本文へ移動
1
1
1
4
0
9
ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2021年9月

徒然なる日記

RSS(別ウィンドウで開きます) 

着替えましょう!

2021-07-10
 着衣が少々不安定な利用者さんです。

 先日は雨降りの日、朝お迎えに行くと真冬のコートを着ていました(^-^;流石にその場で脱いで頂きましたが、本人も「これじゃぁ暑いね。」と。

 分かっているのならなぜ着るのでしょう(笑)

 天気が悪いとどうしても「寒い」と言うイメージから厚着をしてしまうようなのです。

 そして今朝は。

 梅雨の晴れ間、青空が広がる朝でしたが・・・お迎えに伺うと、流石に薄着のようです。内心ホッとします。

 ろまん亭に到着し、この方の場合毎朝パットと紙パンツのチェックをするついでに着衣もチェックしています。恒例になり、拒否も無いので楽にチェックできます。

 パットと紙パンツは問題ありません。ズボンにズボン下も適量。今日の問題点は上に着ている肌着類でした。

 3枚着ています。薄手とは言え、この暑さ。しっとりと汗をかいています。そして本人も、

 「汗かいているね。」と。まるで人ごとのように言うところが面白いのですが。。。さてさて。

 この暑さです。ろまん亭の居間も朝からエアコンを点けます。もし汗ばんでいてエアコンや扇風機の風が当たると「寒い」「冷たい」と感じてしまい、上着などの要求が出て来てしまうかも知れません。早めに前もって対処しないといけませんね。

 なので、朝の体操が終わってすぐに、

 「〇〇さん、体操して少し汗ばんでいるからサッと着替えましょう!乾いている肌着があります。」

 と、この申し出に素直に従ってくれました。恐らく肌着が湿っていて余り心地よくなかったのだと思います。

 肌着は合計3枚。全てノースリーブでした。一枚だけ残して半袖の肌着を着てもらおうと思ったのですが、思い切って3枚とも脱がせて着替えて頂こうと、

 「全部脱いで着替えましょう。」とダメもとで提案。

 しかし意外な事にこれにも素直に従ってくれました!!ありがたや~ありがたや~♪♪

 お陰で湿ったノースリーブ3枚を脱いで頂き、乾いた半袖の肌着1枚を着て頂いて完了!!すっきりさっぱり気持ち良く朝のスタートを切れました(^-^)

 着衣を脱いで頂く事はなかなか難しい一面があります。しかしそれを見越して冬場から少しずつ少しずつ朝の着衣チェックを根付かせて来た事が今は功を奏しています。

 初めの頃は少々抵抗感がありましたが、今では習慣。何の違和感も疑問も無くチェックさせてくれますし、脱いで頂く事も出来ます。

 事前に習慣付けるように働きかける事は意外と大切なのです。習慣になってしまえば後は割とスムーズ。根気よく対応する事が必要なのです。

 ノースリーブ3枚はろまん亭で洗濯させて頂きました。この夏中に季節外れの肌着を着てきた時に着替えて頂く為です。ご家族にも了承を得ました(^-^)

 着衣のコントロールは難しい一面があるので、声掛け一つも工夫が大切です。

 今は拒否無くスムーズにチェック出来るのでとても楽ちんになりました♪♪(笑)長~い目で見て対応して来て大正解です(^-^)

足りなかったのね(^-^;

2021-07-09
 食事の量は利用者さんそれぞれに違います。大盛りの方もいれば小盛の方もいます。おかずも普通に盛る方、一口大に切る方、刻む方・・・一人一人に合わせて盛り付けています。

 もし足らなければお替りだってOK♪♪

 「お替り」の訴えが出来る方なら良いのですが、訴えが出来ない方もいます。その場合、食べている最中の仕草で声掛けするのですが・・・

 今日の方、いつも通りの盛り付け。食べている最中も丁度良さそうな感じだったのですが・・・食べ終わってからしばらくすると、何となく落ち着きません。

 目の前にあるティッシュを徐に取って・・・何と口に運ぼうとしています!!

 「あぁ、これはちょっと待ってくださいね~。」と、支障ないようにティッシュを頂きます。

 「今日はご飯が足りなかったですかね?」と伺うと、素直に「はい。」と。

 ご飯が足りなかったのね~(^-^;

 足りなかったサインは分かりませんでした。。。すみません。。。

 そのままにしていると、異食しては困ります。なので、お茶菓子を出す事にしました。丁度最中があったので、それを出します。

 するとそれを見ていた他の利用者さんも、「私も頂こうかしら。」と(笑)この方の場合、足りなかったというよりも甘いものが食べたいという欲求からの言葉でした。

 少し大きめな最中です。足りなかった方には4分の3を、甘いものが食べたかった方には4分の1をお出しして収まりました(笑)

 食事は多めに盛ると「残すのがもったいない」と言う事で、何とか完食しようとしてしまう方が多いので、適量から少し少ないくらいの盛り付けにしています。

 足りなければお替りを。と言う事で。しかし本人の仕草や訴えが無いとやはり丁度良い量と思ってしまうので、難しいところです。

 むしろ多めに盛ってしまって無理やり食べようとしてしまう方が気になるし、食べられなさそうと感じると皆さん申し訳なさそうに「ごめんなさい」と言って下さいます。

 我々としては「多かったら気にせずに残して良いですからね!」とお声掛けさせて頂くのですが、「残す」事に関しては皆さん本当に気にされます。

 折角のお食事、楽しく美味しく食べて頂きたい。申し訳ないと言う気持ちにはなって欲しくないので、基本の盛りは気持ち少なめ。見極めが難しいです(^-^;

 認知症の方の場合は訴えではなく行動を起こしてしまいます。目の前の物を食べようとしてしまったり、自身の指を噛んでしまったり。

 食事前後は目を離さない方が無難ですね。

 今日の方、久しぶりに足りなかったようです。次回は気持ち多めに盛ってみようと思いますが・・・

 毎回適量を盛るのはなかなか難しい事なのです(^-^)

そこは掴まないで~(笑)

2021-07-08
 雨の日の手引き介助は少々大変です。

 片手に傘を持ち、片手で利用者さんを支えます。

 通常なら両手を引いて歩行支援なのですが、雨ではどうしても片手になってしまいます。

 傘を持つ手を掴んでもらえる利用者さんなら良いのですが、認知症の方だとなかなか思ったところを掴んで頂けません。

 手引き歩行支援の基本は手を握ります。しかしそれだと雨が降っていて傘を持っていると利用者さんが濡れてしまう可能性が高くなります。しかも片手だと不安定に。

 なので傘を持っての手引き歩行は肘を持つようにしています。その方が利用者さんの体を支えやすいのです。

 因みに前のめりになってしまう方の場合は脇を支えます。

 さて本題に。

 傘を持っての歩行支援、肘を支えて歩くと利用者さんと体の位置が近くなります。そうなると二人傘に入る事も出来るし体も手を握るよりも安定します。

 認知症の方。肘を支えて歩こうとしたら・・・僕の腕を掴まずに、脇腹を掴んできました!!洋服なら良かったのですが、何とお腹の肉を握ります(^-^;

 「〇〇さん、流石に痛いです。。。」

 一応呟きます(笑)

 そうです、認知症の為、言葉で伝えても伝わりません。雨が降りしきる中、出来るだけスムーズに玄関まで誘導したいので、痛みを堪えてそのまま歩きました(笑)

 脇腹ならまだ良いのですが・・・不運にも股の辺りに手が伸びると・・・流石に困ります(笑)時々股間を掴まれてしまうのではないかと思う瞬間もありますが、流石にこれまで一度も股間を掴まれた事はありません(^-^)

 でもいつかあるかも・・・(笑)

 雨に関わらず、片手が塞がった状態での手引き支援は認知症の方の場合一気に難易度が上がります。難易度は上がりますが、そこを上手く工夫しながら対応しなければなりませんね。

 もちろん、一人では難しいと言う状況であれば、スタッフに声を掛けて協力してもらいます。

 今日は脇腹の肉を掴まれて少々痛みはありましたが、きっと掴む事によって安定して歩けるのだろうなぁと思いつつ、笑ってしまいそうになりつつ支援しました。

 素直に介助者の腕を掴んでくれれば良いのですが・・・

 思うようにいかないのも、この仕事の醍醐味かも知れませんね(笑)

「ご馳走のにおいがします。」

2021-07-07
 今日の朝のお迎え時です。

 利用者さんを乗せていざ出発!!すると開口一番に、

 「史洋さんが迎えに来てくれるとご馳走のにおいがします。」

 と、嬉しい事を言って下さいました!!この利用者さん、よく褒めて下さるのです。やはり何度褒められても嬉しいものです。乗せ上手ですね(笑)

 そんな風に何度も言われると「何か好きなものを作ってあげたい」と思ってしまいます。

 ・・・と言う事で、実は今日、その方のリクエストだった「空心菜」を使ったメニューを作ろうと思っていたのです。

 「ありがとうございます!実は今日は空心菜を使って炒め物とスープを作る予定です!!」とお礼を言うと、

 「嬉しいです!」と、とても喜んで下さいました(^-^)

 こんな時が一番嬉しいです。僕に出来る事で喜んで下さるのですから。まぁ今日のメニューは「ある食事の風景」にてご覧ください。

 相手を褒めたり喜ばせる事はとても大切だと思っています。褒められたり喜ばれて嬉しくない人はいないと信じています(^-^)

 だからささやかな事であっても「ありがとうございます」や「うれしいです」と言った言葉を出来る限り伝えたいと思っています。

 利用者さん達もそう言った言葉を掛けられると満更ではないリアクションです。特に認知症の方の場合、言った事をスルーされたり否定されたりする事も多くあると思うので、ちゃんとお返事して褒めたりするととても嬉しそうな表情になります。

 そんな表情をいつまでもしていて欲しいと願います。

 「史洋さんはご馳走のにおいがする」

 う~ん、たまらない響きです!!

 褒め上手な利用者さん。今日はとても嬉しい気持ちで一杯になりました(^-^)

 ありがとうございます♪♪

タイミング悪し(^-^;

2021-07-06
 今日のある利用者さん、排泄のタイミングがとても悪い一日でした(^-^;

 認知症要介護5です。昭和20年代の方です。

 排泄の訴えが全くない方なので、定期的にトイレ誘導しています。基本的には午前中に一回、午後に二回です。

 午前中のトイレは入浴前に行きます。今日は入浴前に排泄は無し。そのままいざ入浴です。

 入浴し始めてからしばらくして、介助しているスタッフの驚きと笑いの声が浴室から聞こえて来ます。その声の様子から、恐らく入浴時に排便があった可能性があります。

 一応確認してみると、やはり案の定、洗身時に排便があったようなのです。しかも多量!!この方、食事量の割に排便の量が妙に多いのが不思議なのですが・・・

 入浴前のトイレでは排便排尿無し。そして入浴時に便失禁。う~ん、温かいシャワーでお尻を洗ったりしているうちに気持ち良くなってしまったのでしょうか。

 時々入浴時の排便はある方なので、対応は慣れたもの。しかし今日はこれまでにない程の便の量だったようで、流石の介助スタッフも笑うしかなかったようです(笑)

 そして時間が過ぎて食事後のトイレ誘導です。

 このトイレ誘導は僕が担当しています。

 いつもより少し早めのトイレ誘導。もし排尿等無ければ少し便座に座って頂けるようにしたいからです。座ってすぐに出る事もありますが、そんなに毎回ドンピシャで誘導できる訳ではないので、時間にゆとりを持ちたかったのです。

 排泄も基本的に全介助です。ズボンを下ろして紙パンツを下ろし、パットを外して便座に座らせるのですが、パットを抜いて失禁状況を確認すると・・・いつもの失禁状態ではありません!!

 パットの汚れ状況からすると、今まさに排尿し始めている可能性があります。慌てて便座に座らせて確認すると・・・

 ビンゴでした(^-^;ズボンと紙パンツを下ろしてパットを外した時に排尿していました。幸いちょびちょびだったので紙パンツが汚れたのと内ももが汚れただけで済みました。

 すぐに温かい端切れできれいに清拭。パンツも交換です。

 あと数分・・・いえ、あと数十秒早ければ失禁せずにトイレで排泄出来たのに~(^-^;残念。。。

 タイミングが悪かったですね。

 まぁ仕方ありません。大惨事にならなかっただけ良しとします(笑)

 確かにズボンとパンツを下ろしながら失禁してしまう事はこれまでも時々ありました。パットを抜くタイミングって意外と難しいのです。

 便座に座らせてから抜いても良いのですが、少々体格の良い利用者さんです。腿に挟まれて抜く時に衛生上余りよろしくないと感じてしまうので、立った状態でパットを外しています。

 なので座る前に排尿の危険性は否めませんね(^-^;

 今日は入浴時の便失禁と昼食後の座りながらの尿失禁。両方ともタイミングの悪い一日でした。夕方のトイレ誘導ではしっかり座ってトイレで排尿。

 上手く行くと気持ち良いものです(^-^)もちろん利用者さんもそうだと思います。

 排泄感が無い利用者さん。タイミングが合わないと失禁してしまうケースは多くあります。出来るだけ失禁せずにトイレで排泄出来るように誘導したいものです。

 タイミングの悪い・・・間の悪い日もたまにはありますね。。。

TOPへ戻る