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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2022年9月

このホームページ作成が平成23年。今までの歴史の中様々な利用者さんと出会い、そして別れて・・・ろまんな風では現在の心境や感じた事、進行形で起こっている事柄を綴りたいと思います。時々昔を振り返ったり・・・『ろまんな風』を覗いて見てください。介護を通しての私の心境の変化や成長が垣間見れるかも知れません・・・(^〜^)

徒然なる日記

歌が本当にお上手で♪♪

2022-02-24
 歌を歌う事が大好きな利用者さんがいます。午前中はCDをかけて聴いて頂くのですが、午後は約一時間くらいYouTubeを使って皆で歌うようにしています。

 歌う事が好きなのに加えて上手!!本格的に練習した訳ではないと言う事なのですが、恐らく歴代の中で一番上手だと思います。

 余りに上手過ぎて・・・その方に毎回歌って欲しい曲が数曲あります。曲選びは僕の担当。なので、必ず歌って欲しい曲を入れるようにしています。

 もちろんスタッフ達も一緒に歌いますよ~。上手い下手は別として(笑)

 上手な歌声に聞き入ってしまいます。

 更には・・・送迎が終わって一人で運転している時にその方の歌が頭の中を駆け巡ったりするのです(^-^)

 ゆっくりしたムード歌謡系の曲やブルース系の曲がぴったり。皆さんに聴かせたいくらいです。

 スナックなどで歌っていたらお酒が進みそう(笑)一緒に行って歌を聞きながら呑みたいですね~(笑)

 いつも明るく元気な利用者さん。独居の利用者さんです。これからも沢山お話をして沢山歌って頂いて、楽しく過ごして頂けたらなぁと思います。

 

無理をさせない支援。

2022-02-22
 先日自宅で転倒した利用者さんがいます。

 打ち身か捻挫かは分かりませんが、少し足が痛い様子です。

 「痛い様子」と書いたのは、認知症があり、自身の症状を正確に訴えられないからです。痛みがあるのは確かなのですが。。。

 右足なのか左足なのか。膝なのか足首なのか。痛みの個所は不明ですが明らかに痛みがあり歩行が不安定且つゆっくりです。

 これまでも手引きは必要でしたが、今は軽く支えながらの歩行が安全です。

 男性の利用者さん。介助者は奥さんです。

 体格は痩せ気味ですが歩行支援は意外と労力を使います。何せ相手が寄りかかり気味になったりするのですから、腕にかかる負担は大きめ。

 ろまん亭からはとても近いので車いすで来ています。朝は自宅で奥さんが車いすに乗せて来ます。そこからはスタッフが対応します。帰りも車いすまではスタッフが誘導しますが、自宅からは奥さんが介助。

 現在の足の動きの悪さから、自宅の居間に入って座るまで支援する事にしました。

 車いすから降りて玄関口の段差を上がり玄関を上がり・・・居間の椅子まで誘導しました。奥さんは、

 「ありがとうございます!助かりました!」と言って下さったので、

 「とりあえず、朝も必要でしたらスタッフが入りますので遠慮なく言って下さい。」と伝えます。

 「出来るところまではやろうと思っているので。」とお返事頂きましたが・・・

 ちょっと考えてしまいます。「出来るところまで頑張る」事は大切です。しかし「出来るところまで」やってしまうと、その後が続かなくなる可能性が出て来てしまいます。

 我々としては「出来るところまで」ではなく「日頃から体力・気力を温存できる状態」で居て欲しいと思っています。

 利用者さん達は介助者あっての在宅です。介助者が疲れ果ててしまえば、在宅生活の維持が難しくなってしまいます。

 そうならない為に、介護サービスを利用して、出来るだけ長く在宅生活を維持出来るようにしてもらえると良いなぁと思っています。

 なのでろまん亭で対応出来る部分は対応し、ご家族の応援をしたいと思っています。介護負担の軽減。大きな目標の一つでもあります。

 専門用語でいうと「レスパイトケア」と言うそうです(^-^)

 住み慣れた地域で長く住まう事。

 それがろまん亭の大きな目標なのです。

やっと定着!!

2022-02-21
 昨年11月から利用が開始の利用者さんです。利用開始の11月から12月の上旬にかけては拒否が強くて利用出来ない日が多くありました。

 担当ケアマネージャーさんと相談して、朝の送り出しのヘルパーさんを利用する事に。それが大正解でした。

 朝の送り出し支援で本人を出かける気持ちにさせて頂き・・・この方その気になれば問題なく外出出来るのです。ヘルパーさんの話だと時々拒否っぽい感じがあるのですが、少し話をしていると段々外に気持ちが向いてくれるそうです。

 送り出しのヘルパーさんを利用し始めて約二か月。今では軽い拒否があっても最終的に外に出られるようになりました。

 本人がその気であれば問題ありません。

 利用中も当初は帰宅願望が少し出ましたが、今は全く出ません。拒否だった入浴も問題なくスムーズに応じてくれます。

 ご自宅では夜間独居です。ご家族は本人が着替えているのかどうかの確認も出来ていない様子。何故ならば一週間前の入浴時に着替えたまま翌週の利用に来るのです。

 保清が心配。

 なので担当ケアマネージャーさんに相談し、一式ろまん亭に着替えを置く事になりました。もちろん当日の着替えは持参して頂き、万が一の時にストックしてある肌着等を着て頂くようになっています。

 入浴時に着替えた肌着はろまん亭で洗濯し、それも次回用にストックさせて頂いています。

 これで以前よりは保清が保てると思います(^-^)

 何にしても拒否無くデイサービスに来られると言う事が当初の目標だったので、それがクリアできて良かったです。そして次なる目標の入浴もクリア。

 順調に利用に慣れて頂けていると思います。

 体操にも参加出来るし会話も楽しんで頂けている様子。先ずはひと安心です。このまま慣れて頂ければ、一週間に複数回の利用も可能になるかも知れません。

 もう少し着衣などをきれいに保てるようにしてあげたいと思っています。

 まぁまぁ、焦らずに(^-^)

 今月は来週の月曜日が利用出来ればお休みせずに利用が出来ます。そうなれば利用開始から初めての事。

 是非来週もスムーズに利用して頂ければと思います。

 ただ・・・利用者さん達は気まぐれな一面もあります。そうなるかは当日の朝によります。

 送り出しのヘルパーさんの手腕を信じて♪♪

その量に驚きです(^-^;

2022-02-19
 ちょっと排泄の話し。不快に感じてしまいましたらご容赦下さい。

 朝お迎えに行くとご家族から「今日は排便の予定です。」と言われ、早速覚悟を決めます。認知症要介護5の方、排泄のサインが少々難しいのですが、失禁せずにトイレで排便を目指します。

 午前中様子を見ながら何度かトイレ誘導するも排便無し。そうこうしているうちに他の方がトイレへ。すると排便ありです!!ちょっと粘着系の便なので終わった後に清拭をしました。

 そして排便予定の利用者さん。見事お昼前にトイレにてしっかり排便がありました!!量も形も上々です(^-^)

 ふぅ、これで一安心。そう思いました。

 午後になり、別の認知症要介護5の方の定時のトイレ誘導。この方は排便の予兆は全くありません。

 ・・・がしかし。

 便座に座って頂こうと思いズボンとズボン下を下ろすと・・・あらら、便臭がします。ガスだけ?それとも便?

 恐る恐るパットの中を覗くと・・・・あらら~、便が「こんにちは」しています!!しかし幸いにも形がしっかりしているので、そのままゆっくりと引き離そうとするのですが・・・

 形が崩れずにそのまま出て来るわ出て来るわ・・・(^-^;引っ張り離してみれば驚くほどの量です!!しかもお尻に一切便が付着しない程の良い便です。

 ともかく一旦便座に座って頂きます。その間に清拭の準備とパットに引き出した便の処理。戻ってお尻を清拭し、立たせます。

 そこで便器を覗くと・・・なになに~、先程の便と同じくらいの便が二本しっかりと出ているではありませんか!!

 素晴らしい・・・としか言いようのない程の形と量です。これだけ出ればすっきり気持ち良いと思います(^-^)

 朝に排便宣言あった方といい、突然の便の方といい、なんともその量に驚きです!!今日一番最初の粘土質の便の方がかわいらしく思えます(笑)

 連鎖の法則、今日は排便が続きました。しかも驚くべき量が出て。さぞ気持ち良かったのではないかと思う程。

 皆さん健康な証拠です。良き事かな♪♪

 介助している我々の方も気持ち良くなるほど。

 皆さん想像が付きますか(笑)

 皆さんと一緒に良い週末が迎えられそうです(^-^)

きっと分かっています!!

2022-02-18
 今日は突然利用者さんのご家族が訪問に来ました。何の連絡も無かったのでびっくり!!

 しかも娘さんと一緒に来亭。5~6年のお付き合いになりますが、初めてお会いする娘さんです。

 認知症で要介護5です。コミュニケーションは難しい状態。

 ご家族が来た時は幸い眠そうではありますが起きていました。言葉にならない言葉を喋ります。

 娘さんが、

 「〇〇が来たよ~!分かる?」と問いかけます。その問いかけにも返事らしき言葉はありません。娘さんは手を握り、話しかけています。

 「あれ、手が荒れているね。どうしたの?」

 手を握り顔をしっかりと見つめて色々と話しかけます。
・・・因みに手荒れのご指摘があったので、その後ハンドクリームを塗布させて頂きました(笑)・・・

 しばらくすると、その利用者さんにいつもと違う反応がありました。

 ものすごい笑顔で二カ~っと笑ったのです。「にこ」ではなく「二カッ」と言う表現が適切だと感じるほどの満面の笑み。一瞬でしたが。

 一瞬の笑顔からすぐに元に戻りましたが、僕はこう感じました。

 ・・・あぁ、ちゃんと感じているんだな・・・と。

 何を話しかけても問いかけても言葉らしい言葉はありません。でもきっと感じていると思うのです。ただちゃんと返事が出来ないだけ。気持ちの中ではしっかりと反応していると思うのです。

 それの証拠に滅多に見せない満面の笑み。

 それがすべてを物語っていると思うのです。

 端から見れば「何も分かっていないようだ」と思われてしまうかも知れませんが、いやいや認知症の方々もちゃんと感じているし心の奥底で分かっているのだと思っています。

 だからこそ、認知症の方々に対しても誠実に向き合う必要があるのです。

 久しぶりに会う娘さんの声、手の温もりはきっと通じている事と思います。

 ご家族が帰った後、

 「良かったですね~!〇〇さんに会えて。」と何度も語りかけました。反応はありませんでしたが~(^-^)

 分かっていないようで分かっている。

 僕は認知症の方々に対して、いつもそう思っています。きっと気持ちは通じています。きっと分かっているのです♪♪
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