~2025年9月
徒然なる日記
立冬。
2024-11-07
今日は立冬です。暦の上では冬の始まり。
冬の始まりに相応しく、冷たい風が吹く一日になりました。
ある利用者さん。要介護3の認知症です。寒いのが苦手のようだったのです。
普段は送迎車からなかなか降りて頂けないのですが、今日はちょっと違いました。
ろまん亭に到着したので車のドアを開けると・・・冷たい風が車内に吹き込みます。
「寒みぃなぁ・・・」と一言。
認知症の方の場合、はっきりした言葉での表現はとても大切だと思っています。本人が認識している言葉。今回で言えば「寒い」です。
「寒いから早く部屋の中へ入りましょう!」
この一言に、普段はなかなか降りる体勢にならない方でしたが、素直に応じて下さいました(^-^)これは・・・冬場に使えそうです。
帰りの送迎時もやはり冷たい風が吹いていて、「こりゃぁ寒いなぁ。」とまた一言。そして加えて「これで寒く無いんかい。」と、薄着の僕を気遣って下さいました。
いやいや、認知症の方が他者を気遣って下さるなんて、とても嬉しい一言です!!ちょっと感動してしまいました(^-^)こう言った一言があると結構感動するものです♪
寒さの為か気持ち体の動きも良かったです(笑)早く車内に入りたい気持ちが出ていました。
ご自宅に到着してもやはり冷たい風。
「早く入ろう!」
そう言いつつ、普段以上に動きがスムーズでした。
・・・やればできるじゃん(笑)・・・
そうです、認知症の方でも、しっかりと自分の意識を持てばある程度動く事が出来るのです。その意識を持って頂けるように、声掛けをするのです。
声掛けも穏やかに、通じるようにしないとダメです。分かるように・・・と大き過ぎる声やちょっと上から目線的に声掛けでは認知症の方には届きません。
「大丈夫、心配ありません。安心して下さい。ちゃんと側にいますから。」
そんな気持ちを込めての声掛けが望ましいと思っています。まぁ通じない事も多いですが(^-^;
それでも時々、今日のように気遣って下さる言葉が出るのは日頃からの対応がどこかで通じているからだと思っています。
「寒く無いんかい。」
その一言を聞いていたスタッフも驚きの顔。二人で顔を見合わせて笑ってしまいました。
今日は立冬です。冬の始まり。
居室を暖かくして、温かい食事メニューを提供して。
皆さんと一緒にぽかぽかに過ごしたいと思います♪♪
こう言った一言って意外と大切なのです。
ピクニックみたい(^-^)
2024-11-06
ある要介護3の利用者さんです。夜中に起きてしまい、部屋中を荒らしてしまうようで。主治医に相談したところ、眠剤が処方されました。
服薬管理がしっかり出来ていませんでしたが、最近やっと安定的に服用出来るようになりました。その効果か、夜中は寝ている事が多くなって来ているそうです。
眠剤が効きすぎているのか、日中も眠気が強くなっています。ろまん亭に到着して着座後すぐに熟睡。そのまま13時過ぎまで全く起きません。
それでも13時過ぎころから少しずつ目が覚め始めて、14時頃にはしっかりと目が覚めるようでした。
しかし・・・
今日はいつも以上に眠気が強かったようです。13時過ぎても全く起きません。声を掛けて返事はあるものの、目が開かないのです。口に物を運んでも咀嚼と嚥下が不安定。これは危険です。
受診があるとの事で、早帰り。昼食はほぼ手付かずでした。
このままではお腹が空いてしまい、目が覚めた時に不安定になってしまうかも知れません。なので、手付かずのおかずを使っておにぎりを作りました。
小さめの手毬寿司大のおにぎりです。
ご家族の希望時間に合わせて送ります。
すると・・・やはり自宅に到着し頃に目が覚め始めたようでした。玄関先に座って頂き、そこから食事です(笑)ご家族にスプーンと飲み物を持って来て頂きました。
本人が好物と言うトマトスープも持って来て頂いたので、その場でランチタイムです(^-^)
送った頃は青空が広がり、日差しが暖か。利用者さんもむしゃむしゃと食べます。スープもしっかり飲みます。
「まるでピクニックみたいですね!」と声掛けをしたら、ニヤッと笑い返して下さいました。通じたようです♪
結局作っていったおにぎりを全て平らげ、トマトスープを飲み干してお茶もしっかりと飲み干しました。食べ終わる頃に受診へ付き添うご家族も到着。
無事に受診へ向かいました。
今日はたまたま時間があったので、送迎時に食事介助までをお手伝い。食事介助をした事が無いご家族なので、そのやり方を見て頂くのには丁度良い機会だったと思います。
介助をしながら、認知症についてのお話もさせて頂きました。そして眠剤の効果のお話も。
ろまん亭で見る限り、あの熟睡加減はお薬の効果だと思います。お薬が効いている為、動きは鈍くて食事も口まで食べ物を運べません。
その状態を「認知症だから」と言ってしまうのは本人にとっては少々可哀そうな面があります。お薬が効いていない時間帯はある程度自力で食事は可能です。
ご家族にとっては初めての認知症介護。右も左も分からずに、ストレスから喧嘩になってしまったり。お互いに負担が大きな状態になっています。
少しでも介護負担の軽減が出来るように、少しずつですが対応方法をお話しさせて頂いています。今回のように食事介助を目の当たりにして、「そんな風にすればいいのですね。」と仰っていました。
やはり言葉で伝えるよりも見て頂く方が分かり易いですね。
今後もお薬の影響で眠気が強くて食事が進まない事があると思います。そんな時用におにぎりを用意しておく事をおススメしました。
玄関先の外での食事介助。まるでピクニックみたいで新鮮でした(^-^)
たまにはいいかも知れませんね(笑)
個別送迎は忙しい??
2024-11-05
ろまん亭は利用者さんとご家族の希望に合わせて利用して頂いています。短時間から長時間まで。
当然それぞれのお迎え時間と送りの時間はまちまちです。
朝のお迎えで一番早い利用者さんは9時に到着。続いて9時半の方、10時の方、11時の方・・・それぞれ個別送迎です。
帰宅時間も14時の方、15時半の方、16時の方に16時半の方・・・14時半の時や15時の時など、曜日によっても帰り時間が違う利用者さんが居ます。
ろまん亭開設当初では利用時間が短時間と中時間、長時間の三種類でした。今では六種類の利用時間が設定されています。時間によって料金も変動。
もちろん長時間の利用が望ましいのですが、利用者さんの状態やご家族の希望などを聞いている内に、それぞれの利用時間の設定となりました。
まとめて送迎が楽なのですが、今は基本的に個別送迎です。送迎車が手配できない場合は応相談。それでも出来る限り希望に沿って対応しています。
個別送迎も大変な事ばかりではありません。それぞれ送迎後にご家族とコミュニケーションが取れたりします。そこでの情報が案外重要だったりして。
それぞれ連絡帳を作成していますが、文章よりも口頭でのやり取りの方が正確に伝わります。
これは個別送迎ならではの事だと思っています。複数名の送迎だと車に乗っている利用者さんの事もあるので、ご家族とお話しをしている間がありません。
送迎で出たり入ったりと忙しいような気もしますが、ろまん亭ならではの対応なので良しとします。
他のデイサービスとの差別化です(笑)
短時間から長時間の利用時間。デイサービスには設定されているので、皆さんの希望に沿えればと思っています。
もしも・・・長い時間が厳しいなぁと思う方がいるようでしたら、是非ろまん亭に相談して下さい。負担にならない利用時間を設定して過ごして頂ければと思います。
小規模ならではの対応です(^-^)
減るものではありませんので~(笑)
2024-11-02
98歳の利用者さん。
先日の事です。曇り空、利用者さん達にとっては少し肌寒く感じるような気候でした。
利用者さん達と我々の体感温度はちょっと違います。皆さんには肌寒く感じても、我々には少し暑く感じるような陽気。
当然半袖で動いています。
98歳の利用者さんの隣に座って色々とお喋りをしていたら、突然徐に僕の腕を触って来ました。
「うわ~、温かいですね~!びっくりしました!」と、目を真ん丸にして驚いているのです。
どうも自分は肌寒く感じているのだから、半袖の僕が寒いのではないかと心配をして触ってみたようで(^-^)
しかし思っていたのとは真逆。かなり温かく感じたようです。実際僕自身は体温が高めだし、介助で動いているので体が暑かった状況でした。
「本当に温かいのですね。驚きました。」
何度もそう言って、驚いた自分に対して笑っていました。
「どれどれ。」と、98歳の利用者さんの手を握ってみます。やはりちょっと冷たい。
「あぁ、手が冷たいですね。もし手が冷たく感じたら、僕の腕を触って温めて下さい!減るものではないので遠慮なくどうぞ!」とお伝え。
二人で笑いあいました(^-^)
利用者さんとのスキンシップは大切な事だと思っています。信頼の証でもあると思っています。
もちろん中にはボディタッチが苦手・嫌いな方もいるので、そこは人によって対応を変えますが、特に問題ない利用者さんならば積極的にボディタッチをして行きます。
更には少し重みをかけると良いそうなのです。これはユマニチュードでも言われている事。点でタッチをするのではなく面でタッチすると良いと言う事も言われています。
皆さんの介助をするに当たっては、小さい面で支えるのではなく、大き目な面で支えた方が相手も安心するしこちらも意外と負荷が少なかったりします。
手引き歩行も場合によってはお互いの肘を持つような体勢にして行うとスムーズだったりする事もあります。
まぁ暖を取る為のスキンシップ、何も減るものではないのでどんどん触って下さい!!とお伝えし、他の利用者さんにも同様に手を触って、「あら、手が冷たいですね!」と言うと「あなたの手は温かいですね。」と返答。
「冷たく感じたら、いつでも言って下さいね。」
恐らく皆さんよりも体温が低くなる事は無いので、寒くなる季節には重宝して頂けると有難いですね(笑)
ちゃんと理由はあるのです。
2024-11-01
認知症の方への対応です。全てが当てはまるとは言えませんが、比較的多いケースだと思っています。
大きな声が出てしまう利用者さん。
このケースの場合は、何かに対しての不安や恐怖、若しくは何かの欲求の表し方だったりします。
例えば歩行時にふらつくと大きな声が出てしまう。これは不安や恐怖からですね。お腹が空いてしまった時に出る大きな声、これは欲求ですね。
それぞれを冷静に考察すると、何某かの原因または理由が出て来たりするのです。その原因を取り除く、または軽減すると声の大きさが小さくなったり止まったりする事は多くあります。
利用者さんの大きな声にびっくりしてしまうのではなく、あくまで冷静に対応する必要があります。そして「大丈夫」「安心して」などの声掛けを穏やかにする事。
何かの欲求であれば満たしてあげると落ち着いたりします。
立ち上がりや歩行時にふらついてしまう方の場合は密着して介助する事が良さそうです。手だけで支えるよりも腕で支える事。
「点」で支えるよりも「面」で支える方がより一層安定します。安定すれば転倒などの不安感は和らぎやすいと思うのです。
だからこそ密着の介助。
僕の場合は体全体が密着するように支えます。なんなら僕自身に寄りかからせて支援したり。とにかく手で支えるだけではなく介助する事が大切だと思っています。
大きな声が出ていても、何を言っているのか分からない時もありますね。そんな時はとにかく何かをやってあげる事。
食事後にトイレ誘導して席に戻って。目の前にはお茶とお茶受けがあります。座ってすぐに「入れてくれる!!」とやや大きめな声。
さて何の要求でしょうか。
この時僕はピンと来ました。
お茶請けを口に入れて欲しいと言う要求だったのです(笑)実際にその場で口にお茶受けを運んだら満足そうな表情になりました。
「何も大きな弧を出さなくても・・・」と思う方もいると思いますが、そこをコントロール出来るのであれば軽めの認知症ですね。この方は認知症で要介護3です。恐らく変更届をすればもう少し介護度は上がりそうな方。
自分の感情をコントロール出来ないので、つい大き目な声が出てしまうのです。
出来るだけ即座に対応しようと、スタッフ一同努めています。
最近は大きめな声が出てもすぐに収まったり、声のボリュームが小さめになったり。やはり大き目な声が出てしまうのには理由があるのですね。
先にも書きましたが、全ての方に当てはまる事ではありませんのでご了承ください。あくまで現在ろまん亭を利用している方に関してです。
全てを完璧に・・・とは行きませんが、少しでも気持ちを落ち着かせて過ごして頂ければと思っています。
家族介護ではちょっと大変だと思いますが、僕の対応を見ていて少しずつ家族の方にも変化が出て来ているように感じています。
一緒になって大きな声を出さずに、無理のない範囲で冷静に対応して頂けると良いなぁと思っています。
意味も無く騒いでいるのではない。
認知症の方の心を全て理解するのは難しいですが、少しでも汲み取る事が出来るように見守りたいと思っています。

