々介助している人間の心の中の作業一つで出来る事と思います。相手を自分の思うとおりに動かすのではなく、あくまで主導権は「あなた」にあると思わせつつ、実はこちらの思うとおりに動いてもらうと、お互いの為にも良いかも知れません。

 そのための発言や言動は、ろまん亭のスタッフは良く出来ていると自負しています!!

女子高生顔負け???

2012-03-26
 月曜日に利用している女性の方。本日4名いました。そのうち2名の方はとにかくお話をします。

 どんなお話かって?それは様々です。同じ話をしてみたり内容があっちこっちに飛んだりしますが、気にしない!とにかくしゃべります。しかもすっごく楽しそうです!!

 会話は止まりません。時々二人の間に入らないと会話の辻褄が合わなくなりそうなので、頃合を見計らって割り込みます。・・・しかし・・・割り込んだが最期、会話のスパイラルから抜け出る事が出来ません。。。

 でも良いんです。僕を含め3人で会話を進めますが、当然僕が加入したので他の利用者さんも会話に取り込んで行きます。そうすれば一人のスタッフで3〜4人の相手が出来るので、むしろ話す方が多くいると僕にとっては好都合です。

 会話のテンポが合わない方がいても大丈夫。何とかおかしな方向に行く前に処理します。話が飛んでもすぐに対応します。

 そんな作業をしているのも気にせず、そのお二方はとにかくしゃべります。

 日中独居なので、普段は殆ど会話がない二人です。せめてデイサービスを利用しているときくらいは思いっきり話をしていただきたく思います。

 なんだか学生時代の女子生徒みたいにとめどない話をしている姿は何故だか微笑ましく感じます。

 実はお二方の内、お一人からお手紙を頂き、その中には「女学生に戻った気分になって嬉しい」と書いてありました。

 そんなに喜んでいただけると、我々もとても嬉しく感じます!!感謝♪

やきもち

2012-03-24
 利用者さんは時々「やきもち」を焼きます。

 スタッフもそれぞれの利用者さんと満遍なくお話をしているのですが、時にその姿を見て「やきもち」を焼いてしまう方もいます。

 本日利用の方、僕が朝一他の方とお話をしているのを見て

 「はり〜わり〜な〜」・・・ですって。

 この意味は「張りが悪い」・・・つまり何かつまんない、おもしろくない・・・の意味です。勿論その方ともお話をしているのですが、他の方と笑いながら話しているのを見ると、ちょっと嫉妬心が出てしまったのでしょう。朝一の挨拶をしていたので、その方を絡めた会話ではなかったので、申し訳ない・・・・

 そのとばっちりを受けたのが、入浴介助をするスタッフです(^−^;入浴中いつもよりやや攻撃的な話し方だったようです。

 午後になり、食事作りと後片付けが終わったので皆さんとお話しタイム。ちょっと攻撃的だった方とも積極的にお話をします。

 気持も紛れたようです。その後はいつも通り楽しくお話をしています。ただ〜、今日はちょっと他の人寄りに話をすると、雲行きが怪しくなります。

 う〜ん、どうも今日はその方中心に話したほうが良さそうです。そう感じたので、その方にくっつき気味に話をしました。テンポも良く話してくれるので助かります。そして歯切れの良い会話がとても楽しい。

 利用開始した頃のリアクションに比べたら雲泥の差。そして短期記憶も会話内容も充実しています。やきもちを焼けるくらいですから、周囲の会話の内容もある程度把握できています。素晴らしい事です!!

 やはり人は人と沢山コミュニケーションを取らないといけませんね。コミュニケーションを取る事によって甦る機能もあるし、何より表情が良くなります。

 そんな中、「やきもち」は大切にしなければいけない感情の一つかも知れません。それだけ馴染んでいるわけですから(^−^)

ご機嫌斜め(^−^;

2012-03-22
 今日は3週間ぶりに利用する方がいました。認知がある方で、要介護4です。

 久々の利用なので、ちょっと心配。。。

 予感は的中しました!やはり機嫌が余り良くありません。うつらうつらするのですが、すぐ起きて不安そうな表情。声をかけると怒ります。そんなに大声ではないので側に付いているスタッフで対応可能です。しかし機嫌が斜めな時に頑張って話しかけると、まさに「火に油」。止め処なくなってきてしまいます。ある程度対応したら、そっと側を離れるのが良いようです。

 午後になっても機嫌が治りません。

 「これにはきっと訳がある!!」

 そうです。認知症の方が訳も分からず機嫌が悪いのには必ず理由があります。例えば体調不良とか、排泄とか・・・ケースは様々なので一概に言えませんが、今日のこの利用者さんはきっと何かある!!

 そう踏んだ我々は、とりあえずトイレに誘導します。この方便通がないと不機嫌になったりするので、排泄が原因と考えたのです。他にも空腹の時に機嫌が悪くなるのですが、昼食後だったので、明らかに排泄なのではないかと・・・

 さて、どうだったか・・・

 大・大・大正解です!!見事な便通がありました!!きっと排便が上手く表現できず、お腹の辺りが変な感じがしたのでしょう。それで機嫌が斜めだったのだと思います。

 排便ですっきり、居間に戻ってくると大分落ち着いています。スタッフの問いかけにもゆっくりでトンチンカンですが答えてくれます。そして気づくと・・・寝てます。。。(^−^;

 認知の方たちは大変マイペースです。本人のペースを大切に極力無理をさせずに対応できるのは、ろまん亭の良いところなのではないでしょうか。

 ご機嫌斜めの時は、本人が何を要求しているのか見定めるのが大切かと思います。

 *ただし、これはあくまでデイサービスでの対応です。ご自宅とは状況が違うので、対応も変化させないといけないと思います。ご相談はいつでも受け付けていますね〜☆
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