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ふれあいと和みの家
≪大利根ろまん亭≫


●有限会社ゲン
〒371-0822
群馬県前橋市下新田町329-11
TEL.027-252-7735
FAX.027-252-7782

≪大利根ろまん亭≫
介護支援事業
≪大利根ろまん亭≫

~2025年9月

徒然なる日記

ご家族へのアドバイス。

2024-10-05
 利用者さんの送迎時、特に帰りの送迎の時は時間がある時はご家族とコミュニケーションを積極的に取るようしています。

 介護の話もあれば四方山話もあったりして(^-^)

 在宅介護が少し難しそうな利用者さんの場合はやはり介護についての話しが多くなります。

 ある利用者さん。

 老々介護です。妻が主介護者。

 先日の帰りの送迎時です。

 「最近私に大きな声で怒ったりするのです。」と、お話がありました。

 「例えばどんな時に大きな声が出てしまいますか?」と聞くと、

 「何かに付けて大きな声で怒鳴るんです。」と。

 恐らくですが。認知症で要介護3です。ご家族は認知症についての理解がまだ乏しい状況。なので、先ずは認知症について分かり易く説明をします。

 認知症で要介護3の方に対して、真っ当に説明をしても本人が理解できない事が多いです。例えば、

 「ほら、ちゃんとご飯茶碗を持って食べて!」と言っても、本人は理解が追い付かずにただ怒られているように感じてしまいます。訳が分からずに怒られるのですから、当然言い返したりイラついたりしてしまいます。

 言い返されたご家族もイラついて更に大きな声になってしまうと、その相乗効果で本人も更に更に大きな声で反発。

 まさに負のスパイラルです。

 先ほどのたとえ話で言えば、丁寧に説明せずに、単にご飯茶碗を「はい、どうぞ。」くらいの声掛けで渡せばスムーズになる可能性が高い事を話しました。

 「暑いから水分をちゃんと摂ってね!」ではなく「はい、お水ね。」で渡すだけ。

 一見素っ気無い感じもしますが、本人にしてみれば「ご飯」「お水」と分かり易い言葉。そして手渡される。

 このシンプルな流れの方が認識し易いと思うのです。

 ついつい大きな声になってしまいがちですが、出来る限り穏やかな声掛けで。

 とまぁこんな感じでアドバイスをしたりするのですが、僕がご家族と話す時に一番気を付けているのは、

 「ご家族に無理をさせない事」と「自分の家族だけではない」と言う事を伝えるようにしています。

 上記のような話をした後に付け加えて、「ただ、家族同士だと少し難しい面があります。感情的になってしまいがちだからです。なので、無理はしないで下さい。自分にゆとりがある時で良いので試してみて下さい。」とか「〇〇さんだけではなく、認知症の方を介護しているご家族はみんな同じような悩みを抱えているのです。」のような事を付け加えるようにしています。

 自分の家族だけが大変・・・と思わないように。認知症の介護はみんな大変な思いをしながら対応している事。だから一緒により良く出来るように取り組みましょう!と言う意味合いを込めているのです。

 そして第三者だから出来る事、家族だから出来る事があると言う事。逆に家族だから出来ない事も多くある事もお伝えしています。

 家族だから出来ない事は我々にお任せ頂き、我々では出来ない事を家族で取り組んで頂く。

 お互いに同じ目標を持って対応して行きましょうとお伝えしているのです。

 認知症の事を正しく認識し、出来るだけ本人にも家族にも負担が少ないようにお手伝いが出来ると良いなぁと思っています。

 送迎時のコミュニケーションはとても大切だと思っています。

 時間が許す限りご家族と情報交換し、適切なアドバイスが出来るように心がけたいと思います(^-^)

テンション高め!!

2024-10-04
 要介護3の男性利用者さん。認知症があります。ご自宅ではちょっと声が大きく出てしまうようで主治医に相談。興奮を抑える薬が少し増えました。

 興奮を抑えるのですが、副作用として体の動きが悪くなるとの事。今日は薬が増えてから最初の利用です。さて、どの程度体の動きが悪くなっているのか。

 体格がよい方です。万一動けないとなると車いすでの対応になろうかと思うのですが・・・果たして。

 朝のお迎え。既に外に出ていました。

 「おはようございます!お迎えに伺いましたよ~!」と声掛けをすると、「おぉ、来てくれたんかい。ありがとう。」と、リアクションがかなり良いです。しかも「さっきまで雨が降っていたけど止んで良かった。」と、なんとも正しい会話が成立しているのです。

 ・・・あれ?おかしいな??・・・

 認知症の薬が増えたはずなのに、ぼやんとしているよりもちょっと高揚気味です。体の動きも悪くありません。いえ、むしろ体の動きが良いくらいです。

 ・・・もしかして服用していないのかなぁ・・・

 そう思う程の高揚と体の動きです。

 ろまん亭に到着しても、今までにないくらいに自発的な言葉や笑い、テンションが高いです!!帰宅願望も出ますが、ある程度誤魔化せます。イラつき感は無く、むしろ状態は安定しているように感じました。

 これなら今日は大丈夫。

 目標の時間まで、無事に過ごして頂きました。

 しかし・・・興奮を抑える薬が増えているにも関わらず、むしろ逆のような状態。これは何を意味しているのでしょうか。

 薬が飲めていないのか、飲んでいてこの状態なのか。

 今までで一番元気でテンション高く、反応も良い。頭もある程度すっきりしているように思います。

 今週は正に日替わりの状態です。ここまで日替わりだと臨機応変な対応が必須となります。ある程度パターン化してくれると対応がし易いのですが・・・

 ただ、高揚していてテンションが高く、こちらからの声掛けにも楽しく反応して下さるので、これはこれで対応し易い面もありました。

 折角テンションが高いので、こちらもノリノリで声掛けすれば、それに反応して下さって。

 ライブで言うと、コール&レスポンスのような状態(笑)周囲の利用者さん達も笑って楽しそうに我々のやり取りを見ていました(^-^)

 次回はどんな状態なのか。ある種の不安感もありますが(笑)

 日替わりの状態、常に臨機応変さを求められる利用者さんです☆

パンツ汚れが・・・

2024-10-03
 ある要介護3の利用者さん、女性です。御年90歳。日中独居で息子さんと二人住まいです。

 先日から右ひざに痛みがあり、歩行が不安定になりました。それまでは杖歩行で付き添えば問題なかったのですが、今は手引きにしないと転倒の危険があります。

 ひざ痛でご自宅ではトイレまでも行けない様子だったので、トイレまで手すりを付けました。これで大丈夫・・・と思いきや!!

 やはり痛みでトイレまで行くのが面倒なようなのです。

 ・・・となると。

 基本的には常時紙パンツ内に排泄となってしまいます。

 この方は週三回利用していたのですが、受診で低栄養の診断が出た為、現在は毎日利用しています。

 毎日の利用だとパンツ汚れもそれ程ひどくはないのですが、一日休みが入るとさぁ大変!!汚れがかなりひどいのです。

 昨日は受診の為にデイサービスはお休みでした。恐らく汚れがひどいのではないかと予測して、送迎車の座席は座布団や防水シートを敷いてお迎えに。

 それで大正解!!やはり微妙にしみ出ていました。

 朝は送り出しのヘルパーさんが入っています。しかしこの利用者さんはなかなかの頑な者。朝の短時間ではパンツ交換が難しいようです。ヘルパーさんから、

 「今日もパンツ交換は出来ませんでした。」と。

 このセリフは何だ聞いた事やら。

 頑なさは僕も十分承知しているので、「大丈夫です、ろまん亭で交換しますから。」とお返事させて頂いています。

 今日は微妙ににじみ出ていて臭いも強かったです。これは大層汚れている可能性が大(^-^;

 いざ交換!・・・と、スタッフから「これまでで一番汚れているかも~。」と報告がありました。確かにパンツとパットの色や臭いだと汚れはひどいです。

 今日は入浴予定では無かったので、陰部洗浄をして対応です。

 当然ズボンも湿っています。なので着替えて頂いて即洗濯。息子さんと同居の為、なかなか保清が難しいので、洗濯はろまん亭でするようにしています。

 では息子さんにパンツの交換をしてもらえば・・・と思う方もいると思いますが、そこはやはり親子です。息子さんの言う事には殊更頑なになってしまい、拒否。

 現在はほぼろまん亭での更衣です。

 毎日の利用になって大分保清も整い始めました。しかしやはり一日お休みが入ると・・・大惨事(^-^;ひざの痛みも加わって、ご自宅ではトイレへ行く事がほぼ無いと踏んでいます。

 年齢的にも本人の性格的にも未然に防ぐことは難しいと判断。なのでその場その場での対応で保清を保ちます。

 お休み明けの送迎は要注意。座席が汚れないような対策をしてお迎えです。

 因みに~ろまん亭を利用中は声掛けでトイレ誘導が出来ています。ろまん亭ならば手引き歩行でトイレに行けるので安心安全♪♪

 汚れたパンツを新しいパンツに交換すれば当然さっぱりとして気持ち良いものです。本人も、

 「ありがとうございます。」と喜んで下さって。

 誰だって好き好んでパンツ内に排泄する訳ではありません。

 汚れたら交換する。当たり前の事ですが、それがなかなか難しいケースも多くあると思います。

 ろまん亭利用時はきれいさっぱり保清する事と、しっかり食事を食べて頂いて低栄養からの脱却を目標にしています(^-^)

パターンが読めない??

2024-10-02
 認知症がある方も無い方も、大抵の場合は生活行動などにパターンが存在します。特に認知症の方の場合は、そのパターンを把握すると対応がし易くなったりするのですが・・・

 要介護3の男性利用者さん。あちこちのデイを断られてろまん亭に辿り着いたのですが・・・全体的には落ち着いてます。しかし先週辺りから少し不安定な面が出て来ました。

 今週の月曜日は特に不安定さがひどく、その原因を知る為に毎朝夕に飲んでいるお薬をチェックさせて頂いたら・・・飲めたり飲めなかったりしていたようです。

 認知症のお薬との事なので、確実に飲めるようにご家族にお願いしました。

 昨日の火曜日、今日水曜日。

 それぞれパターンが違う日でした(^-^;

 月曜日に比べると落ち着いているように感じます。昨日はそれ程帰宅願望が出ず、外に行きたがることも無く過ごせました。今日は眠気が強くてうたた寝の時間がいつもよりも長めでした。

 飲んでいるお薬の効能は、興奮を抑えるものだそうです。副作用としては体の動きが鈍くなる事。

 月曜日から今日の水曜日までは確実に服薬をして頂きました。落ち着いたのはその効果でしょうか。それともたまたまなのか。

 もう少し様子を見ないと分かりません。

 午前中は昼食があるので時間を引っ張れるのですが、食べ終わってからの対応が難しくなります。落ち着かずに何度も立ち上がったり、外に行きたがったり。

 我々としては外に出たがらずに済むのがベストです。しかしどうしても・・・と言うのであれば、外で時間まで過ごして頂く事も可能です。まぁ避けたい所の対応ですが(^-^;

 服薬をしっかりする事で、多少の落ち着きや眠気が出る可能性があります。昨日と今日の様子だとしっかりとお薬が効いているのか。

 月曜日から水曜日までの行動パターンが全く違うので、判断が出来ません。もう少し様子見をしながらになりそうです。

 興奮やイラつきが抑えられれば全く問題ない利用者さんです。男性で体が大きいので立ち上がるだけでもちょっとした威圧感が出てしまいます。声も大きめ。言葉尻もちょっと強めだったりして。

 周囲の利用者さん達に良い印象を付けたままで行きたいので、この方の服薬はしっかりとして頂いて出来る限り興奮やイラつきを抑えられると良いなぁと思っています。

 言葉では誤魔化せない面があります。しかし恐らくレビー小体型認知症のようなので、手元に何かアイテムを出せば瞬間的に意識がそこに向く可能性があります。

 そこを上手に使えば何とかなりそうかも♪♪

 それと今日発見したのですが、自分の名前に敏感です(笑)自分の名前が書いてあるタオルを見てニヤッと喜んだり、自分の名前と同じ感じを使っている力士の映像を観て喜んだり。

 つまり、その方の名前を書いたものを周囲に置いておいて、何事かの時に名前を見せながらそのアイテムを渡せば気が反れるかも知れません。

 やってみる価値はあるかも。

 当該利用者さんの反応を見ながら、どのように対応すると良いのかを模索します。

 日々パターンが違うのは認知症の方々の特徴でもありますが、ここまで読めない方も珍しいです。

 毎回の服薬管理を確実にして、更に日常の対応を模索して。

 落ち着いて過ごせるように整えられると良いなぁと思います。

 今週一杯は様子を見て、ご家族に報告しようと思います。

 何事にも臨機応変な対応を。ろまん亭ならではの対応が出来るように努めたいです(^-^)

食欲の秋?空腹の秋?(笑)

2024-10-01
 最近ろまん亭の利用者さん達の食事の食べ方を見ていて感じるのですが・・・

 皆さん食べるのに一生懸命の様子なのです!!

 無心になって食べている感じでもあるし、何よりもお昼近くなると「お腹が減りましたね~。」と言い始める方も数名。

 配膳すると「美味しそうだ事!」と、目を輝させて下さいます。

 調理担当としてはこの上なく嬉しい事ですね。

 そして一心不乱に食べて下さるのです。

 食欲の秋でしょうか(^-^)

 それとも・・・食事が美味しいからでしょうか~(自分で言うのは恥ずかしいですね笑)

 どちらにしても、しっかりと食欲があり沢山食べられるのは元気な証拠!美味しく楽しく食べられるのが一番です。

 先月末の受診時に低栄養の診断が出てしまった利用者さん。ご自宅での食生活が少々不安定な為、連日のろまん亭利用で食の改善を目標にしました。その方も連日昼食はしっかり食べて下さっていて、日に日に元気になりつつあるように感じます。

 やはり「食」は大切な事なのです。

 食事は健康のバロメーターとも言えます。普段から皆さんの食事の様子をしっかりとチェック。食事量が少なければ原因を探します。たまたまなのか、何かが原因なのか。

 そして~何と何と。皆さん昼食をしっかりと食べているのですが、おやつの時間になると「何だか小腹が減りました。」との訴えも最近増えて来ました。

 う~ん、益々食欲の秋でしょうか(笑)

 いえ、空腹の秋とも言える今秋です(^-^)

 しっかりと食べられる、しっかりとお腹が減るのは元気な証拠!皆さん今年の暑い夏を無事に乗り切って、食欲の秋に突入♪♪

 美味しく楽しく食べて頂いて、日々元気に過ごして頂ければと思います。

 そういう僕も・・・何故かお腹が減り易い、今秋であります(笑)
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