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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2022年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

徒然なる日記

サインを発見?!

2022-06-08
 認知症の利用者さん、認知症が重くなると排泄の訴えが無くなってしまうケースが多くあります。

 そんな時は利用者さんの仕草などで判断。言葉遣いなどにもサインが出て来たりするのですが・・・

 それすら無くなってしまう事もあります。

 基本的に常時失禁であれば紙パンツにパットを付けて対応するしかありません。後は定期的にトイレ誘導。そのタイミングで排泄があれば御の字です。

 さてさて、排泄の訴えが無いのに未だ布パンツの利用者さんがいます。要介護5です。これってすごい事なのです。

 しかし、失禁させない為に定期誘導及び仕草を見ながら誘導していましたが、最近はサインも分かり辛くなっていて。

 微妙な変化を見逃さないようにしています。必ずしも当たるものでもないので、一日でかなり頻回にトイレ誘導する事もあります。

 まぁ本人の良い運動と捉えて誘導していますが(笑)

 しかし・・・何となく今日は新しいサインを発見したかも知れません!!

 「今日は排便の日です。」

 そうご家族から申し送りがありました。排便の日は流石に紙パンツにパットを付けて来ますが、出来る限り失禁しないように心がけています。

 午前中。それまでの様子から一変、急に「しゅん」となってしまいました。

 ・・・これはもしや!!・・・

 そう思ってトイレ誘導したら、ビンゴ!!スムーズにトイレで排便がありました!!嬉し~♪♪

 そして午後。今度は急に優しい口調になりました。

 ・・・これはもしや!!・・・

 そう思ってまたまたトイレ誘導。すると、排尿がありました!!

 う~ん、今は・・・それとも今日に限ってか、排泄のサインは急に穏やかになったり落ち込んだりするような仕草かも知れません。

 これは検証する価値があります。

 排泄感がある時にその前後と急に変わった態度になったら、そのタイミングかも知れないのです。次回の利用時に確認してみようと思いました。

 もしこれが排泄のサインであれば、失禁の可能性がかなり低くなり防げるかも知れません。

 これまではちょっとした変化で小まめに誘導して、失禁は防げています。サインらしき変化が分かればもう少し効率よくなるし、利用者さんの負担も少なくなります。

 たまたま今日だけかも知れませんが、何となく気付いた事は再度確認。

 認知症の利用者さんの場合、何事に関してもサインを見分ける事はとても大切な事。

 その瞬間の気持ちを汲み取れればいいなぁと思っています(^-^)

笑ながらの介護。

2022-06-07
 今日は利用者さん宅にて排便の介助を手伝って来ました。

 普段は座薬を使用して約30分後に半分摘便。大抵ご自宅での排便です。

 今日はデイサービスから帰宅前に坐薬を入れて欲しいとご家族からの申し出がありました。予定通りに使用し送ります。

 送迎車に乗る時にガスが出ていました。もしかしたらもうすぐ出るかも知れません。ご自宅に到着し、ご家族にガスが出ている事を報告。ちょっと時間に余裕があったので、排便介助を手伝わせて頂く事にしました。

 ご自宅での介助です。ろまん亭とは勝手が違います。なので一つ一つご家族の指示に従いながら動きました。

 ポータブルトイレを使用します。要介護5の為、自立で立位が保てません。歩行も難しい。なので手伝う事にしてみたのですが・・・

 移動も立位保持も結構力を使います。ほぼ抱え上げてポータブルまで移動、ズボンやパンツはご家族に降ろして頂き、座り始めたら・・・

 ジャストタイミングで排便ありです!!

 「良かったですね~!丁度出ましたよ~!」

 二人で大喜びです。その後しっかりと排便。お腹すっきりだと思います。

 ポータブルからベッドに移動して頂きます。やはり重いので僕が介助。ベッドに座らせるとご家族から、

 「そのまま寝かせて下さい。」との指示。

 ・・・そのままでいいのかな?・・・

 言葉をそのまま受け取ってしまった僕は、利用者さんをベッドに対して垂直に寝かせました。

 ・・・う~ん、こう言うやり方もあるのかな・・・

 たぶんお尻を清拭するのだろうけど、ベッドに沿って寝かせない方法かなぁと思ったら。居室に入って来たご家族が大笑い!!

 「大塚さん!ベッドに沿って横にして下さい(笑)」

 「ですよね~!どうもおかしいと思いました。」

 ここでまた二人で大笑い。ご家族はツボにはまったようで、笑いが止まりません。僕は少々お恥ずかしい(笑)

 常識的に考えれば、そのまま横にして下さいと言われたらベッドに沿って横にするのですが・・・ちょっと舞い上がっていたのでしょうか(^-^;

 清拭も無事に終わり、パットを置いて一旦退室したご家族。もう少しすると全身清拭をしてくれるヘルパーさんが到着します。

 「パットはヘルパーさんに・・・」と言われたような気がしたので、そのままパンツとズボン下にズボンを上げて完了!!

 ・・・と思いきや。

 再度居室に戻ったご家族がまたまた大笑い!

 「大塚さん、パットが・・・」

 「ですよね~(笑)どうもおかしいと思いました。どうもすみません!」

 すぐさまパットを入れて終了。ご家族と二人笑い続けた介助でした。

 介護はストレスが多い面があります。時にはこんな風に笑いながら一緒に介助するのも良いのかなぁと感じました。

 なかなかご自宅で大笑いしながらの介助って難しいと思います。上手く誘導出来ないもどかしさ。思ったように出来なかったり時間がかかったり、体に負担がかかったり。

 ろまん亭では介助の時にどうしても笑いが出てしまいます。何となく楽しく介助する雰囲気で進めているのです。

 利用者さんにしてみれば、「なんで笑っているのか!」と言われてしまいそうですが、淡々とした介助やちょっと怒り気味の介助よりは余程良いのではないかと思っています。

 周囲から見て「大変そう」に見えても笑いながらやっていると案外印象が違ったりするのです。

 僕は笑いながらの介護は好きですね(^-^)

 今日はご家族と利用者さんに若干ご迷惑をかけてしまいましたが、笑いながら一緒に介助して様子を見られて良かったです。

 ご自宅での家族介護の大変さを実感できる良い機会。

 今後も時間にゆとりがあれば、お手伝いしたいと思います。

 大変な介護も笑って行うと気持ちが少し楽になる事と信じて♪♪

評論家(笑)

2022-06-06
 今日はテレビで歌の番組を放送していました。日中の歌番組は久しぶりなので、皆さんに観てみるか聞くと、二つ返事で観よう!!・・・と言う事になりました。

 今日は美空ひばりさんの特集でした。

 若い歌手からベテランの演歌歌手、アイドルも出ていたり大物女優さんも出演。なかなかバラエティに富んでいて楽しい番組でした。

 前半は美空ひばりさんの曲を何人かの歌手が歌い、後半はアイドルグループや演歌歌手が持ち歌を歌う構成。

 皆さん楽しそうに観て聴いています。

 そして・・・歌を聴きながら評論が始まりました!!

 ある大物演歌歌手が歌うひばりさんの曲。

 「この人は昔の方が上手かったね~。」と。

 確かに僕も聴いていて、少し声の伸びが無くなったかなぁと感じたり、高音が出辛そうだったりしていて往年の上手さを余り感じませんでした。

 次に若手のミュージカル女優さんと俳優さんが歌います。

 「この子たちの声は細いね~。」と。

 確かに僕も聴いていてそう感じました。・・・と言うよりも、上手なのですが何せ歌う曲が美空ひばりさんの曲。オリジナルを知っていると、ちょっと物足りなかったかなぁ。

 更に次は大御所の女優さんが歌います。曲は「一本の鉛筆」。この曲は平和を祈るような歌なのですが・・・それを聴いていた利用者さん。

 「この人の歌はいいね~!歌が入って来るよ!!」と。

 確かにそうなんです!!その人の歌は歌詞が自然と入って来て聴き入ってしまいます。流石大御所女優さん、伝わる歌でした。

 後半のアイドルグループの時は「学芸会みたいだね~。」とか「個性が無いね~。」

 と、皆さん好き放題!!・・・が、あながち間違えていないように思える評論です(笑)

 あ~でもない、こ~でもないと言いながら賑やかに観るテレビは皆さんとても楽しそうでした。

 評論家としてはなかなか辛口。でも的を得ているのが笑えました(^-^)流石皆さん歌好きです。昭和のスターたちがどれほど上手だったのか分かります。

 テレビ局ももっと頻繁に歌番組を放送してくれると良いのですが~♪♪

 またいつか放送がある時に皆さんと一緒に観られればと思います。ちょい辛な評論と一緒に(笑) 

食事介助は・・・

2022-06-04
 食事が全介助の利用者さん達ですが・・・

 それぞれの食べ方があります。大きな口を開ける方には普通のスプーンやお箸でも対応出来ます。おちょぼ口なら小さなデザートスプーンで。

 食べ進めが遅い方の場合はスプーンと箸を両方使って介助する場合もあります。スプーンを口の前に持って行き、口を開いたら箸で食べ物を口の中に入れるのです。この方法はなかなか優秀で、口の中に食べ物を入れにくい方でもある程度口を開いてもらえればスムーズに進められるのです。

 他にはそれぞれのリズムやパターンを把握しての介助。

 例えば口の中に食べ物が入ってしばらくモグモグ。ゴクンと飲み込むとちょっと口を開ける方が居ます。その方の場合、ゴクンの動きに合わせて口に食べ物を運ぶとスムーズに進みます。

 タイミングがズレてゴクンの後の口を開けた時に間に合わないと、口を閉じてしまいます。一旦口を閉じてしまうと、次がなかなか開かない・・・そんな方もいます。なかなか開かない時はお味噌汁を含ませると直ぐにゴクンと飲んで頂けるので、口を開けるチャンス到来!

 タイミングとちょっとしたコツですね(^-^)

 大抵はモグモグしていると次の口を開けて頂けません。なので口の中に運ぶ食べ物は多過ぎない方が得策と言えます。多すぎると咀嚼して飲み込むまでに時間がかかったり、いつまでもモグモグしてしまうのです。

 適量もしくは少し少ないくらいでも良いかも知れません。

 しかし口に運ぶ量が少なければそれだけ時間もかかります。ここが食事介助のジレンマと言えますね。

 スムーズに食べ進めて頂きたいけど、急ぎ過ぎては逆に時間がかかる。「急がば回れ」でしょうか。

 時間に囚われずに、その時の本人のペースに合わせて進める事が大切です。

 しかしながら・・・ご自宅ではそうも言っていられません。食事介助に1時間や2時間近く毎食かけるのはかなりの負担やストレスになります。

 どうしても急がせてしまったりする事があると思います。それは仕方ない事。デイサービスのようにスタッフが大勢いて交代しながら対応できる訳ではありません。

 ご自宅では他にもする事があるでしょうから、毎食時間をかけるのはやはり負担になってしまう事と思います。

 デイサービスに通っているのであれば、その日の昼食は確実にしっかりと食べられるはず。なので、そんな日は少し食事介助も手を抜いても良いケースもあると思います。

 ご家族の皆さんには少しでも介護負担の軽減になれば良いなぁと思いつつ、介助をしています。

 食事介助は時間がかかると言うケースが多いです。当の本人のペースや癖、コツをしっかり把握しながら、最適な方法で介助出来ると良いなぁと思います。

 「命は食にあり」

 食事介助は大切な介護の一つですから(^-^)

利用者さんの大冒険!!

2022-06-03
 独居の利用者さんです。ろまん亭をお休みの日は近所のお店に出かけています。念の為、ろまん亭利用時は「昨日はどこかへ行きましたか?」と、お休みの日の行動をチェックしています。

 このチェックによってこれまで悪質な通販などから守る事が出来たり、まん防中の大型ショッピングモールへマスク無しでお出かけしてしまう事が発覚しました。

 早めに知れたので対応もスムーズに出来たので、今でも利用時はお休みの日の行動を聞かせて頂いています。

 さてさて昨日はお休みだったので、今日は昨日の行動を伺います。昨日は夕方から夕立、雷、ついでに雹も降りました。

 どうも昨日その時間帯にお店まで出かけていたそうなのです!!

 自転車は乗らずに押して行くそうです。お店で買い物を済ませて帰ろうとした瞬間に雷雨&雹に見舞われたそうで(^-^;

 片手で自転車を押し、片手にはお店でもらった傘をさして帰ったそうですが・・・途中風も吹いてフラフラしながら何とか戻って来たそうです。

 しかしまだ話の続きがあって・・・

 自宅に帰宅せず、近所の知り合いの家にずぶ濡れのまま寄ったそうです。その知り合いの方にも食べるものを買ったそうなので、そこで一緒に食べたとか。

 「え~、濡れたままで寄って一緒に食べて帰って来たのですか?ずぶ濡れだったなら一回帰って着替えてから行けばよかったのに!」

 「そうなんだけど、寄っちゃったからね(笑)」

 確かに。

 「そしたらタオルも何も貸してくんないんだよ!だからタオルを貸してくれって頼んだんだ。ズボンは濡れていたから脱いで一緒に食べたよ。」

 ・・・え?(笑)・・・

 整理するとこうです。

 夕食を知り合いと食べる為に買いに行って、帰りに雷雨と雹に見舞われて。風にも煽られながら必死に帰るも濡れたまま知り合いの家に寄って・・・

 そうしたら知り合いはタオルも貸してくれず、自分から催促。ズボンは濡れていたから脱いで一緒に夕飯を食べて帰宅。パンツ一丁で濡れたまま一緒に食事?!

 踏んだり蹴ったりの大冒険でしたが・・・無事だったので笑い事で話せますが、もし途中で転倒したり事故に合っていたらと思うと・・・心配になります。

 なので、もし今後何か困り事があった時はろまん亭に連絡するように伝えました。電話番号は自宅にあるので、いつも財布に入れておくようにメモを渡しました。

 独居です。お休みの日の行動は本人任せにするしかありません。全て自己責任と言う事になりますが、困りごとの時は何とかフォローしてあげたいと思っています。

 その方の話し方がとてもユーモアがあり楽しいのですが、よくよく考えるとやはり危険な大冒険だったと思います。

 ただね、ただ、白髪の高齢の方があの雷雨と雹の中、片手に自転車片手に傘を持ち、風に煽られてフラフラしている姿を見て、誰も声を掛けてくれなかったのはちょっと寂しく思いました。

 まぁ仕方ない事ですが(^-^;

 独居利用者さん、お休みの日はお買い物に出かけます。昨日のようなハプニングに見舞われずに行けると良いのですが・・・

 困った時はろまん亭に一報出来るように対応出来ればと思います♪♪
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